星野源の歌詞は意味が深い!精神世界論的な曲に習うべき考え方
大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主演の津崎平匡を演じた星野源さん、ご自身が歌う主題歌が「恋ダンス」と共に大ブームを起こしましたよね。
そんな恋ダンスファンの皆様ごめんなさい!今回は「恋」以外の曲にスポットを当ててみたいと思います。実は奥の深い星野源さんの歌詞、軽やかに生きていく為のヒントがそこに隠されているかもしれません。
Contents
意味不明!?ピントをずらして聴くと見えてくるもの
実は壮大である星野源の名曲達
ギャグ
2013年にリリースされた「ギャグ」は、星野さんも声優を務めたアニメ「聖☆おにいさん」の主題歌に起用されました。日常を漫画の様に例えており、紙を捲る事によって命が動き出すといった歌詞が印象的です。確かに一人一人に物語がありますもんね。
涙が出ると現実は滲んで見えますよね、でも実際は何も変わらない…。漫画のように毎瞬が1コマだとしたら進めなければページは捲れません。
人生とは、自分の弱い部分や苦しいことも全てひっくるめてのストーリーなのではないのでしょうか?それがあるから面白く、深いストーリーが完成するのです。
フィルム
情報に溢れすぎている毎日、私達はそんな情報の中を疑似体験してしまいがちなんですよね。果たしてそれは真実なのでしょうか?
「フィルム」は2012年にリリースされた2枚目のシングルです。コメディ映画「キツツキと雨」の主題歌でもあります。「キツツキと雨」は役所広司さん扮する職人気質の木こりと、小栗旬さん演じる気の弱い映画監督との交流をテーマとした作品です。
先程ご紹介した「ギャグ」は漫画でしたが、「フィルム」はその名の通り映画に例えたと思わせる歌詞になっています。どんな内容の映画も、それを作っている時って演者や監督さんが楽しそうだと思いませんか?どうせならそんな風に、自分で現実を作っちゃおうぜ!そんなメッセージが込められているのではないでしょうか。
当たり前の様に感じている喜びや悲しみですが、星野さんが例えている様に電気じゃ闇はうつせないんですよね。両方なくてはならない感情なのだと思います。情報社会である現代、メディアやたわいもない会話からでも不安が増えますよね。
しかし、その様な感情をどう捉えるかによって、目の前の世界は変わっていきます。不安を感じれるという事は、ご自身や周りの事を大切に思っている証拠なんです。避けがちな感情にも、良い側面がある事に気づかされます。
Crazy Crazy
「Crazy Crazy」のMVにはワタクシの大好きなハマ君が出演してるんです!本当イケメン♡
2012年にくも膜下出血と診断され、活動を休止していた星野さん。治療に専念し、2013年9月に再手術が成功し無事退院となりました。
手術後に制作した「Crazy Crazy」、元は悲しいバラードだった様ですが、それを明るいサウンドに作り変えるという精神力!ユーモアに溢れた方ですよね。
もう死んでしまった一秒前の事より、今この瞬間をワクワク過ごしたくなる名曲です。なるほど!確かに、常に新しい「今」が繰り返されているんですよね。
補足: それでは、「くだらないの中に」の魔法をもう少し掘り下げてみましょう。この曲は、愛を伝える方法には無限の形があるということを、優しく教えてくれます。星野源さんは、愛を伝えるためには大げさな言葉や行動は必ずしも必要ではないと示しています。日常の一瞬一瞬に、愛を感じることができる――例えば、一緒に笑い合うこと、誰かの好きなものを覚えていること、あるいはただ隣にいることだけで。これらはすべて、愛を深め、絆を強くする「くだらない」行為かもしれませんが、実は最も心に残る瞬間なのです。
また、星野源さんのこの曲は、日々の中で見落としがちな、愛の存在を思い出させてくれます。忙しい日常の中で、私たちはしばしば大切な人への愛を自明のものとして扱ってしまうかもしれません。しかし、「くだらないの中に」を聴くと、小さな瞬間に込められた大きな意味を再発見できるのです。太陽の光が窓から差し込む朝の一コマや、お互いの好きな歌を口ずさんでいる時など、愛は常に私たちの周りに満ちています。
この曲を通じて、星野源さんは私たちに、愛を感じるためには心を開くことの重要性を教えてくれます。「くだらない」と思える瞬間こそが、実は人生を豊かにする貴重な瞬間であるというメッセージを、彼は軽妙なトーンで伝えているのです。
くだらないの中に
2011年にリリースされた「くだらないの中に」は直接的な言葉、すなわち「愛してる」や「好き」は使わずに、気持ちを伝えたラブソングなんだそうです。夏目漱石が生み出した「I love you」の代用表現「月が綺麗ですね」を感じさせますね。では星野さんは、どのような伝え方をしているのでしょうか?
髪の毛のが臭いよってふざけている二人…仲良すぎー♡君の首筋ってパンの匂いだね、凄い!といってみたり…ん?どんな意味!?タイトルを思い出してください、くだらないの中にです。
何気ない日常ですが、くだらない事を言い合えるのって凄く幸せな事だと思いませんか?見落としがちな部分ですが、愛に溢れていますよね。
そして、妬みとか恨みは君の笑顔で解決しちゃうんだそうです。確かに、直接的な言葉はありませんが気持ちが込められていますよね。極めつけはコレ!僕はあなたの物になりたいんだいっ!はい、言われたら気絶レベルです。
若干興奮気味の筆者ですが何を言いたいかというと、普段は気づかない些細な事にも愛がある事に気づきましょうって事です。
ツービート IN 横浜アリーナから選曲
2014年に横浜アリーナにて開催された2daysライブ「ツービート」は、1日目が弾き語りday、2日目がバンドdayという構成で行われました。星野さんの身体的サプライズ(笑)や、奥田民生さんなど豪華ゲストとの共演で楽しませてくれた様です。そんなツービートDVDからイチ押しの曲をご紹介したいと思います!
ステップ
皆様、お墓参りしてますか?何故お墓の話?と疑問を感じたと思いますが、この「ステップ」という曲がまさにソレだからなんです!お墓参りを題材にしようなんて他に誰が思い付いたでしょう?斬新すぎます…。
しかし考えてみてください、亡くなった親族に思いを馳せるのは、とても素晴らしい事だと思いませんか?今ここに、ご自分が存在しているのはご先祖様が居たからですよね?亡くなっていても大切な家族、お墓参りって大切だなと考えさせられる曲です。そして、誰もがいつかはお墓に入るのです。
傷心の君にはこの曲でどうだ!
季節
実は1年前にとんでもなく落ち込んだ時期を過ごしていた筆者ですが、何もかも嫌だ!と感じていた時に、ふと頭に流れてきた曲が「季節」です。別に星野源好きじゃないし何故?(←失礼)と思っていたのですが、じっくり聴いてみると…余計落ちました!笑
これでもかと落ち込み苦しんだ末に「あれ?べつに落ち込んでてもイイのかも」と、受け入れ態勢へと昇華した筆者。「季節」を通して一緒に落ち込んでくれた星野さんに感謝です!この曲は、2012年にリリースされたシングル「知らない」に挿入されています。
筆者が余計に落ちた件についてですが、それは何かに取り付かれていたように過去の幸せな日々を思い出すそんな歌詞が原因です。ですが、まるで自分の気持ちを代弁しているかの様な歌詞は「私だけじゃない、誰だってそんな時があるんだ」と、ゆっくりですが前向きな気持ちに導いてくれます。
補足: さて、「季節」という楽曲をもっと深く味わってみましょう。星野源さんは、まるで四季の移ろいが織り成す一枚の絵画のように、季節ごとの情景を音楽に描き出しています。春の訪れを告げる花々の開花、夏の終わりに感じる一抹の寂しさ、秋の夜長を彩る月明かり、冬の静寂の中で感じる暖かな人のぬくもり。これら四季の風物詩は、私たちの心に深く根ざした感情を呼び覚ます。
この楽曲では、季節の変わり目がもたらす感情の微妙な変化にも注目しています。例えば、春の訪れにわくわくする心、夏の終わりに感じる切なさ、秋の深まりと共に訪れる静けさ、そして冬の訪れと共に感じる内省と新たな決意。これらは、単なる気候の変化以上のものを私たちにもたらしており、人生の節目節目を象徴しています。
星野源さんの「季節」は、私たちに日々の変化を大切にする心を思い出させます。毎日が同じようでいて、実は一日一日が独特の美しさを持っていること、そして時間の流れの中で自分自身が成長し続けていることを教えてくれるのです。この曲を聴きながら、季節の移り変わりと共に自分自身の内面も見つめ直し、人生の豊かさを再発見するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
「夢の外へ」のモデルになったゲーム「ゆめにっき」を実際にプレイ
夢の外へ
2012年にリリースされた「夢の外へ」は、聴きやすいポップなサウンドで、資生堂のCMソングにも起用されました。しかし、その歌詞は「???」な部分が多く星野さんらしい深い内容になっています。
生きていく上で私たちは、選択せざるを得ない状況に何度も遭遇します。色々な考え方や捉え方があって、その中から自分で選択出来ることに気づいていますか?誰にでもある固定観念ですが、少しだけ距離を取ってみるとスムーズに困難を乗り越えられる方法を選ぶことができます。
歌詞中の「真ん中」とは、その様な心理状態の事を指しているのではないでしょうか?自らが変化すれば、世界に光を映し出せるのです!
補足: さて、「夢の外へ」という楽曲は、私たちが日々抱く夢と現実の狭間での葛藤を繊細に描き出しています。星野源さんは、夢を追い続けることの美しさと、同時にそれに伴う苦悩や挑戦を歌い上げています。特に、この曲は**「夢を追う」という行為が単なる目標達成以上の意味**を持っていることを私たちに思い出させます。それは、自己実現の旅であり、その過程で見つける自分自身の成長や発見が何よりも価値があると教えてくれます。
また、「夢の外へ」は、現実生活の中で夢をどのように位置づけるかという問いかけも含んでいます。星野源さんは、夢を追い求めることと現実を生きることは相反するものではなく、相補的な関係にあると示唆しています。夢を追いながらも現実の地に足をつけて生きることのバランスを見つけることが、より充実した人生を送るための秘訣であることを伝えています。
この楽曲を通して、星野源さんは私たちに自分の夢に真剣に向き合い、それを実現するための一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。夢を追い求める過程で直面するであろう困難や障害も、成長するための大切なステップであると教えてくれるのです。夢と現実、その両方を大切にしながら、自分だけの価値観を持って生きることの素晴らしさを、この曲は静かに、しかし力強く語りかけています。
ゆめにっき実況動画
毎度お馴染みレザーポークさんとメイリー@カイワレさんにお手伝い頂き動画撮影したのですが、編集スキルの低すぎる筆者のせいでボツになりました…。ゲーム実況の達人さんのお力をお借りする事にしたので、大変見やすい「ゆめにっき」実況をご覧下さい。
歌詞にも出てくる「ゆめにっき」とはパソコンのフリーゲームです。ゲーマーとして有名な星野さん、ゆめにっきに思い入れがあったのでしょうか?ゲームの主人公である「窓付き」ちゃんが、夢の中を散策しアイテムをゲットするという内容になっています。現実世界の場面は、部屋とベランダしか出てきません。
窓付きちゃんはお外に出るのを拒否します。もしかすると、そんな窓付きちゃんに対してのメッセージが込められているのかもしれませんね。
SAKEROCKで心を浄化しませんか?
言葉の持つ力は本当に凄いです。しかし、あえて歌詞がない楽曲でも想像力を働かせて聴いてみると、心に響いてくるパワーを感じることができます。
星野さんが所属していたバンド「SAKEROCK」は、楽器演奏のみのインストバンド。歌詞がないのにストーリーを思わせるサウンドが、心を癒してくれるんですね!楽器を通してメンバーの叫びが感じられるSAKEROCK、是非聴いてみてくださいね。
補足: 「SAKEROCKで心を浄化しませんか?」この問いかけには、音楽が持つ独特の癒しの力が込められています。SAKEROCKは、星野源さんがその多才な音楽性を磨いた場所であり、彼らの楽曲は単なるインストゥルメンタル以上のものを私たちに提供します。彼らの音楽は、楽器から生まれるリズムとメロディーが織り成す調和が、聴く人の心に直接語りかけるのです。このバンドの演奏する音楽は、言葉では表現できないほどの深い感情や思考を引き出し、リスナーに心の平穏をもたらします。
特に、SAKEROCKの楽曲は、日々の忙しさやストレスから離れ、自分自身の内面に目を向けるきっかけをくれます。静かながらも力強い楽器の音は、私たちの心を落ち着かせ、内省と自己発見の旅へと誘います。これは、音楽が持つ瞑想的な効果を体験する絶好の機会であり、SAKEROCKの音楽を聴くことで、多くの人が精神的なリフレッシュを感じることでしょう。
この章で強調したいのは、SAKEROCKというバンドが、星野源さんの音楽人生において重要な役割を果たしたという事実と、彼らの音楽がリスナーにもたらす心の浄化の効果です。彼らの演奏する音楽は、私たちが忘れがちな日常生活の美しさや、生きることの喜びを再認識させてくれるのです。
星野源の「哲学」それでも続く生活を大切にしよう!
筆者的考察がメインになってしまいましたが、星野源さんの歌詞が精神世界論に溢れているとお分かりいただけましたか?生きていく上で必要な捉え方や考え方一つで、妄想を世界に反映させるのは可能なんです!普段は忘れがちな大切な事、見つめ直してみたくなりますよね。
哲学を面白く伝え、軽やかに日常を過ごす術が星野さんの歌詞から学ぶ事ができました!今後も星野さんらしい素敵な楽曲で、真理を説いてもらいたいです!
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