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アドラー心理学「嫌われる勇気」で恋の不安とサヨナラ♪恋愛編

 2017/06/08 恋愛
この記事は約 13 分で読めます。 2,648 Views

数年前に大ヒットした自己啓発本「嫌われる勇気」が、2017年の冬ついにドラマ化され、再び注目を集めました。「嫌われる勇気」は、心理学者アルフレッド・アドラーの思想をまとめた物語。心理学なんて言うと、ちょっと小難しいイメージがありますが、実は恋愛や仕事に活かせるエッセンスがたくさん詰まっているんです。

「恋も仕事も中途半端。先が見えなくてちょー不安…」というあなた!「人生はいたってシンプルなもの」というアドラーの教えに従って、もっとラクに生きてみませんか?まずは「嫌われる勇気」恋愛編からスタートです!

自己啓発の源流「アドラー心理学」とは

アドラー心理学って何?

なごみぃ
こんにちは!ライターのなごみぃです。心理学というとフロイトやユングが有名ですよね。アドラーという名前には、馴染みがない人が多いのではないでしょうか。

本題に入る前に、アドラー心理学について簡単に紹介しましょう。

アルフレッド・アドラーが創始した心理学

アルフレッド・アドラーは、オーストリア出身の精神科医・心理学者。欧米ではフロイト、ユングと並ぶ心理の三大巨頭として有名です。もともと、フロイトの共同研究者としてウィーン精神分析協会で活躍していたアドラーですが、やがて学説上の対立から袂を分かち、独自理論の「個人心理学」という分野を立ち上げました。

アドラーは、あまり弟子をとらない、著書が少ないなどの理由から、一般には名前が知られていませんが、「人を動かす」の著者として有名なカーネギーや、「7つの習慣」で知られるスティーブン・コヴィーも、アドラーの影響を強く受けていると言われています。

ベストセラー本「嫌われる勇気」がついにドラマ化!

日本では無名に近い存在だったアドラーを一躍有名にしたのが、「嫌われる勇気―自己啓発の源流アドラーの教え」です。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

タイトル:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 単行本(ソフトカバー)
著者:岸見 一郎,古賀 史健
価格:¥1,620(6月8日現在)

日本のアドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏とノンフィクションライター古賀史健氏の共著であるこの本は、アドラーの教えを「青年」と「哲人」、二人の対話による物語形式で紹介しています。

2013年12月の発売直後から話題となり、2015年にはビジネス書の分野で年間ランキング1位を獲得しています。また2016年には続刊である「幸せになる勇気」が刊行され、2つ併せると世界累計360万部を超える大ベストセラーになっています。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

タイトル:幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII 単行本(ソフトカバー)
著者:岸見 一郎,古賀 史健
価格:¥1,620(6月8日現在)

そんなベストセラー本を刑事ドラマに仕立て上げたのが、2017年1月~3月にフジTV系列で放送された「嫌われる勇気」です。

主演の香里奈さんが演じる女刑事 庵堂蘭子は、ナチュラルボーンアドラー(生まれながらにしてアドラー哲学を実践している者)。アドラーの教えを100%体現するキャラクターです。そして、その蘭子に振り回される新米刑事が青山年雄(加藤シゲアキさん)、青山刑事に蘭子の不可解な言動を優しく解説しながら犯罪捜査に協力するのが大学教授の大文字哲人(椎名桔平さん)です。

つまり、本に登場する「青年」がドラマの「青山刑事」で、「哲人」が「大文字哲人」というわけですね。ドラマのオリジナルキャラである庵堂蘭子が、当初かなりの自己チューキャラに描かれていたため、視聴者からの批判も多く、ついに日本アドラー学会から「放送中止要請」という抗議文が送られるという事態にまで発展しました。ドラマファンから識者までを巻き込むような騒動になってしまいましたが、一般の人に「アドラー心理学の本質」を問題定義したという点では、意味のある作品であったと言えますね。

なごみぃ
アドラー心理学は、誤解を受けやすい側面があるんですよね~。でも本質を探れば、実にシンプルな教えなんです。

「恋に効く」アドラーの4つの教え

アドラー3つの教え

アドラー心理学は別名勇気の心理学とも言われています。でも「嫌われる勇気」が恋愛に必要?好きな人に嫌われたら困るじゃない…って思いますよね。「嫌われる勇気」は、人に嫌われるようなことをしましょうという意味ではありません。

周囲の目を気にして自分の気持ちにブレーキをかける必要はない、何かの行動をしたときに結果的に誰かに嫌われても気にしなくてよいのだという意味です。今の自分を変えたい不安な気持ちとサヨナラしたいと思うなら、「嫌われる勇気」を持って一歩を踏み出しましょう。そのためのアドラー4つの教えを紹介しましょう。

1.トラウマを否定せよ

付き合っていた男性に浮気され、それ以来男性が信じられない。今の自分にパートナーがいないのは、そのときのトラウマのせい…。

そんなふうに考えて新しい恋愛に踏み出せない人っていますよね。新たな恋愛ができないのは過去のトラウマが原因…本当にそうでしょうか?アドラー心理学では、トラウマの存在を否定しています。「恋愛できないのではなく恋愛しないことを自分で選択した結果である」というのです。

なごみぃ
トラウマを否定?恋愛しないことを自分で選択している?そう言われても簡単には納得できないですよね。

過去にいじめを受けた人が、それが原因で引きこもりになってしまったとか、火事などの災害に遭遇してしまい、それが原因で怖くて家から出られなくなってしまったとか、過去のトラウマが今の自分に影響を与えていることって少なからずあると思いますよね。

確かに今の不幸を作り出している原因が過去の出来事にあるという考えは、理解しやすいし魅力的です。だって、出来ない理由を他人のせいにできるのですから。

でも、いじめを受けた人が必ず引きこもりになるわけではありませんし、火事を経験した人の中には、「自分も人を助ける消防士になろう」と決心する人もいるでしょう。同じ経験をした人がみんな同じ未来に進むわけではないですよね。

過去にどんな出来事があったとしても、そこにどんな意味づけをするかによって、現在のあり方が決まってくるのです。問題は「何があったか」ではなく「どう解釈したか」である。嫌われる勇気

「男性が信じられないから恋愛ができない」というのは、
・傷ついた自分を優しく慰めて欲しい
・またフラれてみじめな思いをしたくない
・恋愛より仕事を優先したい

そんな目的を達成するために「トラウマ」という原因を作り出しているに過ぎません。「恋愛しない」という決断を下したのは自分自身なのです。

「どうしてこうなってしまったんだろう」と過去の原因を探ることに意味はありません。それよりも自分が本当にやりたい目的は何なのかを見つめ直すことが大切。これがアドラーの言う「目的論」です。

2.「愛されること」が目的ではない

アドラー心理学

巷では「男受けする愛されメーク」とか「愛されキャラになるには?」という自分磨きの情報があふれていますよね。それを実践していれば、幸せな恋愛を手に入れることができるのでしょうか?アドラーはそれには「No」と答えています。

与えるからこそ、与えられる。「与えてもらうこと」を待ってはならない。心の物乞いになってはならない。嫌われる勇気

「愛されること」が目的の恋愛は、相手に褒めてもらいたい、自分が努力していることを認めて欲しい、自分がこんなに尽くしているんだから…と、その見返りを求めてしまうものです。

相手から期待した反応が返ってこなければ虚しさを感じてしまうし、一度褒めてもらえれば、その欲求はどんどんエスカレートして「もっともっと」という思いにかられてしまいます。

愛されることが目的の恋愛は、常に満たされない思いを抱えていかなければならなくなるのです。

なごみぃ
愛されるより愛することのほうが大事。これはわかります。でも、やっぱり恋愛するからには「愛されたい」と思ってしまいますよね。

人から認められたい・愛されたいと願うのは、承認欲求の表れですよね。アドラー心理学では、この「他者から承認を求める」ということを否定しています。これを理解するには、まず「課題の分離」という考え方を知る必要があるでしょう。

課題の分離とは、相手の課題と自分の課題を切り離して考えるということです。

例えば、彼が仕事のトラブルを抱えて落ち込んでいたとしましょう。そこであなたが「もっとこうすれば良かったのに…」と上から目線でアドバイスをしたら、彼はどう思うでしょうか?もしかしたら「余計なお世話だ」と怒ってしまうかもしれません。

逆に腫物を触るような態度をとったらどうでしょう?「落ち込んでいれば彼女が優しくしてくれる」と学習し、甘えの感情を増長させることになってしまうかもしれません。彼の仕事上のトラブルは彼の課題であり、あなたの課題ではありません。不必要な干渉をせず、見守ってあげることが大切なのです。

また、こんなことも課題の分離です。「彼のために美味しい料理を作る」これはあなたの課題です。でも、その料理を食べた彼が「美味しい」と思うか「マズい」と思うかは彼の課題。食べたときの彼の反応まであなたが気にする必要はないのです。

なごみぃ
でも、「マズい」と思われたままじゃ嫌ですよね。もっと頑張って美味しい料理を作れるようになりたいと思うのが当然じゃない?って思っちゃいますよね。

ならば、「彼のために美味しい料理を作れるようになりたい」と願うのではなく、「自分の成長のために美味しい料理が作れるようになりたいんだ」と考えるようにしましょう。

「人から認められたい」という承認欲求の元に行動することは、「他者の期待を満たすために生きる」ことであり、「他者の人生を歩む」ことに繋がります。自分の価値は他人が決めるものではなく、自分が決めるものです。同様に「相手もあなたの期待を満たすために生きているのではない」ということも理解しておきましょう。

他者の課題に介入すること、他者の課題を抱え込んでしまうことは、自らの人生を重く苦しいものにしてしまいます。(中略)まずは、「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知りましょう。そして他者の課題は切り捨てる。それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩です。嫌われる勇気

彼との関係で思い悩むことがあるのなら、「それは誰の課題なのか?」を考えてみると良いでしょう。もしかしたら、彼の課題を背負いこんでいるだけなのかもしれませんよ。他者の課題を切り捨てる勇気を持てれば、もっとラクになるはずです。

3.嫉妬・束縛という感情を手放す

「Lineが既読になっているのに返事がない。今日は同期会だと言っていたけど、返事ぐらいできるでしょ…」
「もしかして同期のA子さんも一緒なの?彼はA子さんに優しすぎる。私だけを見ていて欲しいのに…」

恋をしているときって、幸せなはずなのに突然不安な気持ちにかられたり、思い通りにならないことにイライラしたりすることってありますよね。嫉妬心や相手を束縛したいと思う気持ちは、誰にでも少なからずあるものです。ただ、それがあまりにも強すぎ、自分の感情だけで行動してしまうことは、自分から相手を遠ざけてしまうことになります。

「嫉妬」という感情は、相手を所有していると思う気持ち相手の課題に踏み込むことで生まれます。課題を分離して考えれば嫉妬心を手放しラクになることができるでしょう。

また、アドラーはこうも言っています。

人間は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味付けを施した主観的な世界に住んでいる。嫌われる勇気より

人は物事を判断する際、知らず知らずのうちに、自分の価値観・経験値・感情など主観的な解釈や推測を交えているものです。つまり「客観的事実と自分の認知はイコールではない」ということで、これがアドラー心理学の基本理論の1つ「認知論」です。

「Lineの返事がない」ということは事実ですが、「同期会でA子さんが一緒かも」というのは推測ですし、「返事ぐらいできる」「A子さんに優しすぎる」というのは、あくまでも自分の主観でにしかすぎません。

事実と主観が入り混じると、自分の悲観的な想いだけがどんどんクローズアップされてしまったり、物事が複雑化してしまいます。それが、嫉妬・束縛という感情に繋がってしまうのです。

自分の主観なら、自分で切り替えることができますよね。ちょっと見方を変えれば、いつもと違った事実が見えてくるはずです。「彼と一緒にいると楽しくて幸せ。そして、一緒にいなくても不安にはならない」そんな関係を目指しましょう。

4.愛し続ける勇気を持とう!

アドラーは、愛される技術ではなく愛する技術の重要性を説き続けた心理学者だったと言われています。アドラーが言う真の「幸せ」とは、自己中心性から解放されて自立することを意味しています。そしてそのためには、相手を無条件に信頼し、愛し続ける勇気を持つことが大切だと説いています。

利己的に「わたしの幸せ」を求めるのではなく、利他的に「あなたの幸せ」を願うのでもなく、不可分なる「わたしたちの幸せ」を築き上げること、それが愛なのです。嫌われる勇気

自分の幸せだけを願ったり、逆に自分を犠牲にして相手の幸せを願うのではなく、ひとくくりの「あなたとわたし」の幸せを追求することー「わたしたち」という主語で考えていくことが、愛を継続していく大切なポイントなんですね。

なごみぃ
「信頼する」「愛し続ける」というのは、口では簡単に言えますが、実践していくのはとっても難しいことですよね。

実践するのは難しいことですが、こんな風に考えてみることもできます。

もしも今の彼とうまくいかなくなってしまったときに、「自分の何がいけなかったのだろう」思い悩んだりせずに、「愛し続ける勇気がまだちょっと足りなかったんだな」と考える。そうすれば恋愛に傷つくこともないし、次に向かって進むことができますよね。これもアドラーの教えでラクに生きる方法の1つです。

アドラーの名言「運命の人は待っていても現れない」

アドラー心理学まとめ

アドラーの名言に「われわれに“運命の人”などいないのだし、その人が現れるのを待ってはいけない。待っていたのでは、 なにも変わらない」という言葉があります。

アドラーは「運命の人」の存在を認めません。「出会いがない」と嘆く人は、ありもしない幻想を抱くことで生きた人間との関わりを自らの手で排除しているだけだし、「この人でいいのか?」と悩む人は、相手との関係に踏み込む勇気が持てずに、逃げているだけだと言っています。

「運命は自分で創り上げるもの」そう考えれば待ってなんていられませんよね!「自分は変わるんだ」という勇気を持って、一歩前に進んでみましょう!

さて、次回はアドラー心理学「嫌われる勇気」で人間関係の悩みを解決!仕事編です。仕事や人間関係に悩んでいる人必見ですよ♪

子育てに悩んでいる人は、アドラー流「褒めない・叱らない子育て」がママと子どもをラクにするも合わせてご覧くださいね。

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