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「女子だからしょうがない」は差別?著名人に聞くジェンダーバイアス問題

 2017/09/26 ママ ライフスタイル
この記事は約 24 分で読めます。 991 Views
国際女性デー
なごみぃ
こんにちは!商品のプロモーションやイベント企画の仕事に長く携わってきたので、トレンドには敏感!(でいたい)です。「なぜなぜ?どうして?」と根掘り葉掘り知りたいタイプなので、気になった情報はトコトン掘り下げて紹介します!⇒詳しくはこちら

働く女性の頭上にあるのがガラスの天井ならば、育児に孤軍奮闘する女性たちの周りにはガラスの壁があるのかもしれません。これらの見えない障壁の根底にあるのが、「ジェンダーバイアス(社会的・文化的性差別や偏見)」の問題です。

世界各国の男女格差の度合いを数値化したジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラム発表)という指標がありますが、2016年度版では日本は144か国中111位。前年度より10位も順位を下げてしまっています。世界中で男女格差の縮小が進んでいるというのに、この分野では日本はまだまだ発展途上国であると認めざるを得ません。

日本の女性が自由に生きることを阻むものって何だろう?今、そしてこれからを生きる女性たちに向けて、各界の著名人たちから熱いメッセージが届けられています。その一部を紹介しましょう。

なごみぃ
こんにちは、ライターのなごみぃです。3月8日、国際女性デーということもあり、WEBや雑誌では様々な形で女性問題が取り上げられていますね。今回は朝日デジタルの特集「DearGirls」に寄せられたメッセージの中から、私が気になったものを紹介します。

生きること、働くこと、家事、育児などについて、女性が感じている言葉にできない「モヤリ感」の原因がどこにあるのか?考えてみてくださいね。

ジェンダーバイアスとは

ジェンダーバイアス

ジェンダーレス、ジェンダーフリー、ジェンダーバイアス…「ジェンダー」がつく言葉は色々ありますが、そもそもジェンダーとはどういう意味なのか?まずはそこからおさらいしてみましょう。

ジェンダーの意味

生物学上の男女の区別は、英語でSEXと表記されます。ジェンダー(gender)とは、SEXに基づき社会的・文化的に求められる性差のことです。簡単に言えば、「女らしさ」「男らしさ」と認識される性のことで、国や地域、そして年代によっても違いがあります。

例えば日本では、「男は仕事をしてお金を稼ぐもの」、「女は家庭を守り子どもを育てるもの」というジェンダーの考え方が根強く残っていますよね。このようなジェンダーに対する認知は、ファッション、言葉づかい、職業選択、家庭や職場での役割などに及び、基本的な物の考え方やコミュニケーション方法にも影響を与えています。

ジェンダーレス(Gender-less)とは、「性別の境界をなくそう」という考え方で、りゅうちぇるさんのように男性がメイクをしたり、女性がメンズファッションを取り入れたりするように、主にファッションの世界で用いられているようです。

ジェンダーフリー(GenderFree)とは、「ジェンダーによる差別や抑圧からの解放」という意味で使われていますが、これは日本だけの言い方です。英語でGenderFreeという場合には、「性別の無い」や「性別と無関係に」という意味になり、まったく違う使われ方をします。

ジェンダーバイアス(Gender bias)とは、男女の役割について固定的な考えや偏見を持つことで、意識的にも無意識的にも男女間の差別や不平等を作り出してしまいます。

ジェンダーバイアスの具体例

ジェンダーバイアスの具体例

ジェンダーバイアスは、幼い頃から知らず知らずのうちに刷り込まれているものです。例えば泣いてる男の子に「男の子なんだから泣いちゃダメよ」と励ますことや、女の子だからと言って、ピンクやフリルの服ばかり着せるというのもジェンダーバイアスの一種です。

もちろん、本人もそれを望んでいるのなら良いのですが、女の子がパンツスタイルやブルーの服を好んだときに、「それは女の子っぽくない」と考えてしまうのは問題です。

なごみぃ
小学生のランドセルも昔は男の子は黒、女の子は赤と決まっていましたよね。これはジェンダーバイアスの象徴的な例ですね。

ジェンダーバイアスクイズ

「自分はそんな偏見はない」という人は、このクイズに答えてみてください。

父親と小学生の息子が乗った車が、交通事故で大破しました。父親は即死でしたが、息子は後頭部に損傷を負っていたものの、かろうじて息があり近所の大病院に運び込まれた。

その病院には大手術を何度も成功させた有名な脳外科医がいて、すぐに手術の準備が始まった。 だが、手術室に入った外科医は、患者の顔を見てこう言った。「ダメだ、私には手術をすることができない。これは私の息子だ」 さて、医師と患者の関係は?

可能性はいくつかあり、回答は一つに絞られるものではありません。例えば、「患者は医師と離婚した妻との間にできた子どもで、妻が子どもを連れて再婚した」というパターンや「父親は同性愛者で患者は養子だった」というのも考えられますね。

なごみぃ
正解は、「外科医は母親だった」です。父親は即死しているのですから、もう一人の親は、当然母親ということになりますよね。

「有能な外科医=男性」という思い込みがあると、クイズの正解にたどり着くことはできません。これがジェンダーバイアスなんですね。

職場におけるジェンダーバイアス

日本の社会では、女性は長いこと「補佐的な立場」に甘んじることを強要されてきましたが、今では女性管理者も珍しくはなくなり、「一般職」「総合職」という区分を廃止する企業も増えているようですね。

とはいえ、働く女性を取り巻く状況は依然として厳しく、調査会社フォーサイト・ファクトリーのデータでは、職場にジェンダーによる不平等があると感じている女性は77%にも上ります。(メディアマーケティング及び広告業界の企業幹部およそ300人を対象)

なごみぃ
「結婚・出産」は女性だけの問題ではないはずですよね。これがジェンダーバイアスだって気づいて欲しい…。

呪いの言葉に耳を貸すな

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朝日新聞デジタル「DearGirls」特集よりNPO法人「フローレンス」代表の駒崎弘樹氏のインタビューを紹介しましょう。

春から小学生になる娘(6)が先日、「友達から『女のくせに』と言われた」と教えてくれました。まだ6歳になったばかりなのに。そんな娘に「女だからといってできないことは何もないんだよ」と力説しながら、「呪い」の言葉はこうやって幼いときから女の子をしばりつけていくのかと実感しました。

(中略)

「女子力」という言葉をはじめ、「女の子なんだから勉強はほどほどで」「結婚が幸せ」「子どもが生まれたら良き母親に」。日本の女の子の周りには、たくさんの「呪い」の言葉が転がっています。

(中略)

小さな時から結婚や出産という期待を背負い、子どもが生まれたら仕事を辞めて夫の長時間労働を支え、介護の場面でも同じことが繰り返されていく。人生の節目節目で、女性は常に補助的な役割を求められ、なおかつ、本人の中でも「自分はそうあるべきだ」と内面化すらされている。自ら「呪い」を自分にかけてもいるわけです。

(中略)

こうした「呪い」から女の子が自由であり続けられるように、少なくとも親はそのたびに、「これは呪いの言葉だよ」と指摘し続けることが必要だと思います。女の子を縛ろうとしている鎖なんて、本当はないんだと言い続けなければいけない。朝日新聞デジタル「DearGirls」駒崎弘樹氏インタビュー

「女のくせに」と言われることに抵抗する人は多いと思いますが、「女子だから…」と自ら一歩引いてしまうことはありませんか?声高に男女平等を叫ぶ必要はないけれど、「女子だから」という呪いの言葉からは解放されたいと思いませんか?

 働く女性を阻むものとは?

働く女性

ガラスの天井を突破した女性たちを待ち受けているのがガラスの崖。女性が責任あるポジションを任されるのは、景気がよくなって新たなポストを新設する際、女性活躍のシンボルとして祭り上げられるパターンと、男たちがやりたがらない崖っぷちのポストを押し付けられるパターンの二つが多いそうです。これもジェンダーバイアスの1つなんですよね。

さて、働く女性を阻むものは、こんな男社会の常識だけではないようです。

ロールモデルはなくてもいい?

男女雇用機会均等法が改正されてからすでに30年が経ち、働く女性のロールモデルは時代によって変化しています。

筆者にもバリバリのキャリアウーマンとして働いていた時代がありました。当時流行りのDINKS(ダブルインカム・ノーキッズ)で、キャリアと結婚の2つを手に入れ、友人たちから羨ましがられたこともありました。ただ、仕事と子育てを両立させるという選択は、私の頭の中にはまったくありませんでした。

何故か?と聞かれても「そういう時代じゃなかったから」としか言えません。上級管理者として成功している女性たちは、独身、DINKSが主流で、子どもがいてもキャリアを維持できるのは、シッターを雇うだけの経済的な余裕がある人だけだったように思います。

今のような育児休業法もないし、もちろんイクメンもいない。男女同権を主張するなら男性と同じ働き方をしなければならぬと思い込み、「子どもが熱を出したから休みます」なんて言おうものなら、「仕事をなめてるのか!」と罵倒される…。

そんな時代だから「出産で第一線から抜けること」=「キャリアパスから外れること」だったわけです。

時代が変わって、今は女性が出産・子育てをしながら仕事を続けられる環境が整いつつあります。でも、一世代前の女性キャリアからは、「今の環境はぬるい」、「私たちが戦ってきたから今の子たちはラクができる」という、エールともバッシングともつかない複雑な感情をぶつけられることもあるでしょう。

今の女性たちとは環境が違うのですから、上の世代にロールモデルを探しても自分と同じスタイルを見つけることは難しく、それにこだわると自分の目指す生き方を変えなくてはならなくなります。

先人たちに敬意を払うことは大切ですが、マネをする必要はありません。むしろロールモデルなんてないほうが、自由な働き方ができるはずです。

「女は一枚岩」は幻想、「個」たれ

作詞家でコラムニストのジェーン・スーさんのインタビューを紹介しましょう。

「女は一枚岩で、意見が一致するはずだ」なんて、幻想。女同士なのに分かりあえないなんて、当たり前です。 「娘」が「女」になり、「妻」「母」となっていくように、女性は出世魚のように呼称が変わっていく。男性も「息子」「父」と変わるけど、期待されるものは非対称だと思う。だから、意見は違って当然で、個々がそれぞれのやり方でそれぞれの方向でがんばっていけば良い。「個」たれ!と言いたいですね。

(中略)

最近、「女性活用」が言われ、管理職に勧誘される女性が増えています。でも、管理職の男性たちはヘトヘトに疲れていて、家庭にサポートする人がいる状態で成り立っている。それを見て「私にはできません」と断ると、「これだから女は」と言われてしまいます。「このシステムを変えてみませんか」と提案すれば、変わるかもしれない。

(中略)

「彩りを添える」ために女性が登用されることは今後もあると思います。そこでいちいち怒っていないで、ぐっと肩を入れて場所を広げていくのも大事。「正当に私を採って」というのはイデオロギーとしては正しいけど、実際に変えていくためには陣地を取らなければ。先に向こう側に入ってから、踊り場にいる女性たちを引き上げることもできると思います。

朝日新聞デジタル「DearGirls」ジェーン・スー氏インタビュー

理想のロールモデルのようになれないからと言って悲観する必要はありません。また、女性同士なのに意見が合わない、仲間になれないということを悩む必要もありません。自分流のスタイルを作り上げていくことを考えてみましょう。「誰かと一緒に」ではなく「あなた」から始めるのです。

主婦・母親というバイアス

母親

「家事と子育てに専念する」として、スッパリ女優を引退した堀北真希さん。その引き際の見事さに称賛の声が上がっていますよね。一足先に出産を終えた上戸彩さんは、なんと産後3ヶ月で芸能界に復帰しましたが、「早すぎじゃないの!」というブーイングの嵐だったとか。

これは「子育ては母親の仕事」というステレオタイプの男性陣の意見なのかと思いきや、実は女性からのバッシングのほうが多いというのですから、驚きです。

なぜ女性だけが子育てをしなければいけないの?

なごみぃ
キラキラDINKSから、ただの子なし専業主婦になって早3年。家事って真面目にやると大変だな~とつくづく思います。自分の意志で「家庭に入る」と決めたのなら、何も問題ありません。フェミニズムとは「女性も男性と同様に社会で働くべき」という考えを押し付けるものではありませんから。

2009年の育児休業法改正により、男性にも育児休暇の取得が認められるようになりました。また、今年2017年の改正も、男性でも育児参加がしやすくなるよう配慮されたものになっています。しかし、実際に育児に参加したいと考えている男性は3割程度しかいないそうです。男性側の意識を変えるためには、「育休を強制的に取らせる」など、思い切った改革が必要なのかもしれませんね。

関連記事⇒平成29年育児介護休業法が改正に!働くママ・イクメンパパも必見♪

また、専業主婦の場合でも、密室育児産後クライシスなどが問題視されていますよね。これも「女性は良き母でなければならぬ」というジェンダーバイアスが引き金になっているのではないでしょうか?

関連記事⇒ワンオペ育児は専業主婦こそ危険!限界になるその前に考えたいこと

男女のフェアネス

作家川上未映子さんからはこんなメッセージが届いています。

日本では、社会のOS(基本ソフト)が男性だとしたら、女性はアプリみたいな存在。小さい頃からそういう構図が内面化されつくしていますよね。

(中略)

先日、「配偶者に主人や嫁という言葉を使うのはやめよう」とコラムで書きました。パートナーとは対等な関係であるべきなのに、なぜ主従関係や属性を表す言葉がいまだにこんなに使われているのか、と。

(中略)

稼ぎの多さとか専業主婦だからとかは関係ない。家庭に主従の構図があるのはおかしい。主人なんて言わず、嫁なんて呼ばずに、フェアであるべきです。

おなじくらいの時間外で働いていても、夫は自分のほうが稼ぐという理由で、家事や育児の負担の多くを妻が引き受けることになる。キャリアをストップさせるのも、ほとんど女性。社会設計がそうなっているせいで、男性も女性も、そういうものだと思うようになる。家事も育児も大変な仕事なのに、稼ぐほうが、経済を握っているほうが偉いということになる。おかしいと感じても、言えなくなっていく。

(中略)

もう2017年なのだから、これまで当たり前に使われてきた言葉の賞味期限を見直していかないと。「女子力」なんかも、女性を都合よく扱うための言葉としか思えない。
男も女も、もう、望んでいない「らしさ」から解放されましょうよ。

朝日新聞デジタル「DearGirls」川上未映子氏インタビュー

結婚や出産を機に家庭に入ると、人と会話する機会が激減して社会から取り残されたような気持ちになることってありますよね。でも今はSNSという自己発信するツールがあります。イライラやモヤモヤは言葉にすることで整理できるし、周囲からアドバイスや刺激を受けることもあるでしょう。

筆者がSNSで繋がっている若いママも、時々超過激な発言を投稿していて驚かされることがあるのですが、ほんの一言メッセージのやり取りをするだけで気持ちが落ち着くみたいです。自分の意見や思いを言葉にすることーこれってとても大事なことだと思います。

20代の女子たちへーDear Girls

仕事・結婚・出産、それ以外にも様々な可能性が広がっている20代。本当はワクワクする時代のはずなのに、先行きが不安でモヤモヤしている人や、問題を先送りしてフワフワしてる人もいるかもしれませんね。

女性特権が謳歌できるのは若いうちだけ?

なごみぃ
メディアでさんざん「女子力が大事!」みたいにあおってきたのに、突然はしごを外されても…という思いですね。

筆者も若い頃は「女子」のいいとこどりをしてしてきたかな~と思います。恋愛においては「意識的に」、仕事においては「無意識に」という感じですね。

仕事では「自分は男性と違うフィールドにいる」と思っていたから、女子だから損した女子だから抑圧されていると感じたことはありませんでした。逆に女子だから得したな~という経験はいくつかありますね。

一番印象的だったのは、「関わる人全員をビビらせまくる」という超厳しいクライアントさんのプロジェクトでミスをしてしまったときのことです。お詫びに行って「反省して頭丸めて来ました」と言ったら、そのクライアントにすごく恐縮されてしまったんですよね。

実はその前日、美容院に行ったのでイメチェンのつもりでショートカットにしただけなのですが、彼の中には「髪は女の命」っていうバイアスがあったのでしょう。怒鳴られることを覚悟して行ったのに「なごみぃさんだけのせいじゃないから…」なんて逆に励まされてしまいました。女子ってオトク…ですよね。

ただ、こんなことが通用するのも若いうちだけ!人生の先輩からは警笛が鳴らされていますよ。

 寿司と指輪は自分で買おう

壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」【文春e-Books】壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」【文春e-Books】

漫画家の西原理恵子さんからは、ちょっと厳しいメッセージが届いています。

娘や同世代の女の子たちには、「王子様を待たないで。社長の奥さんを目指すより社長になろう。お寿司(すし)と指輪は自分で買おう」と言いたい。男に頼り切るのは危険。しっかり仕事をして、自分で稼いでほしいです。「お寿司は男の人におごってもらうもの」と思い込んでいる女の人がいるけど、自腹で食べたほうがうまいでございますわよ!

(中略)

20歳の頃までは、困れば誰かしら助けてくれるかもしれない。でも、若さとか顔がきれいとか、そんなの20年後には資産価値ゼロになる。相手に頼っているだけでは必ずこけます。死別した私の元夫みたいに、アルコール依存症やガンになってしまうことも。どんなに立派でも、人って傷んだり、壊れたりするんです。そうなってから「やだ、私なんにも悪くないのに」では通らないんですよ。

20歳から40歳までに、いかにキャリアを磨いて自分の資産価値を高められるか。人生経験や経済観念、人に対する優しさ、仕事のスキル…。女磨きって、エステやネイルサロンに通うことじゃないんです。朝日新聞デジタル「DearGirls」西原理恵子氏インタビュー

西原さんは、ご自身の過去の経験から「男に頼りすぎるのは危険」だと話しています。DVを受けた過去があり、どん底の生活から抜け出すためには、とにかく一生懸命に働くことしかなかったのだそうです。

「女磨きをしていい男を捕まえる」その考えを否定するつもりはありませんが、もしもその男性が変わってしまったら?いなくなってしまったら?そのときに自分はどうなるのかを考えてみましょう。他人に依存しなくても生きられるかどうか?は20代の経験が物を言いますよ。

少女も大志を抱け

挑戦 小池百合子伝
挑戦 小池百合子伝

ガラスの天井を自らの手でぶち破り女性初の都知事となった小池百合子さんからも、若い女性に向けてエールが送られています。

10代、20代は、たいてい「若いね」「かわいいね」と結構ちやほやされる。でも、私が20代でテレビのキャスターになった頃、というか、当時は男性の「アシスタント」という位置づけでしたが、女性のアナウンサーの方が裁判をやっていた。年を重ねたら番組を外された、それはおかしい、と。なるほど、日本では、女性はある年齢をすぎると役職を変えられるんだ、というのを目の当たりにしました。

(中略)

単に「若い」とか「かわいい」とかで判断するほうもどうかと思うけれど、女性も、何かの専門になるとか、自らを鍛えていかなければと思います。特に20代が大事。「かわいいね」とちやほやされる時代こそ、その言葉に甘えず自分を鍛える。人生は長いのですから、最後まで自立して生きていくためには、20代こそ一番ため時です。

男性の場合は、しがらみや「こうあるべきだ」という既成概念に縛られがちですが、女性はそれがない。時代の変革のドアを開ける役目があるんじゃないかと思っています。

(中略)

「少年よ、大志を抱け」という言葉がありますが、少女も大志を抱いていただきたい。小さな志を一歩一歩積み重ねていく、そのことが、結果としての大志の達成につながります。ぜひ、自分の足で歩ける女性になって下さい。朝日新聞デジタル「DearGirls」小池百合子氏インタビュー

政治の世界って、最も男女格差が激しい社会なんじゃないかな~と思います。女性大臣はすでに何人も登場していますが、何となく「お飾り」的に見えてしまいますよね。そんな中、小池氏が都知事に就任したことは、やっと政界にも風穴が空いたなと感じさせる出来事でした。

「自立した女性」というと、バリキャリの独身女性をイメージしてしまうかもしれませんが、決してそんなことではありません。結婚して夫の稼ぎで生活しているとしても、精神的に自立できているかどうかが重要なんだと思います。

「女らしく・男らしく」ではなく「自分らしく」

自分らしく生きる

「女子だから」という呪いの言葉から解放されるにはどうすればいいのでしょうか?

なごみぃ
「軽い荷物を持たされるのは嫌だけど、重い荷物を持ち続けるのはしんどい」その考え方は、確かにずるいですね。でも、男性が重たい荷物を持ってくれるというのなら、素直に甘えたい…。と思うのは私だけ?

なごみぃ
「草食系男子」というレッテルもジェンダーバイアスですね。「男子たるもの」って言われるのは男性だって辛いときがあるんですよね。


なごみぃ
呪いを解くのって、結局こういうことなのかな?って思います。男だから、女だからで役割分担するのではなく、できる人がやるというシンプルな考え方。

「自分らしく」って何だろう?と、ときどき考えてしまいます。「私らしさ」を表現することが、極端な自己主張の強さや単なるわがままになってはいないだろうか?と。大切なのは、多様性を認め自分と違う価値観も受け入れた上で自分を表現することなのではないかと筆者は考えます。

女の子も仮面ライダーになっていいんだよ

最後に、「はるかぜちゃん」こと声優の春名風花さんからのメッセージを紹介しましょう。

女性が使う一人称は「わたし」だけど、ちょっと堅苦しくて、しっくりこない。名前を一人称に使う人もいるけど、少し幼く感じる。男性は時と場合に応じて「オレ」や「ぼく」、「わたし」も使えてうらやましい。どうして女性には普通の一人称がないんだろう。女の子だって、改まるでも、こびるでもない、人と対等に話せる一人称が欲しいのに……。

(中略)

身体の大きな男性が狩りに出て、女性が家事をしていた時代と違って、ぼくたちの時代で、男の子にはできて、女の子にできないことなんて、もう、なにもありません。 仮面ライダーが大好きな女の子も、長い髪の男の子も、自分のことをぼくと呼ぶぼくも、もっと自由に生きていい。

子どもには、誰かが決めた男の子らしさや女の子らしさではなく、まだ誰も見たことのない新しい道を、自分らしく進む権利があるのです。

(中略)

「あの子は、なぜ違うの?」と不思議に思ったら、「なんでそうなの?」って聞いてほしい。聞かれたら、こう答えればいい。

「これが、わたしらしさ、だよ」朝日新聞デジタル「DearGirls」春名風花氏インタビュー

はるかぜちゃんは、男の子になりたいわけじゃないけど、自分のことを「ぼく」と言っているそうです。

既成の枠から外れることをするのは、とても勇気がいることだと思いますが、それをいとも簡単にやってのける若い世代。羨ましがっているだけじゃダメですね!勇気を持って前に進みましょう。

 ジェンダーについて考えてみよう

ジェンダーとかダイバーシティという考え方は、まだ日本には浸透されていませんよね。過渡期の状態のときって、極端な方向に走りがちで、多様な意見に振り回されてしまうことが多いんですよね。また、フェミニズム団体も複数あり、その方向性は様々です。中には受け入れがたい主張もあるでしょう。

でも、せっかくの国際女性デーなのですから、心を開いて色々な主張に触れてみるのはいかがでしょう。
朝日デジタル「Dear Girls」特集では、今回紹介したインタビュー以外にも多くの著名人のインタビューが掲載されています。またTwitterでは、ハッシュタグ「#女子だからって言わないで」で、一般の皆さんの様々な意見を見ることができます。興味のある方は、ぜひ検索してみてくださいね。

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