人生の選択肢はやる・やらないの2つだけ。迷い続けることをやめよう
「それをやらない理由は何なのですか?」と、キングコング西野 亮廣(にしの あきひろ)さんはブログ記事(2017/2/11)にて問いかけました。
「それをやらない理由は何なのですか?」
問い詰めていけば、「○○だから…」「△△だから…」という、”できない理由”が出てくると思うんだけれど、できない理由がどれだけ真っ当であろうが、それは”やらない理由”でしかなくて、先に挙げたように、つまるところ選択肢は『やる』か『やらない』かの2つしかない。そして『やらない』人には何も待っていない。頑張って欲しいな。
西野さんの言葉通り、人生の選択肢は「やる」か「やらないか」です。
「やりたい」と思っていても、いつもいろんな理由を見つけては「やらない」で終わってしまう人、やり続けていても、次のステップにどうしても進めない人へ、人生の選択肢は「やる」と「やらない」の二つであることを、筆者の経験も含め、お話ししたいと思います。
わたしも今までたくさんの迷いの中で「やる」か「やらないか」の選択をしてきました。いつでも自分自身の心に素直に生きて行けるように、選択してゆくことを一緒に楽しみましょう!
Contents
選択するとはどういうことか
何かを「選択する」というのは、時に仕事であったり、人間関係であったり、恋愛であったり、いろいろなシーンの中で、自分自身が選ぶことです。人の価値観や古い思い込み、見栄や体裁だけに囚われず、心に正直に「選択すること」ができると、自分の人生に責任を持って生きて行けるようになると思います。
どこか「自分の居場所がわからない」「自分が本当にやりたいことがわからない」などと迷ってしまっている人は、周りの価値観や流行に影響されすぎていることもありますし、自分の心に嘘をついているのかもしれません。
人生の選択は「やる」か「やらないか」たったそれだけです。それすらもできない状況にあるとしたら、ただ流されるだけの日々になってしまいます。
心の奥底に「本当はやりたい」「本当はやりたくない」という選択肢を抱えたままになっている人は、迷い続けるよりも、この機会にその選択肢と向き合ってみてください。
選択することの怖さ
自分にとって、いま何が必要なのかを考えた時、「何をしたらいいのか」がわかっても、それを「やる」と選択することが怖い時があります。そして「やらない」と選択することにも、いろんな怖さが付いてきます。ましてやそれが、何かリスクを伴う選択であるとしたらなおさらです。
例えば、転職したいと思っていても、今の安定した収入を手放すことで、いっとき生活が不安定になってしまうとか。いま選択しているものが「安定」の基盤となるものであれば、なおさらです。
それをひっくり返すようなアクションを起こすのには、相当な覚悟が必要になります。しかも転職の場合には、二つの選択が必要になりますよね。今の会社を「やめる」という選択と、あたらしい仕事や事業を「やる(始める)」という選択。
これが逆に「やる」と選択することが確実に安定に繋がるものでしたら、選択に迷いは少ないですが、その逆であるときは、相当に悩むと思います。けれどもあなたがそれを選択しない限り、あなたが望む人生は始まらないんです。
その怖さを克服しなければ、今あなたが立っている場所から一歩も踏み出せないまま時間が過ぎてゆくだけです。
職を離れたことで生活が苦しくなったこともありました。再就職したことで悩みが膨大に増えたこともありました。でもあの時に「やる」「やらない」の選択をしなければ、今の私はいなかったわけです。
毎日、人生の主人公を生きているか
「やる」と「やらない」という選択に迫られたときは、自分がしっかりと人生の主人公でいるかを考えてみてください。
あなたの人生、時間はあなたのものです。でも、いろんな人間関係やしがらみ、状況によって、自分の選択した時間ではなく誰かが選択した時間を生きてしまっていることもあります。
どんな人生も時間も、自分の意思で選択したものでなければ、人生のなかで主人公でいることが難しくなってしまいます。気づかないうちに誰かのための人生や時間になってしまうでしょう。
なので、いま「やる」と「やらない」という選択に迫られ迷っているのであれば、自分の人生の主人公になれているかどうか、この選択によって主人公でいられるかどうかを考えてみてください。
それが家族や親しい人たちのためであってもです。自分の意思で決定し、自分で責任をとれる選択であれば誰かに迷惑をかけることもなくなります。誰かのための人生を生きる必要はないのです。
視界が狭くなっていないか
自分の人生の「やる」「やらない」の選択に迷ったとき、実はとても視界が狭くなっていることがあります。木を見て森を見ずです。
「これをやったら悪い方に向かってしまうかも…」という不安ばかりが伴うときは、どうしたらその不安材料を解決できるのかという視点から「やる」「やらない」の選択を重ねていってください。
目の前にある問題を簡単に解決しようとするばかりに、視野が狭くなってしまうこともあるからです。どんな小さなことでも、先に解決できるものがないかよく考えて、それをひとつひとつ解決していけばよいのです。
そして、最終的に最初の目的であった「やる」「やらない」の選択をしてみてください。小さな問題を解決しないままでいたよりも、より簡単に選択することが可能になっているはずです。
古い思い込みに囚われていないか
人生の「やる」と「やらない」の選択をする時、目の前に今現在ある条件のほかに「古い思い込み」に影響されていることもあります。
時間の経過や環境によってかわっているものも沢山あるのに、「○○だったから、できない」「○○でなくてはならない」「○○が絶対に正しい」「○○であるべきだ」など、自分自身の古い思い込みにひっかかってしまい、前に進む選択ができないこともあります。
例えば、新しく通信講座で勉強を始めたいと思っていても「わたしは通信教育で前に失敗したからできない」とか「通信教育は始めたら最後までやらないと恥ずかしい」とか、自分だけが思い込んでいる古い思い込みのせいで、新しい経験を積める通信教育にチャレンジできないのはもったいないと思いませんか?過去にあった失敗などは、その経験を生かす糧にだけすればよいのです。
新しい選択は常に条件を更新してゆきます。昔の自分じゃないのです。今の自分の選択を今のあなたが「新しく行う」のです。
自分の迷いの本当の理由を理解しているか
どうしてそれが「できない」と思ってしまうのか、自分の思考がうまくまとめられない時は、マンダラートという思考法を利用してみてください。マンダラートとは、デザインコンサルタントの今泉浩晃さんが開発したアイデア思考法です。実際に紙に書き出すことで、自分自身の中にある深い部分の考え方などを引き出してゆくものです。
マンダラート思考で「自分」を知る
1:白い紙に9マスを書きます。ノートでもホワイトボードでもよいですが、あとで全部の紙を広げて俯瞰できたほうが思考のまとめがしやすいので、コピー用紙など1枚づつに書くようにしてください。
photo by bitomos
2:真ん中のマスにいま迷っていることや、できないと思っていることを具体的に書きます。
3:周りのマスに、真ん中の理由に関係するキーワードや、理由などを書き込んで行きます。マスはかならず8マスを埋めてください。「もうでてこないよ〜」と思うところから更に考えて出すことで、心の奥の深い部分にある理由などを引き出してゆくことができます。
例:真ん中のマス「ダイエットができない」周りのマス「食欲」「お腹がすくのが耐えられない」「甘いものが好き」「おやつがやめられない」「運動する時間がない」「寝不足」「運動不足」「揚げ物が好き」など。本当になんでもいいので、関連することをしっかりと書き出してくださいね。
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4:今度は周りのマスに出てきたキーワードや理由を真ん中のマスに書いて、それにまつわることを周りのマスに書いて行きます。どんどんと関連付けられた、心の奥底の理由に近づいて行きますよ。
photo by bitomos
5:納得するまで、関連するキーワードや理由を真ん中のマスに書いて、周りを埋める作業を続けます。出てきたキーワードなどを眺めつつ、自分の中から出てきたものをしっかりと把握してください。
書き進めてゆくうちに「できない」と思っていても、実は「こんな手があった!」とかの気づきが起こることもあります。楽しんで進めてくださいね。
「誰かのために」することをいますぐやめる
人生の「やる」と「やらない」を選択するときの条件として「誰かのためにホニャララ」ということはないですか?先に述べた古い思い込みのように、誰かのためを思ってできないでいるということがあるならば、それは今すぐにやめましょう。
本当にやりたいと思っていることを、誰かのために「しない・できない」というのは、ある意味責任逃れ。「誰かのせい」にしてしまっているとも言えます。本当は「やめたい」と思っていることも同じです。
例えば今の仕事を辞めることも「子供を育てなくてはいけないからできない」という条件があるからできないとしましょう。ここで考えてみてください。あなたが辞めたいのは「仕事」であって「子供を育てること」ではありません。育児放棄をするのは大問題ですが、今の仕事をやめても子供を育てる方法はいくつもあるのではないでしょうか?
仕事を辞めることも、すぐに新しい仕事から収入を得られるようにタイミングを計るとか、生活に困らないように協力を得ることだってできます。方法はいくつもあるんです。できない理由だけを前に押し出していると、その方法にも気がつけないまま時間が過ぎてゆきます。
何かを始めたい時も同じです。今の仕事は残業や出張が忙しく時間がないからできないとか、会社や仕事のせいにしていては同じように前に進めません。
時間がない中で少しでもやりたいことのために時間を作る工夫はしてみましたか?周りに相談してみましたか?新しく始めたいことをするためにできる努力もあるんです。
そして誰かのために生きている時間は、あなたの人生の主人公をも生きていません。誰かのために「やる」と「やらない」の選択ができないという状態はやめましょう。
間違う自分を許すこと
自分の選択を間違えることが怖いと思うこともありますよね。だけど、間違えない人なんていないんです。いろんな間違いを繰り返してようやく自分自身のスタンスが見えてきたりするものです。
そう、やりたいことに挑戦しないままだと、失敗もできませんよね。何回も間違えながら正しい場所に向かって行けるはずです。
そして大切なのは「間違う自分を許すこと」だと思います。間違うことが怖いのは、その選択を間違えた自分を許せないことが大きな原因です。けれども間違えた自分自信を許せるのは、自分自身でしかないんです。
「いやぁ、やっちゃったなー」ってなっても、その失敗した経験こそが「やる」ことから得られる経験です。一番最初に述べたキングコング西野 亮廣(にしの あきひろ)さんが言っていた言葉、そして『やらない』人には何も待っていない。この言葉の「何も」というものは「やる」とチャレンジしたからこそ得られる経験や知識、そして「やったこと」で「失敗した」からこそ得た経験ですよね。
ここでもうひとつ「やる」ばかりが経験じゃないってことです。「やらない」という選択をしても得られるものも実はあります。選択肢は「やる」「やらない」という二つの言葉に分かれますが「やらない」という選択肢にも経験が付いてきます。
それは自分自身への問いかけの時間が長くなることでしょう。やらないことで耐え忍ぶ時間が長くなるかもしれません。我慢に我慢を重ねたり。
仕事を変えたくても「変えない」という選択をした時、いまと変わらない状況のなかで「やる」まで、次の変化があるまで感じるいろんな思いがあると思うんです。それも大切な得るものだと思いますよ。
その時間に得た思いが次の「やる」の選択を選ぶ時の機動力になることでしょう。
謝る、感謝する
人生の選択「やる」と「やらない」で、失敗をしても乗り越える方法があります。
それは「謝る」と「感謝する」です。失敗したら、まずはまっすぐに謝ればいいんです。ごめんなさいと。許してもらえるまで何度でも。
こうしてしっかりと謝れる姿勢を持てれば、大概のことは許してもらえるはずです。(法律にひっかかることは、もちろんNGですよ)許してもらいたければ、「許してもらえるまで謝る」という選択をすればよいということです。
もう一つは「感謝する」ということです。迷惑をかけてしまった人などにまずは謝って、相手が許してくれたら、ありがとうと感謝するんです。
「ありがとう」という言葉には言霊が宿っているとも言われています。「ありがとう」と言うたびに、自分にも伝えた相手にもパワーが湧いてくるのです。
言えば言うほどにお互いがパワーアップしてゆくわけです。そして、「ありがとう」といわれて嫌な気持ちになる人は、あんまりいませんよね。
いま「ありがとう」と独り言でも言ってみてください。なんだかふわっとした優しさがこみ上げませんか?
人生の選択で迷ってしまったとき、何かのせいにしてしまいそうなとき、失敗してしまったとき、そんなときは周りにいる人たちに心から感謝の言葉や気持ちを送ってみてください。感謝をすることで不思議と人生の決断をする勇気が湧いてきますよ。ぜひお試しください。
そして許してもらえた時に自然と「ありがとうございます」という言葉がでてきて、その言葉の温かさを知りました。それ以来、何をやっていても必ず「ありがとう」という感謝の言葉を忘れないようにしています。
ごめんなさい、ありがとう。
人付き合いの基本の言葉を大切に使ってみてくださいね。
やるか、やらないかの判断を人に預けてしまっていませんか?
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