食品の放射能汚染はどこまで?基礎知識を得て自分が納得できる判断を
あの悪夢のような3.11(2011年東日本大震災)から丸6年が経ちました。大地震と津波によって多くの人の命を奪われ、福島原発からの放射能漏れ…。次から次へと予想をはるかに超える事態に、日本が苦しみましたね。
あの日を境に、放射能による食品への安全について不安を抱えている方が多く存在します。筆者もその中の一人。でも、ただ怖い!と思っているだけでは、日々の暮らしは過ごしにくいですよね。
今一度、放射能についての基本的な知識から、食の安全について解説して行こうと思います。今後、生活していく上で参考になると思いますので、是非最後まで読んで下さいね。
私も食の安全については日ごろから気を付けており、スーパーではパックの裏を必死で読み漁っている限りです。今日はその放射能問題について私なりに解説していこうと思います!
今回もまた主婦のお2人にお越しいただいてます。素直な意見をどんどん発言して下さいね♪
Contents
放射能汚染についての話題が絶えない
最近では、くわばたりえさんが、レギュラー出演しているNHK「あさイチ」で「『私は福島米食べてます』って言えない自分がいる…」という発言をし、世間から賛否の声が挙がりました。地域の復興を応援する方達からは非難の声が多くありましたが、中には共感している人たちの意見も目立ったみたいです。簡潔に内容をまとめると
・頭の中では「安全だ」と理解している。
・でも堂々と「福島米を食べてます」と言えない自分がいる
・周りのみんなが買わないと「やっぱり買わないでおこう…」となってしまう
こんな感じですかね。これはあくまでも一個人の感じたことですし、決して福島に対して批判しているわけではありません。ただ、芸能人だから大きく取り上げられてしまいました。
特にくわばたりえさんは子育てに関する本も出しているぐらい、子育て世代に人気の芸人さん。筆者も子育てに悩んだときは、くわばたりえさんの言葉に励まされています。
芸能人という一線違う世界で生きている人なのに、ものすごく価値観が主婦的で私たちに近く、心に響きます。だからこそ、影響力のある人がこのようなコメントを出したことで少し問題になってしまったのでしょう。
▼くわばたりえさんの本はこちらです。
やっぱり怖いなって思う自分がいます。数値が安全値でも、放射能汚染は否定されていないのが現実だから…。
実際の世間の声
では実際に、放射能汚染について世間はどう思っているか。少しツイートを見ていきましょう。
皆さん
おはようございます
春を迎えた
寒くない朝です
今日も心を繋ぎ愛い
心暖かい日にしましょう放射能に人間は勝てると
誤解する人たちが
食品の放射能汚染を
心配する人たちへ
「放射脳」と批判する
おかしな時代です#朝の挨拶 #mbc1107 #nhk— 来夢来人・薩摩【lovepeace】 (@peace77mk) 2015年3月18日
@lokinyan 意外とそうでもない。放射能汚染食品を危険だと言っていると、自分の子供にまで食べさせているやつらに、食って掛かられて批判される事が良くある。今の日本は、いろいろな視点から間違いなくファシズムの国だ。
— wroji (武力で平和は守れない!) (@wroji) 2014年7月31日
完璧ではないとしても、何故食品に放射能不検出とか○ミリシーベルトとか表示しないんだろうか? こんな簡単な事を風評被害だの、国や報道機関などの嘘やひた隠しより、ずっとマシであり誠実なのではないだろうか。誰か理由を教えてくれ~。
— eshcolgrapes (@eshcolgrapes) 2017年3月25日
放射能汚染がある食品を食べたくないと言っている人をつかまえて風評被害だ風評被害だと批判するより、放射能汚染があっても買ってくれる人を増やすような(?)活動でもしたほうが、よっぽど効率的に売れると思うんですが。そうしないのはなぜでしょうね?
— take (@mintmarch) 2014年2月13日
福島が悪いんじゃない。放射能が悪いんじゃない。何が悪いか?数字を出さないことが悪い。風評被害を払拭するには数字(線量)を出すこと以外には無い。線量が低ければ人間は食べれる。高ければ食べられない。「食べて応援。」それも分かるけど、厳密に言うと「食べられるものを食べて応援」が適切。
— Hiro183 (@Hiro183) 2017年3月10日
福島永遠に応援。 放射能を心配している人もいるけど、最初は応援、美味しいから関係ないよ。今ではリピータという人もいる。 私も関係ない。美味しいから、好きだから、楽しいから福島に行きます。 #nhk
— 体は日本 心も今国内 (@TelsimWorld) 2017年3月9日
福島が世界的に未だに放射能の風評被害を受けてるだと…?詳しく数値を測った訳でも無いのに批判ばかりしやがって…福島人、同じ東北人だし応援してるよ。
— リュウ @AIR会 (@ryu7505) 2017年2月4日
@ayu_festa758 こんばんは❗濱龍歩さん🎵風評被害についての発信ありがとうございます☺福島は、確かに原発や放射能などがあり、問題になっていますが、福島には、美味しい食べ物や観光がいっぱいあります。何より、みんなの笑顔がある😆福島は、負けません。応援よろしくお願いします
— 矢車 葵 (@yaguma_aoi) 2017年2月4日
たくさんのツイートを時間かけて読みました。放射能の食品汚染が心配という方もいらっしゃいますが、福島やその近隣についての風評被害を心配する声も多く見受けられました。何が安全なのか。何が問題なのか。これは受け取った自分たちの感じたもの。両者ともに否定も出来ません。
ただ人の意見やたくさんの情報に賛否を言ったりするのではなく、私たちみんなが放射能汚染について今一度学ぶべきではないでしょうか。ここからは少し放射能について解説していきます。
そもそも放射能の危険性とは?
放射能とは?
まずそもそも放射能ってなんぞやって話です。色々と調べたのですが、専門用語が多くてちょっと頭を傾げてしまいました…。なので、ちょっと簡単に解説してみます。
・放射能とは「放射性物質」とそこから照射される「放射線」を指している
・放射性物質は自然界や宇宙にもあり、人間が作ったものだけとは限らない
・病院のレントゲンやCTスキャンも放射線である
・人体に影響のある放射線(特にアルファ線、ガンマ線、ベータ線が影響力が強い)を放射出来る能力を「放射能」と 呼ぶ。
・ある一定の放射線を浴びると人体に影響を及ぼし、いわゆる「被曝」となる
▼もっと詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
放射能は人体に影響を与えるもので、その人体に影響された事を「被曝」と言います。ものすごく恐ろしいもののようですが、病院などで行われる「放射線治療」などもこれです。意外と色々な事に使われていて、思っている以上に身近な存在と言えるでしょう。
今回の3.11東日本大震災を経て、一番問題視されている放射能は「セシウム」というものです。セシウムは「常温で液体になる金属」と言われており、放射性物質であり放射線を出します。このセシウムが食品の放射能汚染の原因と言われています。
微量ではあれば摂取しても体に害がないと言われています。今はここで放射能について取り上げていますが、スーパーで売られている野菜には農薬が掛かっているものも多いですし、多くの添加物が使われているものも普通に売られています。それも決して体に良いと言えるものではないですよね。
それと同じような感覚でもあるのかな~?という筆者独自の見解もあります。要するに一回セシウムの入った食品を摂取したぐらいではすぐに健康被害が起きるわけではありません。体の弱い人は反応してしまうかもしれませんし、どんなに摂取しても免疫の強い人なら一生健康被害など出ないかもしれません。
食品添加物も同じですよね。体に合わない人もいれば、全然平気な人もいる。放射能と食品添加物を同じように話してしまうのは良くないかもしれませんが、世間の皆様が過剰に怖がることは避けて欲しいと感じました。
だから徹底はしてないの。もしかしたら、放射能汚染についても同じ事が言えるのかもね?
私もこの手のことを調べ始めた当時は本当に暮らしにくかったな~。食べ物が全部毒物的のように感じたり(笑)でも情報を知った上で、自分で出来る対処はあると思うんだ!
この問題は本当に難しくて、答えなんて出ないだろうけど…。自分自身が判断すべき問題なんだろうね。
被曝の種類
外部被曝
外部被曝とは、体の外側が放射線によって被曝するということ。例を挙げるなら「やけど」をイメージして頂くと良いかもしれません。自分でも見える部分(身体)が被曝するということです。
内部被曝
内部被曝は体内から放射線の影響を受けること。放射能汚染をしたものを飲食したり、呼吸によって放射性物質を取り入れることで起こります。食品汚染はこちらの被曝に該当します。外部被曝よりも内部被曝の方が、体の中から直接害を受けることになるので危険だと言われています。
その他には、自然被曝と言うものや、レントゲンやCTスキャンなどから受ける医療被曝というものがあります。医療が進んだ先進国では、この医療被曝というものが問題視されているそうです。
強い放射線を浴び続けると、あらゆる粘膜から血が出て止まらなかったり、髪の毛が抜けたりという症状が起こります。内部被曝は、一度摂取した放射能は体外へ出る事がほとんど無いと言われています。よく「○○シーベルト(放射能の数値)だったら危害はない!」と言われていることがありますが、それはあくまでも外部被曝の場合の数値と言われているようです。
色々な情報が飛び交う中、この被曝に関しても「絶対」と言い切れるものはないのではないでしょうか。
福島原発近隣の食品汚染が心配されている
ここまで書いた中で、なぜ福島原発近隣の食品汚染が心配されているのか…わかりますね。一番悲しいのは、必要以上に放射能を怖がり、意図せぬ形で風評被害になってしまっているということ。
「大丈夫」「安全」などと言われている食品でも、不安になるのも仕方ないですよね。そして、この日本で暮らす限り避けては通れない事でもある。きっと食品に不安を抱き続けると何も食べられなくなりますし、暮らしにくくなると思います。
そこで筆者が実践している、放射能を少しでも除去する方法をお伝えします。これは筆者が独自で調べた方法なので、効果を保証するものではありません。でも、農薬除去など放射能とは違った側面でも体に良い効果があると言われていることなので、やってみる価値はあると考えています。
・野菜などを充分に洗う。
重曹は農薬や放射能除去に良いと言われています。なので、筆者は野菜を調理する前にザルに水と重曹を入れてしばらくつけておきます。塩も同じく異物の除去に良いと言われていますね。
・コップ一杯の水に一つまみの塩を入れて飲む。
塩はデトックス効果があると言われていて、体の中に入ってしまった金属や農薬・添加物などを流す効果があると言われているそうです。
汗にして出す方法
・入浴の際に、塩と重曹を1/2カップずつお湯に入れて20分以上浸かる。
やはり塩と重曹はデトックス効果があるらしいです。塩は温浴効果を高めるので美容にも良いですし、重曹を入れることで湯ざわりがなめらかになります。
効果があったかどうかは正直わかりませんが、適度に皮脂が取れてお肌すべすべになりました。
何度も言いますが、放射能に対する効果は保証できません。しかし、体にはとても嬉しい効果がありますので気になる方は試して下さい。
実際に被曝対策に効果があったと言われている食品
皆さんもご存じのように、日本が放射能や被曝について考えざるを得ない状況に陥ったのは始めてではありません!「広島・長崎原発」という悲しい歴史がありますよね。筆者は小学校の時にこちらの悲しい歴史を学んだのを覚えています。
その当時、長崎の爆心地に近い病院で秋月医師という方がこのように指示したそうです。
そして秋月医師の指示に従った人は被曝せずに済んだんだとか。そして後に起こった「チェルノブイリ原発事故」の時にはこの味噌効果を求めて味噌が日本から大量輸出したという話もあります。そして味噌を摂取した多くの人は効果が現れたらしいですね。
日本人にとってはなじみ深い味噌。現在では味噌汁を作る家庭が少なくなってきていると言われていますが、このような素晴らしいデトックス食品を手軽に手に入れられる我々はラッキーだと思いませんか?この他にも日本で放射能などのデトックスに適していると言われる食品がたくさんあります。
福島に限らず、どこにいても放射能から完全に離れる事が難しいかもしれません。いかに摂取しないか…というよりも、いかに体から排出させられるかの方が大事なのかもしれません。放射能に限らず特に味噌は健康に良いと言われていますので、積極的に摂取したいですね!
▼なかなか味噌汁を作る暇(機会)がない…という人は、以前mikaさんが「味噌汁を具ごと冷凍保存する方法」を執筆していますので、是非こちらを参考にして下さい♪毎日の時短にもおすすめです。
味噌汁を具ごと冷凍!毎日の食事に栄養たっぷりの味噌汁一杯をとろう▼また秋月医師に関しましてはこのような本を出版されていますので、参考までにどうぞ!
怖いのは放射能を知らない事!リスクを知った上で正しい行動を!
今回は放射能による食品汚染について書いてきました。世の中には「なんとなく体に良くないもの」と理解して、福島原発近隣の食品を避けている人も居ます。それでは、復興を目指している人たちにとっては悲しいだけ。
過度に怖がるのではなく、全てを理解した上で自分で出来る対処法などを実行すべきです。決して体に良いものではない放射能ですが、それを乗り越えて行こうと頑張っている人たちの心も忘れないで下さい。
みなさんの正しい知識と、理解が今一番必要だと強く思います!どちらの意見も完全に否定できない現実だからこそ、「○○さんもこう言ってたから…」ではなく、自分で感じたことで判断するべきです。
正しい知識と理解。本当にその通りだね!自分でも勉強していかなきゃね!
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