パート面接に受かるコツ！<7>服装はスーツがマスト？私服でもOK？

パートの面接を受けるときはどんな服装で行けばよいのでしょうか？
やっぱり新卒のようなリクルートスーツを着るべき？
近所のお店なら普段着の私服で行ってもいいのかな？
求人要項には「服装自由」って書いてあったけど、ラフなジーンズでも許されるのだろうか？
就職面接ならスーツ一択ですが、パートとなると…？？？悩んでしまう人も多いのではないでしょうか？

パート面接の場合、必ずしもスーツがマストというわけではありません。かと言ってどんな私服でもOKという訳でもないのです。

今回の記事では、職種に適した面接の服装、身だしなみの注意点などを紹介します。「面接に何を着て行けばよいのかわからない」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。

面接官は服装で何をチェックしているのか？

服装や見た目じゃなくて中身をチェックして欲しいー応募者としてはそう思うかもしれません。でも、面接という短い時間で個人の本質をチェックするのは、いかに手慣れた面接官であっても中々難しいものなのです。

服装・身だしなみは、第一印象を形づくる重要な要素であり、応募者の心構えや性格を伺い知ることができる要素として面接の判断基準の1つにされています。

社会常識の有無を判断

パートは基本的に新卒ではありませんから、面接官は「応募者は一定の社会常識がある人」という目で見ています。近所に買い物に行くようなラフな服装で面接に参加されると、自分の会社が「この程度の会社」と見下されたような印象を持つ面接官もいるでしょう。

また、「ビジネスマナーや社会常識がない」と判断されてしまえば、「即戦力として使えない」ということになり、採用に大きく影響してしまいます。

性格の傾向を判断

シワだらけのよれよれの服、汚れが目立つ服では、ずぼらな人・不潔な人という印象を与えてしまい、飲食・接客業なら完全にアウト！です。また、高級なブランド服や華美なファッションでは、「今いるパートさんとうまくやっていけるかな？」という協調性の部分でクエスチョンマークがついてしまいます。

面接の服装は清潔感が第一です。シミや汚れがない、きちんとクリーニングされた服で、アイロンがけがされたシワのない服装というのが最低限の条件です。

スーツ？私服？面接の服装選びのポイント

「就職面接ほど堅苦しいものではないけど、アルバイトほど気楽じゃない」パートの面接は何を着て行けばよいのか、悩んでしまいますよね。どんな職種であろうとスーツで行くのが無難ですが、職場の雰囲気と余りにもかけ離れ過ぎていて面接会場で一人だけ浮いてしまう…というのも避けたいものです。
スーツを着て行くべきか？私服でもOKなのか？その判断の基準を紹介しましょう。

スーツが望ましい職種・業種

一般的に事務職などオフィスワークが中心の職場は、ビジネスマナーが問われることになるので、スーツ着用が基本です。例え求人要項に「勤務は私服でOK」と記載されていたとしても、面接はスーツで行ったほうがよいでしょう。

その他、銀行、証券などの金融系、不動産、ショールームなどのカウンター業務、百貨店、ホテルなど高度な接客が望まれる接客業、保険業などの営業職はスーツ着用がベストです。

面接会場によって判断する

全国チェーンのファストフードやスーパーなどの場合、店舗毎に面接を行うのではなく、本社で一括して採用試験や面接を行う場合があります。一般企業の社内で面接が実施されるのであれば、「企業訪問」と同じことになるので、やはりスーツ着用がベストということになります。

職場の雰囲気で判断する

スーパー、コンビニ、ホームセンター、家電量販店などの販売員、ファストフード、カフェ、居酒屋などのカジュアルな飲食店の場合は、必ずしもスーツがマストではありません。

パートさんや学生アルバイトが多数いるような職場、制服に着替える職場、管理者もスーツ着用ではない職場などの場合は、ほぼ私服でOKです。キレイめで上品な私服やビジネスカジュアルを意識した服装で面接に参加しましょう。

アパレルやファッション雑貨、インテリアなどを扱うショップの場合は、ファッションセンスも採用条件の一つです。スーツよりも、むしろそのお店にあったファッションで面接に参加したほうが、「店（ブランド）のイメージを理解してくれている」と印象アップにつながります。この場合は、私服のセンスの良さが問われることになりますね。

面接スーツの選び方

パート面接のスーツは学生のリクルートスーツほどカッチリした形じゃなくても大丈夫ですが、子どもの入学式で着るようなノーカラーのフォーマルスーツではビジネスの場に相応しいとは言えません。スーツ選びのポイントを紹介しましょう。

サイズの合ったものを選ぶ

スーツ選びの基本は、まずは体型に合ったものを選ぶことです。肩のライン、袖丈が今の自分に合っているかを確認してください。

キツイからと言ってボタンを外したままにしていると、だらしない印象を与えますし、ムリやりボタンを締めてはじけそうな状態では、背中のラインや胸元が不自然に見えてしまい、老けた印象になってしまいます。

また、袖が長すぎたりジャケットの中で身体が泳いでしまうような大きすぎるスーツは、借り物を着ているようで落ち着きませんよね。

「会社勤めをしていた頃のスーツがあるから大丈夫」と思っている人は、今の自分の体型にジャストサイズかどうか一度確認してみてくださいね。そろそろ買い替え時…かもしれませんよ。

形は襟付きのテーラードが基本

面接官によっては「襟付き」にこだわる人も多いので、テーラードスーツを選ぶのが無難です。ボトムはスカートでもパンツでも構いませんが、スカートの場合は、プリーツやギャザーたっぷりのフワッとしたものを避け、膝丈のゆるいフレアやタイトスカートを選ぶようにしましょう。

カラーは、ネイビー、グレー、ブラックの夏なら明るいベージュなどでもOKです。ミックスツイードやチェック柄はカジュアルやフォーマルにふれがちなので、無地かペンシルストライプのような柄が目立たないものがおススメです。

インナーは清潔感重視

インナーは清潔感重視で、ホワイト、サックス、ベージュなどのペールトーンの薄い色味のものを選ぶのがポイントです。襟元はスッキリとしたVネックやクルーネックがおススメですが、襟のあきが大きすぎるインナーはお辞儀をしたときに下着が丸見えになってしまうので注意しましょう。

また、レースやフリル、シースルー素材は、ビジネスには不向きです。ゴテゴテした飾りがなく、下着が透けない素材のものを選びましょう。

面接のバッグや靴、小物などの注意点についてはこちらの記事を参考にしてください。
⇒「パート面接に受かるコツ！カバンや靴など小物のチェックポイント」

面接におススメのスーツ

パート面接におススメのスーツを紹介します。スーツ選びの参考にしてくださいね。

ZOZOTOWN

▼ブランド：CLEAR IMPRESSION
▼商品名：【洗えるセットアップ】レーヨンナイロンポンチテーラードジャケット
▼価格：ジャケット￥10,800　スカート￥8,640（2017年10月17日現在）

ZOZOTOWN

▼ブランド：JETSET SOLO PLUS
▼商品名：シャドーヘリンボーン セットアップスーツ テーラードジャケット&パンツ セット
▼価格：￥9,720（2017年10月17日現在）

ZOZOTOWN

▼ブランド：JETSET SOLO PLUS
▼商品名：【ウール100％】シャドーストライプストレッチセットアップスーツ　ジャケット
▼価格：ジャケットのみ￥22,680（2017年10 月17日現在）

私服はビジカジ・キレイめを意識して

私服OKと言われても、どこまでがOKなのかの基準が曖昧なので、逆に「スーツよりも選び方が難しい」と感じてしまうかもしれませんね。面接の私服はビジネスカジュアル（オフィスカジュアル）、キレイめ・上品というワードを意識して選ぶようにしましょう。

ビジネスカジュアルとは

ビジネスカジュアルとは、スーツほどカッチリとはしていないカジュアルダウンした仕事がしやすい服という意味です。ジャケットとボトム、シャツやブラウス、ワンピース、アンサンブルなどを中心にコーディネートします。また、「仕事がしやすい」という観点から、ダボっとした服やフリルやレースは避け、スッキリとしたシャープな服装が望ましいとされています。

ZOZOTOWN

▼ブランド：Dear Princess
▼商品名：2点セットニットアンサンブル
▼価格：￥12,744（2017年10 月17日現在）

ZOZOTOWN

▼ブランド：Pierrot
▼商品名：【2017AW新色登場】とろみ＆落ち感 2wayスキッパーシャツ
▼価格：￥2,380（2017年10 月17日現在）

キレイめカジュアル

コンビニなどの場合、もう少しカジュアルダウンしてもOKです。チノパン（チノスカート）、細身のカーゴ、ポロシャツ、カットソーなど、カジュアルでも崩しすぎないことがポイントです。奇抜の柄や派手な色合いは避け、落ち着いたトーンで清潔感のある服装を心掛けましょう。

ZOZOTOWN

▼ブランド：FELLINI
▼商品名：スーパーパステルカーゴスキニー
▼価格：￥6,998（2017年10 月17日現在）

こんな服装はNG！

面接の場はファッションセンスを見せる場ではありません。面接官の年齢・性別によっては「流行のファッション」も単に「だらしない」と思われてしまうことがあります。面接の場では年齢・性別問わず好感を持たれるような服装選びを心掛けてください。

面接は自分に自信が持てる服装で！

面接では、面接官に好感を持たれるような服装がベストなのはもちろんですが、それよりも重要なのは、その服装で自分に自信が持てるか否かです。

場違いな服装で面接前から凹んでしまったり、ピチピチやブカブカの服で動く度に気になってしまったり、派手すぎ、地味すぎで浮いてしまったり…。服装のせいで面接に集中できなくなってしまったら、もったいないですよね。「パートだから…」と気を抜かず、自分に自信が持てるような服装を選んでくださいね。

さて、面接の身だしなみは服装だけではありません。茶髪はNG？ネイルアートはしたままでも大丈夫？などヘアスタイルやメイクについての疑問は、
⇒「パート面接に受かるコツ！面接官が〇をつける髪型やメイクはコレ！」

バッグや靴、アクセサリーなどの小物については、
⇒「パート面接に受かるコツ！カバンや靴など小物のチェックポイント」を参考にしてくださいね。

面接当日のマナーについては⇒パート面接に受かるコツ！面接官が教える「受かる人」のマナーと服装も要チェックですよ。