パート面接に受かるコツ!<9>カバンや靴など小物のチェックポイント
面接の身だしなみで盲点となるのが、鞄や靴などの小物類。スーツやヘアメイクまでは意識したけど、バッグや靴までは気が回らなかった!という人も多いはず。でも、面接官は意外と細かくチェックしているものです。
今回の記事では、パート面接の見だしなみとして「これだけは押さえておきたい」小物のチェックポイントを紹介しましょう。
Contents
カバンはリクルートバッグじゃなきゃダメ?
面接当日スーツを着用するつもりで、リクルートバッグのようなビジネスバッグをすでに持っているのなら、それが一番無難です。でも、私服で行く場合やビジネスバッグを持っていない場合は、ちょっと困ってしまいますね。
だからと言って慌ててリクルートバッグを調達しなくても大丈夫。以下のポイントを押さえたバッグ選べばOKです。
A4が入る大きさのバッグ
当日は履歴書を持参したり、書類を渡されることが多いですよね。これらの書類が折らずに入れられるバッグというのが最低条件です。
さらに書類の出し入れがスムーズにできるようなゆとりがあるものを選びましょう。まれに「A4サイズ対応」と表示されているバッグでも、ファスナーやボタンが引っかかってしまったり、ポーチや財布など、書類以外の私物が多すぎて上手く入らないケースがあるので注意しましょう。
自立するカバン
面接会場や応接室などに通された後、意外と困るのがバッグの置き場。クタっとしたバッグだと、足元に置くのは見苦しいし、椅子の背に立て掛けると立ちがる度に倒れてきてしまうので、挨拶や自己紹介の際にモタついてしまいます。
自立するタイプのバッグなら足元に置いても邪魔になりません。入室、挨拶、お辞儀などの一連の動作がスムーズにできますよ。
服装に合わせた落ち着いた色味でシンプルな形のバッグ
パート面接の場合、色は黒にこだわる必要はありません。ただし、派手な色・柄物は避け、黒、紺、こげ茶、ベージュなどの落ち着いた色味のものを選びましょう。
また、大きくて目立つバックル、派手なチャームやビジュー、大きなフリルやリボンがついたバッグはNGです。シンプルな四角い形のものがベストです。
素材は革、合皮、ナイロンなどを選ぶ
エナメルのように光る素材、ビニールのようにチープに見える素材、キャンパス地のようにカジュアルな素材でなければ素材にこだわる必要はありません。
革製が一番高級感がありますが、合皮やナイロン製でもカッチリとした印象を与えるバッグなら問題ありません。
面接におススメのバッグ
こんなバッグはNG!
ブランドバッグ…ブランドロゴが大きく書かれたようなバッグは派手な印象を与えるのでNGです。
エコバッグ・紙袋…書類用のサブバッグとしてエコバッグや紙袋を使う人がいますが、これは書類をぞんざいに扱っているように見えるのでNGです。
リュック…ビジネスライクなシンプルリュックをビジネス利用する人が増えていますが、面接にはカジュアルすぎ。
擦れや傷があるバッグ…長く使っていて角が擦れていたり、持ち手がボロボロになっているようなバッグは、やはり見栄えがよくありません。磨いても傷や擦れが目立つようなら、面接での使用は控えましょう。
大きなバッグ…マザーズバッグのような大きなバッグは、面接会場で置き場所に困ってしまいます。また、「遊びのついでに面接に来た」ような印象を与えてしまうのでNGです。
面接では、かっちり形が決まっているバッグを選ぶのがポイント。それだけできちんと感が出るし、ムダな動きをしなくてすむので、スマートに見えますね。
靴はプレーンパンプスがベスト
「おしゃれは足元から」と言われるように、靴に注目する面接官は多いです。きちんとスーツを着用していても、汚れたパンプスや不釣り合いなカジュアルシューズでは台無し!足元まで気を抜かないようにしましょう。
靴選びのポイントは以下のポイントを参考にしてください。
形はプレーンパンプスやローファーを選ぶ
冠婚葬祭にも使えるような黒のプレーンなパンプスがベストです。なければローファーでもOK。同色のリボン程度の飾りならついていても問題ありません。つま先が空いているオープントゥタイプはカジュアルな印象を与えてしまうのでNGです。
服装やバッグに合わせた色を選ぶ
色は黒じゃなきゃダメということはありません。その日の服装やバッグなどと色合わせをすると統一感のあるコーディネートになりますね。ただし、派手な色や柄ものはNGです。
ヒールは歩きやすい高さを選ぶ
慣れないハイヒールで不自然な歩き方になってしまわないよう、3cm~7cm程度のヒールで、自分が歩きやすい高さを選びましょう。
最近は太めのチャンキーヒールが流行していますが、派手な飾りのついたものは避けましょう。また、オフィスに似つかわしくないピンヒールもNGです。
磨かれたきれいな靴で
黒い靴が白っぽく汚れていたり、傷だらけでヒールが剥げていたりすると「だらしない人」という印象を与えてしまいます。また、かかとのゴムがすり減っていたり取れてしまっていると、歩くときにコツコツと甲高い音がするのが気になってしまいます。面接前にきちんと磨き、修理できるものは修理しておきましょう。
こんな靴はNG!
サンダル・ミュール…歩くとパカパカしてしまうようなサンダル・ミュールはNGです。
ブーツ…たとえプレーンなタイプであっても、正式な場でブーツはマナー違反。
スニーカー…カジュアルOKの職場でも面接時のスニーカーは避けた方が無難。
「アクセサリーはつけない」のが基本
一般的な就職面接では、結婚指輪以外のアクセサリーはNGとされています。パートの面接の場合、そこまで厳密に問われることはありませんが、華美なものや高価なアクセサリーを身に着けているのは印象がよくありません。面接ではすべて外しておくのが無難です。どうしても付けたい場合は、以下のポイントを参考にしてください。
イアリング・ピアス…大きいもの、揺れるもの、光るものはNG。小ぶりで目立たない物を選びましょう。
ネックレス…ジャラジャラと音がするようなネックレスやお辞儀をしたときにブラブラするようなペンダントはNGです。細めのチェーンで小さいヘッドがついている程度のものを選びましょう。ゴールドは避け、シルバーやプラチナなどクールなトーンが無難です。
指輪…結婚指輪以外はNGです。例え小さな石のものであっても外したほうがよいでしょう。
ブレスレット…シンプルなものでもNGです。
冬場のコート・マフラーはどうする?
冬の寒い時期には、コートに加え、マフラー、ストールなども使いたいですよね。黒・紺・茶系のシンプルなウールコートやマフラーなら問題ありませんが、持っていない場合は困ってしまいます。
また、最近は定番化しているダウンコートも、本来、ビジネスシーンではNGです。「それでは着るものがない!」という人もいるでしょう。多少カジュアルなコートでも、扱いさえ間違えなければ大丈夫!以下のポイントを覚えておいてください。
着脱のタイミングは建物に入る前
一番のポイントはコートを脱ぐタイミング。先方の建物に入る前にコートを脱ぐのがマナーです。ビルの中に面接会場がある場合は、エレベーターの中で脱いでもかまいませんが、入口に立ったときには、コートは畳んで腕にかけた状態にしておきましょう。同様にコートを着るタイミングは、建物の外に出てからということになります。
裏地を表にして畳む
コートの肩の部分に手を入れて、背中の部分で合わせたら、くるっとひっくり返して裏地が表にくるように畳みます。面接会場に入るまではそのまま片側の腕にかけておきましょう。マフラーやストールは、小さく畳めればバッグの中へ、入らなければコートの上にかけておきましょう。
面接会場での置き場は?
コートハンガーや荷物置き場があり、先方から「お使いください」と言われた場合には、お礼を言って遠慮なく使わせていただきましょう。
何もない場合は、折り畳んで自分のバッグの上に置いておきます。
面接の小物はシンプル イズ ベスト!
面接の身だしなみは清潔感が第一!とお伝えしてきましたが、バッグや靴などの小物はシンプルなものを選ぶのが一番!です。ムダな装飾を外せば、その分ムダな動きもなくなり、落ち着いて面接を受けることができるはずです。
さて、次回の面接シリーズは、面接前の練習の仕方についてです。当日自信を持って受け答えができるようにするための練習方法を紹介します。
⇒「パート面接に受かるコツ!<10>面接の練習は第一印象をブラッシュアップ!」
また、当日の面接のマナーについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。
⇒「パート面接に受かるコツ!面接官が教える「受かる人」のマナーと服装」
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