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育児うつの症状は?辛い時や不安な時は一人で悩まず助けを求めよう

子育て中にうつ状態になるママたちが増えているのをご存知ですか?無事にかわいい赤ちゃんを出産して、幸せな子育て真っ最中と周囲の人からは見られがちですが、この時期はホルモンの変化や生活環境の変化などでママにとっては過酷な時期でもあるのです。

育児うつになりやすい原因や症状、そして対処法についてまとめました。育児に疲れてを感じていたり何だかおかしいな、と思っているママ、ぜひ参考にしてみてくださいね。

bitomos編集長
育児ノイローゼ、わかるわ。私はすぐに仕事に復帰してしまったけど、それでも生まれてすぐの頃は子供と二人きりで2時間おきの授乳や会話のない1日を過ごすことが本当に大変だった。
かおるこ
堀越編集長もそんな時期があったんですね。私は赤ちゃんと一緒の産後ヨガなんかも教えたりするのですが、やはり家にこもりきりで育児をしていると煮詰まってしまう人が多いようです。ヨガらしいことをしっかりやるのは難しいけれど、ママ友作りや気分転換の場としてもっと多くの人が利用できるといいなあと思っています。

マタニティブルーと育児うつの違いは?

産後のメンタルなトラブルとしてマタニティブルーや産後うつ、育児うつなど様々な言葉がありますが、これらの違いは何でしょうか?

マタニティブルーって?

マタニティーブルーは、産後すぐの3日から7日ぐらいのうちになります。実は、女性の約半数以上は経験していると言われています。この時期は妊娠中は身体が赤ちゃんを育てるようなホルモン状態になっていたものが、出産後、妊娠前の状態に戻るためにホルモンの変化が急速に起こっている状態です。

また出産の疲れも残っていて、特に初産の場合は新しい赤ちゃんとの接しかたや母乳のあげ方、母になる事への不安など様々な変化に心が不安定になってしまうのです。ちょっとした事で悲しい気持ちになり、涙があふれて止まらないといった状態になることもあります。

しかし、マタニティブルーは病気ではないので治療の必要もないと言われています。時間が経てば治っていきます。

bitomos編集長
これは私も経験した!出産ていう大仕事を終えてホッとしているけど、待ったなしで育児が始まって、最初はおっぱいをうまく吸えなくて泣かれたりして。ちゃんと育てていけるのかなって不安に襲われたわ。
かおるこ
治療の必要はないと言われているけど、稀にそのまま産後のうつに移行してしまうこともあるから憂鬱な気分が長引くようなら注意ですね。

産後うつとは?

産後うつはマタニティブルーよりももっと後になります。時期としては産後2~3週間ごろから3ヶ月の間に発症すると言われています。その後、出産後半年ぐらいまでは発症する可能生があります。

最近は、核家族化が進み昔のように子育てで助けてくれる人や相談できる人がいなかったり、密室育児と言って赤ちゃんと二人だけで部屋に籠っていることが、うつ状態拍車をかけてしまうとも言われています。そして産後うつはそのまま長引くことがあり、育児うつとして3,4年続く場合もあります

また、育児うつは放っておくと重症化してしまいます。児童虐待や子供を連れた無理心中などを引き起こす危険があり、対策をとる必要があります。

かおるこ
育児うつになりやすい人や環境というのがあります。頑張り屋さんで完璧なママでいようとしたり、子育てを全てきっちりやろうとしてしまう人や、環境的にご主人や家族のサポートを受けることが難しく、一人で子育てをしている人などは気を付けましょう。
bitomos編集長
そうね、普通の人でも子育ての時期は睡眠不足。それに外出もオムツや着替えなど山ほど荷物を持って子供を連れて行かなきゃいけないから、ついつい家に閉じこもりたくなっちゃうのよね。
うつ状態に陥ってしまうと、脳が正常に働かなくなり自分でもコントロールがきかなくなるので、愛しいはずの我が子につい怒ってしまったり手を上げてしまう、といったことが起きてしまったりするのです。子供は敏感で、親が元気かそうでないかはちゃんと感じ取ります。ママが元気な状態でないと子供にも影響が出てきます。

育児うつかも?チェックシート

ではどんな状態だと育児うつの可能性があるのでしょうか。下のチェックシートでいくつ当てはまるか試してみてください。

・元気がなくなり、家事もやる気が起きない 
・無表情になったりうつろな目つきになりぼんやりしてしまう
・思考能力の低下や頭の中がパニックになったりする
・悲観的な考え方になったり育児への孤独感を感じる
・不眠症や、夢を見て熟睡できない、朝起きても疲れが取れないなどの睡眠障害がある
・物忘れをしたり注意力がなくなる。
・人と話したくなくなり、家の中に閉じこもりがちになる 
・過食や拒食を繰り返したり産後すぐの時よりも体重が大きく減ってきている
・子供にちょっと虐待をしてしまっている自覚がある。
・些細なことでイライラしたり周りに当たってしまう

いかがですか?3つ以上当てはまるようなら、少し疲れていてうつっぽくなっているかもしれません。半分以上当てはまっているなら、とにかく一人で抱え込まないで誰かに話したり、心療内科やカウンセリングを受けてみるといいでしょう。

育児うつかなと思った時の対処法

自分でも疲れを感じていたり、どうもうつぽいな、と感じたらなるべく自分をいたわって、誰かに話を聞いてもらうようにしましょう。けっして一人で悩んだり、落ち込まないでくださいね。

ゆっくり休む時間を取るようにする

育児中はとにかく睡眠不足に陥りがちです。疲れが少しでも取れるようになるべく充分な睡眠を取るようにしてくださいね。

かおるこ
赤ちゃんと一緒にお昼寝の時間を取ってもいいし、ご主人がお休みの時は少し協力してもらって仮眠を取るのもいいですね。特に産後1ヶ月ぐらいは床上げをしないと言われるように、充分な休息はその後の育児のためにも大切です。

きちんとやろうとしない

育児でも家事でもきちんとこなそうとしないようにしましょう。赤ちゃんが泣いてしまって料理や片付けが途中でも大丈夫!部屋が散らかっていたりちょっと汚くても問題ありません。

できる時に、できる分だけやるようにしましょうね。ご主人の協力が得られるのなら、少し家事やオムツを替えたり赤ちゃんをお風呂に入れるなどを手伝ってもらうといいですね。

家事や育児が少し楽になって余裕ができたら、一人きりになれる時間を作るといいですね。ちょっとだけカフェでお茶を飲んだり、一人で買い物に行ったり、美容院に行くのもいいでしょう。気分転換ができるとまた新たな気持ちで赤ちゃんを愛せて育児もできるようになります。

bitomos編集長
一人の時間って、産後のママにはとても貴重だよね。旦那さんが忙しかったり、お互いの両親が遠方でなかなか子供を預かってもらえないときには、地域のファミリーサポートや、認可保育園の一時保育を利用するのもおすすめだよ。小さい子供のいるママ向けに、割引料金で家事援助のサポートをしてくれるサービスもあるんだって。

私も、娘が保育園に入園するまでの間は、よく一時保育を利用していたな。「ママのリフレッシュ」も、一時保育で子供を預ける立派な理由になるから、子供を見ていてもらうことを引け目に感じる必要はないよ!

話を聞いてもらう

誰かに話しを聞いてもらうことはとても大切です。同じぐらいの子供を持つママ友や、地域で行っているカウンセリングや子育て支援サービスなどがあればそのようなところもいいでしょう。近くの保育園で相談窓口を持っているところもあります。第三者に話を聞いてもらうようにしましょう。

bitomos編集長
ママ友とは悩みや育児の苦労などを話し合えて励ましあえるし、カウンセリングのようなところなら、不安なことやわからないことなどを聞けるのでストレスや孤独感を癒すのに話すことはとても効果的よね。
かおるこ
産後ヨガもおすすめですよ!同じ年齢ぐらいの子供を連れて参加できるので預ける必要がないし、コミュニケーションの場になります。おっぱいあげたり、オムツを替えたり、赤ちゃんたちが大泣きしたりしてきちんとヨガに集中する時間は短くちょっとしたカオスだけど、ママたちの気分転換とコミュニケーションの場としては最適です。
地域によっては産後に育児パスポートや子育て応援券などが配布されて、 産後ヨガのような子連れOKの習い事や親子のイベントなどに利用できるところなどもあります。お住いの自治体などに確認してみてくださいね。

悩みや不安を話しているうちに涙が出てきてしまうかもしれませんが、そうしたら気がすむまで泣いてしまいましょう。涙は副交感神経が働くことによってでます。リラックスできるし、心の中に抱えていたものを手放すとてもいい方法なんですよ。

ママ友との出会いを大切に

前項にも関連しますが、愚痴や悩みをなんでも相談できるようなママ友の存在は、とても心強いもの。世間では、ママ友間で格付けをしあう「ママ友カースト」なるものに話題が集まったこともあって、あまりポジティブなイメージをもたない方もいるかもしれませんが、本当に信頼できるママ友との出会いは育児のストレスをすーっと軽くしてくれるものです。

児童館や公園で同じくらいの月例の子どもがいるママに話しかけてみたり、ベビーマッサージなどの赤ちゃん連れのイベントに参加してみるのもいいでしょう。リトミックやベビーヨガのような、赤ちゃんから始められる習い事に通ってみるのも、いい気分転換にもなっておすすめです。

地域によっては、ママサークルや育児サークルの活動が盛んな地域もありますし、最近はFacebookなどのSNSを利用してメンバーを募っている育児サークルも人気なようです。いずれにしろ、まずは自分自身が楽しめるような場を探してみましょう。

ただし、「友達を作らなきゃ」と頑張りすぎてしまうと、かえってストレスの原因になることも。「友達を作ろう!」と気負うのではなく、自然体で普段どおりのコミュニケーションを楽しむ中で、素敵な出会いがあるかもしれません。無理をしすぎずに、「友達ができたらラッキー♪」くらいの気持ちでいることが重要ですよ。

bitomos編集長
私は家にこもりっきりがダメなタイプだったから、産後ヨガにやリトミックに通うことがストレス発散にもなって、ママ友作りのきっかけにもなったよ♪そこで出会った数人のママ友は、今でも頻繁に会ってお互い悩みを相談したり、愚痴を聞きあえるかけがえのない存在。

病院に行く

なかなか相談できる場所や、助けてもらえる環境がない場合、また自分で感情のコントロールがきかないような不安があるなら迷わずに心療内科や精神科などの病院で診てもらいましょう。育児のうつというのは、周りの人たちの理解や受け入れがあればだいぶ楽になります。専門家に話を聞いてもらうことも良いでしょう。

bitomos編集長
育児が大変なのは子供が赤ちゃんの小さいうちだけではなく、2歳ぐらいの時も結構大変でちょっとノイローゼになりそうになったことがあるわ。

2歳は自我が芽生えてきてイヤイヤ期に入る頃でもあるし、なんでも自分でやりたがる。一つのことがものすごく時間がかかるし、なんでもイヤと言われてイライラしてしまったり。

かおるこ
子供のことを嫌いになるわけがないけれど、つい怒ってしまったり優しくできない時ってありますよね。しつけもしなければいけないし。感情で怒っているわけではないということをきちんと伝えてあげることも大切ですね、きっと。

育児うつは一人で悩まず誰かに話して!

子供と二人きりの時間が長く、授乳や夜泣きでいつも疲れ気味。そして赤ちゃんはミルクをあげても、おむつを変えても、抱っこをしても、泣き止まない、なんて状態になると本当にこちらが泣きたくなってしまいますよね。

育児が辛く感じたり、行き詰まってしまったりイライラを抑えられないような状態になったら決して一人で抱え込まないで、誰かに話すようにしてください。話しを聞いてもらうだけでもずいぶんと心が軽くなります。ママが元気で笑顔でいることが赤ちゃんにとっての一番の幸せです。

頑張りすぎないで、自分の時間も少し取るようにしてのんびりゆっくりと子育てしましょう。

bitomos編集長
お互いの両親が遠くに住んでいたり、転勤族だったりすると、頼る人がいないしなかなか悩みを打ち明けられるような人も作るのは難しいよね。

でも、相談できる場所はいろいろあるから、地域の自治体などでも支援するところがないか調べてみるといいかも。

かおるこ
育児うつは、周りのサポートや理解があればかなり負担が軽くなるから、とにかく誰かに話す、助けを求めることが大切ですね。一人で苦しんで抱え込まないでね。

 

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kaoruko

kaoruko

執筆は2010年頃から行っています。
新鮮で美味しいもの、野菜や果物、蕎麦とワインが好き。日々ヨガのプラクティスをライフワークにしていて心と体の健康にも関心が高いです。
心と体は繋がっていて内面の美しさが外側を作ると思います。
身心が健やかで毎日が充実していて楽しく過ごせるために参考になるような記事を書いていきます。⇒詳しいプロフはこちら

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