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ワンオペ育児は専業主婦こそ危険!限界になるその前に考えたいこと

 2017/05/21 ママ
この記事は約 14 分で読めます。 42,024 Views

「子育て」を1人で家に閉じこもりながらの「孤育て」にしてしまっていませんか。特に専業主婦のママは、働いていないのだから育児と家事を1人で行うのも仕方ないと状況を吞み込みがちです。そんなワンオペ育児真っ最中のママ達、限界になる前にそこから抜け出しましょう!

mika
はー。うちの主人、出張が多くて平日はほぼ不在なので、育児と家事を私1人でやらなきゃいけなくて…。この状態が子どもが独立するまで続くかと思うと辛くなります。
bitomos編集長
それってズバリ!今話題のワンオペ育児ね。

ワンオペ育児とは?

 

この言葉を初めて耳にした人も多いかも知れません。ワンオペとは「one operation」の略であり、店員1人だけで店舗を運営することを意味します。

事の始まりは牛丼チェーン店の通称から。2014年のユーキャン流行語大賞候補のノミネートされたこともあり、一気に広く知られる言葉となりました。

そしてここ最近では「ワンオペ育児」、つまり配偶者どちらか1人で育児や家事を行い、しかも破たん寸前という状況を意味する言葉として、家庭内でも使用されるようになっているのです。

bitomos編集長
社会では「ブラック企業」なるものが問題視されているけど、「ワンオペ育児」も家庭内におけるそれと一緒よね。

ワンオペ育児を題材にしたCMが話題に

こちらはオムツ「ムーニー」のCMですが、ワンオペ育児を題材にしていることで視聴者から賛否両論あり、話題になっています。というか批判の方が目立っているように感じます。

子供が産まれて間もない頃のママの様子が忠実に再現されており、この頃の大変さはもちろん、不安や孤独など様々な想いも蘇り、筆者もこのCMを観て涙した1人です。忠実に再現されているが故に、ワンオペ育児でノイローゼ気味になった経験がある人にとっては辛い映像であるかも知れません。

mika
植村花奈さんのこの歌詞もぐっと胸に突き刺さります。

さらに、ラストシーンの「その時間がいつか宝物になる」というフレーズが物議を醸し出しています。視聴者にとってみればワンオペ育児を肯定しているように感じ、実際にワンオペ育児で悩んでいる者からしてみれば、ママの気持ちを理解していないともとれてしまうのも頷けます。

bitomos編集長
このCMパパは何処にも出てこないのね。後で振り返ったらいい思い出になるなんて、今この時悩んでいる人にとってはなんの慰めにもならないしね。
mika
一見とても感動的な良いCMなんですけど、ワンオペ育児を応援されてしまうと複雑な気持ちがします。

リアルママ達の声

 

我が家は基本的に家事育児全般は私担当。 娘はかわいいけど、やっぱり『なんで私だけ、、自由に眠れない、自由に外出できない、常に家事育児と奮闘しなくちゃいけないの、1人の時間がないの』って、心身の不満が爆発寸前もしくは爆発する時があります これは女性特有のホルモンバランス(あくまでも私個人の考えですが‍♀)、 寝ても寝ても24時間眠い些細な事でイライラモヤモヤしてしまう、なぜか憂鬱な悲しいキモチになってしまう。等、そうゆう事も関係してるのかなぁと、思ったりはしますが。 男性はお仕事やお付き合いを理由に何かと自由に、それも時間無制限で、外に出る機会も多く、それを羨ましくさえ思う私。 また社会もそれが普通でしょ?的な見解を示してる事も多くて。 各家庭や個人の意見は様々だと思うけど、今は女性も多く社会に働きに出てる時代だし、私のまわりには特に共働きの家庭が多いので、『女性が家事育児をして当たり前・女性は黙って家を守ってろ』みたいな、そういった世の中の男性や社会の考えが少しずつ変わってくれたらいいなぁと思う。 実際、この数年で変わって来てもいるとは思うけど、もっともっとね‼️ 夫婦2人の大切な子供だから、パパが育児するのも当たり前。家族の大切なおうちだから、家事も家族でシェアしながらやるのが当たり前がいいと思う☺️‼️ ましてや共働きの夫婦なら尚更ね✨ そんな今日は朝からお昼にかけて、彼が娘の朝ごはん、公園遊び、帰宅して泥んこの娘のお風呂をしてくれました そのおかげで、絶賛、ネムネムモヤモヤ期の私は、1人でベットを占領して2時間熟睡出来ただけで、ほんの少し救われたキモチになったのでした☺️ 世の中の旦那さま、パパ達、家事育児の協力はもちろん、もっともっとママに自由時間を与えてあげて下さい❣️❣️ P.S.そんな事語りましたが、我が家も全然まだまだで、前進あるのみです。笑笑 でも、彼が家事育児に対して積極的に何かしてくれた時は素直に嬉しいから必ず、ありがとうは伝えます☺️ #family#husband#daughter#clover#bathtime#love#thankyou#家族#親子#彼#娘#愛娘#四葉のクローバー#お風呂#仲良し#愛しい#かわいい#癒し#ありがとう

あびる優さん(@yuabiru74)がシェアした投稿 –

mika
タレントのあびる優さんのインスタです。多くのママの共感を得て話題になりました。…同感です!

bitomos編集長
離婚したからワンオペ育児になるのではなく、ワンオペ育児が原因で離婚になるケースも多いようね。夫が戦力外…共感!!

mika
確かにそういう悩みも出てくるのかも知れないですね。でも私は育児に関しては、例えぶつかってでも夫婦で話し合いたい派です。

bitomos編集長
言葉1つでだいぶ救われるママも多いと思うわ。やっぱり感謝の言葉って大切ね。

育メンて何?

いつからか、子育てに積極的に参加するパパさん達をこう呼ぶようになりました。なぜなのでしょう?

それって「パパ=子育てをしないのが普通=子育てをするパパは特別だから特別な名称」と捉えてしまうのは筆者だけでしょうか。ママが子育てをするのは当たり前で、どれだけ一生懸命に育児を行っても「ママ」は「ママ」です。

子供がもっともっと小さかった頃、こういった経験がありました。娘がオムツでどうやらウンチをしたようです。すかさず旦那が言った言葉、「手伝おうか。」

優しい夫とお思いでしょうか?この言葉に筆者はカチンときました。

…なぜなら子育てはママがやるのが前提という意識がついているように感じたから。既にパパが子供の世話=サポート役にまわってしまっているのです。言葉1つですが、その行動に主体性を持って行っていないと感じてしまった為、旦那とママである筆者の育児に対する温度差を身に染みて感じた出来事でした。

mika
この場を借りて、グチっちゃいました!
bitomos編集長
これもめっちゃわかるわ。私も同じようなことでケンカになったことがあるよ。 手伝ってくれるだけマシという意見もあるけどね。

「孤育て」にならない為に

配偶者に言葉に出して伝える

実はどれだけママがパパに大変さを態度でアピールしても、気づかれなかったり、そこまでの状況を把握していないパパがほとんどです。これまでパパに送ってきた非言語メッセージは伝わっていないと思った方が正しいでしょう。

思っている以上に、言葉にしないと相手には伝わりません。自身の心身に関することはきちんと言葉に出して伝えるようにしましょう。

特に女性の場合は、実際に何かして欲しい…というよりも自分の気持ちを理解して欲しいという場合が多いように感じます。どうしても忙しいパパには気持ちの面だけでもしっかり育児に参加してもらいましょう。

気持ちまでワンオペにならない

横のつながりを大切にする

ママ友との付き合いも大変だという意見もありますが、特に外部との接触が少ない専業主婦にとって、似た境遇のママ友の存在は大切です。専業主婦のママは家に閉じこもりがちになるので、コミュニケーション不足にならないよう、時にはママ友と外でのランチやお茶をする時間をとると良いでしょう。

mika
もちろんママ友に気を遣う部分もありますが、ママ友とランチをした日は、気持ちが晴れやかになる気がします。
bitomos編集長
私もママ友に日々助けられてるな~と感じるよ。子連れランチって子供が騒いだりして大変だけど、ママ友と一緒ならお互様で気を遣いすぎずに済むしね。そんな日は気持ちに余裕が持て、子供や夫に対しての接し方も変わってくるわよね。

共感してくれる人にグチる

あまり褒められたことではありませんが、どうしても我慢できなくなったら不満を口にするのも1つです。頭の中でモヤモヤしていたことが、口にすることで整理でき、スッキリすることも良くあります。

mika
自分の思っていた不満でも、相手に賛同されてしまうと、パパのことをかばいたくなってしまう事も良くあるんです。
bitomos編集長
mikaさん優しいね♡でも、あまり不満ばかり言って、ただの愚痴っぽい人にもならないよう注意しなきゃね!

第三者の手を借りる

核家族が増えた昨今、手を借りたくてもできない状況のママも多いのではないでしょうか。そんな際は第三者に手伝ってもらうのも1つの方法です。

家事代行サービス

「家事シェア」という考えから、掃除や料理などの家事を依頼する制度です。会社によっては、家事以外にも保護者が同席していれば、子供の世話をしてくれるサービスもあります。

家事代行サービス体験者Aさん
週に1日2時間だけでも心も身体も軽くなりました!こんなことなら、もっと早く頼めば良かったです。
mika
家政婦というと敷居が高いけれど、こういったサービスなら1時間数千円で依頼できるので気軽にお願いできそうですね。

ファミリーサポート

ファミリーサポートとは同じ地域に住む住民同士で、育児や介護などを受けたい人(依頼会員)と行いたい人(提供会員)が有償で助け合う制度です。預けたい理由が明確でなくてもOKなので、仕事をしていないママでも利用できます。

ただし提供会員が保育士だとは限りません。料金や休日なども自治体によって異なるので、利用する市町村のファミリーサポートセンターに確認しましょう。

mika
ママが病院へ行きたい時とか、ちょっと息抜きしたい時に頼れる場所があると良いですね。
bitomos編集長
私の住んでいる地域は、ファミサポが充実しているから、気軽に頼んでいる人が多いかも。地域の結びつきが強い地域だと、サービスの提供者がどんな人かもわかりやすいから、より安心して使えるのかもしれないね。

▼家事を「手放す」ことを始めてみては?こちらの記事も要チェック!

時短より「手放す」ほうが手っ取り早い?家事負担を減らすコツとは

天使の寝顔を見る

やっぱり子供は可愛いものです。そう思えない日も中にはありますが、どんなに育児で疲れても、子供の寝顔を見るとそれだけで疲れが吹き飛ぶ…というママも多いことでしょう。筆者は子供の寝顔を見ていると、こんな可愛い姿を見られない不在がちな夫は可哀想だなと思えてくるのです。(親バカですが。)

子育ての最大のメリットは、子供の成長を一番近くで見守れることでしょう。そんな喜びを味わえるのはワンオペ育児を頑張っているママだからこそなのです。そう思うと夫に対する不満は少しずつ消え、感謝の気持ちをようやく取り戻すことが出来るのです。

bitomos編集長
起きているときは生意気で手のかかる娘だけれど、寝顔はまさに天使なんだよね♡日中どんなにイライラしても、寝顔をみると気持ちがリセットされちゃう。

孤独から抜け出そう

実際、筆者の子供も幼稚園に通うまでに成長し、子供たちが自分で出来る部分も大分増え、授乳をしたりオムツを替えたり等といった、これまでの様な大変さはなくなりました。しかし、体調を崩したり幼稚園の様子で悩んだり、これからも成長するにあたって健康面や進路など育児に関しての悩みはつきないでしょう…。

パパが外で仕事を頑張っていることは百も承知です。毎晩の残業だって、したくてしている訳ではないことも分かっています。もちろん今の生活があるのもパパのおかげです。

ただ育児とは報酬はもちろんのこと、誰からも評価や励まされることもなく、正しいのか間違っているのか分からない道を常に自問自答しながらひたすら進んで行くしかないのです。さらに小さな命を24時間休む暇なく預かっているという責任も重くのしかかり、極限状態になっているママが大勢いるのが現状です。

1人で担うことに不満や苦悩を漏らしにくいママ。ワンオペ育児という言葉が広まったことで、大変さを口にしやすくなったのではないでしょうか。1人で抱えて限界を迎えてしまう前に、ワンオペ育児だということをしっかりパートナーに伝え、まずはワンオペ育児を作り出してしまう孤独から抜け出す方法を考えてみませんか?

mika
主人にワンオペ育児だって話をしたら、日中こまめに電話をしてくれるようになりました。

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