ヨガの本当の効果は？心と体を健やかに保つ誰でもできる古来の知恵

みなさんはヨガの経験はありますか？ヨガをやったことがない人は、“体が硬いからできない…”とよく思うようですが、硬い柔らかいは全然関係ないんですよ。

そもそもヨガとは、数千年前からインドに伝わる、心と体、魂を健やかに保つ方法なんです。ヨガを続けていくことによって、体が強く柔軟になるのはもちろんですが、心が健やかで自分自身や周りの環境とも調和を保って上手く生きることができるようになってきます。

今回はヨガの精神的な効果にフォーカスしていきます。

ヨガのポーズを練習することの意味

今、ダイエットで人気の方法がヨガです。

ヨガでは体を静止させ、ポーズをとります。

体だけではなく精神的な効果もあるので精神的なリラックスやメンタル面の効果を得たい場合はヨガはお勧めです。

— ダイエット倶楽部 (@diet_com_com) 2017年7月28日

【あなたにはリフレッシュ法ありますか？】
ヨガは精神的なストレスを和らげる効果もあるため、ニキビ対策にもなります。

— 肌荒れニキビを美肌にした㊙ノウハウ (@ta_chan030) 2017年7月22日

うつ病にピラティスが効くと言われてやり続けているけど。結局、データ状態のものだから。当事者である私が感じたのは、ピラティスよりもヨガの方が断然効果はある！！これは実体験で断言できる！！精神的にリラックス出来るヨガは追い込まれないから。

— imito (@mito_oit) 2017年7月16日

ヨガは人生哲学と言えます。愛の要らない人、幸せになりたくない人はいません。誰もが望む幸せや愛を手にいれるための、どこでも誰にでもできるツールなんです。

多くの人が、「ヨガ」と聞いてイメージするのがマットの上でポーズをとることだと思います。これはヨガの8つある悟りを開くための道、8支則の3つ目にあたります。

他にも、自在神は自分の内側に存在する神、というような解釈をする場合もあります。ハイヤーセルフ、高次の存在、肉体が滅びても変わらずずっと以前から存在する魂、内なる自己）を敬い受け入れるというような意味もあります。

そして3つ目がアサナ＝ポーズのこと、4つ目が呼吸法になります。通常のヨガのポーズの練習というのは呼吸を意識しながら行うので8支則の3つ目と4つ目を練習していることになります。

筆者がヤマ・ニヤマで最も好きなのが、知足（足るを知る）です。上を見たり下を見ることなく、今自分に与えられているものに感謝する。モノや情報が溢れている現代ではとっても大切なことだと思いませんか？

ヨガをやるだけでいいの？

ポーズの練習や呼吸を意識することで、集中や瞑想などができるようになるの？と思う人もいるかもしれませんが、そこがヨガのすごいところです。哲学的な部分を学ばなくても、様々なポーズを行っていくことが、自然と自分に意識を向けることになります。

だんだんと慣れてくると、ヨガの練習をしている間に、体が伸びていく感覚や気持ちよさ、痛みや左右のバランスなどということに意識を向けることができるようになってきます。

慣れていない人が、いきなり瞑想がいいからといって、座って目を閉じてみてもマインドはとってもおしゃべりです。「終わったらあれをしなきゃ。これもやってない。あとであれを買ってこなくちゃ…。」とずーっと賑やかです。

動いたり体に刺激を与えることによって、そちらに意識が向き心が鎮まるのです。

ヨガの練習をすることで自分の身体に気づき向き合い方を学びます。それを通して、人や環境との向き合い方や自分の在り方なども学んでいくんですよ。

ヨガの具体的な効果は？

パールシュワコナアサナ　by kaoruko

ヨガを続けていくことで、もちろん筋肉がつき、柔軟性も増して体の変化を感じられるはずです。その他にも色々ヨガによる効果があるんですよ。

心肺機能の向上

ヨガを行うときに意識するのが呼吸です。普段意識していないときの呼吸は浅くなっていたり、吸う息と吐く息のバランスが整っていなかったりします。ヨガで深く呼吸することを意識して行うので心肺機能の向上に繋がります。ヨガには心拍変動を改善する効果があることもわかっているんですよ。

細胞の活性化

深く呼吸しながらヨガをすることで体内に多くの酸素を取り込むことができます。血中の酸素濃度が上昇し身体の隅々まで新鮮な酸素や栄養が行き届くので体全体が活性化します。

自律神経の働きが整う

呼吸を深く行うことで自律神経のバランスが整ってきます。これにより、ストレス解消にも役立ちます。

ヨガを定期的に行うことで血中の炎症化合物が減り、ストレスを解消することがわかっています。また、自律神経のバランスが整うということは、感情のコントロールがうまくできるようになり、うつの症状や統合失調症や摂食障害の症状の緩和などにも役立ちます。

また、自律神経の働きが整い感覚が敏感になるので、ストレスなどで食べ過ぎるといったことが減り、適度な量で満腹感が感じられるようになります。

新陳代謝が良くなる

呼吸しながらポーズをとることで、普段使わない筋肉を使ったり体の動きをします。それによって血行が良くなり、リンパの流れもスムーズになります。さらに新陳代謝が良くなるので、老廃物の排出を促し老化を遅らせる働きがあるのです。

ヨガはゆっくりの動きを呼吸を意識して行う有酸素運動です。ゆっくりというのがポイント。遅筋に働きかけるので、細くてしなやかな筋肉がつくのです。

また、ウエイトトレーニングのような過剰な負荷をかけるのではなく、自分の体の重さを支えるだけの筋肉がつくのでやればやるほどムキムキになるといったこともありません。

筋肉がつくことによって基礎代謝も上がり、やせやすい体質に変わります。新陳代謝は肌のターンオーバーの正常化にも役立つので、アンチエイジング効果もあります。

ホルモンの働きを良くする

ホルモンの働きも良くなります。女性ホルモンのバランスが整ってくるので、月経前症候群や更年期の症状を緩和する効果もあると言われています。

朝から午前中にできればヨガをやることで、夜の睡眠の質が上がるんですね。

ヨガの目に見えない影響は？

ではもっとメンタルな部分、感情や思考、生活習慣などの変化について筆者の経験からお話ししていきますね。

穏やかになる

筆者の場合、ヨガを始めて間もないころからすぐになんとなく実感したのがこれでした。心が穏やかに鎮まる感じがあって、なんとも言えない満たされた感覚が体の内側に広がっていくのを、ヨガをした後に感じられるようになりました。

自分の声を聴けるようになる

ヨガの練習をしていると、自分と向き合い会話ができるようになってきます。「本当に自分がしたいことは？」「本当に欲しいもの、今大切にしたいこと」というのが、世間体や他人との比較、見栄など関係なく深いところにある本当の答えを聴けるようになります。

ブレなくなる

一言で言ってしまうと本当にこれに尽きます。ヨガを続けることで体だけではなく精神が強くなります。集中力が高まり気力もあり、自分らしさを見失わなくブレなくなってきます。これだ！という人生の大きな変化やチャンスに躊躇することなく一歩を踏み出せるようになります。

ヨガはハッピーな生き方を知る方法

パドマアサナ　by kaoruko

ヨガの奥深さや面白さ、少しは伝わりましたか？最近では、経営者や役者、スポーツ選手などでヨガを行う人も多くいます。また企業研修などでも瞑想、マインドフルネスなどが取り入れられるようになってきました。

ヨガの意味は、サンスクリット語で”繋ぐ”や”結ぶ”です。ヨガを行うことで心と体、魂の繋がりを感じ、大いなるもの、神と結びつく方法や 人と人との繋がり方や大切さなど多くのことを教えてくれます。

古いヨガの教典には「ヨガは心の動きを止滅させること」と記されています。ヨガの練習の最中は、今ここにいる自分の呼吸の音を聴き、体の様子を観察しています。昨日のいやな出来事や明日の心配、さらには見えない先の未来を心配する必要はありません。

まだどうなるかわからない未来は、今日という日を1日1日積み重ねていった先にあります。今日を精一杯心を込めて生きることが自分のなりたい未来を作るのです。そのために、今に集中すること、自分の声を聴くこと、なりたい自分になる勇気を持つ助けになるのがヨガです。

ヨガはものの見方を変えたり全てのものや生き物との接し方、向き合い方、感じ方を変えてくれ、もっともっとよりハッピーに生きられるように変えてくれるツールです。誰でもいつからでも、体が硬くてもすぐに始められます。ぜひ、ヨガで体を動かし呼吸することで内に抱えていた感情や固定観念などを解放して健康で楽しい人生を送ってください♪

全ての人がそれぞれの幸せを手に入れられますように。

▼マインドフルネスについてはこちらに詳しく書いてあります。

実感！マインドフルネスの効果★心の筋トレでストレスフリーな毎日を

▼ヨガについては筆者のプロフィールや、自身のブログでも少し触れています。よろしかったらご覧ください。

 

・田園都市線の横浜市青葉区でプライベートのアシュタンガヨガのマイソールクラスと赤ちゃん一緒の産後ヨガを行なっています。

かおるのsabai日記