あなたの嘘はなぜバレるのか?仕草や言葉に現れる嘘つきの特徴とは
「登場人物が全員クズ!」と話題になっているTBSドラマ「あなたのことはそれほど」。特に波留さん演じる主人公美都の行動が「不倫に対して罪悪感がなさすぎる!」とディスられまくっていますよね。
ドラマはW不倫の泥沼ラブコメディという感じですが、気になるのは美都の嘘が下手過ぎること。「あんな態度では嘘がバレバレ…」と誰もが思うのに、当の本人は「夫は気づいていない」と思っているから不思議です。
自分ではうまく誤魔化しているつもり…なのでしょうが、完璧な嘘なんて中々つけるものではありません。真実はちょっとした仕草や言葉から必ずこぼれ落ちてしまうものです。今、何か重大な隠し事しているあなた!あなたの嘘も実はバレバレかもしれませんよ。
今回は、嘘をついているときに現れる仕草や言葉の特徴をまとめてみました。パートナーに隠し事をしている人、あるいは、パートナーが隠し事をしているのでは?と疑っている人はぜひ参考にしてくださいね。
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— music.jpニュース (@musicjpnews_mti) 2017年5月8日
Contents
嘘をつく人には共通点がある
TED Talks:パメラ・メイヤー「嘘の見抜き方」
軽いジョークのような嘘、自分を守るための嘘、そして人を陥れるための嘘。嘘にも色々な種類がありますが、中には「相手を守るために仕方なくつく嘘」もあるかもしれませんね。
冒頭で紹介した動画は、公認不正検査士(CFE:Certified Fraud Examiner)の肩書を持つ企業コンサルタントのパメラ・メイヤー氏によるTED Talks「嘘の見抜き方」というスピーチです。
彼女によれば、私たちはなんと1日200回もの嘘にさらされているのだそうです。
その多くは、「その服はぜんぜん太って見えないよ。よく似合っているわ」という友人の言葉や「メールがスパムホルダに入っていて…」というお決まりの言葉のように、嘘と言ってもたいして痛手のない他愛のないものばかりです。
しかし一方では初めて会う人同士では最初の10分間で3回もの嘘をつき、平均的な夫婦なら10回に1回は嘘をつくという研究結果もあるというのですから驚きですよね。
嘘をついている人を見ると、直感的に「騙されているかもしれない…」と感じることがありますよね。それは嘘をついている人は誰でも同じようなテクニックを使っていて、共通するサインを発しているからです。具体的な「この仕草は嘘をついているサイン」という知識がなくても、人間の防衛本能がそのサインをキャッチしているからなのかもしれません。
表情・仕草・話し方に現れる嘘つきの特徴
よく嘘をついている人は、落ち着きがなくなってソワソワしていたり、大量の汗をかくと言われますよね。でもこれだけで「嘘つき」と決めつけるのはちょっと早計です。表情や仕草など無意識のうち現れる嘘のサイン。他にどんなものがあるのか見ていきましょう。
目は口ほどに物を言う?視線の向きやアイコンタクトに注目
視線の向きに心理状態が現われるというのはよく聞く話ですよね。例えば視線が右上(向かって左)を向いているときは、見たことがないビジュアルイメージを想像しているときで、左上(向かって右)を向いているときは、過去の記憶を思い出しているときだと言われています。嘘をつくときには、作り話を思い浮かべてから話し出すため、視線は一旦右上に向くことが多くなります。
また、人は緊張するとまばたきの回数が増えるものです。「嘘がバレないように…」と意識するとまばたきの回数が増える傾向があります。
さらに興味深いのはアイコンタクトの取り方です。人はやましいことがあると相手と視線を合わせるのが怖くなりますよね。その結果、嘘をついている人は相手から視線を外してしまうことが多くなります。
また、考えながら話しているときには、人は視線を止めてしまう傾向があるため、作り話をしているときにはアイコンタクトを取らずに静止物に視線が集中していることが多くなります。このことを逆手にとって、自分の誠実さをアピールするために敢えて「相手の目を見て話す」という強者もいるので要注意です。
作り笑顔と自然な笑顔の違い
相手の警戒心を解くには笑顔で語りかけるのが一番ですよね。嘘をつく人は、相手に安心感を与えようとしたり、自分の本当の感情を隠すために笑顔を作ります。
作り笑顔と自然な笑顔を見分けるポイントは、ずばり目尻のシワです。素直な感情から笑顔になるときは、口元だけではなく、顎、頬、額、目元など顔全体が動くものですが、作り笑顔の場合は、口元だけで笑ってしまうので、目尻にシワができません。頬や口元の筋肉は意識的に動かすことができますが、目元の筋肉を意識して動かすのは難しいからなのです。
上半身と手の動きにも注目
嘘をついているときには、ソワソワとしてよく動くと思いがちですが、実は上半身はあまり動かしていないことが多いようです。そのかわり手の動きに注目してみましょう。
嘘をついている人は、無意識のうちに口元を隠そうとしたり、鼻や耳に触れる回数も増えてきます。ソワソワしていることを隠そうという意識が働けば、手を後ろでに組んで相手から見えないようにしたり、ネクタイを直す、袖口をひっぱるなど身だしなみを気にするそぶりをしながら、落ち着きのない手の動きをカモフラージュします。
相手や対象物と距離を置こうとする
「嘘をついた」という罪悪感を感じている人は、その場所にいることが耐えられなくなるため、すぐに逃げ出せるよう足元は出口の方を向いていることが多くなります。また、嘘の対象となる物がある場合には、その対象物と距離を置こうとします。
さらにその場所から離れられない場合には、相手と自分の間にバッグを置いたり、テーブルをはさんで話しをしているときには、コーヒーカップや本を置いたりして、相手との境界を作り守りの態勢に入ります。
人は罪の意識があるときには守りに入り、やってもいないことで責められると攻撃的になるものです。その違いを見抜くのが嘘を見極めるポイントになります。
言葉と仕草のズレに注目
嘘つきのストーリーは矛盾がないようによく練られていて、頭の中で繰り返し練習していることが多いため、質問にはよどみなく答えることができます。でも仕草までは練習できないため、自分の本当の感情が漏れ出てしまうことがあります。
例えば、言葉では「ハイ」と肯定しているのに首を横に振っていたり、悲しい話をしているのに、口角の端が上がっていたり、「どうぞ」と言いながら相手を拒絶するように腕組みをするなど、無意識のうちに言葉とは逆の仕草が出てしまうのです。
また、言葉と感情表現に一瞬のズレが生じることもあります。たいしてうれしくないプレゼントをもらったときには「ありがとう」という言葉の後に笑顔になります。言葉は反射的に出ますが、表情には素直な感情が出てしまうため、それを塗り替える一瞬のタイムラグが出てしまうんですね。
嘘をつく人の話し方や言葉の特徴
嘘をついている人は、相手に自分の主張を理解してもらうために、ゆっくり丁寧に話す傾向があります。また「自分はリラックスしている」「信頼感を高めよう」という意識が働くため、声のトーンも低く落ち着いたものになります。
また、相手の言葉を否定しようと意気込んでいる場合には、「神に誓って」「率直に言うと」「正直言って」というような、不自然なほど大げさな言葉や形式的な表現を選ぶ傾向があります。さらに対象者や対象物に対しては、言葉でも距離を置こうとします。例えば、仲の良い友人であったとしても「同級生の男子」と表現したり、行ったことのある場所でも「〇〇っていう所」のように、よく知らないフリするのです。
嘘をつくなら嘘の達人になること!
SNSで自己発信する人が増えている今、リアルとバーチャルの境界がなくなり、嘘と真実の見分けも付きにくくなっています。騙されたままの方が幸せなこともありますが、仕事や生活、そして自分の人生に深く関わることなら、真実を知りたいと思いますよね。自己防衛手段の1つとして嘘を見抜く力は身に着けておきたいものですよね。
また、自分自身が嘘をつくことは極力避けたいですが、相手を守るために仕方なくついた嘘なら最後まで相手にバレないよう嘘を突き通すことも重要。そのためのテクニックにも磨きをかけておきましょうね。
さて、次の記事「この質問すれば嘘が見破れる!相手の本音がわかる会話のテクニック」では、更に突っ込んで相手の本心をさぐる方法を紹介しています。こちらも合わせてご覧ください!
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