フラッシュモブ失敗で結婚式が台無し!サプライズ嫌いの女性心理とは
人生最大のイベントとも言える結婚式。ちょっと凝った余興で主役の二人を喜ばせたい!と頭を悩ませているゲストも多いのではないでしょうか?
最近では「恋するフォーチュンクッキー」や「恋ダンス」など、みんなが踊れる曲を選んで「友人一同でダンスを披露」なんていう余興も人気です。中には「ただのダンスじゃ物足りない」と、新郎を巻き込み、サプライズ演出でフラッシュモブに挑戦する!という人も増えているようなのですが、これがなかなか物議をかもしているんですよね~。
女子はみんなサプライズが大好き!なんて思ったら大間違い。サプライズは苦手っていう女子も意外と多いようですよ。
今回の記事では、女子はなぜサプライズが嫌いなのかーその心理や理由、結婚式でフラッシュモブを成功させるための注意点を紹介しましょう。
フラッシュモブとか最近流行りのマネキンチャレンジとか、外国人がノリノリでやっている映像を見ると「楽しそうだな~」とは思いますが、自分が当事者だったらどうかなぁ?仕掛ける側でも仕掛けられる側でも、ちょっと気恥しい感じがしちゃうかな。
Contents
サプライズ嫌いの女性心理って?
日常のちょっとしたサプライズは嬉しいけラれどフラッシュモブでプロポーズのような大掛かりなサプライズにはドン引きするという女性は意外と多く、リサーチ会社が行った「こんなプロポーズはイヤ!」というアンケート調査では、フラッシュモブはなんと第2位!(ちなみに1位はメールや電話、SNSでのプロポーズ、3位は、自作のラブソングでのプロポーズ)、また、別の調査でも回答した女性の約4割が「サプライズは嫌い」と答えています。
では、なぜ嫌いなのか?主な理由を見てみましょう。
サプライズは自己満足・感動の押し売りでしかない
一番多かったのは「サプライズはやる側の自己満足、感動の押し売りはやめて」という意見です。
確かにサプライズをする側は、当事者に内緒で準備を進めなければいけないし、フラッシュモブの場合は、多くの人を巻き込んでダンスの特訓までしなければいけません。その労力は並々ならないものがありますよね。
でも、これだけ頑張ったんだから感動するのが当たり前、「泣けるでしょ?」「オレ頑張ったでしょ?」っていう押し付けが見えちゃうと、「それはちょっと違うんじゃない?」という気がします。サプライズする側の価値観を押し付けられることを不快に思ってしまうんですね。
「披露宴でのサプライズはNG」って、新郎にもプランナーさんにも伝えていたのに、パーティの最後で突然フラッシュモブが始まってしまったんだとか。新婦は当日二次会にも出席せずに家に帰ったそうよ。よっぽどショックだったのね。
うまくリアクションできない・恥ずかしい
大人しい人、感情を表に出さないタイプの人の場合、サプライズに相応しい無邪気な喜び方ができなくて相手を落胆させてしまうということもあるようです。サプライズを喜んではいるんだけれども、リアクションができないんですね。自分でもそれがわかっているから、サプライズはしないで欲しいということだと思います。
でも、喜ばなきゃ悪いし…で、ますます気持ちがモヤモヤしちゃうからリアクションできない…(笑)
二人きりのときのサプライズならよいのですが、公共の場や知らない人が見ている場所でのサプライズは恥ずかしいという人も多いですよね。「仕掛け人たちが周りにたくさんいて、実はずっと自分のことを注目していたんだと思っただけで、その場から逃げ出したくなる」なんて人もいるようですよ。
特にプロポーズなどは「二人っきりの静かな場所でして欲しい」と思っている女性も多いですからね。
冷静な判断ができない・予定が狂う
TBSラジオの番組で、アナウンサーの安住紳一郎さんが、サプライズについてこんな異議申し立てをしています。
サプライズって「どっきり」ともちょっと違うし、日本人の感覚にはなかった文化ですよね。私はサプライズが苦手で、お祝いするなら事前に知らせて欲しい。余裕をもって事前に準備したいんです。
だって、注目を浴びるわけだから。不用意な感じで出て行きたくないですよね。丸腰で出撃するのは、怖い怖い。いろんな武器を携帯して行きたいじゃない。違いますか?
(2013年8月 TBSラジオ「日曜天国」より)
確かに本人に事前に知らせてしまっては、サプライズ効果は半減してしまいます。ですが、当事者にとって「驚き」や「その場の勢い」に翻弄されてしまうことは、予定を狂わされたり、冷静な判断ができなくて後悔の種を残してしまうことになります。
例えば、「今日は会えない」と言っていた彼が突然家にやってきたとか、サプライズで豪華なレストランに連れていってもらったとか、それはそれで嬉しいけれども、
- 一人でのんびりしようと思っていた時間を邪魔された
- 掃除していない部屋を見られ恥ずかしい
- この場所にふさわしい服を着てきたかった
など、タイミング的に迷惑に感じたり、自分の思いを無視されてしまったことに悲しくなってしまうこともあるんです。
フラッシュモブでプロポーズなんて、その最たるもの。その場のノリや雰囲気にのまれて「ハイ」って答えちゃったけど、本当にこの人で良かったのか?と悩んで、後になってからプロポーズを断ったなんていう例はゴロゴロあります。
結婚式でフラッシュモブを成功させるには
でも、こんな話もあるの。フラッシュモブをやっている間、新婦がポツンと高砂に残されちゃって、新郎はずっとゲストのほうを向いてダンスしてるから「自分だけのけ者になったみたいで寂しかった」って新婦があとで嘆いていたって。
結婚式の主役は新郎新婦の二人です。披露宴は、ゲストが一体となって新たなスタートをする二人を祝福・応援するための会でもあるのですから、新郎・新婦の意にそぐわない趣向や一部の人だけが盛り上がるような演出は避けたいですよね。
しかし、大手ウエディングプロデュース会社である株式会社テイクアンドキヴ・ニーズが、全国のウェディングプランナー491名を対象に行った調査によると、2016年の人気演出ランキングでフラッシュモブは第2位(*1)に選ばれるほど、人気の演出でもあるんです。
「プロポーズを他人に見られるのは恥ずかしいけど、自分たちが主役となる結婚式なら話は別」という人が多いのかもしれません。うまくやれば一生の記念になること間違いなし!結婚式でフラッシュモブを成功させるためのポイントを考えてみましょう。
(*1)1位はメッセージやイラストがデザインされたアイテムで写真を楽しくオシャレに撮るための演出「フォトプロップス」。3位はフォトジェニックな写真を撮るための装飾を施した写真エリアを作る「フォトブース」。
事前の根回しを怠らないこと
披露宴のゲストの中には、親せきやご両親の知り合いなど、年齢や立場の違う人がたくさんいます。ご年配の方の中にはフラッシュモブのような演出を快く思わない方もいます。
「友人関係だけ、分かる人だけが楽しめればいい」というのは、サプライズする側の傲慢な考えですよね。ゲストからクレームがついてご両親のメンツがつぶれたなんてことになると、後々まで禍根を残すことになってしまいます。
また、ダンスをするわけですから、会場との調整も当然必要になります。テーブルの配置や配膳のタイミングとの兼ね合いなどもありますから、事前にしっかり根回ししておきましょう。
クオリティは高く!プロに頼むのが無難
フラッシュモブとは、本来、雑踏の中にいる不特定多数の人が前触れもなく次々とダンスをし始め、そして静かに立ち去っていくというパフォーマンスです。ただゲストや主役が踊るだけでは、ダンスの余興になってしまうし、突然踊りだして驚かすだけでは感動を呼び起こすことはできません。
フラッシュモブを成功させる最大のポイントは、ダンスのクオリティの高さです。
こちらは、海外の結婚式でのフラッシュモブ動画です。参考までにちょっと見てみましょう。
ダンスの素人だけが集まってクオリティの高いパフォーマンスをしようと思っても限界があります。やるからにはお金を惜しまずにプロに依頼するのが無難です。もちろん、プロのダンサーが踊るだけでは上手なダンスパフォーマンスの余興になってしまうので、友人や新郎が登場したほうがよいのですが、ダンスのクォリティにはこだわりましょう。
集団でダンスのフリを合わせるには、合同練習や自主トレが必要になります。フリ付けや曲選び、盛り上げ方なども、プロが入るかどうかで仕上がりに大きく差が出てきます。要所要所をプロが押さえることによって、素人のダンスにも輝きがプラスされるのです。練習には時間をかけ、プロのアドバイスを受け入れることがフラッシュモブ成功に繋がります。
フラッシュモブの企画については、専門の会社がたくさんありますが、まずは会場のプランナーさんに相談してみるとよいでしょう。その会場のことを熟知してる業者を紹介してくれるはずです。
また、自社のスタッフでフラッシュモブができるよう、社員全員にダンスレッスンを実施している結婚式場もあるそうですよ。「結婚式でフラッシュモブ」は定番の演出になりつつあるんですね。
指定曲プラン ¥108,000円~
*ダンサー3名、指定曲の中から曲選択、振付レッスン付き自由曲プラン ¥199,800円~*ダンサー5名、自分の好きな曲を選択、振付レッスン付き
実施場所・地域によって料金は異なります。詳しくは公式HPからお問い合わせくださいね♪(相談無料)
ムリに周りを引き込まない
フラッシュモブを成功させるためには、多くの時間と練習が必要になります。友人だからといって気が進まない人に無理強いしたり、練習参加を強制したりすることは禁物です。
お祝いしたいという気持ちがあっても、出来ない人もいるのです。「友だちなんだから、やるのが当たり前」という態度で依頼してしまうと、それが原因で友人関係にヒビが入ってしまうこともあるので要注意です。
フラッシュモブ成功例を動画でチェック!
結婚式でのフラッシュモブ成功動画は、Youtubeにもたくさんアップされていますが、筆者がステキ!と思ったのが、こちらの2つの動画です。
結婚式でのフラッシュモブは、
- 友人たちが新郎新婦に向けて行うパターン
- 新郎を中心に、新婦へのサプライズとして行うパターン(又はその逆)
- 新郎新婦がゲストへのサプライズとして行うパターン
などがあります。どんな目的で行うのかによって人選や演出を考えましょう。
最初はフラッシュモブに否定的だったけど、色々考えていたらやる気になってきちゃいました!
サプライズは相手の気持ちを考えて
これをやったら相手はどんな顔をするだろう?喜んでくれるかな?サプライズを企画するのってなんだかワクワクするし、楽しいものですよね。
最初は相手のことを思ってはじめたはずのサプライズ企画も、段々と自分の思い入れが強くなって独りよがりのものになってしまいがちです。サプライズは、サプライズする側とされる側の気持ちが通じて初めて成功するものです。
特に結婚式という大舞台では、失敗は許されません。よーく考えてから実行に移しましょうね!
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