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アドラー流「褒めない・叱らない子育て」がママと子どもをラクにする

 2017/03/04 生活 育児
この記事は約 26 分で読めます。 649 Views
アドラー流子育て

自己啓発で人気No1.の本といえば、アドラー心理学をベースにした「嫌われる勇気」。この冬はTVドラマ化もされ、再び注目されていますよね。そんなアドラー心理学を子育てに活かすことができるってご存知ですか?

今回はアドラー流「褒めない・叱らない」子育て法を紹介します。

なごみぃ
こんにちは!ライターのなごみぃです。
アドラー心理学恋愛編仕事編に続いて、今回は「子育て編」です。部下育成にも共通する部分がたくさんあるので、子育て中以外の方もぜひ参考にしてくださいね!
清島涼子
なごみぃさん!TVドラマに影響されて「嫌われる勇気」買っちゃったわ。で、早速読んでみたんだけど、これを子育てにどう活かせばばいいのかイマイチよくわからない…。
なごみぃ
涼子さん、お子さんは小学1年生の男の子と幼稚園の女の子だっけ?子育てに何か悩みでもあるの?
清島涼子
下の子はいいんだけど、お兄ちゃんのほうがちょっとね。小学生になってから、親の言うことをちっとも聞かなくなっちゃったし、学校でもお友だちに意地悪したりすることがあるらしいの。最近引っ越ししたばかりだから、周りの子たちと馴染めないのかな?
なごみぃ
「環境の変化」が子どもに与える影響は確かに大きいかもね。涼子さんの家では「子育てに関するルール」ってあるの?
清島涼子
細かいことは決めてないけど、昔パパと話し合って「叱らずに褒めて伸ばす」を実践しようって決めたの。でも「宿題しなさい」って言ってもやらないし、「そろそろ夕飯だからおもちゃを片付けなさい」って言っても片づけないし、下の娘は後追いして私にからみついてくるし…。

で、イライラが爆発して感情的に怒鳴っちゃった。私ってほんとダメなママ…。

なごみぃ
そんなに自分を責めないで。でも、今の涼子さんの言葉だけでも問題点がいくつかわかったわ。

親と子は対等な関係である

親と子は対等

知識や経験の量、それからとれる責任の量については違いがあるでしょう。(中略)しかし、そんなもので人間の価値が決まるはずもありません。私の答えは同じです。すべての人間は「同じではないけれど対等」なのです。(中略)大人扱いするのではなく、子ども扱いするのでもなく、いわば「人間扱い」するのです。自分と同じひとりの人間として、真摯に向かい合うのです。「嫌われる勇気」

アドラーは人間関係の縦の繋がりを否定し、横の関係を築くことを提唱しています。それは親子の関係でも同じです。もちろん子どもが社会に出るまでは親が養うという責任はありますが、だからと言って子どもを操作しようとしたり、支配できると考えてはいけないのです。

清島涼子
でも~、子どもが間違った道に進まないように教えたり面倒を見てあげることは必要でしょ?操作とか支配とか、そんなつもりはぜんぜんないわ。
なごみぃ
じゃぁ涼子さんは、課題の分離がちゃんとできてる自信ある?
清島涼子
課題の分離?「嫌われる勇気」の中に出てきたけど、それはある程度自分の考えで行動できる大人になってからの話じゃないの?

子どもの課題に介入しない

子どもが親の手を離れて自立するまでの援助をするのが子育ての目的です。でも、多くの親たちは援助と介入の区別がつかなくなり、自分の言葉が子どもの自立を妨げていることに気づかないことが多いようです。援助介入の違いを知るためには、まずは課題の分離をしてみましょう。

課題の分離とは、相手の課題と自分の課題を切り離して考えるということです。これは誰の課題か?を考えるには、これを行わなかった(行った)ときに、その結末は誰に降りかかるのか?あるいは、この問題の最終的な責任は誰が負うことになるのか?を考えてみればわかります。

なごみぃ
勉強すること・宿題をやることは、誰の課題?
清島涼子
それは、子どもの課題だけど…。なごみぃさん、息子はまだ小学校1年生だから「勉強しなさい!」って強く言うつもりはないんだけど、今ちゃんとやっておかないと、3、4年生になったときにすごく差がついちゃうって聞くわ。後で困るのは息子なのよ…。
なごみぃ
そう、後で困るのは息子さん。涼子さんの課題じゃないわ。

ちゃんと勉強して頭の良い子に育って欲しいーそうすれば、いい大学に入れて、ちゃんとした就職先が見つかるはず。親なら誰でもそう思うかもしれません。でも、頭が良いこと=幸せとは限りません。そう思うのは親のエゴ、価値観の押し付けでしかなく、子どもの課題に土足で踏み込むことになります。

「あなたのため」という言葉の裏に、世間体や見栄など「自分(親)のため」という思いが隠れていないか?考えてみてください。子どもはこのような親の誤魔化しを敏感にキャッチしてしまいます。自分の課題に介入されることに強いストレスを感じて親に反発したり、逆に「親の言う通りにしていればいいんだ」と自分で考えることを放棄し、主体性や自主性のない子どもに育ってしまうこともあります。

なごみぃ
「勉強しなさい」って親が言うのは子どもの課題に介入することなの。いやいや勉強をしても身につかないでしょう?
清島涼子
でも~相手は子どもなんだし。少しぐらい親が介入してもいいんじゃない?
なごみぃ
じゃあ例えば、涼子さんが朝、子どもを送り出すのにバタバタしているときに、お姑さんから「早くゴミ出ししてきなさい」って言われたリ、掃除している最中に「洗濯物を取り込まなきゃ!」って言われたらどう思う?
清島涼子
それはちょっとムカつくわ…。「これが終わったらやりますからっ!」って言い返しちゃうかも。
なごみぃ
でしょ。涼子さんは「家事」という自分の課題にお姑さんが介入したことに腹が立ったのよね。子どもだって同じ。大人だから、子どもだから、親だからっていうのは関係なくて、「人間として対等」と考えれば、相手の課題に介入することはできないはずだわ。
清島涼子
う~ん、でもやっぱり勉強や宿題をしないことを放置するわけにはいかないわ。「宿題をする」っていうのは学校のルールだもの。子どもにルールを教えるのは親の責任でしょ?

「放任する」のではなく「援助する」ことは必要

援助する

アドラー心理学は放任主義を推奨しているわけではありません。子どもを放置して、何をしているのか知りもしないし、知ろうともしないというのでは、子どもとの距離が離れすぎてしまい、子どもが親の愛情を感じることができなくなってしまうでしょう。

援助するとは?

大切なのは、子どもが何をしているのかを知った上で、見守ること。そして手助けが必要ならいつでも援助するという姿勢を見せることです。

援助するとは、

  • 必要な情報を与える
  • 手助けが必要ならいつでも言って欲しいと意志表示する
  • 実際に助けを求められたときには、援助を惜しまない

という姿勢です。

なごみぃ
さっきのお姑さんとの話で言えば、涼子さんが不在のときに「ゴミ収集の時間変更」の回覧板が回ってきたとか、涼子さんが掃除している間、お姑さんはTVの天気予報を見ていて「夕立ちがくることを知っていた」としたら?
清島涼子
もし、言ってくれなかったら激オコだわ。それか「やっぱり私はお母さんに気に入られていないんだ…」って落ち込むかな。
なごみぃ
そうよね。ちゃんと情報を伝えてもらって、「手伝おうか?」ってお姑さんが言ってくれれば、「じゃあコレだけお願い!」って手助けを頼むこともできたはずよね。

「勉強をしない」「宿題をしない」という子どもには、勉強・宿題をしないとどうなるか?という情報を提供した上で、勉強をするのかしないのかの判断は子どもに任せます。

具体的には、

  • 学年が上がるにつれ勉強は難しくなるの。今わからないところが残ったままだと、2年生、3年生になったときに、もっとわからなくなってしまうかもしれないよ。
  • 宿題をしていかないと、明日の授業でわからないことが出てくるかもしれないよ。
  • 宿題をするのは学校のルールなの。ルールが守れない人がいると、お友だちに迷惑がかかってしまうのよ。
  • 今日は7時から●●君の好きなTVがあるね。宿題は夕飯の前に済ませてしまったほうが、ゆっくりTVが観れると思うけど。

など、なぜ勉強が必要なのか?なぜ今やったほうがいいのか?などの理由を説明した上で、「わからないことがあったら言ってね」といつでも支援することを伝えます

清島涼子
説明してもやってくれない場合はどうするの?
なごみぃ
「嫌われる勇気」の著者である岸見一郎先生は、「しばらく勉強の話をするのはやめませんか?」と、親にアドバイスをするそうよ。
清島涼子
え~!それじゃ困るわ…。

共通の課題を設ける

あなたの課題、私の課題を切り分けることは非常に重要なことですが、中には切り分けることができない「あなたと私の共通の課題」もあります。一番わかりやすいのは、相手から手助けを求めてきたときです。勉強に限らず、兄妹の関係や友人関係のことなど、子どもが悩みを打ち明けてきたときには、それを親子の共通の課題として考えるという姿勢はとても大切なことです。

まずは、子どもが自分ひとりで出来ることなのか?出来ないことなのか?を考えてみましょう。ひとりで出来ないことであれば、それは共通の課題として考えて良いでしょう。

清島涼子
子どもなんだから、出来ないことばっかりでしょう?共通の課題は多いわよね。
なごみぃ
涼子さん、まずその「子どもなんだから」という考えはやめましょう。親が思っているより子どもの成長は早いものよ。

「子どもだから出来ない」と何でも親が手だしすると、子どもはいつまでも「出来ないフリ」をするわ。それもある意味、親の期待に応えようする行動かもね。

清島涼子
わかったわ…。
なごみぃ
共通の課題にするときも、手続きが必要なの。

子育てに関わらず、人間関係のトラブルは他人の課題に土足で踏み込むことから始まります。土足で踏み込まなければ、ある程度のリスクは回避できるのです。

そのためには、「●●についてあなたと相談したい」とい意志表示をすることです。「嫌だ」と言われたら、「あなたが相談したいと思ったときはいつでも言ってね」と次の機会に先おくりするしかありません。

また、子どもに「ルールを守る」ことを教えたいなら、大人にもルールを作りそれをきちんと守るというのも大切なことです。例えば、子どもに門限を作るのなら、父親にも門限を作る、子どもにおもちゃを片付けるというルールを作るのなら、父親は読んだ新聞は自分で片付けるというように、内容は違っても「ルールを守る」という共通項を作ることで「人間として対等」を体現することができるはずです。

褒めない・叱らない子育てとは

褒めない・叱らない

アドラー心理学では、他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作であるとして、褒めること叱ることの双方を否定しています。褒めること・叱ることは何故いけないのか?そして子どもとどう向き合っていけばいいのかを考えてみましょう。

 叱る行為には有効性がない?

叱るという行為は確かに即効性があります。叱られれば、その問題となった行為は一旦辞めさせることができるでしょう。

でも子どもが「何故叱られたのか?」を理解していなければ、また同じことを繰り返します。親は叱りながら、もっと強く叱れば止めさせることができるのでは?と考え、叱ることをエスカレートさせてしまいます。繰り返している時点で叱る行為には有効性がないと思っていいでしょう。

no name
子どもが生まれたばかりの頃、「褒めて伸ばす」っていう育児書を読んだから「感情的に叱っちゃいけない」っていうのは分かっているつもり…。だから、叱らなくて済むように危ないことはさせないようにしてた。でもやっぱり「叱らなきゃいけないとき」ってあると思う。

 叱るのではなく言葉でコミュニケートする

なごみぃ
スーパーなんかで、ギャン泣きしている子どもをママが怒ったりなだめたりしている姿を見かけることがあるわね。涼子さんは、そんなときどうしてる?
清島涼子
恥ずかしいから、すぐ外に連れて行っちゃう。泣き止んでくれないと、ほんとに困っちゃう…。
なごみぃ
どうして泣いているのか聞かないの?
清島涼子
お菓子を買って欲しいからでしょう?でも、おやつを食べたばかりだったり、ムダ使いできない日もあるから、子どもの言いなりになって何でも買い与えるわけにはいかないわ。だから外に連れ出してお菓子から気をそらすようにしているの。
なごみぃ
そうね。たまに親が根負けしてお菓子を買ってあげている姿を見かけることがあるけど「泣けば親が言うことを聞いてくれる」って子どもが思ってしまうと危険よね。特に女の子の場合は、「涙は女の武器」とばかりに大人になってからも「泣く」ことで問題を解決しようとするからね。「気をそらす」というのも一つの方法だけど、もっと良い方法があるわ。

小さな子どもは、自分の気持ちを言葉でうまく表現できないときに、泣いたり怒ったり感情を使って親に気持ちを伝えようとします。そこで親に「ダメ」と言われてしまうと、もしかしたら自分の気持ちがちゃんと伝わっていないのかもしれないと思い、泣く・怒るという感情をエスカレートさせてしまうことがあります。

「泣いていてはわからない。何をして欲しいのか言葉で言ってみて」と聞いてみましょう。言葉にすることで、子どもも一旦落ち着き、自分の気持ちを整理することができます。

「お菓子を買って欲しい」と言ったらば、「今日はダメ!」と頭ごなしに否定するのではなく、「お菓子が欲しかったから泣いていたのね」と受け止めた後、「なぜ今日はお菓子を買うことができないのか?」という理由を説明してあげましょう。こうすれば子どもが必ず納得するというわけではありませんが、少なくとも「自分の気持ちが伝わっているのかどうかわからない」というモヤモヤはなくなるはずですよね。

また「泣く・怒ることで相手を動かすことはできないということ」、「●●のときはお菓子を買ってもらうことはできない」ということも学習することになるでしょう。

人は失敗からしか学べない

転ばぬ先の杖とばかりに、先回りして親が何でもやってしまったり、子どもに決断をさせなかったり、何かをやる前に諦めさせてしまう親御さんもいますよね。アドラーは「人は失敗からしか学べない」と言っています。転ばぬ先の杖が、時に子どもの勇気くじきになっていることに気づかなければいけません。

岸見先生の子育ての実体験を一つ紹介しましょう。

私の息子が2歳の時、ミルクを入れたマグカップを持って歩き始めました。次の瞬間、何が起こるか大体想像つきますよね? 叱る親の多くはこぼれる前に口出しをします。「おそらく転ぶだろうけれど、割れにくいマグカップで熱くもないミルクだから大きな事故にはならないだろう」と私が考えているうちに、案の定こぼしました。そこで親が拭くと、子供は「私が何をしても、親が尻拭いをしてくれる」と学びます。それは無責任を教えること。

私は息子にどうすればいいか、尋ねました。彼は「雑巾で拭く」と言って、自分で拭きました。さらに「これからミルクをこぼさないためには、どうしたらいいと思う?」と問いました。これに対して息子は「これからは座って飲む」と言い、以来ミルクをこぼすことはありませんでした。全く叱っていないですよね。LEEインタビュー

もしも「危ないから」と言って親がマグカップを取り上げてしまえば、子どもはミルクを取り上げられたことで泣きだしてしまうかもしれません。こぼした後に「何やっているの!」と叱り、床を拭く・濡れた服を着替えさせるという一連の対処を親がすべてやってしまえば、子どもは「自分は何もできない」ことを実感するだけで、何一つ学ぶことはできないでしょう。

子どもが何か失敗したときには、

  • 原状回復は(可能な限り)自分でさせ、やったことに対して責任を取らせる。
  • 誰かを傷つけるようなことであれば謝罪させる。
  • 同じ失敗を繰り返さないための話し合いをする。

ことにより、失敗から学びを得ることができるようになります。

褒めることは子どもを見下すこと

清島涼子
今まで「褒めて伸ばす」を実践してきたんだけど、なぜ褒めちゃいけないの?
なごみぃ
涼子さん、もしお姑さんから「煮物が美味しく作れるようになったのね。えらいわね」って言われたらどう感じる?
清島涼子
褒めてくれているんだけど…ちょっと上から目線でカチンときちゃうかも。

褒めるという行為には、「能力が上の人が能力が下の人を評価する」という側面があります。子どもと対等の関係を築くためには、避けなければいけない行為です。

また、「褒められる」ことで承認欲求を満たしていた子どもは、「もっともっと」とその要求をエスカレートしてくるでしょう。褒められたいという動機で行動することは、親や他人に依存する生き方に繋がっていき、「すごいね」「えらいね」と言われなくなることに不安を感じてしまうのです。

なごみぃ
小学校に通うようになってから、息子さんの様子が変わったって言ってたよね?
清島涼子
そうなの。お友だちに意地悪をしたり、家でも親の言うことを聞かなくなった。
なごみぃ
それはもしかしたら、学校で他の子との比較が始まって「すごいね」「えらいね」って言われていた自分の自信がグラついてきたからかもしれないわ。

人には優越性の追求という普遍的な欲求があります。簡単に言うと、向上心や理想を追求しようとする姿勢のことです。子どもは自分が特別な存在になることで、この欲求を満たそうとします。特に「すごいね」「えらいね」と言われて育った子どもは、この欲求が強く出るはずです。

ところが、学校では思ったように褒めてもらえず、特別な存在になれなかった場合には、安直な優越性の追求に走ることがあります。これは、一定の努力をして評価を得ようとするのではなく、問題行動を起こして注目を集めようとすることです。つまり悪目立ちすることで特別な存在になろうとします。

清島涼子
じゃあ、息子が友だちに意地悪をしたり親の言うことを聞かないのは、悪いことをすることで、親や友だちの気をひこうとしているってこと…?褒めないと悪さするし、でも褒めるのはダメって、いったいどうすればいいのかわからないっ!

褒めるのではなく勇気づける

アドラー心理学では、褒めたり叱ったりするのではなく、勇気づけというアプローチを推奨しています。

勇気づけとは、相手に感謝の気持ちや素直な気持ちを伝えることです。子どもが何かお手伝いをしてくれたら「えらいわね」という評価の言葉ではなく、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えましょう。人は「他人に貢献できた」と感じることで、自分の価値を認識することができるのです。

勇気づけのアプローチには共感も大切な要素です。例えば子どもの行動を褒めてあげたいと思ったときには、「ひとりでできたね」「きれいに片付けられたね」「人参も残さず食べられたね」というように、子どもの行動をそのまま口に出すだけでも共感性が伝わり、子どもは自分が認められたこと認識します。

もっと褒めてあげたいときには、

「テストで100点がとれたのね。ママは嬉しいわ!」「●●君が××できたから、ママは驚いたわ!」

というような「私(I)はこう思う」というIメッセージを使いましょう。

清島涼子
なるほど、勇気づけってこういうことだったのね。勇気づける言葉のバリエーションを考えておかなきゃ~!

ママのイライラがなくなれば子どもラクになる

なごみぃ
涼子さん、少しは気持ちがラクになったかな?
2児のママ:清島涼子
うん、話を聞いてもらっただけでも気がラクになった。でも、自分がいいママ、ちゃんとしたママじゃないって自覚があるから、子どもに対する罪悪感はまだ少し残ってるかな。

 ママのイライラが子どもに伝播する

子育てに不安や心配はつきものです。子どもが思い通りに動いてくれなければ、「自分のやり方が悪いんだ」と自分を責めてしまうママが多いかもしれません。そんなママのストレスは、やがて「一生懸命やっているのになぜ言うことを聞いてくれないの!」というイライラに変わってしまいます。

子どもはそんなママの姿を鏡のように映し出ます。ママがイライラすれば子どもの精神状態も不安定になり、泣いたり・怒ったりという問題行動を起こすようになるでしょう。ママのイライラが子どもに伝播し、さらにイラつかせる行動を引き起こすという悪循環にハマっていくわけです。

ママのイライラを解消するには

「子どもが初めてしゃべった」「子どもがヨチヨチ歩きを始めた」など子どもが初めて体験することは=ママも初めて体験すること。子育ては、子どもも親も“初めて”の連続ですよね。それは、子どもが成長し大人になってもずっと続くことです。

たとえ2人目、3人目の子どもであったとしても、性別・性格・個性など、みんな違う別々の人格なのですから、やっぱり初めての連続になるわけです。初めてやることを最初からうまくできる人なんていません。まずは肩の力を抜いて、自分に厳しい責を課すことをやめましょう。

そして子どもが困った行動をしたときには、物事の見方を少し変えてみてください。

アドラー心理学の基本前提の1つに認知論という考え方があります。簡単に言うと「人は客観的事実だけで物事を判断しているのではなく、そこに主観的な解釈や推測、感情がプラスされている」というもので、いわば人は自分色のメガネをかけて世界を見ている状態なのだということです。

公園でママ友たちと会話するのが唯一の楽しみなのに、いつも息子は子どもたちの輪を離れて一人でどこかに行ってしまう。友だちから嫌われているのかしら?もしかしたら性格的な欠陥があるのかしら?なぜこんなに心配ばかりかけるのだろう…。

このエピソードの中で、事実は「息子は子どもたちの輪を離れて一人でどこかに行ってしまうことがある」という部分だけですね。「友だちから嫌われてる」「性格的な欠陥がある」というのは母親の推論だし、「子どもを心配する」一方で「ママ友との会話を中断された」という母親自身のネガティブな感情も垣間見れます。

また、「いつも息子は」「心配ばかり」と言っていますが、本当にいつもなのでしょうか?友だちの一緒に遊んだことは一回もないのでしょうか?また、親を安心させるような行動はまったくできないのでしょうか?そんなことはないはずですよね。

事実と認知を混同してしまうと、悲観的な部分だけがクローズアップされてしまうことがあります。 「ママが困った」と感じるのは、ママのメガネを通してみた世界です。イライラしたときには、メガネをかけ替えてみてください。きっと違う見方ができるはずですよ。

清島涼子
なごみぃさん、イライラする原因は自分の中にあったのかも。アドラーについてもっと勉強したくなってきたわ。
なごみぃ
それじゃ最後にアドラーの子育て本を紹介するね。

アドラー流子育てーおススメの本

「嫌われる勇気」をはじめ、アドラー心理学の自己啓発本はたくさん出版されています。でもそれを子育ての実体験に結び付けて考えるのはなかなか難しいものです。そこで子育てに特化したアドラー本を3つ紹介しましょう。

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気
子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」、アドラー勇気シリーズの第三弾は「子育ての勇気」です。著者である岸見先生の実体験を交えながら「子どもとの関係づくり」がまとめられています。子育てについての学びはもちろん、読者自身の生き方についても問いかけてくる1冊です。

タイトル:子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気(幻冬舎)
著者:岸見 一郎
価格:¥1,188(3月4日現在)

イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え

イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え
イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え

親子関係の「困った」を技法によって解決してくれるのが「イライラしないママになれる本子育てがラクになるアドラーの教え」です。机上の空論ではなく、ママにしかわからない悩みにきちんと答えてくれる1冊。これを読めば子育てがぐーんとラクになるはずです。

タイトル:イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え(秀和システム)
著者:野口 勢津子  監修:岩井 俊憲
価格:¥1,404(3月4日現在)

マンガでよくわかるアドラー流子育て

マンガでよくわかるアドラー流子育て
マンガでよくわかるアドラー流子育て

本を読むのは苦手…という人におススメなのが、「マンガでよくわかるアドラー流子育て」です。SMILEというアドラー流の子育て講座の内容がベースになっているハンドブックのようなアドラー本です。具体的な事例がマンガで紹介されているので、とてもわかりやすいですね。初めてアドラーに触れるという人にもおススメです。

タイトル:マンガでよくわかるアドラー流子育て(かんき出版)
著者:宮本 秀明  監修:岩井 俊憲
価格:¥1,404(3月4日現在)

できることからはじめよう!

いかがでしたか?
アドラーを知ると世界はとてもシンプルだということがわかります。でもそれは自分の生き方を変えることにもなるため、実際に実行しようとすると尻込みしてしまう人も多いのです。また、夫や祖父母など家族の理解や協力が得られるか?というのも心配ですよね。

誰かが始めなくてはならない。見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても、「あなたから」始めるのだ。「嫌われる勇気」より

本に書かれていることを全部実行できなくても当たり前。まずはできることから始めてみましょう。あなたが変われば子どもも変わります。

家族の中のひとりが変われば、家族全体が変わっていきます。自分ひとりでもはじめる勇気を持ちましょう!

アドラーについてもっと知りたい!という人は、
「アドラー心理学って何?「嫌われる勇気」でラクに生きる!恋愛編」
「アドラー心理学って何?「嫌われる勇気」でラクに生きる!仕事編」も合わせてご覧ください。

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