和痛分娩と無痛分娩の違いって?痛みの少ない出産のリアル体験談

出産ってとっても痛いイメージがありますよね(>_<)「鼻からスイカを出す感じ」とか「生理痛の1000倍痛い」なんて表現する人もいますね。こんなにツラそうなのに日本ではほとんどの人が麻酔を使わずにかなり痛い思いをして出産します。
日本では「陣痛の痛さを経験してこそ母になれる」という意識が根強くある気がします。今回は痛みのない出産、痛みの少ない出産である、無痛分娩、和痛分娩について詳しく見ていきたいと思います。
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無痛分娩、和痛分娩って?
転載 nikoのMY ROOM
無痛分娩、和通分娩の明確な定義はありません。病院によって言い方は様々ですが、今回は硬膜外麻酔を使うものを無痛分娩、筋肉注射を使うものを和通分娩として説明していきます。
無痛分娩と和痛分娩の比較
無痛分娩(硬膜外麻酔) | 和痛分娩(筋肉注射) | |
開始のタイミング | 子宮口3~5cm | 子宮口が開き始めたら |
方法 | 背中に管を入れる | 筋肉注射 |
薬 | 局所麻酔薬、医薬用麻酔 | バランス麻酔 |
鎮痛効果 | 強い | 弱い (痛みを感じる場合もあり) |
効果の持続 | 投与している間は持続 | 24時間 |
効果がある箇所 | 下半身 | 全身 |
赤ちゃんへの影響 | 薬を大量に使うとスリーピングベビー(眠ったまま生まれる)になる可能性がある | |
可能性がある副作用 | ○陣痛が弱くなる ○足の感覚が鈍くなる ○尿が出しにくい |
○喉が渇く ○頭がボーっとする |
費用の平均 | 0円~16万円 | 0円~5万円 |
一般的に無痛分娩の方が痛みに対する効果が高く、全く痛くない人がほとんどの様です。ただ、陣痛が弱くなる場合があるので、陣痛促進剤を併用する可能性もあります。麻酔が効くのが下半身のみなので、意識がはっきりしていて赤ちゃんが生まれる瞬間もよくわかります。
和痛分娩は、痛みを和らげるものなので、痛みを少し感じる方が多いようです。(個人差があります。筆者は全く感じませんでした。)麻酔が体全体に作用するので頭がぼーっとしてしまう人が多く、出産自体の記憶が夢を見ている様な感じで曖昧な感じになってしまう可能性があります。
筆者が体験した「和痛分娩」
長女を麻酔なしで出産
長女は麻酔なしで普通に出産しました。出産自体は安産でしたが、痛みはかなりありました。
痛みが辛すぎて助産師さんの腕を両手でぎゅーーーっと強く握ってしまい、次の日見たらなんとあざに(>_<)助産師さんにすごい謝りました。そしたら「いつもの事だから大丈夫だよ(^_-)-☆」と優しいお言葉♥みんなそうなんだと少し安心しました。
助産師さんには迷惑をかけたけれど、麻酔なしで無事出産できたので第二子も麻酔なしで出産しようと思いました。なので、次女を妊娠した時、無痛分娩ができる産院には行きませんでした。
次女の出産 陣痛始まり
37週0日の日に検診に行くと「子宮口が開き始めている。赤ちゃんの体重2500gいってるから今日産もう!」と先生に言われました。
無痛分娩、和痛分娩ができない産院だと思っていたので「今日、またあの痛い陣痛を味わうんだな」と覚悟を決めました。
一回家に帰ると生理痛の様な痛みがきて、すぐに産院に連絡。入院グッズを持ってくるように言われました。弱い痛みだったのでお風呂に入り、長女を実家に預けて夫と病院へ。
陣痛があまりに痛くて急遽和通分娩に
まだまだ時間がかかりそうだったので夫は一回帰宅。私は相変わらず弱い痛みで看護師さんと談笑したりして過ごしていました。そして急に痛みが強くなってきて耐えられない痛みに!!!長女の時とは比べ物にならない激痛!本当に無理限界(>_<)と思い、藁をもすがる思いで看護師さんに
と言うと、腕にかなり太い注射をされました。陣痛が痛すぎたせいか注射の痛みは全く感じず、注射をしてしばらくしたらものすごい眠気が襲ってきて眠ってしまっていました。
痛みのない出産
眠りから覚めたらもう分娩室のベットの上にいました。痛みはまったくありません。
そしてとにかく頭がボーっとしていて視界も靄がかかったような感じ。筆者がボーっと寝ている周りで看護師さんや助産師さんがなんか準備しているなぁと思ったら、先生と夫が分娩室に入ってきて先生が「もう産まれるよがんばろう!」と。
この産院はいきんではいけなくて、赤ちゃんが自然にでてくるのを待ちます。呼吸が浅くならないように先生と呼吸を合わせてとにかく待つ!
和痛分娩にしていなかったらきっといきみたくなっていたと思いますが、ぼーっとした状態でなんとか先生と呼吸を合わせていたら赤ちゃんが自然におりてきて出産!本当に自然にでてきた感じでした。
通常だと3~4本注射を打つそうですが、私は1本ですごく効いちゃいました!ぽわーんと夢見ている中で出産したような感じ♥和痛分娩だと痛みを少し感じる人が多い様ですが、私はまったく痛くありませんでした!
元気すぎる産後
産後もまだ頭はぼーっとはしていましたが、長女の時よりも体の疲れがなく元気でした。入院する部屋に連れていかれ、そのまま眠りました。
目が覚めると体の不快感は全くなく超元気!100メートルダッシュしろと言われたら出来そうな位元気でした(笑)出産したことで体は軽くなっているし、スッキリして気分爽快でした!
注射を打ったのが夜中12時頃。出産が夜中2時。和痛の効果は24時間。つまり出産後丸1日近く麻酔が効いている状態だったのでなんと後陣痛がまったくありませんでした!
私が感じた和痛分娩のメリット
落ち着いて出産できる
痛みがないから、体がこわばることもなく落ち着いて先生の言うことが聞けました。普通分娩の時は痛すぎていきみを我慢するのが大変でしたが強い痛みがあると人間パニック状態になってしまうと思います。
産後の回復が早い
長時間の強烈な痛みは体を疲労させます。私の場合、長女を27歳、次女は31歳で出産しています。20代と30代で体力は明らかに落ちているはずなのに普通に生んだ長女の時の方がかなりぐったりしていて産後しばらく動けないし体中不快感だらけでした。
痛みがなく出産できるってすごい
次女を出産してしばらくは、「なにか言われるんではないか?」と不安に思い、和痛分娩をしたことを人に言いたくないと思う時期もありました。でも言ってみると意外と「いいね!」とか「私も和痛分娩で産んでみたい」と言う人が多くて安心しました。
痛みを経験して産んだ長女、和痛分娩で産んだ次女。同じ様にとても大事でとても可愛い存在です。出産の痛みを経験してもしなくても我が子が可愛いのは同じです。両方経験した私は痛みなくできる出産をおススメします!
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