家庭でできる食品ロス対策とは?自分の周りから無駄を減らしていこう
最近テレビやネットで、大量に廃棄される食材を目にする機会があります。その光景を見るたびに「勿体ない!」という気持ちになります。
食品ロスは、企業から特にたくさん出ていると感じてしまいがちですが、自分の生活を振り返ってみてください。まだ食べれるのに捨てていませんか?買ったはいいけど使わなかったり、食べないまま捨てていませんか?
食品ロスを減らすために、家庭で出来ることを考えてみましょう。
Contents
食品ロスって何?
食品ロスというのは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。例えば、節分が過ぎると、まだ食べることができるのにも関わらず、大量に捨てられている売り物の恵方巻の画像や映像をよく目にしますよね。
恵方巻だけではなくて、日常的にコンビニやスーパーなどでは、大量に食料が破棄されています。
日本の食品ロスの現状について
画像引用元:農林水産省Webサイト
食品ロスは「食品関連事業者」と「一般家庭」から出ています。平成25年のデータによると、、食品関連事業者による食料廃棄物の量は1927万トンで、そのうち売れ残りや食べ残しなどの可食部分と思われる量は330万トンと言われています。
一方、一般家庭からでる食料廃棄物の量は870万トンで、そのうち可食部分と思われる量は302万トンと言われています。
この632万トンという日本の食品ロスは、世界全体の食料援助量の約2倍に相当します。また、 国民1人1日当たり食品ロス量は、およそ茶碗1杯分のご飯の量に相当するのです!(参考:農林水産省Webサイト)
食品メーカーや小売店の対策
食品ロスを削減するために、食品メーカーや小売店も対策をとっています。販売する商品の特性に合った消費期限や賞味期限を、科学的な根拠に基づいて設定するようにしています。
さらに、食品メーカーからの納入期限や小売店での販売期限を、それぞれの商品の特性に見合った設定にしています。
また、売れ残りを出来るだけ出さないために、パッケージに傷があっても、中身には問題がない商品やキャンペーン期間の終わった商品などを、その理由を明確にしたうえで、普段より安く販売しています。
自治体も対策を頑張ってる!
多くの自治体も、独自の対策方法を考え、食品ロスを減らそうと頑張っています。その中から今回、宮崎県の取り組みを見ていこうと思います。宮崎県では「みやざき食べきり宣言プロジェクト」というプロジェクトを進めています。
啓発イベントを行っている
やざき食べきり宣言プロジェクトの内容としては、まず啓発イベントを積極的に行っています。イオンモールなど、人がたくさん集まるところでイベントを開き、1人でも多くの人が食品ロスについて関心を持ってくれるように頑張っています。
「食べきり協力店」を募集している
また宮崎県では、以下の取組にご協力いただけるお店を「食べきり協力店」として募集しています。
食品販売店に対して
- 賞味期限が迫った商品の値下げ・加工販売
- 賞味期限が近い順に購入することを促す呼びかけや対応
- ばら売り、量り売り
- 「食材使い切りレシピ」「残り物アレンジレシピ」等の紹介
- 県が制作・配布するポスター・ステッカーの掲示
- その他、食材使い切り等を促す工夫
(引用:宮崎県HPより)
飲食店、料理店、旅館・ホテル等の宿泊施設に対して
- 小盛りメニュー等の設定
- お持ち帰りを希望する人への対応
例)お持ち帰りパックの提供 - 食べ残しを減らすための呼びかけ
例)注文受付時の適量注文呼びかけ - 県が制作・配布するポスター・ステッカーの掲示
- その他、食べ残しを減らすための工夫
(引用:宮崎県HPより)
家庭でできる食品ロス対策
日本の食品ロスの半数程度が、家庭から出ているという現実があります。家庭から食品ロスが出る理由は
- 食材の鮮度が低下した
- 食材が腐ったりカビが生えた
- 賞味期限や消費期限が過ぎた
などがあります。
食材は買いすぎず使い切る・食べきる
節約のために、食材をまとめ買いしている人って結構多いですが、買いすぎには注意です。買いすぎてしまって、結局腐って捨ててしまうということ、結構ありますよね?
冷蔵庫に今何が入っているのか、在庫をしっかり把握して、必要な分だけ買い物をするようにしてくださいね。そして、買ってきた食材は、腐ってしまう前に使い切る・食べきるということも意識していきましょう。
残った食材は別の料理に使う
食べ残しって、すごく勿体ないです。食べ残しを減らすためには、食べきれる量の料理だけを作るようにします。もし食べきれなかったら、冷蔵庫や冷凍庫を活用して保存し、腐る前に食べるようにしてくださいね。
「消費期限」と「賞味期限」の違いを理解すること
by bitomos マリモ
消費期限と賞味期限の違いって知っていますか?この違いや意味を知らないと、捨てる必要のないものまで捨ててしまう可能性があります。
- 消費期限
消費期限というのは、「食べても安全な期限」です。消費期限を超えた食品は食べないほうが安全です。
- 賞味期限
賞味期限というのは「おいしく食べられる期限」です。賞味期限を超えても、すぐに食べれなくなるということではないです。
外食する時に気を付けること
たまには外でご飯でも食べよう!となったときも、食品ロスを出さないために意識する必要があります。外食すると、ついつい注文しすぎてしまって、食べきれなかったということが良くあります。
始めていくお店であれば、どれくらいのボリュームか店員さんに確認してください。食べ残しが無いように、食べれる量だけ注文することが大切です。
コース料理の時は、メニューをあらかじめ聞いておいて、もし食べれない食材が入っていたり、食べきれそうにない料であれば店員さんに伝えましょう。
食品ロス削減、みんなどうしてる?
おはようございます!今週もよろしくお願いします!
冷蔵庫&冷凍庫の中を引っ掻き回して、保存食以外の食材は使い切りました。食品ロス削減に貢献~٩(ˊᗜˋ*)و
ミートボール(市販品)、卵焼き、ほうれん草胡麻和え など。 pic.twitter.com/543fdBMHjz
— かめさん (@kyamada1502) February 19, 2017
冷蔵庫がほぼカラになった。料理を点で考えず、ミクロにもマクロにも時間軸を設定すること、出汁を常備しておくこと、できるだけシンプルに作業することが、負担感を減らし、食品ロスも減らす。
— 南部美砂子 (@misakonambu) February 18, 2017
https://twitter.com/pXNqEIfoCwwTyaC/status/832499877091237888
食品ロス削減のため、日々見切り品コーナーを物色しておりますが…(^^;
どでかいリンゴを見つけました。さすがに売れ残った理由がわかるような気がします(笑) pic.twitter.com/7d61iedfnD— かめさん (@kyamada1502) February 16, 2017
小さな積み重ねが食品ロスを減らす
家庭で自分1人が頑張っても意味ないよ!そう思うかもしれませんが、意味は絶対あります。みんなが食品ロスについて考えて生活することができれば、それは大きな力となります。
毎年見る恵方巻の可哀そうな姿。それがテレビで映らなくなる日まで、出来ることからやっていきましょう!
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