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手帳學という新たな手帳の使い方で、あなたが輝く人生が見えてくる

 2018/02/19 ライフスタイル ビジネス
この記事は約 21 分で読めます。 7,594 Views

皆さんの手帳は、どんなことが記されていますか?ぱっと開いたそのページに、どんな未来が記されていますか?

こんにちは。bitomosライター「手帳が大好き」shuri蔵です。

「手帳」と聞いた時、皆さんはどんなイメージを描きますか?例えば今日の予定がわかるもの。週間、月間の予定を組むもの。友達とお出かけする日。デートの日。仕事のアポイントメントなど、大切な「予定」を管理するものですか?

「手帳」をどんな使い方をしていますか?世の中には様々な「手帳術」があります。忙しい毎日を効率良く使うための時短テクニックだったり、読みたい本のタイトルや、頂いたアドバイス、ぴょこんと浮かんだアイディア。可愛いマスキングテープやシール、イラストなどを添えて楽しい手帳になっている方もいると思います。

きっと毎日持ち歩く「手帳」には、いまの貴女がぎゅっと詰まった大切なものだと思います。

筆者の手帳も同じです。今日の予定、明日の予定。家族の予定や連絡事項がみっちり詰まっています。面白い話題などがあれば、それもメモしています。

ですが今回は同じ「手帳」の使い方でも、とても面白そうな「手帳學」という手帳の使い方を指南しておられる、村田さんにお話を伺いました。「手帳術」ではなく「手帳學」。それは、毎日持ち歩く手帳の中に、まるで魔法のような貴女の「言葉」を綴ってゆくことで、本来の自分の心の根っこにたどり着き、人生をエンジョイできるというものです。

手帳學は手帳術とは全くちがう

こちらは筆者が長年愛用してきた手帳。いろんな手帳を試してきました。

筆者が「手帳學」に興味を持ったキッカケは、講師をされている村田さんが、とあるタイミングからグングンと自分らしさを表現することを楽しみ始め、毎日とても楽しそうに活動をされ始めたことでした。SNSを通してその活動の様子を拝見していて、とても勢いを感じました。それで一体なのが起こったのかな?と思ったんです。

そのすぐ後に、彼は手帳學の講師としてデビューされました。むむむ?なにやらそのキッカケは手帳學のようだぞ?これは是非お話を伺いたい!と思ったのです。

そしてその内容は今まで知っていた「手帳術」とは全く異なる手帳の使い方をするものでした。

shuri蔵
村田さん、今日はその手帳學についてお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
村田さん
手帳學トレーナーの村田です。よろしくお願いします。

自分本来の生き方の「根っこ」を見つけてゆく

こちらは超ハードスケジュールな会社員時代に「予定」だけでみっちりに埋まっていた手帳

「手帳術」と「手帳學」の決定的な違いは、手帳術は手帳を上手に使う方法を指南したものが多いですが「手帳學」はとことん自分自身の現在・過去・未来と向き合うことにあるといいます。手帳に記されているものの多くは予定です。未来のスケジュール。でも手帳學で手帳に記してゆくものは未来だけではないんです。

shuri蔵
村田さん、手帳學で自分自身と向き合うということはどういうことなんでしょうか?
村田さん
はい。例えば自分の夢に向かって様々な勉強をしたりしますよね?とても多くの本を読んだり講座に通ったりして、勉強を積み重ねたりします。でもいざそれを実行しようと思っても何故かやる気がわかなくなってしまったり、途中で諦めてしまったりすることってないですか?
shuri蔵
うわー、いきなり痛いところを突かれました。あります!私自身、人生が迷路なので、もう気になることは片っ端からチェックして片足突っ込みますもん。
村田さん
そうそう(笑)そうやって「自分を探す」ことをしている方って多いと思うんです。そして世の中にはありとあらゆる教材が溢れているので、いくらでも勉強できて、知識はつきますよね。
shuri蔵
そうですね。専門書も豊富ですし、ネットも使えるし、SNSで専門的な発信をされている方も多いし。こうしたキュレーションサイトも役に立ちます。私はメルマガなども多く利用してきました。
村田さん
そう。でも、いざ実行に移すことができない。それはね、目標というか自分自身とちゃんと向き合っていなくて、根っこが育っていないからなんです。

土と根っこと幹がなければ枯れてしまう

例えば筆者は、WEB関係の専門書を読み漁り、セミナーなどに参加し、様々なデータや知識を得てきました。そして実際にそれを使って仕事もしてきました。直接的に仕事に役立つ知識はすぐに使うことができます。それは「会社」という組織の中で大変役に立ちました。

ですが、会社から独立して自分自身でWEBを活用した仕事をして行こうと思い活動を始めたら更に多くの知識が必要になり、また専門書やらセミナーやらに通う必要がでてきて勉強のし直しです。

もちろん仕事として必要な勉強ですから、当たり前のことだと思います。けれども、それを続けながら仕事として活動を続けているうちに、どんどんと気持ちが苦しくなり前向きになれず活動も低下して行きました。

勉強している分には楽しくていいのですが、それを使ってクライアントさんと相対した際に、どんどんとエネルギーが吸い取られていってしまうのです。やる気はたっぷりあるし、頑張るぞ!って気合いも入りますが、思い切り自分の力を発揮するためのエネルギーが足りなくなって行きました。

手帳學トレーナーの村田さん曰く、それは「いくら枝葉をたくさん伸ばしても、それを活かす土と根っこ、そして幹が弱ければ育たない」とのことなのです。

shuri蔵
村田さん、私むっちゃ勉強したんですよ。片っ端から勉強してそれを活かしていこうと頑張ったんです。でも頑張るほどにうまくいかなくなるんです。
村田さん
はい〜。それは僕もよくわかります。僕自身もそうでした。勉強もたくさん重ねました。だけどイザ!という力が発揮できない状態が続きました。
shuri蔵
そうなんですね。村田さんほどの知識量でもその歯がゆさがあるわけですね。では手帳學を始めてから何故勢いが増していったんですか?
村田さん
それはですね。手帳學では「樹」に例えます。勉強などをして得てゆく知識や経験を「枝葉」と考えてみてください。勉強などをするたびに「枝葉」は大きくなって行きますよね?
shuri蔵
なるほど。確かに。枝葉ですね。
村田さん
けれど、その枝葉を保つための樹の幹がしっかりしていなかったら、枝葉は折れますよね?樹を支える根っこが腐ってたら育ちませんよね?もっと言えば栄養分がない土にその樹が立ってても、折れちゃいますよね?
shuri蔵
たしかに!!

自分が生きられる「土」を見つける

筆者を例に話を進めます。筆者の場合は17歳で憧れた世界に20歳で飛び込み、25歳で体を壊しドクターストップで泣く泣く退社しました。そのあと何もない自分に焦りましたが、趣味で作っていたWEBサイトの知識が幸いし、その後1年間リハビリを続けながら独学でWEBとDTPの勉強をし、デザイン会社に再就職することができました。

その時は、もう「現在の何もない自分」に焦りまくり、必死で前を向いて勉強するしかありませんでした。過去を振り返っている時間なんて微塵もありませんでした。ですがそのあと、また体を壊してドクターストップで職を失います。

まさに自分が生きられる「土」がない状態でした。

村田さん
そうして勉強することはとても大切です。でも、ここでやっぱり一度今までの自分を見つめ直すことは大切だったと思いますよ。焦りにかられているとは思いますが。
shuri蔵
だって仕事を見つけなくちゃいけなかったし、仕事しなくちゃ食べて行けないし。
村田さん
ですよね。でもここでがむしゃらになって得た知識は、まだまだ枝葉の状態だったんじゃないでしょうか?
shuri蔵
そうですね。実はこのあと再就職しましたが、その後また体を壊してドクターストップをくらい、今度は3年間も鬱の闇に陥ってしまったんですよ。
村田さん
現在の状況だけに視点が向いていたことで、自分が心の底から求め、活力を発揮できる土壌が見えてなかったのかもしれませんね。「結果」を欲しいと焦るがゆえに、早く枝葉を伸ばそうとしてしまうのは、誰しも同じかもしれません。でも、幹が育っていないと、その枝葉に栄養が回っていかなくて、枯れてしまいますよね?
shuri蔵
う…枯れた枝葉を抱え込んで走るのはきついです。
村田さん
勉強して増やしていった枝葉は、ご自身の力にはなってゆくと思います。でも欲しいのは、それらを利用して自分が望んでいる「結果」ですよね。枝葉ばかり重くなっても、栄養分が行き届かない状態じゃ「結果」は実らないですよ〜。
shuri蔵
うわぁん!私が必死で茂らせた枝葉に栄養分が回ってない〜(涙)全体がイキイキと活性化し「結果」という実りをつける、その栄養分たっぷりな土壌はどうやって見つけていくんですか〜(涙)

土と根っこを見つけ幹を太くしてゆく

どんなに勉強をし、頑張ってみても先が続かない。体を壊し気力を失い職を失いと散々な目にあった筆者ですが、村田さんの手帳學のお話に目からウロコがぽろぽろととれました。

先にも述べましたが自分を発揮できる土壌が見えていなかったこれです。

手帳學では今現在の自分だけではなく、現在・過去・未来と三方向への視点を広げ深く掘り下げるセッションを繰り返して行きます。その中で見えてくるものがまさに自分を活かすための「土であり、根っこであり、枝葉を活かすための幹なのだそうです。

村田さん
ご自身の過去にあった出来事などを掘り下げるセッションを行いますが、これ、なかなかシンドイですよぉ(笑)
shuri蔵
えー。どこまで掘り下げていくんですか?
村田さん
幼少期の頃から…もっと前から…かもしれません。それは人それぞれなのですが、全部関係してくるんです。生活環境だったり親子関係だったりも。
shuri蔵
覚えてないことも、進めるたびに思い出して行きそうですね。私は思い出したくないことがたくさんあるなぁ。
村田さん
僕も幼少期、小中高、大学に至るまで、結構シビアな感情や環境のなかで過ごしてきました。でも、これと真正面からもう一度向き合う必要があったんです。そこに今必要な「何故?」という問いが生まれるんです。
shuri蔵
「何故いま、うまくいかないのか。エンジンがかからないか?」とかですか?
村田さん
そうなんですよ。そこに鍵があるんです。どうしても自分の記憶の中にこびりついている感情や感覚。思い込みがあることで、今の闇を見つけることができません。だからしっかりとご自身の記憶などを掘り下げて向き合っていく必要があるんです。
shuri蔵
まずはそこをクリアにしていくことなんですね?そこに向き合っていくことで自分の「土と根っこと幹」を太くする方法が見つかっていくんですね?
村田さん
そうです。そこで自分が得意なこと、不得意なこと、すごく好きなこと、どうしても嫌なこと、全部見えてきます。それを全部理解することが、ご自身の「土と根っこと幹」を作り上げる基礎となるんです。

自分自身の本来の姿が見えることで行動が変わる

ここまでお話を伺ってきた中で、なんども自分の過去を掘り下げ向き合うという内容がでてきました。そしてそれがどうして現在につながるのか、自分自身の「土、根っこ、幹」になるのかというと、そこに浮かび上がるのは「素っ裸な自分」なのだそうです。まるで赤ん坊のような。そしてその素っ裸な自分は一体どのような欲求を持っているのかということが大切になってくるそうです。

赤ん坊はお腹がすけば泣き、不快であれば泣き、楽しければ笑い、もっともっと!という自身の欲に嘘をつきませんよね。

これと同じように、自分自身の欲求に素直になり、自分自身の行動に違和感がなくなってくるということなのです。

shuri蔵
欲しいものは欲しい!いらないものはいらない!嫌なものはいや!楽しいことは楽しい!たったこれだけの素直な欲求は、大人になると確かに雲隠れしてゆきますよね。自分の心の中で。
村田さん
いろんな知識や経験を得てゆくからこそ、見えなくなっていることに気がつけなくなりますね。
shuri蔵
この欲求に対する自分の行動に違和感がなくなった時、どのような変化が起こりますか?
村田さん
周りにいる人への対応がガラリと変わるんです。自分自身のことをしっかりと理解しているから、本当に必要なこと、例えば自分が得意なものはやります!って自信を持って言えるし、苦手なことは手助けしてもらうこともできる。自分自身のことをしっかりと理解したからこそ、相手に本心からの言葉を伝えることができるようになります。
shuri蔵
本音全開トークってことですか?
村田さん
これは大事なことなんですよ。自分が欲するものを相手にしっかりと伝えること。本音というか自分の心に違和感がない会話は、本当の仲間ができるってことですよ。
shuri蔵
そうしてできた仲間や環境が、自分の大切な「土・根っこ・幹」になるんですね!

自分がどう生きて行きたいのかを知る

引用:手帳の山ちゃん公式ブログ-「どのくらい??」「どんな風に自分らしく??」

村田さんはご自身の経験を踏まえつつ本来の自分の大切さを「樹」に例えお話をしてくれました。自分をしっかりと知ることで得た感情の解放、そして自分らしい感覚を取り戻していく。そうすることで、自分から発信する言葉に自信が持てるようになり、行動に迷いがなくなっていく。

ありのままの自分で在ることで、自分を活かし、活かし合う仲間ができていく。

村田さん
人は、ひとりじゃ、生きて行けないですからね♪

でも、実際にいま、ご自身に大きな迷いや不安を覚えている方は多いと思うんです。筆者自身もそうです。いまこの現状を変えたいと思っていてもその行動に必要な時間もお金もない。毎日を必死に繰り返し生きてゆくので精一杯。

それでも、自分がどう生きて行きたいのかを知りたい。本来の自分はどう生きて行けばいいのかを知りたい。そして自分らしく生きて行きたい。

shuri蔵
「このままの自分で生きるのはイヤ」ってことだけはわかっているんです。もやもやする。イライラします。不安ばかりです。
村田さん
その気持ちはよくわかります。確かにすぐに「自分はこう生きるべきだ!」なんて答えはでません。手帳學も簡単なことではありません。だから「今だ!」ってやる気がでるタイミングが人それぞれにあると思うんです。でも手帳學でセッションを進めてゆく中で、自分はどうしたいのか、どう生きたいのかがちゃんと見えてきますよ。
shuri蔵
手帳學をやれば、誰でもそうなりますか?
村田さん
いや。そんな簡単には捉えないでください。手帳「學」ですから(笑)やっぱり「いまこそやるんだ!変わるんだ!」という気持ちが強い人ほど早く結果はでますよ。

どうして「手帳」をつかうのか?


引用:手帳の山ちゃん公式ブログ-「手帳術の極意、それは行動記録と断捨離」

shuri蔵
村田さん、この手帳學ってどうして「手帳」を使用するんですか?内容を伺っているとノートでもいいように思うんですが。
村田さん
現在の自分の現状と同時進行でこのセッションを行うことで、手帳の中に本来の自分の姿がくっきりと見えて、手帳がなんでも話せる「相棒」となっていくんです。感情を文字として視覚化することで、よりリアルな現実と未来が浮かびあがりますし。
shuri蔵
どんなに過去を振り返っていっても、今から目を放すことなく進んでいくわけですね。
村田さん
無理のない行動ができるようになっていくし、素直に発言していけるから、気持ちに余裕ができてきますよ。それが現在のスケジューリングの役にも立ちますよ。手帳という機能をもっと活かせるようになります。
shuri蔵
講座を進めてゆくなかで、手帳學用のリフィルが必要となっていくんですね。システム手帳なら、前に使ってたのがまだ残ってるなぁ。サイズ合うかなぁ。
村田さん
そうですね。講座が進むと同時に、手帳がボリュームを増してゆきますね〜。でも手帳ってそういうものでしょう?今の自分も、未来の希望も全部そこに記して行けるものだから。

「自分」が輝く人生を生きたい

photo by 手帳學トレーナー 村田典之さん

自分の人生の主人公はいつでも「自分」であるべきだと、村田さんたちは手帳學の講座を行ってらっしゃいます。お話を伺う中で、筆者も自分自身の今までの人生に改めて目を向けることができました。掘り下げることはまだまだ出来ていませんが(汗)

そして村田さんがイキイキと笑顔で活動されている様子に、筆者は正直に感動しました。

手帳學を通して「本当の自分のありのままの姿」と向き合い、それを楽しめるからこそ出来上がるしっかりとした土壌に根を張る幹を持つ樹を育て、今まで得た知識や経験の枝葉を思い切り伸ばし始めている村田さん。様々な迷いの中を進んできながらも、ここで自分の人生が輝く手帳學に出会ったことで変わり、その良さをしっかりとご自身で感じているからこそ、トレーナーになられたそうです。

今の現実に大きな不満なない。けれど「本当に生きたい人生を自分は生きているのだろうか?」そんな疑問や、いま進んでいる道を不安に思っていたり、好きなことすら見つからない、ぶっちゃけると自分自身のことが自分でよく分からない!私は誰?なんて方もいるんじゃないでしょうか。

shuri蔵
私も自分の樹をしっかりと育てて、枝葉を広げて、思い切り自分の人生を楽しみたいです!

仕事だけじゃなく、好きなことを思い切り一緒に楽しめる仲間が欲しい。この人生の主人公は「私だ!」と思い切り笑顔で過ごしたい。自分自身が輝く人生を生きて行きたい。

そうは思っていても、どうしていいのかがさっぱりわからないんだ!そんな方は、一度「手帳學」を訪れてみては如何でしょう?今回お話を伺った村田さんは学校の先生をされていたこともあり「疑問」に対して「そうか!なるほど!!」と思わず膝を打ってしまうほどに「説明するのが上手」な方です。

スケジュールだけで未来が埋まらない。ありのままの、あなたのあなたらしい人生が綴られてゆく「手帳學」ご興味ある方は是非、飛び込んでみてくださいね。

取材協力:「本来の自分と向き合う学問:手帳學」 手帳學トレーナー 村田典之さん

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アトピー持ち、鬱経験ありの一児の母です。

18歳の時に脱ステロイドに挑戦しました。気を抜くと湿疹や蕁麻疹に悩まされますが、どこがアトピー?と驚かれるぐらいに回復しています。肌トラブルや鬱の経験なども生かした記事を書いて行こうと思います。

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