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離島移住に失敗しない方法とは?夢を現実にするためにやるべきこと

 2017/04/02 ライフスタイル
この記事は約 14 分で読めます。 9,025 Views

温暖な気候、青い海と白い砂。ゆったりと時間が流れて、その土地で採れる新鮮な魚や自分で庭で作った野菜などを食べる…そんな南の島、日本の離島での生活に憧れたことはありませんか?

離島への移住というのは、内地の移住とはちょっと違うところもあります。思い切っていざ移住したけれど、こんなはずではなかった!とならないように、事前にしっかりと調べておくことは大切です。

今回は、離島に移住した経験のある筆者の目線から、そのあたりのノウハウをご紹介したいと思います♪

bitomos編集長
南の島いいよねー!青い海と空を見ているだけでも癒される。旅行もいっつもそんなとこばっかり。

私もセミリタイヤして移住したいと夫と話してるのよね。どんなことに気をつけたらいいの?

bitomos担当部長
僕もPCがあれば仕事はどこでもできるから、子供が手がかからなくなったら南の島に住んでのんびり仕事するのもええなあと思ってるんや。あったかい方が暮らしやすいやろ。
かおるこ
そうですね〜。確かに海がきれいで、のんびりはできるけれど、やっぱり暮らすとなるとそれなりに色々あります。事前準備をしっかりするのも、移住を成功させるために大切なポイントですね。

どこに移住するか決める

旅行で訪れた離島にすっかり惚れ込んでしまって移住を決心したという人は別ですが、まずはどんな島に住むかを絞りこむことが最初ですよね。島の持つ自然や気候だけではなく、大きさや人口、産業などがどうなっているのかを知ることも、生活していく上ではとても重要な要素になります。

海が好き、ダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツをする、釣り好きな人ならば、きれいなビーチがある島がベストですよね。温暖で山や森に囲まれた場所が落ち着くという人は屋久島なども気に入るでしょう。まずは、お休みを使って候補地へ旅行に行くのが第一歩です。

筆者は、もともと南の島が大好きで、しょっちゅう国内外問わずビーチやアイランド系のところに旅行に行っていました。日本も沖縄本島や石垣島、竹富島、西表島、宮古島などに行きましたが、中でも奄美大島が一番気に入って、日本で住むなら絶対奄美!と最初に訪れた時に思ったものです。

かおるこ
もちろん旅行で行くのと住むのは大違いだけど、島がそれぞれ持つ雰囲気や町の様子、地元の人と話をしたりして様子をみるためにも、まずは遊びに行くのは大切です。

ネットで情報を集める

ここに住もう!という島が見つかったら、インターネットで様々な情報を集めましょう。今は、現地に行かなくてもネットである程度の情報を得ることができたり、メールでその土地に住んでいる人へ問いあわせもできるので便利ですよね。

生活に関する情報を仕入れる

bitomos編集長
やっぱり、住むところや仕事、子供の学校はどんな感じかとか気になるわね。
かおるこ
そうですよね。それから、いざという時にすぐにかかれる病院があるのかというのも最初に知っておきたいですよね。

人口がどのくらいあって、病院はいくつあるのか。子供を連れての移住であれば小学校や中学校などはどのくらいの規模と数があるのかなどは、自治体のホームページや民間の移住支援サイトなどで確認できます。離島の場合は、小さな診療所などしかないと、怪我や病気で診療所で対応できない場合や緊急の場合にはヘリで移動しなくてはいけません。

また、出産できる病院がない場合は、妊娠した時に出産は別の土地に行く必要が出てきます。ある程度、病院、学校などの施設が揃ったところに住む方が安心ですね。

移住した人のブログを見る

せっかくなのでインターネットは駆使しましょう!検索していると、大体の島は実際に移住した人のブログなどが出てくると思います。その人がどんな感じで移住したのか、仕事や生活はどんな感じなのかなど、ある程度のリアルな雰囲気が伝わってくると思います。

かおるこ
私も移住する前に、島で移住支援のサイトを運営している移住者のページをよく見ていて、問い合わせしたり、参考にしていました。
移住支援するサイトもいろいろあるので、ぜひ目を通したり問い合わせしたりして情報収集しましょう。

▼沖縄の移住支援サイトです。

おきなわ移住の輪

▼奄美群島の移住支援サイトです。

ねりやかなや

各市役所のサイトも参考に

それぞれ地域の市役所などのサイトを見ると、移住者受け入れを歓迎しているところなどは安く空き家を貸し出すことをしていたり、仕事の斡旋などもしてくれるところもあります。また、公営住宅などに申し込むこともできるので、自治体のサイトを見て問い合わせしてみるといいでしょう。

かおるこ
私の個人的な印象としては、市役所などはあまり積極的に移住者のことを考えてはくれません。だから、知りたいことは何度も問い合わせしたり、こちらから強くアプローチすることをお勧めします。

市町村によっては移住体験ツアーや説明会などを行っているところも。そのようなものに参加すると旅行とはまた違い、暮らすと言う目線で島を見ることができますね。

下見に行こう!

ある程度情報収集ができたら、もう一度移住するつもりの離島へ下見に行きましょう。今度は旅ではなく暮らす目線で見てみます。一つの同じ島でも地域によって、景色だけではなく住んでいる人の年齢層や雰囲気も変わります。

移住する1年前から半年ぐらい前に一度は行けるといいですね。

地域ごとの雰囲気を感じる

できれば、車を降りて住宅が集まっているところをゆっくり歩いてみるといいでしょう。離島での最初の難関と言ってもいい家探しも兼ねて、その地域を時間をかけて見てみます。気に入った空き家があれば、市役所に問い合わせしたり、近所の人に持ち主のことや借りられるのかを聞いてみてもいいですね。

かおるこ
それぞれ島によって習慣が違いますが、家を見つけるのはなかなか苦労する場合があります。中心地から外れた一軒家などは、不動産会社などでは取り扱っていないこともあり、実際に歩いてみて探したり交渉するのが一番の近道だったりします。
また、最初から土地を買ったり家を建てたりするのはお勧めできません。地域によって他所からの移住者に閉鎖的な場所もあります。近所にどんな人が住んでいるのかもわからないうちから、後戻りできないような決定打は打たないほうがいいでしょう。
かおるこ
狭い範囲での交流になるので、仲良くなれればお互いに助け合ったり楽しんで生活ができるけれど、そうではない場合に逃げ場がなくなってしまいます。

最初はロングステイ用のウィークリーマンションやコンドミニアムなど何カ所かを利用して長期で滞在しながら住むエリアを決めるのもアリです。島の人と仲良くなって生の情報を仕入れられるようになってから、長く住む場所を決めても遅くはないですよ。

自分の思っていることをたくさん話そう

筆者がお勧めしたいのは、下見に行った時からどんどん島の人と話して仲良くなること。宿泊先の人や食事で入ったお店の店員さんなど、あらゆるところで出会った人に、自分が移住したいことを話してみましょう。相手も移住者で体験談が聞けたり、島の知り合いや空き家を紹介してくれたり、仕事を紹介してくれたりと思いがけない広がりがあったりします。

かおるこ
離島生活が楽しくなるかどうかは、どれだけ自分のことをオープンに話せるかによって変わってくる気がします。まっすぐに自分の気持ちや希望を伝えることで、情報をくれたり知り合いを紹介してくれたりとどんどん交友関係が広がっていきます。

友達が増えると、イベントのお誘いやお手伝い、飲みのお誘いなどが増えてさらにどんどん知り合いが増えていきます。

実際に移住したら、挨拶がてらお土産でも持って早めに会いにいってくださいね。

住まいを探す

先ほども少し触れましたが、どこに住むかというのは移住生活でも大きな問題です。イメージとしては古い古民家のような一軒家を思い浮かべる人も多くいると思いますが、老朽化が進んでいてインフラも整っていない物件であったり、そもそも空き家でも持ち主が貸すつもりがない、不動産会社で取り扱っていないといった家もあります。

島によっては、移住者を増やそうと整備された一軒家を安く借りられるところもあれば、家の数自体が少なく借りるのが大変な島、価格競争がないので思ったよりも家賃の高いところなど様々です。

下見の時にある程度、不動産会社や市役所などを回って情報を集めておくことをお勧めします。

かおるこ
公営住宅に申し込むこともできます。ただ、単身の場合は申し込める物件が限られてしまったり、住民票が違う土地の人の場合は不利になったり、申し込みすらできない場合も。各自治体によって申し込み資格は違うので、住みたいところの住宅情報をしっかり調べましょう。
bitomos編集長
下見以外にも家探しにもう一回行かなきゃってことね。
かおるこ
そんなこともないですよ。まずは長期滞在型の家に住みながらゆっくり探すと言うのも、その地域ごとの様子をゆっくり見てから決められるので悪くはないです。

また、住んでいるうちに友達や知り合いが出来てくるので、その人たちから住宅に関する情報をもらうこともあったりします。

それに、島によっては賃貸の保証人は島の人間じゃないとダメな場合もあります。移住してきていきなり保証人になってくれる知り合いを作るのはなかなか難しいので、仮住まいに住んでいるうちに仲良くなっていけば保証人をお願いするということもできますよね。

仕事を確保する

住まいと同じく、重要なのが仕事です。何もしなくても暮らしていけるほどの貯えを作ってから移住するとか、十分な年金が毎月入ってくるというならともかく、大体の方は何かしらの仕事や収入を得る手段を確保する必要がありますよね。

離島で魚は採れるし野菜は自分で作ればいいからお金はそんなにかからない、と思うかもしれませんが、生活していくのにそれなりにお金はかかります。

•家を借りた場合の家賃

•移動は離島はほとんどが車。一人一台が基本。

•ガソリン代も内地から持ってくるので安くはない。

•故郷に里帰りする時の交通費

島の生活では、いただき物やおすそ分けも確かに多く、お金ではないものでお互いに分かち合うところもありますが、ガソリン代や、車検代、家賃などは畑で採れた野菜では払えません。

また、移住したからといって一生出身地に戻るつもりがない、という人は少ないと思います。両親や友人などに会いに里帰りや、たまには違う土地に旅行などに行きたい、となると交通費がかなりかかります。それなりの収入を確保する必要があります。

かおるこ
私の経験からいっても、多少ゆとりがある程度の収入があった方が心にも余裕が出ます。

では離島での暮らしのための収入を得る方法をいくつかご紹介しましょう。

ハローワークなどの求人で探す

離島でもハローワークなどの仕事を斡旋してくれるところはあります。そのようなところに相談に行くのも一つです。ただし、多くの島ではやはり仕事の種類は少なく、漁業や林業、土木作業などが中心のところが多いでしょう。

かおるこ
奄美大島では冬になるとサトウキビの収穫の仕事があります。かなり重労働だから男性しかできないけれど、いいお金になるので季節労働者として一定の時期にがっつりと働くという人もいました。

住む島にもよりますが、基本的に賃金は内地よりはるかに安いと考えた方がいいでしょう。また、昇給や交通費の支給がないというところも結構あります。

bitomos担当部長
沖縄なんかはコールセンターの仕事が意外にも多いらしいよな。

自分で何かをやる

自営で仕事をするというのもいいでしょう。ゲストハウスや飲食店、ツアーガイドやマリンスポーツ、トレッキングなどの観光業などを自分で行うこともできますね。インバウンド、いわゆる観光客をターゲットにした仕事だと、料金の設定がある程度高めにできます。

島の人、住んでいる人をターゲットにする場合は、新しいものや他にないものを始めるのがポイントかなと思います。娯楽や選択肢が少ないので、新しいもの、そして本当にいいものは繁盛します。

かおるこ
奄美でも、本当に美味しい料理を出すお店などは、内地に近い価格でも人が来て繁盛しています。それから、口コミも大きいかな。人口が少ない分、宣伝に大きなお金や手間をかける必要がないというのは、自分で何かをやるには大きなメリットになると思う。

インターネットを使って外で稼ぐ

bitomos担当部長
僕はこれやな!
かおるこ
はい!ナガイ部長は離島で豊かに暮らせると思います♪
今はインターネットで世界中と繋がれる時代。住んだ土地で必ずしも商売をしたり仕事を探す必要はありません。インターネットを使った、場所に捉われない仕事をすると、賃金も地域差がありませんし移住してもすぐ仕事ができるのでいいですよね。

筆者も、ライターの仕事を始めたのは奄美大島に住んでいた時からです。時間に縛られず収入を得たいという思いから、「自分でできること、好きなこと」をキーワードにライターの仕事をするようになりました。

移住成功のカギは焦らないでしっかり計画すること

離島で自然に囲まれてのスローライフ。とっても素敵な響きですが、実際の生活となるとやはり思い描いたようにはいかないことがあったり、予想外のことがあったりします。

実際に住んでみないとわからないことも多いですが、「なんとかなるだろう」とぽんと来てなんともならなくて帰るということにならないように、事前の下調べはしっかり行ないましょう。

そして、できれば下見に最低でも1度は行って、現地で暮らすということを前提にもう一度その島を見てみてください。ここに住みたい!という気持ちが強いのであれば、積極的に自分からどんどんいろんな人とコミュニケーションを取るようにしてみてださい。

離島は狭い世界。あっちこっちで繋がって多くのコミュニティに参加して打ち解けるのが、楽しい離島生活の秘訣です。十分な下調べをして、新しい環境では多くの人に相談をし助けられながら、できるところでお返しをして。人生は一度。大きな決断ですが、しっかり計画を立てて、ハッピーな離島ライフを満喫しましょう♪

bitomos編集長
う〜ん!具体的な話を聞いてると大変なこともあるけど、ますます 移住したくなるわ♡次の休みは将来の移住に向けて下見にどっかの離島に行ってみよ。
bitomos担当部長
離島に移住って言うとやはり仕事や収入が心配やけど、ネットビジネスはそういう面では強みやな。本気で将来の移住考えよかな。
かおるこ
まずは惚れ込む島を見つけることですね!どこでもいいでは、住んでからの色々なことが苦になってしまうから。移住計画で下見はいいですけど、おやすみはナガイ部長と堀越編集長、交代でお願いします!

次回は、筆者のケース、奄美大島の魅力も入れながら移住生活についてをご紹介します♡

bitomos編集部プロフィール

そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡

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kaoruko

kaoruko

執筆は2010年頃から行っています。
新鮮で美味しいもの、野菜や果物、蕎麦とワインが好き。日々ヨガのプラクティスをライフワークにしていて心と体の健康にも関心が高いです。
心と体は繋がっていて内面の美しさが外側を作ると思います。
身心が健やかで毎日が充実していて楽しく過ごせるために参考になるような記事を書いていきます。⇒詳しいプロフはこちら

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