ヘアアイロンの巻き方講座☆初心者でも簡単にゆるふわカールが作れる
可愛らしいゆるふわの巻き髪は人気の髪型のひとつです。巻き髪にしてみたい、でもパーマを掛けるのは抵抗があるという方は、ヘアアイロンを使ってみてはいかがでしょうか。一見難しそうに思えますが、コツを押さえれば不器用さんでも短時間で綺麗な巻き髪を作れるようになります。
華やかな印象のダウンスタイルだけでなく、ストールやスヌードが活躍する秋冬のアップスタイルにもヘアアイロンを使うと、まとまりやすくかつ普段と違う印象を作ることができるのでおススメ!この冬はヘアアイロンでいつもと違った自分にチャレンジしてみませんか?
ヘアアイロンの選び方
多くのメーカーから販売されていて、ブラシつきのものやスチーム機能がついたものなど実に多彩です。新たにヘアアイロンを購入する場合、どんなものを選んだらいいのでしょうか。
ヘアアイロンの種類
ヘアアイロンは大まかに分類すると、ストレートヘアを作るプレートタイプと、巻き髪用のカールタイプに分かれます。
プレートタイプにはプレートを変えることでウエーブヘアを作ることができるものもありますが、基本的に髪を綺麗なストレートヘアにする際に使用します。
一方、カールタイプは「コテ」とも呼ばれており、筒状になった先端に巻きつけてカールの癖をつけていくもので、アイロンの直径によって仕上がりに差が出ます。
今回はゆるふわな巻き髪を作るための、カールタイプについて紹介していきましょう。カールタイプにストレート用のプレートが付いた2WAYタイプもありますので、ストレートヘアと巻き髪両方を楽しみたい人は2WAYのものもおススメです。
ヘアアイロンを選ぶポイント
対応温度
一般的な家庭用として出回っているものは160~180度のものが多いようですが、中にはヘアサロンで使用しているものと同じくらいの200度以上もあります。
高温のヘアアイロンのメリットは、スタイリングが長持ちすること。しかし温度が高い分髪へのダメージが増すため、手早くカールしなければならず、手惑いがちな初心者には不向きとも言えます。
一方t低温のヘアアイロンは髪が傷みにくいですが、クセが付きづらく、持ちも良くありません。かといって何度も巻きなおしたり、時間を掛けるとその分ダメージを負ってしまいます。
180度くらいで手早く巻くのが最適です。ダイヤル式やデジタル式で幅広く温度調節ができるものが便利ですが、なくても問題はありません。好みで選ぶようにします。
太さ
先程もお伝えしたとおり、アイロンの直径によって仕上がりに差が出るため、購入する際はしっかり選びたいところです。直径が小さいほどカールが細かく、大きいほどゆるいカールに仕上がります。
19mm~38mmくらいのものが多く市販されていますが、バランスを考えると、ロングヘアは32mmくらいの太め、ミディアムより短い場合は26mmくらいの細めがおススメです。また、髪が細い人はカールがつきやすいので一段階太めを、硬くて太い人はカールがつきにくいので細めを選ぶと良いでしょう。
素材
熱伝導率が高く瞬時に高温になるチタンや、髪に優しいセラミックが多く選ばれているようですが、このあたりは予算に合わせて選びます。
重さと長さ
あまり重いと使用中に腕が疲れてしまうため、重さも重要なポイントです。好みには個人差がありますが、ネットショップなどで購入する場合は400gくらいまでを目安に買うと良いでしょう。
重さや握り具合の好みは個人差がありますので、家電量販店などで店頭のサンプルを見て選ぶのも良いですね。
また、バレル(髪を挟む部分)の長さが短すぎると、ロングヘアの人はうまく巻けない場合もありますので注意しましょう。
その他
各メーカーごとに、マイナスイオン照射機能やミストやスチーム機能など、髪を傷めないために様々な機能が付いたものがあります。毎日しっかりした巻き髪を作るのであればあると便利ですが、必ずしも必要な機能ではありませんので、予算と相談して選んでください。
価格も¥1000くらいの安価なものから高価なものからまで様々で、機能や髪の傷みづらさ、商品の壊れにくさなど、金額に比例する部分もあります。かといって、安い=悪いものではありませんので、予算や機能、使用頻度その他自分に合うものを探しましょう。
また、持ち運びしやすいコンパクトに収納できるタイプや海外でも使えるものなど、用途に合わせて選ぶことも大切です。
人気のヘアアイロン
バレル径 16/19/25/32/38mm
サイズ 全長 355mm
温度 100℃-190℃
重さ 390g
コード 3m
使用しているヘアサロンも多い人気のヘアアイロンです。セラミックコーティングで髪に優しく、持続性の高いカールが作れます。ダイアル式の温度調整機能付き。急速加熱で朝の忙しい時間帯もアイロンが温まるのを待たなくていいのが嬉しいところです。
バレル径:32㎜
サイズ全長 342mm
温度 100℃‐180℃(プレート時。カールパイプ時は165℃)
重さ 370g
1台でカールもストレートも楽しめる2WAYタイプで、温度が低めの初心者にも使いやすいモデル。ピンク色の可愛いデザインで、毎朝使うのが嬉しくなります。シルキーピンクコーティング(セラミック配合)で滑りがよく、髪に優しくかつ素早く熱を伝えます。
ヘアアイロンの基本
それでは、実際にヘアアイロンを使ってみましょう。アイロンは熱が伝わるまで、早くもので1分、遅いものだと数分と少し時間が掛かりますので、あらかじめスイッチを入れておきます。
ヘアアイロンを使うときの注意点
乾いた髪に使う
塗れた髪にヘアアイロンを使うと、余計な水分まで奪ってしまうため傷みやすくなります。また、癖が綺麗につかなかったり、癖がつきすぎたりする上に長持ちしないので良くありません。シャンプー後に使用する際は、髪をよく乾かしてから使いましょう。
カールローションなど、アイロン用スタイリング剤をつける
スタイリング剤は髪を熱から守り、カールをキレイに長持ちさせてくれますので、必ず使うようにしてください。
髪から少し離してスプレーし、コームなどで梳かしてなじませます。仕上がりに差が出てしまうので、左右同じ量スプレーするよう気をつけます。髪の外側だけでなく、内側にも忘れずにつけましょう。
スタイリング剤が乾いたら巻きはじめます。ドライヤーで乾かすのも可。
トリートメント効果があり、しっとり艶のあるカールが作れます。アイロンを当てる時間が短くても綺麗に巻きがつき、ふわっと感が長続きします。
丁寧にブラッシングして熱を通しておく
髪がくしゃくしゃのままアイロンをあてると変な癖がついてしまうので、丁寧にブラッシングします。その後髪の根元から毛先まで一度ヘアアイロンに挟んで熱を通し、表面を均一化しておくと毛先が揃い巻きやすくなります。
やけどに注意
アイロンはとても高温になります。使い慣れるまでは、首にタオルを巻くなどしてやけどを防いでください。耳や耳のうしろのやけどは防ぎづらいので、アイロンが触れないように気をつけましょう。
また、指や腕もやけどしやすい部分です。
まずは巻き方の種類を覚えよう
ヘアアイロンでただ巻くだけでは綺麗な巻き髪にはなりません。
なりたいイメージに合わせて巻くようにします。
フォワード巻き(内巻き)
photo by Beauty-box
やわらかく上品で清楚なお嬢様風の印象を与えます。髪の外側にクリップが来るようにはさみ、内側に向かってアイロンを回転させます。
リバース巻き(外巻き)
photo by Beauty-box
華やかで大人っぽい印象になります。髪の内側にクリップが来るようにはさみ、外側に向かって回転させます。
ミックス巻き
photo by Beauty-box
ゴージャスで立体感のある巻き髪に。フォワード巻きとリバース巻きを交互に巻いていきます。
ワンカール
photo by Beauty-box
丸みのあるボブやAラインのスタイル。毛先を上に1~1回転半巻き上げます。
毛先だけを巻いたり、また毛先より少し上だけを巻いたり等、巻く部分を変えても印象が変わります。
早速巻いてみよう!
実際にヘアアイロンを使ってみましょう。初心者さんはまず熱を入れずに冷たいままで、自分のアイロンに適した毛量や巻き方を試してみると良いかも☆
ブロッキングする
髪をブロッキングして、余分な髪をクリップで留めます。上下左右4~8ブロックくらいに分けるとやりやすいかと思います。
ブロッキングすることで内側や、やりづらい後ろ側も均等にカールしやすくなります。初心者のうちは面倒でもきちんとブロッキングしておくことが、綺麗に仕上がるコツです。
一束手に取り、巻き始めの位置をはさむ
取る毛束の量が多いほどゆるやかに、少ないほど強いカールにと、一度に巻く髪の量によって巻きの大きさが変わってきます。また、熱が届かない部分には癖がつかないので、一束が多すぎないよう毛量を調節します。
巻く
内巻きと外巻きでは巻き方が異なります。巻く方向を間違えてしまうと、思っていたものとは別のカールになってしまうので注意しましょう。
基本の内巻きのやり方
Illustration by うさこ
基本の外巻きのやり方
Illustration by うさこ
慣れてくると自分のやりやすい持ち方や巻き方が見付かりますので、頑張って練習あるのみです♪
はさんだまま軽く毛束を引っ張る感じでアイロンをゆっくり滑らせていきます。
カールがつきにくい場合や、強めのカールにしたいときはアイロンを3秒くらいとめながら徐々に滑らせます。5秒以上とめると熱でタンパク質が変性するため、傷みの原因になってしまうのでやりすぎに注意です。
下方向にアイロンを外す
毛先まで巻いたら、クリップを開き下方向にアイロンを外します。外側に外してしまうとカールが開いてしまうので、下方向が望ましいです。
下半分を全部巻き終えたら上半分も巻く
ブロッキングで下半分(内側の髪)が巻けたら、上半分(外側の髪)も巻きます。
癖をつけたらしっかり冷ます
カールは冷める時に癖付けされるので、しっかり冷ましましょう。時間がないときはドライヤーの冷風を当ててもOK。
毛先を裂いたり手櫛で髪をほぐす
きっちりした巻き髪は老けたけばけばしい印象を与えがちです。ゆるふわを作るためには、毛束をほぐすのは大事な作業です。
仕上げにソフトワックスやカールキープスプレー
柔らかいスタイリング剤を使うと自然な軽い仕上がりになるのでおススメです。
ワックスを手のひらに取り両手を数回こすり合わせてなじませたあと、髪の内側に手を入れて下から持ち上げるように揉みます。外側も同様につけ、毛先はつまむようにしてなじませます。
最後にスプレーを20cm以上離して、横や下から吹きかけます。内側の髪も忘れずに。エアリーな質感がよい人はスプレーだけでも可です。
ガッチリ固まったり、スプレーにありがちなパリパリした感じがないのに、朝作ったカールが夜までしっかりキープできます。巻きが落ちやすい雨の日や風の日も崩れない。無香料なので香水やヘアコロンを使う方にも安心です。
もし失敗したら?
霧吹きなどで髪を濡らせばOK。しっかり乾かしてもう一度巻きましょう。
かんたんヘアアレンジにチャレンジ
25mmのヘアアイロン使用。巻いて後ろ髪をルーズにまとめるだけでも華やかさが出るのが巻き髪のいいところですね。しっかりアップヘアにするには髪の長さが足りない、けれどちょっと印象を変えてみたい!という時に参考にしたいヘアスタイルです。
ギブソンタック風ヘアアレンジ
photo by Beauty-box
2.サイドとバックと分けて、バックは下の位置でポニーテールしてくるりんぱ。毛先はシニオン風に丸めて土台にピンで留める
3.サイドはロープ編みをして後ろでクロスし、ピンで固定する
4.全体をほぐして、顔周りの後れ毛を26.5mmのヘアアイロンで巻く
ギブソンタックとは、髪を低めの位置でまとめるアップヘアのこと。日常からフォーマルな場まで使えるアレンジなので覚えておきたいですね!
ギブソンタックについて詳しくはこちらの記事もどうぞ☆
ギブソンタックで首筋美人に★簡単おしゃれヘアアレンジで結婚式にも”
くるりんぱかんたんお団子ヘア
2.サイドの髪を後ろに1回転捻り、両サイドを1つに結んでくるりんぱ
3.出た毛先を初めのポニーテールのくるりんぱと一緒にして、三つ編み
4.三つ編みをほぐし、巻きつけてお団子にしてさらに全体をほぐす
5.サイドと前髪の後れ毛をヘアアイロンで巻く
ルーズな雰囲気が可愛いヘアアレンジです!サイドの髪を巻くアイロンの太さを変えると印象を変えられますね。
ゆるふわ巻き髪で華やかに
一度巻き方を覚えてしまえば、色々な髪型に簡単にアレンジを加えられるのがヘアアイロンのいいところです。これからの季節、クリスマスやバレンタインなど華やかさをプラスしたい行事が続きますので、パーティやデートにヘアアイロンの巻き髪を取り入れてみてはいかがでしょうか。
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡