V系バンドのオススメの名曲30選♪定番人気曲から隠れた名曲まで
日本独自の音楽文化のひとつであるヴィジュアル系。V系とも呼ばれているメイクを施した男性バンドグループ達ですが、彼らの音楽をじっくり聞いてみた事はありますか?90年代頃から話題になった彼らですが、現在もたくさんのV系バンドが活躍しています。
実はV系の音楽ってとんでもない名曲があったりするんです!今回は、そんなV系バンドの曲に着目してみたいと思います。筆者がバンギャな為、多少偏りそうですが…。
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V系バンドの曲は奥深い!
世間では異端な存在のV系バンドですが、よく聞いてみると心に響く素晴らしい曲を発見できたりします。長く愛されている定番の曲から、見落としがちだった隠れた名曲まで、その奥深いV系バンドの楽曲に迫ってみましょう!
まずは人気の定番曲からご紹介
X-JAPAN「Rusty Nail」
「ヴィジュアル系」というジャンルを確立させたV系の教祖といえば「X-JAPAN」ですよね。その溢れるカリスマ性で現在も大人気の彼ら。しかしギターhideの死や、ヴォーカルTOSHIの洗脳騒動など、様々な事を乗り越えて来たようです。
この「RustyNail」という曲はV-Rockらしい激しいサウンドと繊細な歌詞が、THEヴィジュアル系といった感じです。涙で明日が見えないレベルの苦悩が、ひしひしと伝わる激しさですね~!切なさをかっこよく爆発させてます。
GLAY「SOUL LOVE」
社会現象か?ってくらいの人気を博していたのが「GLAY」ですよね。親しみやすい楽曲で、ヴィジュアル系と世間の垣根を越えたバンドではないでしょうか?GLAYの曲は、ドラマやCMでもお馴染みで、現在でも老若男女に愛され続けていますよね!
「SOUL LOVE」はV系でもナチュラルな要素が強いGLAYならではのキャッチーなナンバー。PVでも楽しそうなメンバー達が和ませてくれます。穏やかな歌詞で、多くの人の支持に納得の名曲。
LUNASEA「IN SILENCE」
1989年、町田プレイハウスで結成された「LUNASEA」は、メンバー全員が精力的なソロ活動を経て現在に至ります。インディーズ時代からX-JAPANとの親交もあり、共にV-Rock文化を築き上げてきました。
筆者をバンギャへと導いた方達ですね。おかげで今だに抜け出せません…なので、今後もどうか走り続けてください。
そんなLUNASEAの定番人気曲「IN SILENCE」は浮遊感漂うギターサウンドが幻想的な印象の一曲。女性のコーラスも相まって、激しい中にも柔らかみがありますよね。ちなみにPVには、若かりし頃のウエンツ英二さんが出演されています。
L’Arc~en~Ciel「flower」
海外にも高い人気を誇るL’Arc~en~ciel、ヴォーカルHYDEの中性的な美しさは今もなお健在ですね。バンクーバー五輪のNHK公式テーマにもL’Arc~en~cielの曲が選ばれました。
こちらの定番曲「flower」はファンのみならず、人気の高いナンバーです。イントロのハーモニカが切ない歌詞を際立たせていますね。一途な思いを綴っています。
儚くて切ないV系のラブソング
LUNASEA「AURORA」
これぞ儚い系!曲の始まりからして儚い!歌詞はいたって普通なんですよ、なのに果てしなく儚いのは何故なんだ!?
この「AURORA」という曲は、古いレコードから流れてくる様に始まります。「相手を傷つけたくない」というピュアな思いがストレートに伝わってくる名曲中の名曲。
SOPHIA「君と揺れていたい」
恋多き乙女の筆者をとびきりのスマイルで撃ち抜いたのが、SOPHIAの松岡充さんでした。筆者も部屋にポスターを貼りまくり、寝ても覚めても彼一色の生活を送り幸せでした♡
そんなSOPHIAですが、ヴィジュアル系と呼ばれるのがあまり好きではなかった様で…今回迷ったんですが、名曲ばかりなので選ばせていただきました。
「君と揺れていたい」はしっとりしてますが、別れの曲とかじゃなく幸せなラブソングです。まだ乙女な中2の筆者含め、全SOPHIAファンが鼻血を抑えるのに必死だった事でしょう。生まれ変わっても出会いたいなんて、言われてみたいですね~♡
ろ胞性リンパ腫を患い、闘病生活を送っていたキーボードの都啓一さんですが、現在は回復し再び音楽活動をされているようです。よかった!
ゴールデンボンバー「忙しくてよかった」
あぁ涙腺崩壊。面白いおふざけバンドと思われがちなゴールデンボンバーですが、この「忙しくてよかった」はそんな観念を吹き飛ばす名曲です。ありがちな「すれ違い」による別れを題材にした曲ですが、ありがちだからこそ多くの方が共感できるんだと思います。
PIERROT「ラストレター」
2014年10月に再結成ライブを遂げたPIERROTですが、次はV系バンドDIR EN GREYとのビッグプロジェクトを発表しました!(2017/02/10現在)過去にも彼らは斬新なプロジェクトを行っていて、ゲリラライブや街頭ヴィジョンを使用したライブなどが当時話題になりました。
そんなPIERROTの楽曲は、依存性の高い過激なものから切ないラブソングまで様々です。この「ラストレター」は戦時中の結ばれない恋を題材にしている様で、戦争の悲惨さを感じさせるとても悲しい曲です。
しかし、それだけで終わらないのがPIERROTの凄い所!「きっとまた会えるよ」的な歌詞を入れてるんですね、希望を残していると思いませんか?聞いてる人の脳内に主人公を存在させるんです。(筆者的思考)
※しかし元の世界に戻るとここでの記憶が消されている為、中3になった視聴覚室はゲリラライブに行くのであった。
心に残る深いストーリーが秘められている
MALICEMIZER「Le ciel」
中世ヨーロッパからやってきた様な風貌で世間に衝撃を与えた「MALICEMIZER」。ご存知の方も多いと思いますがGacktさんが所属していたバンドですね。
外見だけでは無く、音楽性もまるでクラシックミュージックを思わせる美しいものばかり。中でも「Le ciel」はストーリー性が高く、惹きつけられるものがあります。
くも膜下出血の為亡くなったドラムのKamiさんは、力強いドラム演奏からは想像できない程チャーミングな性格で愛されていました。天国でゆっくり休んでくださいね。
ROUAGE「angel-fishの涙」
まったく…美しすぎるったらありゃしない。ROUAGEはV系ファンなら一度は聞いて欲しい名曲揃いのオススメバンドです。
とにかく歌詞が綺麗!そして幻想的。メイクを施した王子様って感じです♡
「angel-fishの涙」ですが、これまた斬新!海をイメージしているのでしょうか?爽やかなストーリー性のある甘い歌詞に仕上げています。アッパレ!
アンサーソングにも注目!
La’cryma christi「With you」
合わせて聞くと曲に深みが出るアンサーソング、ファンにとっては結構嬉しいもの。様々な考察をしては共通の友達と語り合ったりしたいんですよね~。
爽やかなナンバーの「With you」は、聞いててこっちが恥ずかしくなる程のノロケソングです♡恋人への純粋な思いが溢れているんですよね。絶好調の二人を歌っていますが、アンサーソングではどんな関係になっているのでしょうか?
La’cryma christi「Without you」
そうです。こちらのアンサーソング、別れた後の曲なんですね…でも比較的明るいメロディーで前向きな感じなんですよ!
たとえ別れても、相手を大切に想う気持ちが込められているのが良いですね。「ごめんね」など、まるで手紙を読んでいるかの様な歌詞にキュンとします。
PIERROT「神経がワレル暑い夜」
神経がワレル暑い夜は「どうしようもない僕のせいで君は傷ついたよね」そんな内容をPIERROTワールド全開でお送りしています。では、この曲のアンサーソングはどんな感じなんでしょうか?
PIERROT「神経がワレタ寒い夜」
おぉ!お見事。基本のメロディーや一部の歌詞はあえて同じにしたのでしょうか?過去形の歌詞なのに主人公である「僕」だけ時間が止まっている感じがします。まさしくアンサーソング!そして変わらないPIERROTワールド。
ANDROGYNOSライブで見せた名曲達
さて、そんな独自の世界観を持つPIERROTですが、彼らが人気絶頂だった頃、同レベルの支持と人気を博していたバンドがもう一組存在していた事をご存知でしょうか?
その名も「DIR EN GREY」。このDIR EN GREYとPIERROT、当時は不仲、ライバル同士、敵同士と囁かれていました。各バンドのファン達が衝突しあう事もしばしば。まさか彼らが交わる事になるなんて、誰もが想像しなかったのですが…。
2017年1月1日、PIERROT× DIR EN GREYによるビッグプロジェクト「ANDROGYNOS」が突如発表されたのです!偶然にも情報を入手した筆者、「もちろんライブに行きますとも!」と意気込み、ファンクラブにも再加入を果たし、チケットも無事ゲットできたのでありました!
同年7月、2日間にわたり横浜アリーナにて行われたライブから、各バンドが披露した名曲達をご紹介したいと思います。
PIERROT「MAD SKY」
PIERROTが人気絶頂だった1998年にリリースされた「MADSKY」。音楽番組「ミュージックステーション」初登場の際に披露した曲でもあり、ピエラーでなくとも知ってる方が多いのではないでしょうか?
PIERROT「クリアスカイ」
メジャーレーベル第一弾となった「クリアスカイ」は、テレビ番組のエンディングにも起用されました。タイトルに良く合ったテンポのいい曲調になっています。
DIR EN GREY「残」
すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、筆者はピエラーであった為、今回のANDROGYNOSライブが初DIR EN GREYだったのです!あえて避けてきた彼らの音楽ですが、実際にライブを体験してみると「聴いておくべきだった…」と感じるかっこいい曲がたくさんでした。
1999年にリリースされた「残」ですが、こちらのPVには規制がかかっているとか…。すごい迫力ですね!現在のDIR EN GREYも変わらず破天荒な感じでした。期待を裏切りませんね~!
DIR EN GREY「朔」
こちらの「朔」も、残酷な内容のPVが物議を醸した様ですね。少年犯罪をテーマに作られた曲…なかなか難しいところに踏み込んでいます。しかし、メッセージ性の強い曲というのは、影響力を持ち人気が出たりするんです。
筆者の青春には刺激が強かったDIR EN GREY。大人になった今、改めて聴いてみたい曲ばかりです。
セクシーな大人V-ROCK
Acid Black Cherry「蝶」
最近の若いV系バンドに負けず劣らずの勢いで人気のAcid Black Cherry。Janne Da Arcのヴォーカリストyasuのソロプロジェクト、V系の色んな方が参加していますね。
コンセプトは「エロ」なんだそうで…この「蝶」を聞けば納得です。歌詞が大人過ぎるので、各自自己責任で聞いてください。笑
※ABCとはAcid Black Cherryの通称
Acid Black Cherry「黒猫~Acid Black Cat~」
コンセプト通りのセクシーナンバー「黒猫~Acid Black Cat~」は、これまた大人な一曲。JAZZやサイコビリーっぽい要素もあり、お酒を飲みながら聞きたい一曲であります。どことなく切ない為、オバンギャな筆者は興奮では無くしんみりモードになります。
密室&サブカルチャー!?人間の闇に向き合った名曲達
Plastic tree「本当の嘘」
人間には明と暗があります。それは決して悪い事では無く、むしろ成長する為に必要な事だと筆者は思います。そんな人間の心理に迫った名曲「本当の嘘」は決して暗いメロディーではないのですが、悩みを抱えてる主人公が浮かびます。
ボーカルの竜太郎君が大丈夫かい?って感じなので、バンドのイメージにはしっくりくるんですけどね。大人になった今、若い頃の悩みって繊細なんだなと改めて実感できる曲です。
cali≠gari「暗中浪漫」
あれま!凄い変貌を遂げている…。コアなファンを魅了し続ける密室系の代表といえばcali≠gari。相変わらず闇病みですね~ある意味安心しました。じつにオルタナティブです。ぶっちゃけ好き嫌い分かれるんですが、唯一無二の独自な世界観が堪りません!
辛い時に元気を貰える応援ソングも!
SuG「teenAge dream」
失恋したり友達とケンカしたり、生きていれば辛い事もたくさんありますよね。そんな時、音楽に元気づけられた事ってありませんか?V系バンドの曲にも、前向きな応援ソングが多数存在します。
「teenAge dream」は2007年に結成したSuGの楽曲。緩やかな優しいメロディーから始まるこの曲、しかしV系特有の激しさも、しっかり組み込まれていますね!
それにしてもメンバーがファッショニスタ揃いですよね~♡最近のV系はみんなおしゃれだなあ…ちなみにヴォーカルの武留くん、オリジナルブランドの展開もしています。
million-d-orchestraこれであなたも今日から「SuG充」だ!
ゴールデンボンバー「らふぃおら」
この「らふぃおら」、本当に励まされます!君は君のままでいいよと言ってもらえたら、誰だって元気が出てきますよね。
ゴールデンボンバーらしくクスッと笑える歌詞も交えてるのが堪りませんね♪筆者の悲しみもホウキとチリトリでまとめといてくれないかなあ…笑
LUNASEA「WISH」
悩める夜にオススメな名曲「WISH」、何度元気を貰ったことでしょう。人生に立ち止まった時、迷った時、そっと背中を押してくれる名曲です。苦しみを経験して乗り越えた人達だからこそ、作る事のできた名曲ではないでしょうか?
※BREAK OUTとは音楽番組です。
V系の笑える曲発見♡
R指定「妄想日記」
こちらの「妄想日記」、実はシドがインディーズ時代にリリースした曲なんです。R指定がカバーしたという事ですね♪危ない妄想をするバンギャの曲なのですが、若干理解できる部分があり胸が痛くなってきます…。かっこいいサウンドなのにとんでもない歌詞。妄想日記でした。
R指定「帝都に死す」
前衛的な雰囲気とコミカルさが融合しているかの様なR指定は、2008年4月より現在のメンバーでR指定として活動を開始しました。めんたいロックと呼ばれるくらい、昔から音楽が盛んな博多出身の様です。彼らのMVからはエロ・グロ・ナンセンスの退廃美さえ感じます。
仙台貨物「絶交門」
ちょっと!笑いが止まりませんねコレ。思いっきり訛ってますが…宮城ですもんね!彼らは謎の運送屋集団だそうです。え?バンドじゃないんでしょうか。本物のキワモノである彼らの曲「絶交門」ですが、凄い!面白い通り越して天才かと思いました。歌詞はお察しの通り、いい意味で超くだらないです!笑いすぎて、顔面が筋肉痛になりそう…
V系バンド「ナイトメア」と深い関係があるそうで。そういえば似てる気が…笑
ゴールデンボンバー「欲望の歌」
ついにやってくれました!さすがゴールデンボンバー。筆者世代のバンギャは大興奮したに違いありません。90年代のヴィジュアル系要素を全部詰め込んだ「欲望の歌」は、自らもV系ファンである翔くんの尊敬心や愛を感じました。
しかし歌詞は、まさしく欲望にまみれています。そして誰にでもある劣等感、それがストレートに綴られている為共感できるのではないでしょうか。
30曲目は皆様に託します!どの曲を選びますか?
全国のバンギャさん、そして「これからV系も聞いてみようかしら」とお考えの皆様!「V系バンドのオススメの名曲30選」最後の一曲である30選目は、どうぞあなたが決めてください。
異端児達ではありますが、彼らは素晴らしい世界観を音楽の中に表現してくれています。きっとご自分にピッタリな「私の名曲」が見つかるはずです。
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