モテ女の相槌は「さしすせそ」♡聞き上手の相槌レパートリーとは
大勢の人の中で話すのが苦手、合コンはもちろんだけど、相手が気心の知れた人であっても、会話がうまくつなげない…こんな悩みを抱えている人はいませんか?
「集団の中にいると、話に参加できなくて疎外感を感じちゃう」「話し上手になりたいと思うけど、何を話していいのかわからない」という人は、ムリに自分から話さなくても大丈夫!おしゃべりは話好きな人に任せて自分は聞き役に徹しましょう。聞き上手になるための極意は、上手な相槌(あいづち)をマスターする!―実はたったのこれだけです。
「相手との会話を弾ませる」「集団トークで浮かない」ための相槌レパートリーを紹介しましょう。
就職、進学など、春は何かと新しいコミュニティに参加する機会が増えてきますよね。でも、初めて会った人と話すことに苦手意識を感じている人って意外と多いのではないでしょうか?
いっぱいしゃべって、いっぱい自己アピールしたんですけど、それが裏目にでちゃったのかな。結局うまくいったのは、いつも大人しい亜子ちゃんだけだったんですぅ…。
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相槌の意味と効果
「この人といると安心する」とか「話しやすいな」と感じる人っていませんか?「話し上手は聞き上手」という言葉がありますが、他人とのコミュニケーションを深めるためには、「自分が話す」ことだけに注力するのではなく、相手の話を上手に引き出す聞き方というのも大切なポイントです。
相槌を打つとは、「相手の話に合わせて受け答えの言葉をはさんだり、うなずいたりする」(大辞林より)
という意味で、その語源は、鍛冶屋が刀を打つときに、師が槌を打つ合間に弟子が打つという「相の槌」が転じたものだと言われています。
人の話を聞いているときには、誰でも自然と「うん」「ええ」などの相槌を打っているものですよね。もしも聞き手がなんの相槌も打たずに黙って聞いていたら、話し手は「話を聞いてくれない」「自分は受け入れられていない」と感じ、話すことを辞めてしまうでしょう。会話はキャッチボール、相手の投げたボールをしっかり受け止め、投げ返す言葉が相槌です。
相槌の効果は会話を発展させるだけではありません。しっかり相槌を打とうすれば、自ずと相手の話を集中して聞くことに繋がります。集中して聞いていれば自然と共感・疑問・興味などの感情が湧き、さらに会話を広げていくことができるようになるでしょう。
また、相槌で「ちゃんと聞いてるよ」というサインを発していれば、そのあなたの相槌にリアクションする人も出てきますよね。これなら集団の中で疎外感を感じてしまうということもなくなるはずです。
相槌のレパートリーを増やそう!
会話が苦手という人に中には、「相槌がワンパターンになってしまう…」という人もいるでしょう。普段何気なく使ってる相槌ですが、実は5つのパターンがあるって知っていますか?この基本パターンさえ覚えておけば、レパートリーを増やすのは意外と簡単です。
肯定・同意の相槌
「うん」「ええ」「そうだね」というように、相手の言ったことに同意するときの相槌です。普段の生活でも意識せずに使っていることが多いでしょう。話し手には「自分の言ったことが肯定されている」と伝わるので、その後も話を続けやすくなります。
特に考えずに口から出ていることが多いと思いますが、気をつけたいのは同じ言葉を何度も繰り返してしまうこと。「はい、はい」「なるほど、なるほど」など、同じ言葉を続けて言われると話をせかされているような感じがしてしまうし、毎回同じ相槌だと「もしかして上の空で聞いてる?」と疑われてしまうかもしれません。
同意の相槌なら、「オウム返する」というのもアリです。例えば「暑いですね~」と言われたら「本当に暑いですね」と返せばOK。相手の言うことを肯定しているということがストレートに伝わります。
はい ええ そうです その通りです おっしゃる通り もっともです なるほど 確かにそうですね
共感の相槌
相手への同意だけではなく、感情を察して共感するための相槌です。「大変だったね」「困ったね」「辛かったね」など相手の感情を代弁する言葉や、「よく頑張ったね」「すごいね」「さすがだね」など、相手を褒める言葉を使うことで、相手は「自分は理解されている」と感じ、心理的な距離が更に近づきます。
また、「そうなの?」「知らなかった!」など驚きを表現する言葉を使うと、相手は「自分の話で場が盛り上がった」と満足感を感じることができ、会話は更に発展します。
本当ですね 良かったですね すごいですね 大変でしたね 困りましたね 辛かったですね 頑張りましたね やりましたね ホッとしましたね
整理・まとめの相槌
話がダラダラと間延びしてきたり、ポンポンと飛んでしまって主旨がつかめなくなってきたときに使うのが、整理・まとめの相槌です。「つまり、●●ってこと?」や「問題は●●ってことね」というように、話を要約するときに使います。
特に感情的になっているときなどは、話がとりとめがなく自分でも何を言っているのかわからなくなっていることが多いですよね。上手に整理してあげることで、相手を落ち着かせることができます。
また、ビジネスシーンにおいては、合間合間に確認の言葉を挟むことで、誤解を解消したり会話をスムーズにするという効果があります。
●●ということですか? ●●でいいですか? 問題は●●ですね つまり●●なんですね
発展・促進の相槌
「それでその後どうしたの?」や「詳しく教えて!」というように相手に話の続きを促し、会話を発展させる相槌です。相手の口が重いときや会話が途切れてしまいそうなときには、こちらの興味・関心を示す「質問」で会話の発展を促しましょう。特に相手が言いにくそうにしているときには、「AとBどっちが好き?」というように選択肢を提示してあげるのも効果的です。
話し手も、「自分の話はつまらなくないかな?」と気にしていることが多いものです。「質問する」ことで、相手はより話しやすくなり、隠れた本心を打ち明けてくれることもあるでしょう。
どうしたんですか? いつですか? それから? 何でそう思ったんですか? もっと聞かせてください 詳しく教えてください
転換の相槌
話が堂々めぐりになってきたときには、1つの話を切り上げるための相槌を会話の中にさりげなく織り交ぜていきましょう。唐突に話を切り上げるのは角が立ってしまうので、「今の話で思い出したんだけど、●●って…」というように、それまでの会話にうまく繋げるのことがポイントです。
そう言えば ところで 逆に言うと こう考えてみたら
合コンでも使える相槌の「さしすせそ」
料理には基本の「さしすせそ(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)」がありますが、相槌にも基本の「さしすせそ」があります。
さ:さすが
し:知らなった
す:すごい・素敵
せ:センスある
そ:そうなんだ
これらの言葉には共感や尊敬を示す意味があり、相手の承認欲求を満足させ自己肯定感を高めるという心理的な作用があります。人間には「自己是認欲求―自分を認めてくれる人を好きになる」という心理があるため、これらの相槌で相手を褒めてあげれば合コンで好かれること間違いなし!です。
少し言い回しを変えれば、ビジネスシーンでも使えますよね。ぜひ試してみてください!
話し方・表情・態度を使って感情表現を豊かに!
夫や彼氏など、長年付き合ってきた相手に対する不満に、「ああ うん などの空返事ばかりで、ちっとも話を聞いてくれない」というのがありますよね。相手の話に相槌を打ってはいるものの、態度や表情が付いてこなければ「話を聞いていない」と判断されてしまいます。
聞き上手と言われるためには、話し方・表情・態度などを駆使して感情表現を豊かにすることがポイントです。
トーンや語尾の上げ下げで共感性を高める
嬉しいときって誰でも声がワントーン上がっちゃうものですよね。高いトーンは明るく、低いトーンは落ち着いた印象を与えます。また、語尾を上げることで疑問や感嘆などを表すことができるし、語尾を下げることで、同情や悲しみなどを表現することができます。
例えば、「そうなんだ」という相槌も、語尾を上げれば疑問形になるし、さらにワントーン高い声になれば、「やった~!」「うれしい~!」というようなニュアンスが加わり、喜びや感嘆の気持ちが伝わります。
また、語尾の上げ下げがない平板の「そうなんだ」は、「ふ~ん、納得」というような肯定の意思表示になり、声のトーンを押さえて語尾を下げて言えば、「大変だったわね」という相手を思いやるニュアンスが伝えられます。
相手の目を見る・うなずく
女性の脳はマルチタスク型なので、何か別のことをしながら耳だけで人の話を聞くというのが得意な人も多いはず。でも、いくら的確に相槌を打っていても、「ちゃんと聞いてくれているかな?」と相手は不安になるものです。
逆に言葉を発しなくても、きちんと相手の目を見てうなずくだけで、「聞いている」という姿勢を示すことができます。「人の話を聞くときは相手の顔を見る」というのは最低限のマナーですが、仮にどうしても手が離せない用事があったとしても、相槌を打つときには一瞬手を止め相手の方に向き直ることが、話し手に対する思いやりでもあります。
姿勢や仕草でも聞いていることをアピール
話に興味を持ったときには、誰でも少し前のめりの姿勢になるものですよね。ソファにふんぞり返っていたり、腕を組みながら「ふ~ん、それで」なんて上から目線で言われたら、誰だってそれ以上話す気持ちが失せてしまうでしょう。相手に話してもらうためには、少し身を乗り出し表情豊かに「それで、それで、どうしたの?」と、聞いてみましょう。
だから会話が続かない…ダメな相槌4のパターン
いくら相槌をちゃんと打っていても、下手な相槌は逆に相手を不愉快にさせてしまうものです。相槌のレパートリーのところでも書いたように、「はい、はい、はい」と、続けて言って「ハイは1回でいい!」なんて怒られた経験がある人もいるのではないでしょうか?
同じ言葉を繰り返す以外にも、気をつけたい相槌があります。最後にダメな相槌の4つのパターンを見てみましょう。
相手の言葉にかぶせて言う
相手の言葉が終わる前に、「あーはい、はい」、「それはですね~」などと、言葉をかぶせてしまうのはNG。これでは、相手はせかされているように感じてしまいます。相手の話は最後までしっかり聞いてから相槌を打つようにしましょう。
ウソ~!マジ~?には要注意
「ウソ~!」が口癖になっている人は要注意!これを連発されると、相手は「嘘なんてついてない!」って怒ってしまうかも。「嘘」という言葉には、相手を疑う、否定する意味が含まれています。自分としては驚きの表現として使っているつもりでも、相手にとっては疑われているような感覚に陥ってしまうことがあるのです。特に目上の方や年配の方に対しては使わないように注意しましょう。
「マジ~?」「本当に?」という表現も、何度も繰り返されると疑われているような感じがするものですよね。相手が目上の人じゃなくても、連発はしないようにしましょう。
「なるほど」「確かに」も控えめに
「なるほど」「なるほどですね~」「確かに」。良く使われる相槌のパターンですが、これには「自分も前からそう思っていた」という上目線のニュアンスがあるため、相手によっては不快に感じてしまう言葉です。使いすぎには要注意ですね。
テンションは合わせて
相手が喜んでいるときは、多少大げさな相槌でもOKなのですが、しんみりした話や深刻な話のときにオーバーすぎるリアクションをするのは考えモノ。相手を余計に疲れさせてしまったり、「バカにされている」と感じてしまうこともあります。相槌は相手のテンションに合わせてするのがベストです。
相槌は相手の気持ちになって
相槌の言葉は、相手の気持ちに寄り添えば自然と浮かんでくるものです。「何を話そう」「知らない人ばかりで緊張しちゃう」など、自分のことばかりに意識を向けるのでなく、目の前にいる相手のことに注目してみてください。そうすればきっと自然な相槌が打てるようになるはずです。
さらに会話のテクニックを磨きたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
⇒「コミュニケーションが苦手でも大丈夫!仕事も恋愛もうまくいく会話術」
雑談が苦手…と感じている人はこちらの記事を参考にしてください。
⇒「雑談は苦手」を克服する方法!職場やママ友付き合いが苦痛なあなたへ
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