無気力の改善は「睡眠」から!眠ることが超大事!無気力脱出記その1
こんにちは。bitomosライターshuri蔵です。
しばらく執筆のお休みをいただいていました。理由は「THE 無気力」。
実に面倒な途方もない無気力に襲われてしまいました。プロフィールにも記載しましたが、筆者は鬱の経験もあり自分のメンタルバランスを保つことには注意を払っていたつもりではありましたが、いや〜、してやられました!そこからようやく抜けだすことができた経験談を、三本の記事にわけてお送りしたいと思います。
はい。ではこの記事に「無気力」の検索キーワードで辿り着いた読者様がいらっしゃいましたら、今すぐPCもしくはスマホを手から離し、まずはお布団に向かってください。
無気力状態を改善したい気持ちで焦るかもしれませんが、
兎にも角にも、まずは眠ってください。「睡眠」をとってください。話はそれからだ!
では、ゆっくりと、おやすみくださいませ。
Contents
無気力の原因は脳と体が「疲れている」こと
おはようございます。ゆっくりと休めましたか?では、お話を続けたいと思います。
約半年に及んだ「無気力」状態ですが(いまもウッカリすると陥りますが)前回の長い鬱状態を知っているからこそ、ここで食いとめないとマズイ。なんとかして通常のペースを取り戻さねばと足掻きました。
どうやって無気力状態を乗り越えたか。根本的な対策は「方法」ではなく「回復」でした。一番最初に必要なことは「乗り越えるノウハウ」ではなく「脳と体を休ませること」でした。
「しっかりしなくちゃとは思うのだけど、どうしてもやる気が湧かない。行動ができない。」
その原因の一つは、単純に脳と体が疲れているからです。心が怠けているわけではありません。気持ちがしっかりとしていないからでもありません。それができないぐらい、脳と体が疲れている状態なんです。
私が無気力に陥るまで
無気力になる前に起こった症状
まずは、筆者が「無気力状態」に陥る前に起こった諸症状をあげます。
- 夕方になると視界がチカチカして周りが見えにくい。
- 相手の言葉が聞き取りにくい。
- 会話の内容を理解しにくい。
- 思考がまとまらない。
- 文章の内容が理解できない。
- 立ちくらみが頻繁に起こる。
- 食欲が安定しない。
- 記憶が飛び飛びになる。
- 集中力が続かない。
- 突然の大きな不安感に襲われる。
- 体が常に怠い。
症状は最初は軽微なもので、初めは気にしませんでした。ですが次第に不便さを感じる時間が長くなって行きました。そしてこれらを改善しないまま「いつもの生活」をしていました。
兼業主婦で、育児はワンオペ状態。家事も子供の用事も全て一人でこなさなくてはいけないため「調子が悪いから休む」という概念がすっぽり抜け落ちていたように思います。
しかも、この時期は通常よりも忙しさが増していました。様々な要因が重なり、通常よりもストレスフルな関係が激増。それを誤魔化すかのように、飲酒量も激増していました。
過呼吸と全身蕁麻疹が発生
無気力状態にずどーんと落ち始める前の症状として、過呼吸が多発し救急搬送されてしまったり、検査を重ねても原因がわからない蕁麻疹が全身に発生しました。
過呼吸は主にストレスや不安が大きい時に発生しやすいとも言われていますが、蕁麻疹も同じような原因ではないかと思います。薬をいろいろ変えても全く効果がでませんでした。いつ起こるかわからない過呼吸への不安や、顔に蕁麻疹がでることで外出が精神的にもきつくなります。
この二つの症状がさらに無気力状態への加速となってしまいます。
いつもの行動ができなくなる
「あ。マズイ。」と自覚し始めたのは、ある朝の準備を始めた時でした。朝ごはんとお弁当の用意をしようと台所に立ったものの、怠くて何もできません。そのまましゃがみ込んでしまいました。
はやく用意しなくちゃと焦るも、体が動きません。思考回路もまとまりません。「何をどうやればいいのか」が、わからなくなりました。軽く過呼吸も起き始めてしまいました。
時間ギリギリまで、まずいヤバイどうしよう状態が続きます。幸いお弁当の準備は前日に下準備しておいたので「ど、、どっこいしょー!」となんとか作ることができましたが、朝ごはんの準備ができず、娘を起こして手伝ってもらいました。
気合いが役に立たない
この日はなんとか娘を学校に送り出し、そのまま台所でしゃがみ込んだままの状態になってしまいました。トイレに行きたくなり、なんとかトイレまで行くも、今度はトイレでフリーズ状態(便座の暖かさにほっとする・笑)仕事をしなくてはと部屋に戻るも椅子に座ったまま放心状態。
全くなにもできませんでした。
ここまでくると、さすがに危機感を覚えます。まさか「また鬱になってしまったのでは」と。
ですが立ち止まれないという状態でしたので、休むことができません。こなさなくてはならない物事が問答無用で進行します。
甘えてなんていられない「気合いを入れなくては!」と自らを奮い立たせます。この後、この「気合いを入れること」で数日を乗り越えましたが、症状はなにも改善しませんでした。
無気力状態へ突入
何もやる気が起きない。行動できない。感情が曖昧になる。
ついに無気力状態に突入してしまいます。冒頭にあげたような諸症状も続いていたので、生活に支障がでまくります。
どうしよう…困った。でも頼れる人はいない。自分でなんとかするしかない。そう思うも体は動きません。もう気合いをいれる力も湧きません。
茫然と目の前を眺めるだけで精一杯です。涙すら出てきません。考えもまとまりません。感情も不安な方向へしか動きません。
やる気が起きない…。力が湧かない…。
しゃがみ込んでいるだけ。けれど、時間は止まりません。最低限の「やらなくてはいけないこと」を、なんとかこなす生活になりました。
娘を寝かしつけた後、台所仕事を終わらせたあとに動けなくなって、気がついたらそのまま朝なんて状態になったり、お風呂に入る気力が保てず脱衣所でうずくまったまま朝…という日が続きました。過呼吸の発作を起こしてなんとかしようとリビングで横たわったまま朝、とか…。
この時期から、そんな無気力生活が始まりました。
無気力からの脱出のカギは睡眠にあった!
改善策のきっかけは「寝落ち」
ある日、娘を送り出したあと、台所でしゃがみ込んでいたら寝落ちてしまいました。ふと気がついたら2時間が経過。うわぁ!と驚いたのですが「あれ、、?意識がやけにはっきりするぞ?体が軽いぞ?」と気がつきます。
2時間も寝落ちてしまったため、そのあとのスケジュールに余裕がなくなりましたが、さくさくっとこなせました。こんなに動けるのは久しぶり。もしや、これは「眠ったからでは?」と思いました。
その頃の睡眠時間はおおよそ午前0時から朝5時までの5時間ほど。午前1時を回ってしまうことも多かったので、平均すると4〜5時間の睡眠時間です。ちょっと短めかもしれませんが、それに慣れてしまったせいか余り気にしていませんでした。
でも、たった2時間寝ただけで、こんなにも体が楽になる。もしやこの無気力は単純に「睡眠時間が足りていない」からなのでは?と思い至りました。この無気力から抜け出すのに必要なのは「睡眠」なのではないかと。
試しに10時間眠ってみた結果
その日は寝落ちが幸いして身軽でしたので、やることをささっとこなし「しっかりと睡眠時間をとれば無気力が改善されるのではないか?」という期待を込めて、なんと午後7時に就寝してみました。
子供よりも早い時間の就寝です。驚かれながらも夕飯と入浴を終わらせ「あとは自分でやってみてね!」とまかせて布団に潜り込みました。
起床予定は翌朝5時。まさかの10時間睡眠です。歳を重ねると長い睡眠はしなくなるとも聞きますが、著者はがっつりと10時間丸々と眠れました(笑)
そして、翌朝。
すっきり!!!
思わず笑いだしてしまうほどに気分は爽快です。今ならなんでもできる!と思えるほどに気力が湧きます。「こんなによい気分なのも久しぶりだー!!」と嬉しくてたまりませんでした。
自分にベストな睡眠時間を探してみる
この日から「睡眠をとること」を意識することにしました。またいつもと同じく午前0時〜5時の睡眠に戻したら、やっぱり無気力な1日が待っていたからです。かといって、毎日10時間睡眠をとるには、逆に生活に無理がでてしまいます。
一体何時間睡眠なら、気力がしっかりとした1日を送れるのかという検証に入りました。
睡眠は体と脳を休める大切な時間です。
自分にとって、脳と体がしっかり休むのに必要な時間な時間を試してみました。午前5時起床という条件は変わらないので、入眠時間を1時間づつずらしてみました。
結果、翌日一番快適に活動でき、無気力状態が起こりにくいのは、午後10時入眠〜午前5時起床だということがわかりました。あくまでこの時間帯は筆者にとってのベストタイムです。
みなさんそれぞれに、ご自分にあったベストタイムがあると思います。ぜひその時間を検証してみてください。そしてその睡眠時間をできるだけキープしてみてくださいね。
もちろん毎日同じ時間は難しいと思いますが、いまはそれが最優先!ってくらいに大切なことですよ。ご自身にあった睡眠時間を一週間ほど続けてみると、最初のぐったり感はだいぶ改善されていくと思います。
睡眠で脳を休ませることの大切さ
脳は1日の中で体全体の基礎代謝の約20%のカロリーを消費するといわれています。また1日に脳が指示(決断)を出す回数は約9,000回といわれています。
ご存知のように、体の各機能は脳からの指示を受けて動いています。脳は無意識であっても、常に「フル回転」しているのです。その疲れを取るための睡眠はとても大切な時間だということです。
いくら丁寧に表面を磨き上げた車でも、エンジンが錆び付いていたらちっとも走りませんよね?その車をエンジンを直さずに新しいタイヤに変えてみても、シートを変えてみても「頑張れ」と叱咤しても「お前ならできる!」と励ましても、走りませんよね?それと同じことです。
走りようがないんです。頑張ることができないんです。エンジン錆び付いてるんですもの。
だからまずは、この「サビ=脳の疲れ」をとることが先決となります。脳の疲れを取り、修復させるには睡眠がとても重要なんです。まずは「脳を休ませる睡眠」がとってもとっても必要だったんです。
とにかく眠ることが重要
上手な睡眠の方法とかは考えない!
ここまで読んでくださった方々の中には「じゃあ効率よく、上手に睡眠をとる方法は?」などの手法が気になるかもしれません。睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する方法は?とか考えなくていいです(笑)いまはそんなことも一切考えずに、ただ単純にお布団に横になってください。目を閉じてください。
それだけで充分です!
筆者も手法や理屈を気にする性格なので、より効率的な睡眠をとる方法などに気を向けましたが、そのこと自体が脳を回転させてしまいます。より疲れさせてしまいます。
今の時点ですでに疲れているんですから。何も考えず寝てください。寝付けなくても体を安静にしている状態だけでも「休息」になっています。
筆者は自分の睡眠のベストタイムをキープできた翌日は、過呼吸も起きず、蕁麻疹も少し軽減しました。何もできずにうずくまることも少なくなって行きました。
この「睡眠をとれば楽になる」ということが、とっても心の励みとなりました。
細切れ睡眠だって効果があります
「そんなことを言ったって!仕事や育児で、まともに睡眠時間を取る時間なんてないよ!」
そんな方も多いと思います。その状態で無気力に襲われてしまっているのは、本当に辛いことですよね。筆者もそうでしたから。
でもこの記事をここまで読むのに、おおよそ10分ほどかかっていると思うのです。その10分間をどうぞ睡眠にあててください。できれば15分から30分ほど寝てみてください。
朝寝でも、昼寝でも、夕方寝でもいいです。少しの休憩時間が取れたらそれを睡眠にあててみてください。いろんな理屈を考えず休める時に休む。睡眠をとることです。
打ち合わせや外出など、大事な時間が迫っているときでしたら、眠らずとも椅子に座って目を閉じてゆっくり呼吸し思考停止です。瞑想をするなどの意識をしなくてもいいです。会社のトイレに10分立てこもったって「お腹が痛くなっちゃって」と言い訳したっていいじゃないですか。
何も考えない!!スマホのタイマーなどを活用してみてください。その間は何も考えない。
そのたった数分の「脳の休息」がその後の活力になりますから。考えることができるようになりますから。
できれば数日ほど徹底的に休む
欲をいえば、有給などを活用したり育児を家族に任せたりして集中的に休むことをお勧めします。筆者も、今は何をやっても効率的でない!と肚を括って休みました。
もちろん周りに迷惑をかけたりもしましたが、誰にだって起こることです。目に見えない疲れは知らず間にどんどん溜まっていってしまうのです。「疲れたから休みたい」と言葉にすることを、どうぞ躊躇わないでください。
その休息で、ようやく自分の無気力と向き合うことができるようになりました。休めたからこそ冷静に自分の疲れを受け止め、より改善するための方法をとろうという「やる気」を少しずつ起こせるようになりました。
無気力改善の一歩目は、睡眠ですよ〜!
ここまで筆者の「無気力からの脱出劇」第一幕「睡眠」をお送りして参りました(タイトル変わっちゃってる・笑)一分でも多く脳を休めていただきたいので、小難しいことは一切書きませんでした。
本当にしっかりと睡眠をとることによって「無気力を改善しよう!と思えるの気力」が湧きましたから。無気力状態では何を考えても何をやってもうまくいかず、うまくいかないことがさらに不安を起こし、悪循環が続きました。不安に不安を重ねる毎日でした。
心身ともに疲れ切ってしまった後にくるものです。だからこそ、気長にかまえ、生活ペースを整えてゆくことも大切になりますね。
なので、まずは、まずは!ぜひ眠ってください。脳を休めてください。しっかりと眠ってください!
「だめだぁ、何もやる気力が湧かない〜!」という方は、とにかく睡眠をとってください!眠ることで最初に挙げた無気力突入前の諸症状も徐々に改善して行きました。少しづつですが「気持ちも体も軽い」ということが、こんなに楽しいことなんだと実感しましたよ。
それでは次回、「無気力からの脱出劇」第二幕「お掃除」でお会いしましょう。
みなさま、おやすみなさい!よい夢を!!
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡