子どもの野菜嫌いを克服させよう☆ちょっとしたコツで野菜好きに変身
あるアンケートの結果によると、6割以上の子どもが嫌いな野菜があると答えたそうです。子どもの野菜嫌いを克服させることが大きな課題になっているママも多いのではないでしょうか。
しかし、そこにはその子なりの嫌いな理由があったり、環境がそうさせているのかも知れません。野菜嫌いの子どもを野菜好きに変身させるために、ひと工夫してみませんか?
Contents
子どもが野菜が嫌いな理由を知ろう
子育て中のママ達の中で良く話題に挙がるのが子どもが野菜を食べてくれない…という悩み。6割の子どもが苦手な野菜があると答える調査もあるので、世間のママたちの悩みの種であるのも納得ですよね。
ただ、なぜ子どもがその野菜を嫌いなのかを考えたことはありますか?もしかしたら野菜嫌いは子どもにとってみれば仕方のないことかも知れません。
食べ慣れていない
ママは野菜が好き?
この質問にドキっとしたママもいるのではないでしょうか。実は子どもの食事に対する趣向はママの好みの影響を受けやすいのです。 子どもが野菜を食べないと嘆いているママさん、まずはママが美味しく野菜を食べる必要があるのかも知れません。 とても興味深い調査をカゴメ株式会社さんが行っていたのでご紹介します。
■母親の野菜の好き嫌いが「子どもの頃からない」家庭では、子どもの好き嫌いが「ない」割合が6割以上を占め、「ある」を上回った。
野菜好きにさせるコツ
コツ1:調理方法を工夫する
油で時間をかけて炒めよう
おすすめレシピ
■炒めたにんじんを卵でとじる「にんじんしりしり」
・にんじん 1本
・ツナ缶 1缶
・卵 2個
・塩 少々
・サラダ油 小さじ1
1.にんじんをスライサーで細切りにします。
2.フライパンに油を熱して、にんじんを軽く炒め塩を加えます。
3.油を切ったツナ缶とめんつゆを加え、にんじんがしんなりするまで炒めます。
4.にんじんが柔らかくなったら、溶き卵を回し入れ炒め合わせて出来上がりです。
スープにしよう
コンソメや鶏ガラスープにしたり、お味噌汁の具にすれば食感や臭いが消え、ぐっと食べやすくなります。えのきやオクラなども一緒に入れてスープにすればとろみも出ておすすめですよ。
スープにカレー粉を足したり、トマトピューレを加えるなど子どもの好きな味付けにするのも一つの手です。
コツ2:切り方を変える
切り方の工夫をしよう
大人にとってみれば好まれる食感も、子どもにとってみれば嫌いになる原因にも。レタスやキャベツなどの噛みにくく口に残りやすいため、食べやすくする工夫をしましょう。また苦みが出にくい切り方も知っておきましょう。
■苦みのある野菜
ピーマンなど苦みのある野菜は繊維に沿って切るようにしましょう。繊維を断ち切ってしまうと、細胞膜が壊れて苦みを強く感じるようになります。初めは出来るかぎり細目に切るようにしましょう。
■噛み切りにくい野菜
キャベツやレタス、セロリなどの筋や繊維のある野菜は、味そのものよりも噛みにくく呑み込めないという理由で嫌われることが多くあります。味付けよりも、切り方を変えてみましょう。繊維を断ち切るように細かく刻んだり、やわらかく茹でてからフードプロセッサーでペースト状にすると良いでしょう。
■食感が苦手な野菜
トマトが苦手な子どもは、皮が苦手&種のべちゃべちゃが嫌な原因になりやすいため、湯向きしたり、そのまま摩り下ろしてピューレ状態にすると食べやすくなります。トマトの味が苦手な子はケチャップの味から慣れていくようにしましょう。キュウリの種が苦手な子どもは、真ん中の種をくり抜き、中にチーズを入れてあげるとパクパク食べてくれるようになります。
野菜の形をなくそう
野菜が嫌いな理由として、その見た目が苦手ということが多くあります。
おすすめレシピ
■入っているのが分からない!「しいたけのトマト肉みそ」
■材料
・牛ひき肉 150g
・しいたけ 5~6枚
・玉ねぎ 1/2個
・オリーブオイル 大さじ1
*トマト水煮 1カップ
*みそ 大さじ2
*酢 大さじ2
*砂糖 大さじ1/2
*酒 大さじ1
*しょうゆ 大さじ1
■手順
1.しいたけは石づきを切り取り、玉ねぎと共にみじん切りにします。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、しいたけと玉ねぎを炒めます。
3.牛肉を加えて、色が変わったら*を加えて、水気が無くなるまで煮詰め出来上がりです。
好きな形にしよう
子どもにとってみれば野菜の形も重要です。 野菜を飾り切りしたり可愛いうさぎや、車や子どもが好きなキャラクターなどの型抜きを利用して彩れば、いつもは苦手な野菜も今日は食べよう!という意欲が沸いてくるかもしれません。何よりも、食卓が明るく彩られ、ワイワイ楽しく食べられるでしょう。食べる機会が増えれば、苦手な味にも慣れて克服にも一歩近づきます!
コツ3:野菜を一緒に育てる
家庭菜園というと、時間も手間もかかるイメージがありますが、野菜嫌いの克服にはとても画期的な方法です。プランター1つでできるものや、室内でできる水耕栽培など手軽に栽培できるものもあります。 子どもに水をあげてもらったり収穫を任せたりして、積極的に参加してもらいましょう!
種から育てることで、野菜がどのようにして成長するかを知ることができ食育にもなります。自分が育てた野菜であれば、どんな味か確かめたくなったり、買ってきた野菜以上に美味しく感じることができ、結果野菜嫌いが克服されるかも知れません。
▼キッチンで手軽に楽しめる「リボベジ」もおすすめです♪
再生野菜「リボべジ」で野菜を2倍食べる!楽しく美味しく節約しよう
コツ4:一緒に食事の準備をする
子どもにとってみれば、食事は出されて食べるだけのものですが、子どもも食事を調理するところから参加すれば、食事が楽しいものに変わります。 餃子やハンバーグなどであれば種に野菜を入れることもでき、こねる作業は子どもは大好きです。喜んで手伝ってくれる子も多いのではないでしょうか。
ただし、子どもも一緒に料理をすることで、いつもの手順通りに行かないことも予想できます。子どもが楽しいという経験ができなければ逆効果にもなりかねないので、思わぬハプニングにイライラしてしまわぬよう、ママに時間と気持ちの余裕がある時に行うことをおすすめします。
子ども用おすすめキッチングッズ
★包丁
正広(マサヒロ) こども包丁 りす(幼児向き) 右きき用 24348
▼価格1473円(2017年4月12日現在) 子ども用に切れにくくなっている包丁をよく見かけますが、切れない包丁は余計に力を入れて切ろうとしてしまうため、返って危険です。 こちらの子ども包丁はきちんと切れるようになっていますが、刃先や刃元は丸く作られており怪我をしにくい設計になっています。デザインは大中小とサイズに合わせて、りす(幼児用)うさぎ(低学年用)くま(高学年用)と3種類あるので、より握りやすい包丁が選べます。
★エプロン
アビチュアルシリーズ Merilメリル 親子でお揃いエプロンセット(ペアエプロン+キッズ用三角巾) チェック柄 No.0879 PURPLE
▼価格2342円(2017年4月12日現在) 親子でお揃いのエプロンをつければ、子どもはもちろん親だって料理が楽しくなっちゃいます。キッズエプロンには三角バンダナもセットになっているので、小学校の調理実習にも活躍しそうです。
コツ5:お友達と一緒に食べる
家では食べない野菜なのに、給食だと食べて帰ってきた…なんてことも実は良くある話なのです。 周りのお友達が食べているのを見て美味しそうに映ったり、外だと残すのは恥ずかしいと感じたり、その子によって感じ方は様々あると思いますが、まさにお友達パワーと言って良いでしょう。家の中では甘えん坊でも家とは異なる環境で食べることで刺激を受けたり、外だとお友達に対して対抗意識などが良い方向に働くこともあるかも知れません。
コツ6:大げさに褒める
味覚は脳と直結しているため好き嫌いという判断は、その子が食べたときに心地良い記憶として残っているか、それとも否か…ということに非常に関係しています。もし、苦手な野菜を残したことでママに叱られていたとしたら、子どもにとってその野菜は不快な食べ物として記憶に残り、さらに苦手意識が根付いてしまうことになりかねません。
心地よい記憶として残すために、少しでも食べられたら、オーバーくらいに褒めてあげましょう。さらに例え残してしまっても、「1口食べられたね!」「半分でもいいよ!」などの声掛けを繰り返すことで、嫌いな食べ物でも心地よい感覚に変わっていくでしょう。
少しずつでも根気強く食べさせよう
これまでに味わったことのない味は、脳の中で不快な味として処理されやすく、逆に幼い頃に繰り返し食べた味は臭いは無意識のうちに記憶として脳に残り、徐々に受け入れられやすくなります。 だからこそ、幼いうちに色々な食材の味を経験させてあげることが大切なのです。 まだ小さな子どもは苦手な野菜があって当然ですが、うちの子は食べないから…と決めつけず調理法や環境などを工夫して、少しずつでも根気強く食べさせる工夫をして行きたいですね。
▼お弁当にも野菜をたっぷり入れて彩りよく♪おいしいレシピはこちらの記事を参考にしてみて下さいね。
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡