味噌汁を具ごと冷凍!毎日の食事に栄養たっぷりの味噌汁一杯をとろう
最近、料理家である土井さんの「一汁一菜でよい」という提案が話題になっています。この提案により気持ちが楽になった女性はどれほどいたでしょうか。今回はこの味噌汁の持つパワーを再確認し、毎日食べられるように、より手軽に作れる冷凍保存した味噌汁の作り方をご紹介したいと思います。
なんとなく健康に良いのはわかるから毎日飲みたいけど、時間がない時には省いてしまうことも…。もっと味噌汁のことを知って、手軽に作れるようになると嬉しいな♡
Contents
味噌とは
味噌は伝統食
「味噌汁は朝の毒消し」や「味噌は医者いらず」などということわざを知っていますか?この他にも、味噌と健康を結びつけたことわざや言い伝えが日本にはたくさんあります。
味噌は約1300年も前から日本人に食べられている伝統食ですが、昔から味噌が人々の生活や健康に欠かせないものだったということが良くわかりますよね。
味噌の種類
by bitomos
主な味噌の種類は4種類。中でも米味噌が国内で生産されている味噌の8割を占めています。
味噌の栄養価
味噌の主原料は「畑の肉」とも言われる大豆ですが、発酵することで生成されるアミノ酸やビタミン類が、発酵させる前の大豆とは比べ物にならないほど多く含まれるようになります。また消化吸収がされにくい大豆のたんぱく質も、味噌として摂取することで加水分解され吸収しやすくなるのです。
味噌はその他にも、炭水化物・脂質・カリウム・マグネシウム・繊維質など多くの栄養素を含んだ素晴らしい食品です。骨粗しょう症予防や美白・美肌にも効果があるとされているイソフラボンも含まれているので、女性には特に積極的に摂りたいですね。
味噌の驚くべき力
各方面の研究により、味噌の効果について様々な論文が発表されています。
・「タバコを吸わないが、お味噌汁を全く飲まない人」に比べ「喫煙者であるがお味噌汁を毎日飲む人」の方が胃がんによる死亡率は低い(国立がんセンター 1981年)
・味噌汁の摂取が多いほど、乳がんの発症率が低下した(厚生労働省 2003年)
・味噌は脳卒中や心臓疾患、痴呆症などの発症を低下させる(大妻女子大学 1994年)
一汁一菜のすすめ
家庭料理家として知られる土井善晴さんが、「一汁一菜でよいという提案」という本を出版し、多くの人から共感を得ました。この本の中で土井さんは、昔はご飯・味噌汁・漬物のスタイルが一般的であったため、今だっておかずを無理に作る必要はなく、ご飯と具だくさんの味噌汁を作ればそれで十分だという考え方を示しています。
一汁三菜を毎日の食卓に並べないと…と思って毎日のおかず作りに悩まされていた人にとっては、目からウロコの提案かも知れません。でも昔の人はそうやって過ごしていたのですから、健康面でも問題ないそうです。まさに味噌汁のパワーを表していますね。
土井善晴さんが提案している一汁一菜についてはこちらでより詳しくご紹介しています。毎日の料理作りで悩んでいる方はぜひ覗いてみて下さい!きっと肩の力が抜けることでしょう。
⇒一汁一菜でよい!土井善晴さんが提案する家族のための愛情レシピ
味噌玉とは
味噌玉とは、「手作りのインスタント味噌汁」と思ってもらえればわかりやすいと思いますが、味噌とだし、具を合わせて玉のようにし、保存したものです。すると食べたい時にお湯を注ぐだけであっという間に味噌汁ができてしまうというとっても便利な方法なのです。
味噌玉の作り方
【材料】
・味噌10g(1人分)
・だしになるもの(だしの素やかつお節など)
・好きな具
試してみよう!冷凍できるオススメの具材
具だくさんの味噌汁にしたい場合は、味噌玉とは別に具材だけを保存袋に入れて冷凍しておきます。食べる際には具をレンジで解凍し、味噌玉で作った味噌汁と合わせて出来上がりです。
豆腐
油揚げ
キノコ類
毎日の食事に味噌汁を
これまで何となく飲んでいた味噌汁の持つパワーの素晴らしさについて改めて気づき、冷凍保存方法を行うことによって、毎日の食卓に味噌汁が並ぶ家庭が増えることを願っています。
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