子供と飛行機に乗る時の対策!不安を解消して子連れ旅行を楽しもう♪
子供連れで飛行機に乗ることを考えると、「愚図ったり、泣き叫んだらどうしよう…」「大人しく出来るか不安…」とネガティブなイメージばかり浮かんでしまい、旅行を躊躇してしまう方も多いと思います。確かに子供とのフライトは色々と大変なこともありますが、事前にきちんと準備・対策をすることで不安を減らし、フライトを乗り切ることが出来ます。筆者はロンドン在住の為、帰省には子供連れでの長期フライトが必須なのですが、今回は実体験を交えながら子供と飛行機に乗る時の対策をご紹介したいと思います。
Contents
飛行機に乗るのが大変な年齢
ほとんどの航空会社では生後8日を過ぎれば飛行機に搭乗可能です。とはいえ、余程の理由がない限り実際に搭乗するのは生後1ヵ月以降になるかと思います。子供とのフライトは大変だとよく耳にしますが、子供の年齢によって大変さが変わってきます。年齢別に詳しく見ていきましょう。
0歳児
実は、0歳児とのフライトは意外と楽です。泣いても、授乳すれば泣き止むことが多く、また昼夜問わず寝ている時間も長いので、手荷物など事前準備をしっかりとしておけば中距離くらいのフライトは大丈夫だと言われています。
1~2歳児
一番大変なのが、この年代です。歩き始めて、長時間じっとしていることが難しい。本やゲームなどへの集中力もまだ低いので時間をつぶすのが大変です。離乳食中であれば、事前予約で機内食として離乳食を提供してもらえますが、瓶詰など普段とは違うので食べてくれない可能性も。
また、イヤイヤ期に入っている場合、シートベルトをするのを全力で拒否する子供もいます。荷物に関しても、抱っこ紐だとちょっと大変だけど、まだ長時間は歩けないのでベビーカーが必須…ととにかく大変なので、出来れば飛行機での旅行は避けたい時期です。
3歳児~
3歳を過ぎると、親の言う事をきちんと理解して行動出来るようになるので、フライトも楽になります。機内では、ゲームや映画を楽しんで長時間大人しくしていられます。また、赤ちゃん期と違って、荷物が大幅に減るので旅行自体がしやすくなります。
フライトの時間帯
長時間フライトの場合、フライトの時間帯も重要なポイントになります。昼便と夜便どちらが良いのか、メリット・デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット | |
昼便 |
・機嫌が良い |
・起きている時間が長いので飽きてしまう |
夜便 | ・長時間寝る可能性が高い | ・泣き止まない場合、周りの寝ている方の迷惑になる |
3歳以降は、昼便が楽だと思います。というのも、長時間寝るとなると、親の座席に侵入して横になることが多いので、親の脚が疲れて辛いです。かといって、座席を倒すだけだと上手く眠れず首を痛めることも。
直行便がベター
直行便で長く乗るか、乗継便で途中休憩を入れながら現地へ向かうか。乗継便のメリットとしては、値段が安いことと、万が一機内で泣き叫んだ場合も、降りるまでの時間が多少短いのでなんとかあと数時間頑張ろうという点、また乗り継ぎ後は乗客も変わるので、多少気まずさも減るということが挙げられます。
しかし、結論から言うとやはり直行便がベターです。寝ないで泣き叫ぶかも…と心配していた子も、機内で意外とぐっすり寝てくれたという話をよく聞きます。もし乗継便だと、折角寝ている子供を起こすことに。
乗継がある場合のポイント
必ず乗り継ぎ時間に余裕を持ちましょう。飛行機は定刻通り飛ぶとは限りません。万が一、一本目の飛行機が遅れた場合、乗り継ぎ時間が予定よりも大幅に少なくなることも。また、乗り継ぐ空港の大きさやゲートの位置もネットで事前に確認しておきましょう。
乗り継ぎ時間が2時間近くあるから余裕と思っていても、空港が広い場合はゲートへの移動に想像以上に時間がかかります。また子供連れの場合、急なトイレなど思わぬアクシデントも付き物です。
夫は終始息子を抱っこした状態で早歩きで移動しました。息子を歩かせていたら間に合わなかったかもしれません。
乗り継ぎの場所を選ぶ
悪天候や急なトラブルなどで飛行機が欠航になる可能性もあります。1本目の飛行機が欠航になった場合は、まだ対応しやすいですが、問題は乗継便が欠航になり、その日の内に飛べなくなった場合です。例えば乗継地が、日本国内や馴染みのある国の場合は、なんとか対応出来ると思いますが、これが全くの異国で子供連れとなるとかなり大変ですよね。
例えば福岡からロンドンへ行く場合。福岡空港からはロンドン行きの直行便がないので、どこかで乗り継ぐことになります。
例1.福岡→ソウル→ロンドン
例2.福岡→成田→ロンドン
機内に持ち込むもの
次に機内に持ち込むと便利なものをご紹介します。
ペットボトルの飲み物
機内で配られる飲み物はたいていは蓋なしのプラスチックカップなので、テーブルに飲みかけを置いておいて子供がこぼしてしまうことも。また耳抜き対策やいつでも水分補給できるように、保安検査場を通った後でペットボトルの飲み物を購入して機内へ持ち込みましょう。
小袋のお菓子
おやつで退屈を少し凌ぐことが出来るので、出来るだけチマチマと食べられるお菓子をいくつか用意しておきましょう。
防寒具
機内は予想以上に寒いことがあります。ブランケットは配られますが、それだけでは寒い可能性があるので、必ず厚手の上着などの防寒具を持ち込みましょう。
おむつ
すでにトイレトレーニングが終わっていて、おむつは完全に卒業している子供でも念のためにあると安心です。機内のトイレは数が限られているので、子供がトイレに行きたくなっても長蛇の列で間に合わない…ということがあります。またいつもとは違う環境なので、寝ている時におねしょをしないとも限りません。
少しでも不安がある場合は、常時おむつを履かせておく。大丈夫だと思うけど念のためという場合は、いざという時や寝る前に履かせられるように1~2枚持ち込むと安心です。
着替え一式
うっかり飲み物をこぼしてしまったり、気分が悪くなって吐いてしまったり、意外と服を汚すことがあります。下着から靴下まで服一式を持ち込みましょう。2歳以下の子供で長時間フライトの場合は、一式プラス替えのトップスなどさらに余分があると安心です。
スマホゲーム&モバイルバッテリー
photo by popolon
子供を退屈させない為におもちゃを持ち込む方が多いですが、2歳過ぎの子供の場合おもちゃだけだと意外と間が持ちません。またおもちゃは、かさ張る上に、物によってはガチャガチャとうるさく周りの迷惑になることも。
そこで救世主スマホの出番です。スマホやタブレットにあらかじめ子供向けのゲームや動画をダウンロードしておきましょう。長時間のフライトの場合、充電がなくなることが予想されるので、モバイルバッテリーがあると心強いです。ちなみに、ほとんどの航空会社において100Wh以下のモバイルバッテリーの機内持ち込みは可能です。
また、2歳半の時に、車などの小さめのおもちゃをいくつか持ち込んだのですが、前の座席の背もたれを走らせたり、どこかに飛ばしたりと周りに迷惑になってしまったので、おもちゃを持ち込む場合は吟味が必要だと実感しました。
おすすめのモバイルバッテリーについてはこちらの記事がおすすめです。
▼スマホをもっと便利にするグッズ12選!スマホの困ったを解決♪
ベビーカーについて
ほとんどの航空会社ではベビーカーを機内に持ち込むことは出来ませんが、手荷物として預けることが出来ます。ただし不運な例ではありますが、ベビーカーが破損する可能性も。
筆者の知人は預けたベビーカーの車輪が破損。現地に着いて早々に新しいベビーカーを購入しなくてはなりませんでした。後日請求して、お金は補償されましたが、慣れない土地で予定外の買い物はとてもストレスだったと言っていました。
オンラインチェックイン
チェックインは、空港に着いてカウンターで行うよりも、オンラインチェックインが断然おすすめです。チケット予約時に座席を確保出来ていない場合は(※格安チケットなどの場合に予約が出来ないことがあります。)チェックインの時に座席を選ぶことになりますが、オンラインチェックインならゆっくりと吟味する事が出来ます。
また、チェックインを済ませておけば、多少空港に着くのが遅くなっても大丈夫。子供連れだと何かと予定が押してしまうことが多いので、出来ることは早めに済ませておきましょう。
座席選び
航空会社によって多少異なりますが、国際線の場合、概ね2歳以下体重10㎏以下の子供はバシネットと呼ばれる飛行機に備え付けられているベビーベッドを利用することが出来ます。数に限りがあるので、必ず事前に航空会社に電話で予約をしましょう。
バシネットを利用しない場合は、トイレに近い座席がおすすめです。トイレから離れていると、機内サービス中はカートで通路が塞がれてしまうので、トイレに行きにくくなります。その点トイレの近くなら、空いている時を見計らっていつでも行くことが出来ます。また、人の行き来がある場所なので多少騒がしくても気になりにくいというメリットも。
搭乗ゲート
通常、子供連れは優先的に飛行機に案内してもらえますが、あえて最後の方に乗るという選択もありです。飛行機は機内に乗り込んでから離陸までに意外と時間がかかります。大人であればなんてことありませんが、子供連れの場合は1分1秒でも機内にいる時間を短くしたいですよね。
離陸時はしっかり対策を
飛行機の離陸時は、子供が最も泣きやすい時です。理由としては、エンジン音で機内がうるさくなることや気圧の変化による不快感が考えられます。
気圧の変化で耳が痛くなることがあるので、耳抜きを行います。耳抜きの方法は、授乳中の赤ちゃんなら、離陸時に合わせて授乳しましょう。この場合、座席での授乳になるので目隠しのケープを忘れずに。
また哺乳瓶でミルクをあげる場合は、あらかじめ準備して座席近くに置いておきましょう。手軽におしゃぶりでもOKです。既に卒乳している子供の場合は、ストローで飲む紙パックのジュースをあげたり、注意の上で棒付きキャンディーをあげて下さい。
子供と一緒に楽しい旅を☆
子供が泣き止まなかったらどうしよう…と心配されている方が多いと思いますが、筆者は今までのフライトでずっと泣き止まなかった子供と遭遇したことはありません。離陸時には、大抵どこからか泣き声が聞こえてきますが、そのままフライトの間中ずっと泣き止まないというのは中々レアなケースだと思います。
また機内は、エンジン音で常時うるさいのと、イヤホンをして映画を観ている方が多いのでわりと子供が泣いても気付かないということもありますし、CAさんも優しい方が多いので、困っている時は一緒に子供をあやしてくれる場合もあります。
「案ずるより産むが易し」思い切って、子供とのフライトにチャレンジしてみて下さい☆
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