米ぬかの利用法4選!嬉しい美容効果やお米より優れた栄養素とは?
普段私たちが食べている白米には玄米のわずか10%の栄養分しか残されていないって知っていましたか?では残りの養分はどこへ行ったかと言うと、米ぬかなんです!
最近家庭用精米機が流行しており、自分で白米を精米する人が増えていますが、その際にもれなくついてくる米ぬかに改めて注目してみると、その栄養素や美味しさにきっと驚くことでしょう。捨てるなんてもったいない!秋田美人を目指して、米ぬかでお金をかけずに美容と健康を手に入れましょう。
Contents
米ぬかって何?
知っているようで知らない米ぬかとは?
お米と言えば、白米をイメージする人がほとんどだと思いますが、白米は籾(もみ)から取り出した玄米を精米してできたものです。精米とは玄米の周りにある外皮や胚(はい)を削って白米にすることですが、削った際に出る粉のことを米ぬかと呼びます。
玄米はその豊富な栄養素から健康に良いことで知られていますが、実はそのまま食べると吸収が悪いとも言われています。白米を炊き上げたときのふっくら感とは程遠いボソボソとした食感もあり、そのまま食べるのにはあまり向いていません。(もちろん好みにもよりますが…。)
スーパーなどで販売されているお米は、既に精米している白米が主流ですが、最近では家庭用精米機が注目を集め、玄米を購入して自宅で精米する家庭も増加しています。米ぬかを手にする人も多く、米ぬかの栄養素や利用法など改めて見直す人も増えてきているようです。
米ぬかの栄養素
・フェルラ酸…米ぬか特有のポリフェノールの1種で抗酸化作用を持ちます。美白・美肌効果や高血圧・認知症の予防にも期待できます。
・Y-オリザノール…米ぬか特有の成分であり、紫外線を防いで、メラニンの生成を抑えてくれます。
・フィチン酸…抗ガン作用に期待ができます。
・イノシトール…脂質の代謝を促したり、神経機能を正常に保ってくれます。
・オリザブラン…皮膚の水分量を一定に保ってくれ保湿効果が期待できます。
他にもビタミンB群やビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
米ぬかを手に入れよう
米ぬかの入手方法
米ぬかの注意点
米ぬかは生ものであり、精米後の米ぬかは日が経つにつれて酸化してしまいます。なるべく精米したての米ぬかを手に入れるようにしましょう。
また農薬の残留が米ぬかに残っている場合もあります。気になる方や小さい子どもが食べる場合には、減農薬米や無農薬米から取れる米ぬかを使用した方が安心でしょう。
米ぬかの保管方法
米ぬかには油分が多く含まれているので、高温になると変質してしまう場合があり、常温保管には向いていません。密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保管すれば約1~2週間程度日持ちします。
さらに冷凍庫だと2か月ほど保管可能です。冷凍した場合は解凍して、から煎りし水分を飛ばしてから使用するようにしましょう。
から煎りのすすめ
自宅で精米し、毎日新鮮な米ぬかが手に入る場合は心配ありませんが、そうではない場合、生の米ぬかは雑菌が繁殖しやすく保存が困難です。そんな際は予めから煎りを行うと良いでしょう。
油を使用せずに、フライパンで5~8分ほど煎ります。中火で木べらを使ってかき混ぜながら焦がさないように注意して行いましょう。米ぬかの色が濃くなって、香ばしい香りがし、全体がサラサラしたら完成です。
米ぬかの利用法
1.米ぬか洗顔
【準備するもの】
・米ぬか 大さじ1
・ガーゼorお茶パック
・輪ゴム
【手順】
1.米ぬかをガーゼに包んで輪ゴムで口を縛ります。
2.ぬるま湯に入れて、よくほぐし米ぬかを溶かしだします。
3.中身を揉みだしながら、ぬか袋を顔全体にそっとすべらせていきます。
4. ぬるま湯でしっかりすすぎます。
2.米ぬかパック
【準備するもの】
・米ぬか 大さじ2
・小麦粉 大さじ1
・ぬるま湯 大さじ1~2
【手順】
1.容器に米ぬかと小麦粉を入れてよく混ぜます。
2.ぬるま湯を少しずつ加え、かき混ぜたらパックの完成です。
3.メイクなどを落とし、洗顔した後の素肌に米ぬかパックをのせます。
4.10分ほど置いて、ぬるま湯で洗い流します。
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3.米ぬか風呂
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【準備するもの】
・米ぬか 500~600g
・綿の袋やガーゼなど
・輪ゴム
【手順】
1.米ぬかを袋に入れて輪ゴムで口を縛ります。
2.湯の中に入れて、優しく揉みほぐします。
3.米ぬかの湯船にゆっくり浸かって温まりましょう。
4.米ぬかレシピ
シンプルに美味しい!米ぬかクッキー
【準備するもの】
*米ぬか 55g(煎ったもの)
*薄力粉 55g
*ベーキングパウダー 小さじ1/2
*砂糖 30g
・牛乳 50g
・油 20g
【手順】
1.ボウルに*の材料を全て入れて、泡立て器でぐるぐるかき混ぜます。
2.油を入れて、手でこすり合わせながらまんべんなく混ぜます。
3.牛乳を入れて混ぜ合わせ、ひとつにまとめます。
4.ラップで包んで15分ほど生地を休ませます。
5.クッキングシートの上に生地を乗せ、綿棒で2~3mmの厚さに伸ばします。
6.スキッパーなどを使って、4×3cmになるようにカットしていきます。
7.160度のオーブンで18分程焼いて完成です。
米ぬかと大根のとろーりスープ
【準備するもの】
・大根 260g
・玉ねぎ 1個
・米ぬか 大さじ2(煎ったもの)
・水 300cc
・豆乳 100cc
・コンソメ 小さじ1
・塩こしょう 少々
【手順】
1.大根は皮のついたまま小さく切り、玉ねぎはみじんぎりにします。
2.鍋に1と水を入れて、途中コンソメと米ぬかを入れながら15分ほど煮ます。
3.粗熱が取れたら、フードプロセッサーにかけます。
4.再度鍋に戻し、豆乳を入れてひと煮立ちさせ、塩こしょうで味を整えて完成です。
香ばしさアップ!米ぬか入りいももち
【準備するもの】
・じゃがいも 300g
・米ぬか 50g(煎ったもの)
・片栗粉 大さじ5
・水 大さじ3
・とろけるチーズ 適量
・ブラックペッパー 適量
【手順】
1.じゃがいもを茹でて潰します。
2.1のじゃがいもに米ぬか・片栗粉・水を加えひとまとまりにします。(水の量を調整しながら行いましょう。)
3.2を8等分にし、中にチーズを包みこんでから、小判型になるように成形します。
4.フライパンで軽く焦げ目がつくまで焼いて出来上がりです。
昔ながらの安心感のある米ぬかを活用しよう♪
「ぬか床の手入れを細目に行っている人は手がきれいだ」と昔から言われたりしますが、まさに米ぬかの美容効果を表している言葉でしょう。昔から米ぬかは洗顔やぬか床として身体に摂りいれていましたが、人々は米ぬかのパワーを既に知っていたのでしょうね。
そして科学が発達した現代でも「米ぬか」と名のついた商品が古くから根強く支持され、今もなお開発され続けています。普段は白米ばかり注目されがちですが、実は米ぬかのパワーは白米以上だったのです。
現代において、数十円(もしくはタダ)で手に入る美容商品はそう多くはありません。ぜひ米ぬかを生活に摂りいれてみませんか?
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