飽きないお粥トッピング15選★その効能で梅雨~夏に負けない身体を
これから迎える湿度の高い季節の梅雨、そしてムシムシと暑い夏。そんな季節を迎えると、体調もなんだかよくなかったり、食欲も落ちてしまったりしますよね。
今から梅雨や夏が憂鬱な方必見!「お粥」を見直してみませんか?お粥があなたのカラダの不調を和らげて、梅雨~夏を快適に乗り切らせてくれます。飽きないトッピングを工夫して、お粥をおいしく頂きましょう♡
その前に梅雨の季節にもなりますね。その頃からなんとなく体調を崩す人も多いんですよね。
Contents
お粥に注目★夏バテしないカラダは自分で作れる
暑くて湿度の高い夏に負けないカラダ作りは、梅雨の季節からもう始まっている!食欲が落ちてしまわないように、カラダに優しく、力になる食べ物がいいですね。
そこで、日本人なら誰でも知っている「お粥」に注目してみました。お粥って病気の時に食べるだけの食べ物ではないのです。その効能を知ればあなたも驚くはず。
お粥について
お粥って日本特有の食べ物?と思ってる方も多いでしょうか。筆者が20代の頃、長年ペンパルだった台湾人の子に会いに2週間の台湾滞在をした時のこと。朝は外食でなんと!お粥のお店に連れていかれたんです♪
お米文化の台湾や香港でもお粥は日常的に食べられています。その歴史がちょっと気になりますよね。
お粥の歴史
日本に米が伝わったのは紀元前1世紀の頃で、本格的に米が作られるようになったのは弥生時代。今のお粥と同じような、土鍋で作る水分が多いものが文献に登場したのは、11世紀ころの様です。
でも日本よりもっともっと昔からお粥が食されていたのはやはり、中国の様です。その歴史は3000年以上前からと言います。
お粥の種類
お粥には主に2種類があります。
●白粥…お米をたっぷりのお水で煮たもの
●斎粥…白粥に具材を混ぜたり乗せて食べるお粥
【基本のお粥の作り方】をご紹介します。
●4~5人分
【基本のお粥の作り方】
白米カップ1杯半・水カップ15杯
1.米をよく洗います。深い鍋に水と一緒に入れる。
2.強火で煮立たせます。その後、弱火にして一時間ほどゆっくり炊きます。
【鶏ガラだしのお粥の作り方】
1.米をきれいに洗います。深い鍋に水と一緒に入れる。
2良く洗った鶏ガラを熱湯でゆでてアクをとります。
3.米と一緒に煮ます。煮たったら鶏ガラをとります。
塩を好みでいれましょう。
中に鶏肉や貝柱、豚肉などを入れて煮てもOK。
お粥の効能
先日、体調を崩して3日ほど寝込んでしまった筆者です。3日ぶりにやっと起き上がることが出来たので、スポーツ飲料以外のものを口にしようと思って、買い置きしてあったお粥を食べたんです。
その時にす~っとなんだかカラダの中に沁み込んでいく様な感じがして、日本では病気の時に食べる物と言われる意味が分かった様な気がしました。カラダに優しく入っていくお粥の効能ってどんなものがあるのでしょう。
禅宗の世界の教えで、お粥の十の功徳という意味の「粥有十利 (しゅうゆうじり)」という言葉があります。つまり、お粥の効能十項目という事ですが、具体的には次のようになっています。
一 <色> 体の血つやが良くなり
二 <力> 気力を増し
三 <寿> 長命となり
四 <楽> 食べ過ぎとならず体が安楽
五 <詞清辯> 言葉が清く爽やかになり
六 <宿食除> 前に食べたものが残らず胸やけもせず
七 <風除> 風邪を引かず
八 <飢消> 消化よく栄養となって飢えを消し
九 <渇消> のどの渇きを止め
十 <大小便調適> 便通も良い
お粥は水分を含んでいて、いつものごはんの量より少なくても食べ過ぎることなく満足感を得られ、ダイエットにも活用できます。そして、胃に優しく消化にいいので便秘改善のときのもおすすめです。
胃腸に良いというのは新陳代謝の活性にもつながるので、お肌にもいいということになります。この様なことからお粥は美容と健康の面でもとてもカラダにいい食べ物なんです。
豆知識★七草粥について
日本では「七草粥」という風習があります。人日の節句と言って、日本の1年で5つある節句の一つです。その名の通り、七草の入ったお粥を、松の内の最後の日の1月7日の朝に食べるものです。
お正月にたくさん食べて飲んだカラダを、胃腸に優しい七草粥で休めてあげるなんて良く聞きますね。七草粥の風習は唐の時代からの風習「人日の日」として、七種類の野菜を入れたとろみのある汁物を食べて無病息災を祈るという風習と、日本の昔からある「若菜摘み」の風習からきている様です。邪気を払って病気が退散するとも言われています。
そんなお粥ですが、今ではいろいろなトッピングやレシピもあって、好みに合わせた自由な食べ方があるようです。美容にも健康にもおすすめのお粥が、飽きないで食べられるようにおすすめトッピングをご紹介します。
飽きないお粥のおすすめトッピング15選
シンプル味噌入りお粥
●ご飯 茶碗2杯
●卵 2個
●水 2カップ
●みそ 大2
●ほんだし少々
(うまみ調味料(あじのもと) 少々)なくてもOK
●好みでゴマ油少々
【作り方】
1.水とご飯を入れた鍋で5分煮る。
2.みそ&ほんだし&うま味調味料を入れる。
3.味が馴染んでから卵を溶いたものを回し入れる。
4.お好みのゴマ油を加えて出来上がり。
もずくと卵のお粥
●ごはん 茶碗1杯分
●だし汁 2カップ
●塩 少々
●もずく 100g
●卵 1個
【作り方】
1.ごはんは残りごはんでOK。昆布とカツオのだし汁で煮る。
2.もずくを入れ、サッと煮だってから塩少々加える。
3.クツクツにだっている中に溶いた卵を回し入れる。ふんわりしたら出来上がり。
キムチ味お粥
●米 1合
●キムチのタレ 大匙1
●塩 適量
●さつまいも 適量
●葉物 適量
【作り方】
1.米をよく洗って、鍋に水と一緒に入れる。
2.強火で煮立たせます。その後、弱火にしてゆっくり炊きます。
3.さいころサイズのさつまいも・葉物は別にお湯で少し茹でておいて、お粥が出来上がる10分くらい前に一緒に入れて炊く。
4.キムチのタレと塩は最後に入れて、味を調える。
トマト&チーズのお粥
●ごはん 茶碗1膳分
●トマトの水煮 大さじ3
●水 200ml
●塩こしょう 適量
●粉チーズ 適量
●パセリのみじん切り適量
【作り方】
1.ごはん・トマトの水煮・水を耐熱ボウルに入れて、ラップをふんわりとかけ,電子レンジ(500W)で5分加熱。(途中でかき回す)
2.器に盛って塩こしょうし、粉チーズ・パセリを振って出来上がり。
あらかじめプレーンなお粥を作っておいて、後から軽くトマトの水煮と一緒に電子レンジでチンしてもOK。ごはんの硬さを自分の好みにすることをおすすめします。
チキンスープとブラックペッパーのお粥
米 1合
チキンスープ 1400ml
ねぎ(青い部分) 1~2本分
しょうがの薄切or千切り 1枚
鶏の皮 2~3枚(100g)
塩 少々
ブラックペッパー 少々
ザーサイ等 適量好みで。
【作り方】
1.お米はよくといで水に30分以上つけてから、ざるにあけて水気をきっておく。。
2.鶏の皮はさっと湯通しして、食べやすい大きさに切っておく。
3.圧力鍋or深めの鍋にお米、チキンスープ、ねぎ、しょうが、鶏の皮を入れて火にかける。
4.クツクツ沸騰したら弱火にしてさらに約10分火にかける。
5.火をとめて塩で味をととのえる。
6.器に盛ったら最後に刻んだザーサイを好みで。ブラックペッパーをかけて出来上がり♪
オクラと水菜とトマトのお粥
●ごはん 茶碗1杯
●水 300ml
●鶏ガラスープの素 小さじ2
●タマネギ 中1/4個
●パプリカ 中1/4
●オクラ 2~3本
●水菜 1束(半分でもOK)
●ネギ 10cm
●ミニトマト 2個
●.醤油 少々
●卵 1個
【作り方】
1.水を鍋に入れて沸騰したら鶏ガラスープの素を入れて、パプリカとタマネギを入れて煮る。
2.次にオクラを入れて。アクをとりながら、ネバネバしてきたらごはんを入れる。
3.5~10分似たら水菜を入れる。(ここでトマトを入れてもOK)1分後、醤油少々と溶き卵を入れてすぐ火を消す。
4.食器に盛りつけて、ネギ、ミニトマトを飾り付けて出来上がり。
夏のおすすめ緑茶のお粥
普通にお粥を作ったあとに冷たい緑茶をかけて、お茶漬けあられを振りかけたお粥です。夏の食欲がない時におすすめです。
台湾風牛肉とピータンのお粥
●米 20cc
●水 600cc
●鶏がらスープの素 小さじ2
●塩 少々
●牛挽肉 100~150g
●油揚げ 1/2枚
●ピータン(手に入らない時はゆで卵でOK)1個
【作り方】
1.鍋で湯を沸かし、沸騰したら牛挽肉を入れてゆでる。アクはしっかりとりましょう。
2.米を洗ってから時間があれば30分程水に浸す。
3.ライスクッカーか、厚みと深さのある鍋に2を入れます。
4.その鍋の中に水と鶏がらスープを加えて蓋をして中火にかけます。
5.沸騰して吹きこぼれないように注意します。沸騰したら、1.の牛挽肉も加えて、弱火でさらに約20~25分炊きます。
6.油揚げを2cm角程に切って、軽く塩をしてから油度ひかないでフライパンで炒る。カリカリになったら、キッチンペーパーに乗せて、余分な脂を切る。これが台湾のお粥で使っている揚げパンの役目とします。
7.お粥が炊きあがったら火を切って5~10分蒸らして完成。ピータン(orゆで卵)と油揚げをトッピングして完成。
フィリピンのお粥・Lugaw(ルーガウ)
●米 1合
●にんにく 1片
●生姜 15g程度
●タマネギ 1/6個
●ベーコン 1枚
●サラダ油 大さじ2
●卵 2個
●万能ねぎ 少々
●ナンプラー 大さじ1
●ブラックペッパー 少々
●レモン汁 少々
●鶏ガラスープ 500cc
*鶏ガラスープは水にスープの素を溶かしたもの。
*ナンプラーは醤油でもOK。
【作り方】
1.お米は軽く洗って水に浸しておく。
2.茹で玉子を作って縦半分に切っておく。
(半熟卵は常温にした卵を沸騰したお湯に入れて8分茹でるとOK。)
3.ベーコン、にんにく、タマネギ、生姜みじん切り。
4.フライパンにサラダ油大さじ2を熱し、弱火でベーコン、にんにくをカリカリになるように炒める。炒めたらとりだしておく。
注*ベーコンを入れた後しばらく経ってからにんいくをいれる(焦げやすいため)。
5.同じフライパンでタマネギと生姜を中火で炒める。香りが出てから鶏ガラスープ、水をきったお米を入れる。
6.煮立ってから火は弱火、アクを取りながら煮込む。
注*煮汁が少なくなったら適宜水を加える。1カップ程度まで。
7.20分ほど煮てお米が柔らかくなったのを確認して、ナンプラーで味を調整。
8.トッピング:刻んだ葱、茹で玉子、レモン汁少々かける。カリカリのベーコン、にんにくを乗せる。
9.最後にブラックペッパーかけて完成。
韓国のお粥・ヤチェジュク
●水 800ml
●野菜 人参 1/4本
●きのこ類 1・2個
●ネギ 細いの1本
●ニラ 1/3束
●たまご 1個
●すりにんにく 小さじ1
●ビーフだし 小さじ2
●塩 小さじ2
●ごま油 小さじ2
●ごま 少々
【作り方】
1.野菜を細かく切る。
2.水を沸騰させて野菜・ニンニク・だしを入れる 。
3.冷めたご飯をその中に入れる。
4.中火でごはんが柔らかくスープがまったり感が出るまで混ぜながら煮る 。
5.味を見ながらニラ・塩・ごまを入れる。
6.卵を溶いて回りかける。火を止め蓋をして2~3分そのまま。
7.器に盛って、韓国のりを手でちぎって乗せて完成。
簡単カニカマのお粥
●冷ご飯 50g
●水 2カップ
●マッシュルーム 少々
●カニカマ 1本
●和風だし素 小さじ半分
●青海苔適量
【作り方】
1.スライスマッシュルーム2~3個・カニカマをみじん切りにする。
2.材料を中火~弱火で煮るだけで完成。
大根と高菜と豚肉のお粥
●生米 1合
●水 米の8倍
●大根 …皮を剥いて1cm角に切る 輪切り4cm程度
●塩麹 大さじ1
●すりおろし生姜 小さじ1
●豚もも肉スライス 50g
●もやし 1/3袋
●塩麹(漬け込み用) 大さじ1
●高菜漬け 適量
【作り方】
1.よく洗ったお米・大根(1㎝程度の輪切り~細切りなど好みの大きさに切ってOK)水・すりおろし生姜・塩麹を土鍋に入れて火にかける。
2.沸騰したら、一度こげないように混ぜる。弱火にしてさらに炊く。
3.豚肉に塩麹をもみ込み15分くらい置いておく。
3.スチームケースなどがあれば使って、もやし&その上に豚肉をのせて電子レンジで蒸す。(スチームケースがなければ耐熱皿でOK)
.4.出来たお粥に細かく切った高菜漬けを乗せ、3のもやしとお肉を乗せる。
5.最後に蒸し汁をまわしかけて出来上がり。
鶏の手羽先のお粥
●鶏の手羽先 7~8本
●にんにく 2かげ
●タマネギ 1/4個
●長ネギ(青い部分) 1本
●残りのくず野菜 適当に
●水 7カップ
●ご飯 2杯
●にんじん 1/4個
●ニラ 3本
●長ネギ(白い部分) 1/2本
●玉ねぎ 1/6個
●塩 2小
●コショウ 1/2小
●ごま油 2大
●卵の黄身 4個
●すりごま 適量
【作り方】
1.鍋に水を入れて手羽先・長ネギの青い部分・タマネギ・にんにく・残りの野菜などと一緒にいれて、30分以上煮込む。
2.煮込んだスープは笊でこす。
3.手羽先は骨から肉をとり千切りにする。
4.にんじん、ニラ、長ネギの白い部分、タマネギはみじん切り。
5.2の煮込んであったスープにご飯2杯と鶏肉、4の野菜を入れて、弱火でじっくりと混ぜながら煮る。
6.ご飯粒が柔らかくなったか確認して火を止める。塩、コショウしてニラを入れよく混ぜる。
7.粥は器に盛る。ごま油とすりごまはお好みで入れる。卵の黄身を真ん中に入れて、すりごまをその上に乗せ手完成。
鮭缶のお粥
【材料】2人分
●米 40g
●鮭の水煮缶 1缶汁も含めて90g
●水 350cc
●白だし醤油 大1
【作り方】
1.炊飯器に米と鮭缶、白だし醤油、水を入れ、30分浸水した後におかゆコースで炊く。
*炊飯器じゃない人は普通にお粥を作る要領で、鍋に鮭の水煮も一緒に入れて煮る。最後に白だしを入れて香りづけする。鮭をほぐして完成。
簡単サムゲタン風お粥
●レトルトのお粥 1袋
●塩味の焼き鳥缶詰 1缶
●長ネギ 5cm分
●チューブにんにく 1cm分
●チューブしょうが 1cm分
●水 80cc
●ごま油…少々
材料を簡単なもので揃えると時短にもなって忙しい朝でもたべられていいですね。
【作り方】
1.レトルトのお粥は温めておく。
2.鍋に水を入れ、斜め薄切りの長ネギ・チューブにんにく・チューブしょうがを入れて、ひと煮立ちさせたら焼き鳥缶を加え火を止め、好みでごま油を加える。
3.器にお粥を盛り、その上に②のスープをかけて完成。
お好みトッピングは万能ねぎや唐辛子。
お粥を食べるときはよく噛んで!
たくさんのレシピを紹介しましたが、気に入ったレシピはあったでしょうか?カラダにとてもやさしい食べ物のお粥ですが、食べやすいからと言ってお茶漬けの様にすすってかきこんで食べたりするのは要注意!飲み込む力が弱いと、誤えん性肺炎の危険があります。
高齢の方や、小さなお子さんは特に注意です!食べることの満足感を高めるためにも、柔らかいお粥でもちゃんと噛んでゆっくり食べましょう。
美容にも健康にもおすすめのお粥を飽きないトッピングでぜひ♪
お粥のトッピングと言えば?それぞれの家で浮かぶものが違うでしょう。まず浮かぶのが梅干しでしょうか。ちなみに筆者の中では次のベスト3はこちら♪
1.梅干し&しらす&鰹節
2.なめ茸(ほうれん草と一緒にお粥を煮て、なめ茸はトッピングに)
3. シャケフレーク
本当に手軽に乗せるだけですが、ちょっとの手間で抜群においしくなりますよ♪
簡単なトッピングやレシピでより美味しく飽きずに食べられるお粥。是非お試しください!
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡