紫外線が人体に及ぼす5つの悪影響!しっかり対策して自分を守る
紫外線は一年中降り注いでいますが、夏が近づくにつれてどんどん強くなってきます。紫外線をずっと浴びていると、肌がジリジリと焼けて痛くなってしまいますよね。それほど紫外線の力は強く、私たちに与えるダメージも大きいのです。
紫外線といえば肌に対する影響を考えてしまいがちですが、実は肌以外にも様々な場所に悪影響を与えています。どんな悪影響を及ぼすのか、それに対する対策についても詳しく紹介していきますね。
紫外線って何?
紫外線というのは、太陽光の中でも目には見えない光のことをいいます。紫外線は、地表に届く割合としては少ないのですが、波長が短くエネルギーが強いので、人体に与える影響は大きいと言われています。さらに紫外線はUVA・UVB・UVCという3つの種類に分けられます。
UVAって何?
紫外線の大部分を占めているのがこのUVAです。UVAは長く浴びることで人体に悪影響を及ぼすと考えられています。窓ガラスや雲があってもそれを通り抜け、肌の奥まで届きます。
UVBって何?
ほとんどは大気層などで吸収されますが、その一部が地表へ到達します。UVBは、皮膚や目に影響を与え、日焼けや皮膚がんの原因となります。UVBは肌にあたると炎症を起こしてしまいます。水ぶくれを起こすこともあります。UVBは窓ガラスである程度カットされます。
UVCって何?
UVCは3つの中で最も危険であり、殺菌光線とも呼ばれていますが、このUVCは地表には到達しません。
補足: 紫外線の波長は、それぞれ異なる影響を私たちの身体や環境にもたらします。たとえば、UVAは皮膚の奥深くまで届き、長期的なダメージを引き起こすことが知られています。一方、UVBは皮膚の表面に作用し、即座に日焼けを引き起こします。しかし、紫外線の影響は太陽からのものだけではありません。人工光源、特に蛍光灯やLED照明からも紫外線が発せられており、長時間これらの光にさらされることで、肌や目への潜在的なリスクが高まる可能性があるのです。
このような情報を知ることで、読者は日常生活で遭遇する紫外線源にも目を向け、それに対する予防策を講じることができます。たとえば、室内でもUVカットフィルムを窓に貼る、PCやスマホのブルーライトカット機能を活用するなど、身の回りの紫外線対策を見直す良い機会となるでしょう。紫外線対策は外出時だけでなく、家の中でも意識することが大切です。
紫外線が人体に及ぼす悪影響
では紫外線が、私たちの体にどのような悪影響を及ぼすのか見ていきましょう。
1.皮膚が炎症を起こす
紫外線を浴びると、皮膚が炎症を起こして真っ赤になってしまいます。何も対策しないで紫外線を浴び続けると、ヒリヒリと痛くなってきて、水ぶくれになることもあります。この炎症は2~3日で消えていくのですが、皮がむけてしまう人も多いようです。
2.光老化や肌荒れを起こす
紫外線を対策せず、慢性的に浴びてしまうと、普通の老化ではなく「光老化」を起こしてしまいます。光老化というのは年齢を重ねることで起こる老化ではなく、紫外線を浴びすぎることで肌にシミやしわ、そばかすが増えることを言います。若い時に紫外線対策をしないと、若くしてシミやしわ、肌荒れなどの肌トラブルに悩まされることになります。
参考記事⇒焼けた肌を白く戻す方法!日焼けした時に取るべき5つの行動とは?
3.皮膚がんに注意
紫外線が関連する皮膚腫瘍には、良性である脂漏性角化症と、悪性の皮膚がんがあります。最初に説明したUVBは、細胞のDNAを傷つけてしまう紫外線です。それによって遺伝子変異を誘発し、がんを発生を促してしまう原因となります。
ですが私たち人間には、紫外線によってDNAが傷つけられても、それに対する防御機能が備わっているので、すぐに皮膚がんになるということではありません。
4.目の病気を引き起こす
紫外線を浴びることで、私たちにとってとても大切な目の病気を引き起こすことがあります。
紫外線角膜炎
紫外線角膜炎というのは、強い紫外線を浴びた時に見られる急性の角膜炎症です。白目の充血・異物感・流涙という症状があり、酷くなると痛みが出てきます。
翼状片
翼状片というのは白目が翼状に黒目に侵入する、線維 性の増殖組織のことです。これが瞳孔近くまで進展すると視力障害を起こすことがあります。外で活動している人に多く見られ、紫外線を含めた外的な刺激が原因とされています。
白内障
白内障はよく耳にする病気ですよね。白内障には実は3つのタイプがあり、日本人に最も多い皮質白内障という白内障は、紫外線と関係があると言われています。
5.髪の毛にダメージを与える
髪の毛は女性の命です。その髪の毛も紫外線によってダメージを受けてしまいます。
紫外線を浴びることで、毛髪を構成しているアミノ酸が酸化してしまいます。そうすると毛髪を構成しているケラチンやタンパク質がダメージを受け、髪の毛に乾燥・強度が落ちる・表面が粗くなる・色素や光沢がなくなるというような悪影響が出てきます。
補足: 皮膚がんは、紫外線の影響を受けやすい病気の一つであり、その種類には大きく分けて基底細胞がん、扁平上皮がん、そして最も危険な悪性黒色腫があります。最近の研究によると、日焼けや日常的な紫外線への露出がこれらのがんのリスクを高めることが明らかにされています。しかし、ここにも一筋の光が差し込んでいます。それは、早期発見と治療法の進歩です。
近年の統計では、皮膚がんの早期発見率の向上と共に、生存率も大幅に改善していることが分かっています。特に、定期的な自己検査や専門医による診断を通じて早期に発見された場合、治療成功率は非常に高いです。これは、紫外線対策と同じくらい、皮膚をチェックする習慣も非常に重要であることを示しています。
読者の皆さんには、日焼けや異常な皮膚の変化に気をつけるだけでなく、月に一度は自己検査を行うことをお勧めします。特に新しいほくろや、変化するほくろには注意が必要です。この小さな習慣が、大きな病気から自分自身を守る第一歩となるでしょう。さらに、早期発見と適切な治療によって、皮膚がんと診断された場合でも、希望を持って対処することが可能です。紫外線対策はもちろん、皮膚の健康もしっかりとケアしていきましょう。
紫外線を対策する方法
紫外線が、私たちに悪影響をたくさん及ぼすことが分かったのではないでしょうか?次は紫外線を対策する方法を紹介していきます。
日焼け止めを塗る
皆さんが実践している紫外線対策と言えば、日焼け止めを塗るということではないでしょうか?日焼け止めは商品によって含まれている成分や、表記も違うので以下のことを参考に選んでみて下さい!
紫外線吸収剤について
紫外線吸収剤というのは、紫外線を吸収して熱などに変換するというものです。市街戦吸収剤には、UVBを吸収するものは多いですが、UVAまで吸収できるものは少ないようです。代表的な化合物(表示名称)としては「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「オクトクリレン」「ジメチルPABAエチルヘキシル」があります。
紫外線散乱剤について
紫外線散乱剤は紫外線をはねかえしてくれる成分で、代表的な化合物(表示名称)は「酸化亜鉛」です。
SPF表示について
SPF表示はUVBを防ぐ効果を表したもので、数値が高いほど効果が高いです。
PA表示について
PA表示はUVAを防ぐ効果を表したものです。PAは
- PA+
- PA++
- PA+++
- PA++++
のどれかであらわされます。
日傘や帽子を使う
歩いて出かけるときに使ってほしいのが日傘や帽子です。体はもちろんですが、髪の毛も紫外線から守ることが出来ます。
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UVカットの服を着る
筆者が毎年買いなおして大活用しているのが、UVカットパーカーやカーディガンです。安いので毎年買いなおせるのも良いですよね。夏には冷房対策にもなります。
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サングラスを使う
運転中や外で活動するときにはサングラスも使って、目を紫外線から守るようにしましょう。
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補足: 最新の日焼け止め製品には、ただ肌を守るだけでなく、環境保護にも配慮したものが増えています。これらの製品は、海や川など自然環境に悪影響を与えにくい**「リーフセーフ」や「オーガニック」成分を用いたものです。特に、サンゴ礁の白化現象を防ぐために開発されたリーフセーフ製品**は、環境に優しい日焼け止めとして注目を集めています。
さらに、オーガニック製品は、肌に優しい成分を使用しているため、敏感肌の方やお子様がいる家庭でも安心して使用できます。これらの製品を選ぶことで、私たちは日々の生活の中で地球環境を守る一歩を踏み出すことができます。
選択肢が豊富になった今、日焼け止めを選ぶ際には、SPFやPAの数値だけでなく、成分や環境への影響も考慮に入れることが大切です。自分のライフスタイルや価値観に合った製品を選び、美しい地球と肌を守りましょう。紫外線対策は、ただ自分を守るだけでなく、環境にも配慮することで、さらに意味のある行動となります。
紫外線から自分を守ろう!
紫外線の悪影響について、いかがでしたか?筆者は、目への悪影響が怖いなと感じています。運転するときって、まぶしく感じることが多いので、これからはサングラスをちゃんと使っていこうと思っています。皆さんも、しっかり対策してくださいね。
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