人生の教訓にしたい!登山家の言葉には楽しく生きるヒントがいっぱい
TBSテレビ系列で放送されている「クレイジージャーニー」というバラエティ番組をご存知でしょうか?世界中で活躍する冒険家やジャーナリストなど様々な職業の人物がクレイジージャーニーとして登場し、スリリングな旅の様子や、驚きの体験談を披露する人気番組です。
去る2017年3月6日に、アルパインクライマーの平出和也さんが「クレイジージャーニー」に登場し、話題となりました。想像を絶するような体験をしてきた平出さんの言葉には、毎日の生活を豊かにする人生の教訓がたくさん散りばめられていました。
今回は、平出さんと登山家の竹内洋岳さんの言葉を紹介したいと思います。早速、詳しく見ていきましょう!
Contents
「クレイジージャーニー」に出演した平出和也さんと竹内洋岳さん
「クレイジージャーニー」とは?
TBSテレビ系列で放送されている伝聞型紀行バラエティ番組「クレイジージャーニー」。冒険家やジャーナリスト、写真家など様々な分野で活躍している方が興味深い常人離れした体験談を披露する人気番組です。
ダウンタウンの松本人志さん、バナナマンの設楽統さん、小池栄子さんの三名がMCを務めており、時にはグレートジャーニーと呼ばれる旅行家が出演して対話を行うこともあります。
クレイジージャーニーやっぱおもしれーな。
これ毎週録画するためにレコーダー買おうかな。#クレイジージャーニー— Yuta (@yuta_punks) August 3, 2017
世の中にはクレイジーな人がイッパイいるにゃぁスゴイにゃぁ #tbs #クレイジージャーニー
— Bipedal_cat (@BipedalCat) August 3, 2017
#クレイジージャーニー おもしろい!あんなドキュメント教養バラエティー(?)観たことない。コレ放送しちゃっていいの?って思いながら毎週みてるw
— みきねこ (@marble0756) August 2, 2017
登山家の竹内洋岳さんとは?
竹内さんは、日本人で初めて8000m峰全14座(エベレストやマナスルなど標高8000mを超える14の山の総称)を登頂した日本を代表する登山家の一人です。酸素を使わない軽装備でのスピーディーな登山を得意とします。
アルパインクライマーの平出和也さんとは?
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アルパインクライマー平出さんの行うアルパインクライミングとは、特殊な道具を垂直の絶壁に突き刺しながら山頂を目指してスピーディーかつダイレクトに登る登山のことです。雪崩に巻き込まれたり、滑落したりする危険を伴います。平出さんはアルパインクライマーとして16年のキャリアがあり、2017年2月には日本の冒険家に贈られる最高の賞と言われている植村直己冒険賞を受賞した経験豊富な方です。
前例がないからと諦めない
未踏ルートということは、他の人は登ることが出来ないだろうと考え諦めていたルートということ。そこから筆者が学んだのは、固定観念に縛られず、前例がないからと諦めないということの大切さです。
他の人がやったことがないなら、それは逆にチャンスです。他の人には出来なくても、もしかしたらあなたなら出来ることかもしれません。
仕事でも自分が考えた新しい方法やプロジェクトで成功すれば、大きな自信につながりますよね。やる前に出来ないと決めつけて諦めるのではなく、とりあえずやってみるというくせをつけておくことで、大きな問題も乗り越える力をつけることが出来ます。
失敗を教訓にする
平出さんはこの悲劇的な経験を「失敗した」とは思わずに「今後登山をする上で改善するべき事を学んだ」と捉えました。
日常生活でのちょっとした失敗や、仕事上での大きな失敗、どれだけ気を付けていても失敗を完全にゼロにすることは出来ませんし、起こってしまったことは仕方ありません。大切なのは、その失敗をどう捉えるかなんです。
この「失敗」=「怖い」体験をした時に、そのままにしてしまうとそれがトラウマ化したり、長いこと引きずってしまう場合があります。そうならない為にも、「失敗した」→「また失敗するのが怖いから、自分には出来ない。」ではなく「失敗した」→「もう失敗しないように、この経験を次に生かそう」と前向きに捉えることが大切なんです。
助けを求める勇気を持つ
困った時に誰かに助けを求められる人とそうでない人がいます。助けを求められない人は、人に迷惑を掛けたくないという気持ちが大きい人に多いようですが、何でも自分で対処しようとしていると、時に取返しがつかなく場合もあります。
人に助けを求めるというのは、慣れていない人には勇気がいる行動です。だからこそ普段から人に助けを求める習慣を身に着けておくことが大切なんです。助けを求める習慣がないと、本当に苦しく限界な時にも助けを求めることが出来ずに、自滅してしまう場合があります。
多くの人は助けを求められたところで、それを迷惑だと感じることはないですし、中には頼られて嬉しいと感じる人もいます。もちろん、自分で出来る事ですぐに人を頼るのはよくありませんが、自分で試した結果、自分だけでは出来ないと思ったら無理をせずに誰かに助けを求める勇気を持ちましょう。
自分を責めすぎない
救助隊員はその道のプロ。そのプロが大丈夫だと判断したから助けに行き、その結果起きてしまった事故…。賛否両論ありますが、平出さんが助けを求めたことは間違っていなかったと私は思います。
何か問題が起きるとすぐに自分のせいだと思ってしまう人っていますよね。その考え方、ちょっと見直してみませんか?
例えば、誰かにきちんと依頼をして相手がそれを受けた後に起こった事故・トラブルの場合、その責任はあなたにはありません。「でも、もしもあの時私が頼まなければこんな事故・トラブルは起きなかった…」と思うかもしれませんが、結局それはタラレバ話で、そんな事を言っていてはキリがありませんよね。
なんでも自分が悪いと考えるのは、自分を追い詰めることになります。また度が過ぎると周りからは悲劇のヒロインを気取っているように見える可能性も。あなたが悲劇のヒロインになったところで事態が良くなるわけではないので、自分を責めるのは程々にしておきましょう。
諦めず何度も挑戦する
諦めずに何度も挑戦するというのは、実はとても難しいことですよね。大抵は2度目の失敗で、もう諦めようという気持ちになります。しかし、諦めずに何度も挑戦して成功した場合、それは大きな自信につながります。
例えば、小さい子供はそうやって失敗しつつも諦めずに何度も挑戦することで、様々なことを習得し自信につなげています。大人になると、どうしても失敗が怖くなり何度も挑戦してみる勇気を持つことが出来なくなります。しかし、先ほど紹介したように「失敗」を「経験」と捉えることが出来れば、失敗することを恐れず何度も挑戦することが出来るようになり、結果成功や自信を得ることが出来るのです。
生活環境を充実させる
高い山に登る際はベースキャンプと呼ばれる基地となるキャンプ地を作り、そこのテントで天候待ちをしたり数日過ごします。竹内さんは、そのベースキャンプ生活にとてもこだわっていて、テントにわざわざ絵画やおもちゃを持ち込んで快適に楽しく過ごせるようにしています。
また食事にもこだわり、麓からコックを呼び寄せて豪華な食事を楽しみます。
この食・住を充実させるというのは、私達の日常生活でも基本でありながら、日々の忙しさに追われ疎かにしてしまっている人が多いですよね。まず、部屋を改めて見渡してみて下さい。あなたが本当に寛げる空間になっていますか?自分の好きな家具や小物に囲まれていますか?部屋を自分が本当に寛げる環境にすることで、心が休まり、元気をチャージ出来ます。
また忙しいといい加減になりがちな食事ですが、食事にも気を配ってみて下さい。栄養バランスが全てではありません。ちょっと疲れている時や、気分が落ちている時は栄養バランスなどは一切考えずに、好きなものを食べて食事を楽しむことで、心や身体へのエナジーになります。
ゴールまでの過程を楽しむ
登頂=ゴールすることのみを目標にするのではなく、そこまでの過程も楽しむ。これも、とても大切な人生の教訓ですよね。ルーティンになりがちな仕事や家事、終わらせることだけを目標にせずにその過程を楽しめるようになると、毎日が楽しく過ごせるようになります。
そこで、走るルートを変えてみたんです。海が好きなので、景色の良い海沿いを走るようにしたところ、走っている間も楽しくなりました。あのまま、ゴールだけを目標に走っていたら、ランニングを楽しめずに辞めていたと思います。
想像することで危険を回避する
山へ登っている時は様々な事態を想像しているという竹内さん。あらかじめ想像しておくことで、山で起こり得る様々な危険を回避することが出来るそうです。
日常生活で何かトラブルが起きた時にパニックになってしまうのは、想像していなかった事態だから対応出来ないことが原因の場合が多々あります。あらかじめ想像しておくことで、いざ何かが起きた時にきちんと対応することが出来ます。
時には信念を突き通す
2007年にガッシャーブルムⅡ峰へ登った際に雪崩に巻き込まれて、背骨と肋骨5本を骨折など重傷を負い、登山への復帰は難しいと言われました。しかし竹内さんはリハビリを重ね、翌年にリベンジをします。登山とは「自分の足で登って、自分の足で降りるもの」という竹内さんの信念が竹内さんを突き動かしたのです。
周囲に止められたというリベンジ登山ですが、自分の信念を頑固に突き通すことで、やり遂げた時により達成感を味わう事が出来、自信へと繋がります。また、ここだけは譲れないという信念を持つことで、何か困難に直面した時にも負けない強さを得ることが出来ます。
登山家たちの教訓を活かして豊かな人生を!
アルパインクライマー平出さんと登山家竹内さんの言葉、いかがでしたか?
ちなみにクレイジージャーニーは、毎週水曜日 23:56よりTBSテレビで放送中(※2017年10月11日よりこの時間帯に変更)です。毎回、興味深いゲストが登場するので興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。新たな人生の教訓に出会えるかもしれませんよ。
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