PTAは任意?それとも強制?意外に知らないPTAの基本のあれこれ
子どもの小学校入学と同時に、当たり前のように加入していたPTA。筆者は息子の入学からずっと加入していますし、しっかりとPTA会費も納めています。今では学級副代表もやっていて、世に言うPTA活動に積極的に参加し始めたところですね。
しかし、実のところを言うとPTAについてはよく分かっていません!最近「PTAやめたの私だ」というのが話題になりました。それを通し知り得たPTAについて、今回は記事にまとめ上げて行きたいと思います!
Contents
そもそもPTAって?
そもそもPTAとは
P(Parent) T(Teacher ) A(Association)
という略で、Parentは親、Teacherは先生、Associationは協会や団体という意味。要するに親と先生の教育団体というものです。どのような団体活動なのかを見て行きましょう!
PTAの役割
では、具体的にPTAはどのような活動をするのか。基本的にPTAとはボランティア活動で、学校行事や保護者のサークル活動なども行われています。各クラスの役員などもPTA活動ですし、よくある「一人一役」が半強制的になっている花壇整備や交通指導などもこれにあたります。
子どもたちが安心して教育を受けられるように、安全に教育に励めるようにというのが主旨です。それを教員などの教育者だけではなく、保護者も協力して未来ある子どもたちのために頑張りましょう!ということですね。
PTA活動への世間の声
では、このPTAについて世間の皆様はどのように感じているのでしょうか?筆者は「PTA活動は当たり前にやらなきゃならない事」と捉えてきたのと同時に、出来れば避けて通りたい道…と心の底で思っていたので、色々な声を見る事が出来て良かったです。
出来ればやりたくない?
「私は自分の意思でPTA頑張る」と言いながら「やらない人はずるいよね!」という人は、多分「やりたくないけどデメリットが怖いから仕方なくやってる」という気持ちが根底にあるんだろうな。そういう人が子どもの為って自己暗示の様にヒステリックに人に投げつけるから結果的にPTA=悪の構図が。
— mol@PTA非加入加入は各自自由 (@mol3mol3mol) 2017年6月21日
PTAのことつぶやくの止めなきゃなー
身バレしそうでこわい。てかPTAはね、やるのは全然いいの!
でもあくまで学校行事を「手伝う」スタンスでいたい!
長とかの役職は向き不向きあるし、やりたくないけど泣く泣くやる場合もあるし負担もでかすぎる!と言い逃げする酔っぱらい
— 那瀬 (@_sasattone) 2017年6月8日
支援学校のPTAとても大変…もうやりたくない
— FUNKYCLOVER (@_funkyclover_) 2017年4月27日
やはり出来る事ならPTAの活動や役員には参加したくないという声が多いのかな?と感じました。昔に比べ共働き世帯が多く、時間的に参加が難しい人も多いのが現実。どんなにやる気があっても物理的に活動が厳しいこともあるでしょう。PTA活動(ボランティア)をして仕事を失ったら元も子もない話ですよね。
しかしながら「自分も仕事をしながらPTA活動をしている」と言われる人も多く、もはや仕事を抱えているというのはPTA活動が出来ないという理由にはならなそうですね…。
断る余地なし!?
何度か書いてるけど、PTA会長とか役員なんて、世間のイメージだと学校に偉い顔してて力あるとか思われてるのかもしれないけど、全然そんなことなくただめんどくさいだけだからね。実際はやる人ほとんどいなくて、断れない人たちがやってる感じ。
で、一度やると変わりがなくてなかなか辞められない— うだ (@j_udagawa) 2017年4月14日
にかたまちゃん、PTAか💦
中学は、やりたい人がするから、だいたいメンバー決まってるから、私は、セーフかな👍
小学校は、学校から、電話がかかってくるんよ😅
かかってきたら、断れないよ〜(*゚∀゚)アヒャヒャ
異動した旦那が早々に帰ってきて、洗濯物畳んでくれてた~(❁´ω`❁)— あこ (@akkochin4819) 2017年4月3日
小・中学校のお子さんを持つ保護者の方ならイメージしやすいと思いますが、本当に役員決めって大変ですよね。クラスの役員だけではなく、PTA本部(?)の方の役員もあります。積極的にPTAに参加している方も多くいらっしゃいますが、どちらかというと勧められて断れず…って事が多いそうです。
断りにくい・断れないって意見も目立ったように感じました。しかし実際にやってみると「意外に大変じゃなかった」「楽しいかも」という声もありましたので、PTAに対して過剰に不安を感じているという事もあるのかもしれません。
▼今コミュ障に悩んでいる方も多くいらっしゃり、PTA活動もコミュ障で断りにくい人がやらされるのでは?という意見も見受けられました。前回コミュ障に関する記事もまとめましたので気になる方はチェックしてくだいね!
コミュ障の治し方に音読が効果的!?自分を認める事から始める克服法PTAは実は任意だった!?
「PTAやめたの私だ」で一番注目されたこと。それは「PTAは任意だった」ことではないでしょうか。筆者もこれを読み、初めて知ったことであり、筆者同様に驚きを隠せない人が多かったはず。では詳しく見て行きましょう!
本来は任意加入
そもそも論をすれば、PTAは任意団体なので、教委からも独立した組織なんですよね。学校という共通項があるから関係しているだけのことですし。
PTAの経緯や時代背景が密接な関係にしていただけのことで・・・。
それを言っちゃうと、「何故お前文句言ってるの?」ってなっちゃいますが(笑)— BLACKBIRD1137 (@yassan1137) 2017年6月21日
前述したようにPTAはあくまでもボランティア団体。団体の結成も加入を義務付ける法的な根拠はないそうです。法的にどうこう…とまでは考えたことはありませんが、PTA加入は絶対!だと思っていた人はきっと筆者だけではないでしょう。
もちろん任意加入ではないので、入退会も自由です。子どもたちの為とは言えども、PTA活動の負担が大きくなりつつあるのが事実でもあり、無言の圧力を感じている方も居る。色々な面から見ても意外な事実だったと思います。
しかし暗黙の強制加入が…
PTAの入会を断れない状況にして入会をお願いし、学納金の引き落としにPTA会費が込みになっている同意書が、PTAは除外する選択はない状態になっていて、それでPTA費が引き落とされたら強要罪?上品なカツアゲ?
— 犬猫@PTAは詐欺詐取強要の反社会的組織 (@nenekoko0322) 2017年3月17日
なぜ今までPTAが任意加入だという認識がなかったのか。その背景には「加入しないという選択肢を与えられなかった(教えてもらわなかった)」事があると考えられます。
決してPTAの脱退を仰いでいるのではなく「PTA活動に参加出来ますか?」という問いかけではなく「どの活動に参加しますか?」という問いかけの仕方に少々疑問を感じたというのが本音です。子どもたちの為に出来る事は協力してやっていこう!という本来の目的から少々ずれてしまっているのでは?と感じました。
しかしながら、共働き世帯が多いので「自分が出来ることをやろう」という括りにしてしまうと、出来ない事の方が多くなってしまうような気もします。現に交通安全など色々なPTA活動が学校教育でかかせないものになっているので、この辺の折り合いが難しいところですよね。出来る人だけに大きな負担がかかる可能性もあります。
強制加入ではなく任意だからこそ、我々保護者が考えるべきこと!
当たり前に加入していたPTAだからこそ「実はに任意加入だった」という事実に驚かれた方も多いのではないでしょうか?現代の社会人は本当に忙しく、PTA活動に参加出来ない…という人もいるでしょう。
それに対し「私だって忙しいのに何で協力してくれないの?」という不満も上がるでしょうし「どうして出来ない事を押し付けるの?」と不甲斐ない気持ちになってしまうこともあるかもしれません。だからこそ実際にこのようなPTAの背景を知ることによって、我々保護者が今一度考えるべきことがあるかもしれませんね。
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡