シングルマザーが貰える手当はいくらぐらい?経済的不安を軽減しよう
今離婚を考えている方、もしくはもう離婚を決意した方は、これから先の子どもとの暮らしが不安になるかもしれません。中でも経済的な不安はとても大きな問題ですよね。お金の心配というのは心がとても乏しくなるもの。
しかし、シングルマザーは公的手当を受ける事が出来るのをご存じでしょうか?手当の事を知れば少し肩の荷が下りるかもしれません。この手当について今回は詳しく解説していきたいと思います。
Contents
児童扶養手当をご存知ですか?
児童扶養手当とは?
児童扶養手当とは、いわゆる「母子手当」と言われているものです。正式名誉は児童扶養手当と言います。
児童扶養手当はこのように定義されていて、母子世帯や父子世帯に対して金銭的援助をしますよ~という主旨のもの。ただ、この手当を受けるには条件を満たす必要があります。
児童扶養手当を受ける条件や金額
児童扶養手当は母子(父子)世帯なら誰でも貰えるのかと言うと、そうでもありません。一定の所得制限などがありますので注意しましょう。以下が支給制限についての引用です。
このように支給制限について書かれていますが、ちょっとわかりにくいですよね…。要は、子どもと一緒に生活していないのに児童扶養手当はあげれませんよ!という意味で、誰が子どもを扶養して養育しているのかがポイントとなります。
中には離婚はしたけど父母揃って暮らしている人も居ますし、新しい配偶者がいる方もいらっしゃいます。このように子どもを扶養出来る人が居る場合は受給できません!という意味合いでしょう。親権と養育権の違いではありませんので、この点は心配する必要はないと思います。
▼親権についてはこちらをご覧ください。
離婚時の親権を決める判断基準!母親が有利で父親は不利って本当?また支給額については
となっています。所得に応じて手当の額が変わるのですが、その所得については以下の表を参考にしてみて下さいね。
画像引用元:愛媛県 八幡浜市
収入に応じて手当の額が変わります。(子どもの人数によっても)所得が高額の場合は手当を受ける事が出来ないので、一度最寄りの区役所などの窓口に相談してみると良いですよ!
児童手当も変わらず貰えます!
離婚後も児童手当は貰える
児童手当を現在支給されている方も多いのではないでしょうか。児童手当の目的については以下のように定義されています。
この手当はひとり親家庭に限らず、条件を満たしていればみんなが貰える子育て世代には大変ありがたい手当です。
ただこちらの児童手当にも条件があるので、まだよく分からない人は次項をお読みください。
児童手当の条件や金額
児童手当も児童扶養手当同様、必ずしも子どもが居れば貰える手当というわけではありません。支給対象は以下の条件となっております。
具体的な支給額は
児童の年齢 | 児童手当の額(月/1人) |
3歳未満 |
一律15,000円 |
3歳以上小学校終了前 | 一律10,000円(第3子以降は一律15,000円) |
中学生 |
一律10,000円 |
このようになっています。ただし、一定額以上の所得がある場合は一律5,000円となっていますので、自分の所得をしっかりと把握しておきましょう。
所得に関する制限については以下をご覧ください。
扶養親族等の数 | 所得制限限度額 | 給与収入総額の目安 |
---|---|---|
0人 | 622.0万円 | 833.3万円 |
1人 | 660.0万円 | 875.6万円 |
2人 | 698.0万円 | 917.8万円 |
3人 | 736.0万円 | 960.0万円 |
4人 | 774.0万円 | 1,002.1万円 |
5人 | 812.0万円 | 1,042.1万円 |
児童手当も児童扶養手当同様に、4カ月に一度まとめて支給されるので、もしも生活費として使う場合は小分けにしておくことをおすすめします!
医療費助成もあるんです!
医療費助成とは
お子さんが小さい時は特に、よく風邪を引いたり…。意外に医療費ってバカにならないですよね。筆者の息子は現在9歳で、風邪こそ全く引かなくなりましたが、やんちゃなのでよくケガして外科に駆け込みます(笑)。でも医療費助成を受けているので、医療に関する経済的な不安だけはありません。
まず医療費助成制度について相模原市のホームページが分かりやすかったので、引用します。
このようにひとり親世帯の医療費を一部助成するというものなんですが、具体的な助成の内容は
となっています。こちらは児童だけではなく、親である我々も多少の医療費助成を受けられるようになっています。ただし、調べて行くと地域によって助成についての細かい部分が異なるのでは?と思ったので、ここでは「医療費助成制度というものがあるんだよ」という程度に留めさせて頂きますね。
詳しくはお住いの管轄の市区町村に問い合わせしてみて下さい。
手当を上手に利用して心の不安を軽減しましょう!
今回は少々難しいお金に関する事を題材にしましたが、筆者が伝えたかったことは「なんでも1人で頑張ろうとしないで」という想いです。筆者もシングルマザー歴8年。経済的・精神的にすごく辛い時期も多々ありました。たった1人で物事を解決していくのは本当に心細く、不安ばかりが目についてしまいます。
手当に頼ることに引け目を感じないで下さい。手当は我々親子がしっかりと自立していくためのものなので、これから先笑顔で暮らしていくための優しい手助けだと思って少しでも不安を軽減し、人生の再スタートを切って下さいね♪
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