パート面接に受かるコツ<3>!志望動機や質問の回答はこれでOK♪

「面接では何を聞かれるのかな?ちゃんと答えられなかったらどうしよう…。」久しぶりの面接で一番恐怖を感じるのが、質疑応答ではないでしょうか。パート面接に受かるコツ!シリーズ3は「志望動機や質問の答え方」です。
新入社員の面接では、意図的に厳しいことを尋ねる「圧迫面接」という手法が用いられることがありますが、パート面接ではそれほど意地悪な質問はありません。企業や店舗にしてみれば、パートに応募してくる人も大事なお客様ですからね。わざわざ悪印象を持たれるようなことはしないのが普通です。
とは言え、「ちょっと答えにくいな」と感じる質問や、回答の仕方次第でマイナスにとられかねない質問がいくつかあります。
自己紹介や自己PRについては「パート面接に受かるコツ<2>!自己紹介と自己PRは別?最適な答え方とは」を参考にしてくださいね♪
Contents
パート面接に受かるコツー<志望動機と定番質問の答え方>
面接では必ず聞かれる質問がいくつかあります。定番質問にはスラスラと答えられるのが当たり前。いきなりトチると、それが後々まで尾をひいて最後までグダグダになってしまう人が多いので、予想される質問の回答はしっかり準備しておきましょう。
志望動機は飾らずに自分の言葉で
面接で最初に聞かれるのが「どうしてこの仕事に応募しようと思ったのですか?」という志望動機です。では、面接ダメ子さんの回答を例にとって解説していきましょう。
志望動機では、
- その人の熱意が感じられるか?
- 仕事をきちんと理解しいているか?
- 即戦力となるスキルがあるか?
- 素直に自分の言葉で語れているか?
などをチェックしています。
特にパートさんの募集では、「近いから」「経済的な理由で」というストレートな表現のほうが、むしろ好まれる傾向すらあります。
また、「お金を稼がなければいけない」という差し迫った理由がある人は、簡単には辞めないだろうな~と思うので、「社会参加したいので」なんていう人より正直いって安心感がありますね。
では、スーパーの面接を例にダメ子さんの言葉を言い換えてみましょう。
スーパーでの業務経験はありませんが、学生時代にコンビニで2年ほどアルバイトしていた経験があるので、接客やレジ打ちなどはすぐに慣れると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
というように、お店の良さを自分の言葉で伝え、経験値もアピールできればベストです。
前職を辞めた理由はポジティブ表現で
次に採用担当者が気になるのは、「前の職場をなぜ辞めたのか?」という理由です。結婚、出産などの理由は、ごく一般的なので特に気にする必要はありませんが、パワハラ・セクハラなど人間関係のトラブルが原因の場合、また仕事が辛い・ストレスが溜まって…といった気力・体力が原因で退職している場合には、表現の仕方に注意が必要です。
店長も見て見ぬふりでほったらかしですしね。それに残業も多くて体力的にもきつかったので…
前職の不平不満を言うのは絶対にやめましょう。特にダメ子さんのように、「自分には非がなく、すべて他人のせい」という言い方だと、人間関係に問題があったのはその人自身に問題があったのでは?と思われかねません。また、「残業が多い」という理由も、どの程度の残業を負担に感じているのかがわからないため、体力やストレス耐性に問題アリ?と思われてしまいます。
退職理由の説明には、「人間関係」は持ち出さないほうが無難です。できるだけポジティブな表現になるよう心がけましょう。
例えば、
改善のために努力したことを伝え、やむを得ない状況だったという言い方で伝えるようにしましょう。
長所・短所は表裏一体
長所・短所も面接でよく聞かれる質問です。これは「自分のことをどれだけ客観視できているか」を確認するための質問ですが、短所を正直にそのまま伝えてしまうと、採用担当者に不安を与えることになりかねません。
では、ダメ子さんの回答を見てみましょう。
まず、「コミュ力が高い」これは日々コミュニケーション力に磨きをかけている採用担当者には禁句です。何をもってコミュ力が高いのか?まずそこを具体的に示す必要があります。また、「飽きっぽい」という短所は、「仕事をすぐに辞めてしまうのではないか」ということを連想させてしまいます。
長所・短所は表裏一体。「飽きっぽい」は「好奇心旺盛で新しい物事に敏感」と言い換えることができますので、できるだけポジティブないい方に変えたり、「克服するためにこんな努力をしています」ということを付け加えるとよいでしょう。
例えば、
この他、
というように、性格の裏表を1つにまとめて話してしまうという方法もあります。この場合は、長所→短所で話してしまうと、せっかくの長所を打ち消してしまうことになるので、短所→長所の順で話すとよいでしょう。
パート面接に受かるコツー<ちょっと困る質問への答え方>
面接に受かるコツパート1「パート面接に受かるコツ!面接官が教える「受かる人」のマナーと服装」にも書きましたが、主婦のパートを雇う際に採用担当者が一番気になるのは、どのぐらい勤務できるのか?長期勤務できるのか?休日出勤できるのか?というシフトへの貢献度と、遅刻・欠勤などのリスクがないか?という勤怠に関することです。
また、仕事への理解度や適正などをチェックするために、突っ込んだ質問をされることも多々あります。曖昧な回答や嘘をついてしまうと、後々困るのは自分です。答えに窮する質問にも誠実に回答するよう心がけましょう。
勤務時間・残業・休日出勤などの希望は率直に伝える
「何時から何時まで働きたい」「扶養の範囲内で働きたい」「残業はできる・できない」など、自分の希望は率直に伝えましょう。但し「一切できません」というようにキッパリ言い切ってしまうのは、相手にマイナスの印象を与えてしまいます。「週に1,2回なら大丈夫です」とか、「曜日によっては可能です」というように、少し柔軟な姿勢を示すようにしましょう。
突発休への対応を準備しておく
「子どもが熱を出してしまったので休みます」という突然の欠勤。子どもがいる主婦を雇う場合に、一番のリスクとなるのがこの突発休です。採用する側もある程度は想定しているはずですが、頻繁に欠勤されるのはやはり困ります。
特に「子どもが病気なんだから休むのが当然」という態度の人は、周囲からの反発を招き人間関係のトラブルに発展してしまうこともあります。「その人が突発休をどう考えているのか?」は、採用担当者としてはきちんとチェックしておきたい点の1つです。
この回答では、採用担当者は不安になってしまいますよね。「子どもに何かあったときにどう対応するのか?」「あなた以外に子どもの面倒をみてくれる人がいるのか?」などについては、事前に対応策を考えておきましょう。
周囲に頼れる人がいない場合には、「やむを得ない場合は欠勤もあるかもしれませんが、なるべくしないようにします」と、「休むのが当然とは思っていない」という意志や誠意を伝えるようにしましょう。
経験に関する質問には意欲や熱意をアピール
企業や店舗が一番欲しいのは、即戦力になるパートさんです。前職からのブランクが長い人、未経験の人を雇うのは、採用担当者としても勇気がいります。
逆に経験が豊富な人でも、職場をいくつも転々としているようだと、仕事が長続きしないのは何か問題がある人なのか?責任感に欠けるのではないか?と勘繰ってしまいます。
Q.この仕事は未経験ですよね。大丈夫ですか?
だからといって、ダメ子さんのように根拠のない「大丈夫です!」も信用できませんよね。また「憧れてた」というのも幼稚な印象を受けますし、業務への理解も浅いので「イメージと違った」と簡単に辞めてしまいそうな気がします。
と、いうように「大丈夫」の根拠を示しながら、前向きな意欲を伝えるようにしましょう。
Q.色々なお仕事をされていますね?どんな内容のお仕事でどうしてそこを辞めたんですか?
仕事を転々としているというのは、どんな理由があったにせよマイナスの印象です。さらに、「ダラダラと要領をえない話し方」「仕事に対する姿勢が甘い」「辞める理由が自分本位・はっきりしない」ということになると、どんな面接官でも×をつけるでしょう。でも、簡潔でわかりやすい説明ができていて、転職の理由が納得できるものであれば、プラスマイナスゼロに持ち込めます。
というように、短期勤務については誰でもが納得できる理由を説明しましょう。また、色々な職種を転々としている人は、その点をプラスに変えて「経験の豊富さ」をアピールポイントにしましょう。
逆質問を有効活用しよう
「最後に何か質問はありますか?」面接官からこの言葉が出たらそろそろ面接も終わりです。逆質問の機会を与えられたら、最後の自己アピールのチャンスです。これも有効活用しちゃいましょう。
例えば
「業務開始までに、やっておいたほうが良いことはありますか?」
などは、働く職場をイメージしたり、やる気をアピールするためのよい質問です。何も思いつかなければ、「確認ですが、〇〇については、▲▲ということでよろしいんですよね?」というように、説明されたことを復唱するのもアリです。採用担当者からさらに突っ込んだ回答を得ることができるかもしれません。
面接の攻略は練習あるのみ!想定質問を準備しておきましょう
予め予想される質問の答えは、事前にきちんと考えておきましょう。よくあるのが、「この質問にはコレとコレを答える」と、要点だけをピックアップして安心してしまう人。実際に話してみると、うまく繋がらなくてダラダラと間延びしてしまい、まとまりのない話になってしまうことがあります。
また、「っていう感じで…」とか「と思うのですが…」と語尾を濁して終わる話し方は、自信がない人、自分の言葉に責任が持てない人という印象を持たれてしまいます。一文は短く、語尾まできちんと言い切る練習をしましょう。頭の中で考えるだけではなく、声に出して練習するのがおススメです。「笑顔」で面接が受けられるよう、しっかり練習してくださいね!
詳しい練習方法については、「パート面接に受かるコツ!<10>面接の練習は第一印象をブラッシュアップ!」の記事を参考にしてください。
面接の準備やマナーが心配な方は、こちらの「パート面接に受かるコツ!面接官が教える「受かる人」のマナーと服装」も合わせてご覧ください。
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