2020年オリンピック種目!ボルダリングに女性がはまる人気の理由
2020年東京オリンピックの新種目としてスポーツクライミングが決定しました。ボルダリングはこのスポーツクライミングの中の1競技で、比較的低い壁を登るスポーツです。
壁を登るなんて、相当な筋力が必要なのでは…?いやいやそんなことありません。実は、筋力の弱い女性でも始めやすく、またいろんな魅力の多いスポーツなんです。
女性の間で密かに人気のボルダリングの魅力を、只今ボルダリングに絶賛ハマり中の筆者がお伝えします。
Contents
2020年東京オリンピックに選ばれたボルダリング
引用元:Wikipedia
2020年開催の東京オリンピック、会場の問題で何かと世間を賑わせていましたが、新種目についても話題でしたよね。東京オリンピックで新たに追加されるのは、「空手」「スケートボード」「サーフィン」そして「スポーツクライミング」の4つです。
中でもスポーツクライミングは「ボルダリング、リード、スピード」の3つの複合競技になります。今回ご紹介するボルダリングもこちらに含まれます。
スポーツクライミング3種の違い
ここで、オリンピックで行われるスポーツクライミング3種の違いについてご紹介します。
リード:
選手がロープをつけて12Mほどの壁を登ります。制限時間内の高さを競います。
スピード:
高さ15Mの壁を登りきるタイムを競います。ホールドの位置は予め周知されています。
ボルダリング:
高さ5M以下の壁に用意された複数のコースを制限時間内にいくつ制覇したかを競います。
これら3つの競技を合計した結果で順位が決まります。
ボルダリングとは
by eitoman
ボルダリングは、もともとは道具を使わないで高い岸壁を登るフリークライミングの一種として知られていました。だいぶアウトドア的イメージが強かったのですが、現在は室内で、比較的低い壁をロープなしで登るスタイルが多くなってきています。
壁には、カラフルなホールドと呼ばれる(突起物)が取り付けられ、それを掴んだり足を乗せたりして登っていきます。ホールドの側には、色付きのテープが貼ってあって、同じ色のテープのホールドを選んで登っていきます。
通常、テープの色は難易度(レベル)で分かれていて、10級〜1級まであります。ボルダリング初心者でどのホールド(コース)からはじめていいか分からないという方は、ジムにあるレベル表を参考にトライするといいですよ。
by eitoman
ボルダリングは、ロープを使わないかわりに、下には分厚いマットが置いてあり、たとえ足を滑らせて落ちても、マットがクッションとして働いてケガをすることはありません。壁の上のゴールについた後にジャンプして降りても大丈夫なんですよ。
基本的なルールはこれぐらいですが、安全面で気をつけたいことがあります。それは「登るのは1壁1人」「誰かが壁を登っている時には、すぐ下のマットに登らない」ということ。ジムによっても変わってくるかもしれませんが、足を滑らせたり、ホールドを掴み損ねたりした時に下に人がいると危ないので、これはぜひ守ってください。
男性も女性も関係なくできるスポーツ
スポーツは、筋力や体力を要するものが多く、男性が有利なものが多いですが、ボルダリングはテクニックと自分を支える筋力があれば誰でも楽しめるスポーツです。だから男性だけではなく、女性でも十分楽しめるんですね。さらにストレス解消やダイエット効果もあるならこれは要チェックですよね。
ボルダリングの魅力
ボルダリングには、スポーツとしての要素だけではなく、レジャーとしてや集中力を養う脳トレのような効果もあります。そんなボルダリングの魅力をお伝えします。
ダイエットにいい
やっぱり女性としては、どうせやるならキレイになれるスポーツがいいですよね。選手と呼ばれる人たちだけではなく、ボルダリングジムにいくと引き締まった美しいボディラインの女性の姿をよく見かけます。
ボルダリングは、登る時間は少なくてもカロリー消費は多いといわれています。腕を伸ばしたり、足を大きく開いたり、また手や足を軸にして体を引き上げたりと、体中の筋肉を使います。特に「太もも」「背中」「肩まわり」といった大きな筋肉を動かしているのですが、体を支えるこれら大きな筋肉を動かすとその分消費カロリーも上がるうえに体のバランスもよくなります。
体と頭を同時にトレーニング
壁に取り付けられたホールドは小さかったり、大きかったり、平べったい形をしていたり、また尖っていたりといろんな形をしています。このホールドの掴み方や足の置き方でうまく体を支えたり、動き(ムーブ)をスムーズにすることができます。そのため、ホールドへのアプローチや自分の動き、体の向き等をひとつひとつ意識しながら登っていかなければならず、集中力を鍛えるのにとてもよいスポーツなんですよ。
達成感が味わえる
ボルダリングは、10級〜1級までの難易度(レベル)があり、自分のレベルにあったチャレンジをすることができます。登りきった時には、苦労した分だけ大きな達成感を感じることができます。今まで届かなかったホールドが、体勢を少し変えてみたら届いたり、足の置き方を工夫したら立ち上がりやすくなったりと、小さな変化でできるようになることもあります。普段の生活ではなかなか味わえないこのような感覚も、ハマってしまう理由かもしれません。
一人でも仲間と一緒でもどちらでも楽しめる
ボルダリングは、1人でもくもくと次のムーブを考えながら登ってもよし、友達や恋人とワイワイとアドバイスしながら登っても楽しめるスポーツです。年齢を問わず楽しめるので、親子でいっても楽しいと思いますよ。
実際、筆者もジムへは子供たちと行くことが多く、壁を降りてから手や足の動きにあーだ、こーだと話して、また挑戦!ということを繰り返しています。学童の行事や会社の親睦会としてジムを貸し切りにすることもあり、大人も子どもも気軽に楽しめるスポーツとして人気です。
出逢いの場としても
ボルダリングは一人でも楽しめるスポーツだといいましたが、同じ楽しみをもつ人が集まれば、気が合って、付き合う確率も大きくなりますよね。よく見かける顔ぶれの中で、挨拶からはじまり話す機会もあるかもしれませんよ。今では、ボルダリング婚活や、ボルダリングコンパなどあり、出逢いの場としてもよく利用されています。
コスパがいい
ボルダリングをする時の服装は、とにかく動きやすければOK。シューズは専用のものがあるけれど、たいていジムでシューズをレンタルできるので、それを利用すれば良いと思います。購入する場合は、8,000円〜20,000円ほどかかるので、ある程度ボルダリングが上手になってから購入を検討するのがおすすめです。すべり止めで使うチョークも、ジムでレンタルすることができて、あると便利なのでこちらもレンタルするした方が良いと思います。
あとは、ジムの利用料ですが、1時間いくらという設定から、時間内であればいくらという料金設定まで、地域や施設によってもだいぶ異なります。事前にホームページや電話で問い合わせておくといいかもしれません。
医学界からも注目されているボルダリングの効果
2017年5月にアメリカの心理学会でボルダリングがうつ病の改善に効果があるとする発表がなされました。
研究は100人以上のうつ病の患者を対象に8週間行われ、その後の抑うつ検査の結果から改善傾向にあることを確認できたというものです。もともと運動がうつ病によいとされてはいましたが、ボルダリングの際の集中が、悲観的な自動思考を解消する効果もあるようです。
あなたもボルダリングやってみませんか
運動不足を感じたら、ジョギングやジムでの体力トレーニングを思い浮かべますが、紫外線や熱中症が気になる屋外はどうしても気がのらないし、ジムでの運動も退屈だと感じることはありませんか。ボルダリングなら、屋内のエアコンのきいた快適な空間で、頭と体のトレーニングが一度にできます。
オリンピック開催より一足お先に、あなたもボルダリングの楽しさを体験してみませんか?
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡