この質問すれば嘘が見破れる!相手の本音がわかる会話のテクニック
前回の記事「あなたの嘘はなぜバレるのか?仕草や言葉に現れる嘘つきの特徴とは」では、嘘をつく人が発する仕草や言葉の特徴を紹介しましたが、これだけでは「嘘」と断定することはできませんよね。
今回はそこからさらに一歩踏み込んださりげなく相手の嘘を見破るための質問テクニックです。メンタリストDaiGoさん推奨の浮気を見破るマジックワードも紹介しますからね~。どうぞお楽しみに♪
ところで亜依さん、嘘つきのサインって、体調が悪いときや緊張しているときにも似たような仕草をしちゃうじゃない?これだけじゃ嘘の確信が持てないわよね。
Contents
会話から嘘を見破る質問のテクニック
仕草や表情から「嘘をついているかも」と疑いを持ったとしても、それだけの理由で攻撃的に問い詰めたりするのは禁物です。大喧嘩に発展して二人の関係が壊れてしまうかもしれません。
・相手に気づかれないように本心を探り出し対策を考える。
・「あなたの嘘はバレている」ということをほのめかし、相手に反省を促す。
こんな風に穏便にことを進めるのが賢い大人のやり方ですね。そのための質問のテクニックを紹介しましょう。
いつも以上に饒舌になるときは要注意!
「昨日は何をしていたの?」「最近残業が多いね」など、まずは簡単な質問をしてみましょう。それに対して「新しいプロジェクトが始まってさ~毎日残業なんだよね」と話を終わらせようとしたなら、「へぇ~新しいプロジェクトってどんなこと?」と、興味を持ったフリをしてさらに突っ込んで聞いてみましょう。
嘘をついている人は、本来その話題には触れたくないので話を早く切り上げようとするものですが、相手に突っ込まれたとき用に偽のストーリーも用意しているはずです。話が終わらないとみれば、相手を信じ込ませるための偽のストーリーを語り始めます。時系列に沿った理路整然とした話ぶりであったり、関係ない些細なことまで饒舌に話し始めたときは、頭の中で何度も繰り返してきた偽のストーリーを語っている可能性が大です。
補足1: 嘘をつく際、人はしばしば、その嘘に説得力を加えたいという無意識の動機から、詳細を過剰に提供します。この心理的傾向は、相手に疑われないようにするため、または自分自身が作り話に真実味を感じるために発生します。心理学者によると、この過程は自己正当化の一形態であり、話し手が自分の不誠実さに対する内心の罪悪感を軽減するために行われることがあります。
補足2: 「過剰説明」は嘘をついている人が頻繁に使う手法です。例えば、普段なら「昨日は友達と飲んでいた」と簡単に答えるところを、「昨日は6時にジョンと会って、最初はカフェに行って、そこでコーヒーを飲んで、その後7時ごろにバーに移動して、そこでマイクとリサにも合流して…」と、必要以上の情報を提供します。このように、細部にわたる説明は、聞き手が話の真偽を判断する際の重要な手がかりとなり得ます。嘘を見抜くためには、話の中でのこのような非自然な詳細提供に注意を払うことが有効です。
会話のテンポがおかしくなる
質問をしたら相手の会話のテンポにも注意してみましょう。予め想定していた質問については、回答が準備されているので、普段より早いテンポで答えが返ってくるはずです。
逆に想定外の質問をされたときには、自分が作ったストーリーと矛盾が生じないように頭をフル回転させているため、回答するまでに少し間があくことが多くなります。ストーリーチェックの時間稼ぎのために、「新しいプロジェクトがどんなものかって?」というように質問をオウム返ししてきたり、「えっ何?もう一回言ってくれる?」というように質問を繰り返させたりします。
補足1: なぜ質問に対する回答のテンポが変わるのか、その心理学的背景には興味深い事実が隠されています。人が質問されたとき、脳はその質問に対する適切な回答を見つけるために情報を素早く処理しようとします。このプロセスは、特に嘘をついている場合、著しく認知的負荷を増加させます。つまり、嘘をついている人は、話が一貫しているように見せかけるため、または矛盾を避けるために、より多くの脳のリソースを使用する必要があります。これが、回答のテンポが不自然に速くなったり、遅くなったりする主な理由です。
補足2: では、実際に会話のテンポが変化する例とはどのようなものでしょうか?例えば、普段はスムーズに話す人が、特定の質問をされたときだけ、回答するのにぎこちなくなったり、言葉を繰り返したりすることがあります。また、回答前に「えっと…」と言って時間を稼ぐのも、考えを整理しているサインです。これらの変化に気づくためには、相手の通常の会話パターンを知ることが重要です。そして、そのパターンから逸脱する動きがあった場合、それが真実を探る手がかりになり得るのです。このように、会話の流れを注意深く観察することで、相手の真意を見抜くヒントを得ることができます。
たとえ話や世間話に答えないのはほぼクロ
相手に対して疑っていることがあるのなら、それとよく似たストーリーをたとえ話や世間話のように質問をしてみましょう。その答え方でシロかクロかの判断ができます。
例えばパートナーの浮気を疑っている場合、
というような一般的な質問に対して、相手に後ろめたいことがなければ、一般論や自分の意見を普通に答えることができるはずです。
「どうしたの急に?」「どこでそんな話聞いたの?」など質問に質問で返してくるのは、やましいことがある証拠。また「簡単にイエス・ノーでは答えられないな~」というように時間稼ぎをしようとしたり、話をそらそうとするのはほぼクロと思ったほうがよいでしょう。
浮気を見破るマジックワードとは
パートナーの嘘が浮気に関することなら、マジックワードを使って相手の反応をチェックするという方法もあります。これはメンタリストのDaiGoさんがTBS系列の番組「私の何がイケないの?」の中で紹介してくれたもので、ドイツの心理学者クルト・レヴィンの「接近-回避の葛藤」という理論に基づくものだそうです。
マジックワード1:「最近何かいいことあった?」
「最近何かいいことあった?」と聞かれたとき、浮気をしている人はまずそのことが思い浮かぶのだそうです。「もしや浮気相手と会う日にニヤついてしまったのか?」「ウキウキしている様子を悟られてしまったのか?」と気になるのでしょうね。「何で?」「どうして?」と質問返しをしてきます。
特に男性の場合は、「どんな質問にも意味がある」と考える傾向が強いため、この質問に隠された裏の意図を探ろうとします。相手はこの質問からどんな結果を導こうとしているのか?を頭の中でグルグルと思い描き、やましいことがある人は「自分の浮気」に結び付けてしまいます。そして浮気以外でもっともらしい「いいこと」って何があるかなぁ?と嘘の理由を探し始めます。
そこで「誰と会っていたの?」「どこに行ったの?」と矢継ぎ早に質問を繰り出してみましょう。不意をつかれた相手は、言い訳を考える時間稼ぎのために「えっなに?」「どうしたの?」と、さらに質問を繰り返し、ソワソワと落ち着かない態度になってきます。
やましいことがない人の場合でも「何で?」と疑問には思うでしょう。しかしその場合には「別に何もないけど…」と、まず質問に答えてから「何でそんなこと聞くの?」という質問になることが多いです。答える前に質問を返してくるのは、質問の真意が気になって焦っているからだと言えますね。
ある程度問い詰めたところで、2つ目のマジックワードを繰り出します。
マジックワード2:「疑ってごめんね」
さんざん問い詰めた後に「疑ってごめんね」と優しい一言をかけると、相手は浮気がバレずに済んだという安堵感からつい笑顔がこぼれたり、ストレスから解放されてほっとした表情になります。声のトーンだってワントーン上がってしまうかもしれません。
無実なのに疑われた場合は、誰でも不機嫌になるはずですよね。声のトーンは低くなり、怒りや不満の表情になるのが普通です。「疑ってごめんね」の後、一瞬でも笑顔がこぼれた場合は、浮気している可能性がかなり高いということになります。
マジックアクション:ヘアゴムを拾って見せる
さらにDaiGoさんの浮気を見破るシリーズにはマジックアクションともいうべき第2弾があります。
これは、夫の上着をハンガーにかけるときに「アレ、なんか落ちたよ」と言ってヘアゴムを取り出して見せるというものです。「もしかしたら浮気相手のものかも?」という心当たりがある夫は、そのヘアゴムを手に取りやたらと触り、その後自分の近くに隠そうとするのだそうです。
さらに、妻がそのことについてまったく触れないでいると、その無言の圧力、沈黙に耐えられなくなった夫は、自らヘアゴムについての言い訳を語り始めると言います。
何もやましいことがなければ、ヘアゴムなどに気を留める男性はいません。まして誰のものかもわからないヘアゴムを自分の近くに置いておくなんてことは女性でもしないでしょう。それを手にとって眺めたり、「もしかして部下の子と廊下でぶつかったときにポケットに入っちゃたのかな~?」なんて聞いてもいないことを語り始めたら、かなり怪しいですよね。
普段、車を使うことが多い人なら、車の中で「あっなんか落ちてる」と拾って見せるという手もあります。パートナーが興味を示さなければ、「あっコレ私のだった」と言えばいいだけです。
補足1: 「接近-回避の葛藤」という理論は、人が魅力的な目標に引き寄せられる一方で、それがリスクや不安を伴う場合には引き離される心理的状態を指します。この理論をマジックワードの効果に応用すると、浮気をしている人はその魅力(不倫相手との関係)とリスク(発覚の恐れ)の間で内心葛藤しています。マジックワードはこの葛藤を浮き彫りにし、相手の反応から真実を見抜く手がかりを提供します。例えば、「最近、何か心に残っていることはある?」というような質問は、相手がその葛藤に直面しているかどうかを探るのに役立ちます。相手が浮気をしていれば、この質問に対する反応は通常と異なり、心理的な動揺が見えることがあります。
補足2: マジックワードを使用する際には、相手の反応を細かく観察することが鍵となります。質問の投げかけ方は、相手を追い詰めるのではなく、話しやすい雰囲気を作り出すことが大切です。例えば、穏やかな声のトーンで、非対立的な態度を取り、相手の目を見て話すことが推奨されます。相手が質問にどのように反応するか、特に過剰反応や話題のすり替え、不自然な言い訳をするかどうかに注意深く耳を傾けましょう。これらのテクニックを駆使することで、相手の本音や隠された真実を探ることが可能になります。心理学の知見を活用して、賢く、そして慎重に進めていくことが、真実を見抜く上での最良のアプローチです。
心理戦は女性が優位!でも仕掛けるのはホドホドに
女性の脳は、察することや感情の変化に敏感なため、嘘をつく・嘘を見抜くといった心理戦は大得意!対して論理的で1つのことにしか集中できない男性脳は、裏読みし過ぎてボロを出したり、言葉や仕草につい本音が出てしまうので、意外と簡単に嘘が暴けることでしょう。「男は単純」「男の浮気はすぐバレる」というのは、それなりに本質をついた言葉なのかもしれませんね。
だからと言って、このテクニックを乱用するのは禁物です。ほのめかしやカマかけって無実の人にとっては非常に腹立たしいものです。何度もやられるとパートナーもうんざりして、二人の信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。「ここぞ」というときにだけ試してみてくださいね!
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