子供なし夫婦が離婚を選ぶ時。二人にとってベストな選択である訳は?
ひと昔前は、離婚をする人は今ほど多くはなく、離婚経験者はとても大きな負を背負っているように見られたりしていました。しかし、最近は3組に1組が離婚をすると言われています。これは約2分に1組の割合で離婚する人たちがいるという計算になります。
離婚を決断するにはそれぞれ様々な理由がありますが、子供がいない夫婦の場合、お互い我慢し続けて夫婦生活を続けるよりも、離婚を選択してリセットする方が二人にとって一番いい選択であるケースもあります。
Contents
子供のいない夫婦が離婚を考える理由とは
子供がいない夫婦の間で、離婚の原因となり得る問題はどんなことなのでしょうか。
性格の不一致
離婚を考える一番の原因と言ってもいいのが性格の不一致です。結婚して一緒に暮らしてみると、付き合っていた時とは違いまた色々なことが見えてきます。
会社や仕事の付き合いなどで酔って遅く帰って来る日が多い、共働きなのに食事以外の家事も妻が行っている、といったちょっとした生活習慣のずれや考え方の違いも、毎日一緒だと見過ごせなくなり喧嘩ばかりになってしまったりします。
またお金の管理が上手ではなく欲しいと思ったものを買ってしまう、着ていた服を脱いだままにする、逆に潔癖すぎるなどの性格の部分の違いも一緒に住んでみて初めてわかったりすることがあります。
慰謝料はどちらかが精神的苦痛を被った場合に、それをお金に換算して支払うもので、性格の不一致はお互いに問題があるという考え方になります。
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共働きですれ違いが多い
結婚後も妻も働いている場合は、それぞれが忙しくお互いの仕事や生活のリズムがあるために結婚してもなかなか二人の都合が合わず、一緒に家で食事をする日がほとんどなかったり、顔を合わせる機会も少なく会話がないといったことになりやすいのです。
子供に関する意見の食い違い
子供に関する問題が大きくなり離婚に至るケースもあります。二人共子供を望んでいるのに、何らかの理由で不妊がわかった場合、問題のない方は相手を変えれば子供を持てるかもしれない、と考えるようになることもあります。
またどちらかは欲しくないけれど一方が子供を欲しい場合なども二人の将来、人生が変わってくることになるので、納得いくまで話し合えって答えが出ない場合、離婚と言う道を選択することになったりします。
夫婦間では正当な理由がないのに性行為を拒否してはならないと定められているので、結婚生活を継続し難い重大な理由と見なされることがあるようです。
どちらかの浮気
どちらかの浮気が発覚した場合も子供なしの夫婦の場合、離婚しやすいですね。子供がいるとどうしても子供を傷つけたくない、または妻が専業主婦だった場合に離婚した後の養育費の問題などがあり、気持ちは離れていても離婚を踏みとどまったりしますが、それがないので離婚を決断しやすいと言えます。
少し余談になりますが、もし夫が浮気をしている気配がありそれを理由に離婚をしようと思う場合、夫の携帯電話やLINE、メールなどの中身を証拠として抑えたくなりますが、これはかえって証拠として採用してもらえない可能性が高くなるので気を付けましょう。
プライバシーの侵害を理由として慰謝料請求が認められているので、逆に夫から違法行為として訴えられてしまうこともあります。慰謝料の額としては高くないので可能性としては低いですが、携帯電話を力ずくで奪ってメールの内容を見る、といったことは反社会的な行為として証拠能力はなくなってしまいます。
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子供がいないうちに離婚するメリット
もしも、話し合いや修復する努力をしてもどうしても離婚しかないと思うのであれば、子供がいない場合は子供がいる離婚よりもダメージが少ないと言えます。
養育費や子供との面会、財産など決めることが少ない
子供がいなければどちらが親権を取るか、養育費はどうするかと言ったことを決める必要がありません。財産は結婚してからの二人のものを半分貰うことができます。(ケースによって差があります)離婚に向けての話し合いが速やかに行えます。
仕事を見つけやすい
共働きなどで妻が働いている場合は別ですが、結婚中は専業主婦であったとしても、子供がいなければ自分の生活する分を稼ぐ仕事を見つければいいので、再就職や新しい仕事を見つけやすいと言えます。
新しい恋愛や再婚がしやすい
子供がいないと、新しい男性との付き合いや結婚にもさほど支障はありません。離婚後、子供を引き取った場合にはまず子供を育てることや、自分たちの生活を安定させることに気持ちが向いてしまうので、なかなか次の恋愛や出会いなどに目が行かなくなりがちです。
また、相手にもよりますが、連れ子との同居を嫌がったり不安に思われたりする心配がないですね。
十分に考え話し合った末に道を決めて
離婚というのは、子供がいてもいなくてもとてもエネルギーの要ることです。働いているし子供がいないから、などと安易に決めずにまずは十分に自分の気持ちを考え、そして相手とじっくりと向き合って話し合ってください。
どちらかが離婚に合意しない間は離婚は成立しません。お互いに納得した上で、離婚がベストな選択であると二人の考えが一致すれば、子供がいないうちの離婚と言うのは精神的にも負担が少なくて済みます。
結婚生活というのは、長い間他人が一緒に暮らして二人の関係を築いていくことです。結論は急がずに熟考して決めてくださいね。
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