あがり症は克服する方法がある!心の準備をして緊張せずに成果を出そう
あがり症の人って結構多いんですよね。あなたはいかがでしょうか。シチュエーションにもよりますが、どんな人でも多かれ少なかれ緊張するときってありますね。
でも、あがり症という人は尋常ではない症状に悩まされてしまう様です。そもそもあがり症ってどんなもの?克服法ってあるのかな?と思った方は必見です!
ここ!っていう時にあがり症を封印できる?
普段はそんなことないのに、大事な場面で異常なほどに緊張してしまい、自分がすごいあがり症であることを自覚する。そんな人が意外と多いんです。あがってしまう状況というのも、人によって様々なのでしょう。
仕事のプレゼンのたびにすごく緊張して失敗してしまったり、あがり症の症状に悩んで軽い気持ちで心療内科の門を叩いてみたら、「社交不安障害」(以前は社会不安障害と言われていて、2008年に日本精神神経学会により社交不安障害と呼び名が変わりました)と診断名を言い渡されたり。このままだと「対人恐怖症」になるなど、怖い病名を突き付けられ落ち込んだりする人も少なくありません。長々通院して薬の処方をされたりすることもあるでしょう。
でも、あがり症は自分で克服できる場合も少なくないと言われています。まずは自分自身で理解し、分析していきましょう。
あがり症はなぜなるの
すごく緊張した時のおまじないで「人という字を手のひらに書いて飲み込む」なんて言う事をしたことはありませんか?これは自己暗示で緊張をほぐすというもので、精神的な部分での対処法になるでしょう。
これで大丈夫という自分に言い聞かせている様なところがありますね。人によってはこんな自己暗示で緊張から解放される人もいるんです。
あがり症というのは本当に人によってその症状や重さは様々です。でも、そもそもあがり症ってどうしてなるのでしょうね?
あがり症が出る場面
会社で社長や部長の目の前で新しい企画に対するプレゼンをすることになりました。初めて任された自分のチームの仕事で、プレッシャーもあって余計に緊張しました。
小学校の双子の娘を持つ母です。どうしてもと言われてPTA会長を引き受けました。全校生徒の前でマイクを使って話す場面もあったりするので、怖くてずっと断っていたんですけど…。
足までガクガク震えてしまって、バレないように必死で挨拶をしてどうにか終えました。自分がここまであがり症だったとは…。
勤め先でコンテストに出場することになりました。接客業なので会社の社員をお客様に見立てて、接客のプロを選ぶコンテストです。いつもの様にすればいいと言われましたが…。
でも、同じ様なシチュエーションなのに全然緊張しない、あがらないと言う人もいます。あがり症になる人のタイプや原因はどういうものなのでしょう。
あがり症になる人
あがり症というのはもともと持って生まれた性格からくるものではありません。あがるという感覚を感じるのは、自我が芽生える思春期の中学生~高校生だといいます。
思い出してみてください、わりと無防備である小学生の頃には平気だったことや「ちょっと恥ずかしい」程度だったことが、中学生や高校生で急にわけもなく緊張したり、いてもたってもいられないほど恥ずかしくなるって経験ありませんでしたか?
誰でも緊張するときはあります。あがり症になりやすい人のタイプというのがあります。「自意識過剰」気味の人が特になりやすいと言います。
・人から見られていると強く意識する
・人に良いところを見せようと意識するときがある
・失敗したら人に笑われるのではないかと思う
・失敗したくないと必要以上に強く思う
思い込みが人より強かったり、プライドが高かったり、神経質な人で些細なことにこだわる人もあがり症になりやすい様です。
大人になってもあがりを克服出来ないでいる人もいますね。大事なのは、思考の癖を変えること。「緊張する…どうしようどうしよう」より「どうにかなるさ」くらいの感じがいいでしょう。それが思考の癖を変えることになります。
それでは、あがり症にはどんな症状があるのか具体的に見ていきましょう。自分が緊張した時にどんな症状が出るか思い出してみてください。
あがり症の症状
・緊張で頭が真っ白になる
・緊張で手足が震える
・心臓がドキドキして激しい動悸になる
・手足やカラダにじっとりとした汗をかく
・赤面する
・何を話しているのか自分でわからなくなる
・呼吸は荒くなる
・めまいを感じる
・トイレが近くなる
・話しをする時にどもる
・吐き気やお腹が痛くなる
このような症状が一般的なあがり症の症状です。緊張する場面でこのような症状が頻繁に出る人が、あがり症ということになりますね。
実は芸能界でもあがり症の人は多いようです。人前で見られて仕事をする人達なのに!?と思いますよね。具体的にはどんな人がいるのでしょう。
あがり症は実は芸能人にも多い
中森明菜
歌姫と呼ばれ、名曲を多く残している中森明菜さん。明菜さんが全盛期でよくTVに出られていた頃、歌番組で唄っている明菜さんが画面にアップになったときに、マイクを持った手がすごく震えているのを見たことがあります。
何度もTVに出て唄っているスターだったのに、実はあがり症として有名です。初めて紅白に出場したときも、緊張で手がすっかり冷たくなっていたんだとか。繊細な方もあがり症の方は多いのかもしれませんね。
和田アキ子
芸能界のご意見番、和田アキ子さん。歌もとても迫力があってパワフルですよね。
そんな和田アキ子さんですが、意外なことにあがり症で、芸能界でも有名なそうです。こんな大御所の方が!?と思われますよね。
とある歌番組の生放送や、野球の開幕式で東京ドームで君が代を唄った時などに、すごく緊張したと言う和田アキ子さんのコメントを、筆者もTVで見たことがあります。豪快なイメージとは裏腹に、未だにマイクを持つ手が震えてしまうことも珍しくないそうですよ。
韓国アイドルグループ少女時代の元メンバーJessyca
⚖意外かもしれませんが私はあがり症です。たくさんのステージに上がってきましたがまだ克服できていません。むしろ大きなステージより小規模なステージの方が緊張します。
pic.twitter.com/hxFxoljKsg— Jessica (@Sy_Jessybot) 2017年7月8日
あがり症の克服法
あがり症の克服法がいくつかあります。あがり症の症状は人によって違いますし、症状の重さも違います。克服法によっては、逆効果になってしまうこともあるので、自分に合った方法を見極めましょう。
周りの評価は気にしない
ここで元SMAPの中居正広さんのお話をご紹介します。中居さんと言えば、ドラマや映画での俳優活動から、バラエティ番組の司会まで、マルチな才能を発揮して活躍をされていますよね。
中居さんが司会を務めるある番組内で、視聴者の相談で極度のあがり症という22歳の女性が、結婚式のスピーチであがらない方法のアドバイスを求めていました。それに対して、中居さんは、「評価を求めるスピーチをしようと思うから緊張する。お祝いのシンプルな気持ちがあれば、噛んでもグダグダになってもいいと思えば、緊張しない」と答えていました。
恥ずかしいことをしてメンタルを強化!
人の心を自由自在に操るメンタリストとして有名なDaiGoさん。出版されている心理本も、人気を博していますよね。
ひょうひょうとしていて他人の目は気にしていなそうにみえるDaiGoさんですが、昔はすごいあがり症だったそうです。彼曰く、自分が実行した克服法は荒行なるものだったとか。
それは、一日一回、自分にとって恥ずかしいと思う事をすると言うもので、あがり症が治るまで毎日するのだそう。すごく恥ずかしい反面、すごくメンタルが強くなるんだそうです。
普段しないことをする
手始めにおすすめしているのは、例えば、コンビニの店員さんに挨拶をするとか、少し頑張ればできそうなこと。普段しないことをして壁を超えるというか、自分の殻を破るんですね。違う景色が見えてくると言います。
ルーティーンを決める
ここ!という大事な場面で緊張してしまった時に、一つ決めた行動をするようにします。それは相当リラックスした時にしかしない行動に決めます。脳がこれに騙されて、リラックスしてるんだと勘違いします。
例えば、指輪を指にしたまま数回回すとか、その場で出来る物がいいようです。
運動でセロトニンを活性化
運動でセロトニンを活性化させるというのは、DaiGoさんもおすすめしているあがり症を克服法です。カラダの中を好循環にすることが大事なんです。
運動は脳の中のセロトニンの活性化に繫がります。セロトニンは神経伝達物質で心のバランスを整えてくれる物質としてとても大事なものなので、活性化することで精神面での安定が望めます。
あがり症の症状が出来た時にセロトニンが上手に働いてくれたら、その緊張を抑えてくれるので、普段からセロトニンの分泌を促す行動を心がけましょう。
ちなみにセロトニンはうつなどの症状改善にも効果がある物質です。
【セロトニンの分泌を活性化させる方法】
ポイント1★太陽の光を浴びる&運動
ポイント2★質のいい睡眠を心がける
ポイント3★一定のリズムでカラダを動かす運動
一番のおすすめは朝の太陽の下でのウォーキングやラジオ体操を30分程度でOKです。
セロトニンについては、こちらの記事で詳しく説明されています。是非チェックしてみて下さいね♪
あがり症に効く呼吸法
以前、TV番組「世界100か国 健康インタビュー 百聞!ザ・ワールド」の中で「4-7-8呼吸法」というのを紹介していました。4-7-8呼吸法とは、TIME誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれたアメリカの 内科医のアンドルー・ワイル博士発案の呼吸法です。
番組では寝つきが良くなる呼吸法として紹介されていたのですが、実は緊張を和らげる呼吸法としてもおすすめなんです。
【4-7-8呼吸法】
・4秒で鼻から息を吸う・7秒→息を止める・8秒で息を口からはく
一回4セットで行う
この腹式呼吸を行うことで、血流が良くなってリラックス効果が得られます。また、ゆっくり呼吸することで、心身をリラックスモードにしてくれる副交感神経を活発にしてくれる効果があります。あがり症の克服法としては、「緊張していないよ、落ち着いているよ」と脳に伝われば、緊張が解けると言うわけです。
その逆に、緊張しているときは荒い呼吸などで脳がそれを察知して、緊張しているよと自分に認識させようとします。それによってより緊張が増すという状況になるんです。
脳っておもしろいですね。この脳を騙す方法は、緊張する場面の前にやってみると良さそうですね。
あがり症に効くツボ
あがり症の状態というのは極度の緊張が原因です。その緊張をほぐす効果のある「ツボ」があります。何か緊張する場面になるときにそのツボを押すことで効果を期待しましょう。
合谷(ごうこく)
by 青色
合谷は人差し指と親指の骨がぶつかるところの位置です。
この合谷というツボはイライラをおさえたり、目の疲れにも効いたり、肩こりにもいいなどその効果は万能!なんて言われ方もしているほど、大事なツボです。
あがり症の方もこのツボを覚えておきましょう。緊張してドキドキ心拍数が上がっている時でも、このツボを押してリラックス!
*3秒押して3秒離す。この繰り返しです。
神門(しんもん)
by 青色
手のひらを自分に向けて、小指の下の方に降りてきた手首の端のくぼんでるところ(手首の横にあるシワの小指側の上のほうです)精安定を促す時におすすめのツボです。
*軽めで感じで一日に両手首1~2分ずつ押す程度でOKです。
内関(ないかん)
by 青色
内関は手首に三本の指を当てたその下にあるツボです。
自律神経のバランスが乱れることによって起こる症状:緊張やイライラを改善するツボです。文字にもあるように内=内臓の意味で内臓に関係するツボということです。
緊張を収める効果の他に、消化器系の症状がある場合の軽減にも効くと言われていて、つわりのある妊婦さん、乗り物酔いになった時などもおすすめのツボです。
*少し強めで6~8秒/一回を7回ほど行う。
あがり症は自分で克服できる
あがり症だから…と自分で決めつけてしまって諦めていたあなたへ。あがり症はきっと克服できます。ポイントを忘れないでいてください。
・思考の癖を変える
・緊張してないと脳に思わせる
・朝日を浴びて軽い運動を
ちょっとのことで、簡単にあがり症から解放されるかもしれません。ぜひ、いざというときに試してみてください。
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