離婚を意識し始めたら準備しておきたいこと!知っておきたいあれこれ
離婚を決意したとき「今すぐにでも離婚したい!!」と思ってしまいがちですが、離婚後に大変な思いをしないためにもしておきたい準備があります。これからいくつかのテーマに分けながら、離婚経験者の筆者が「離婚に関するあれこれ」を解説していきます。
今回は「離婚するためにしておきたい準備」をテーマに、離婚前にすべきことを皆様にお伝えしていきますね!一つずつ丁寧に考えて行きましょう♪
Contents
離婚するなら準備しておきたい事
離婚を決意するまで色々と思い悩んだことでしょう。しかし、いざ離婚!となると結婚する時の数倍、気力と体力を使うことになります!筆者はストレスと疲労で最終的に「とにかく離婚出来ればそれでいい」なんて投げやりな気持ちにもなったものです。
もちろん、それでは納得の行く離婚時の約束事を決められなくなってしまいますので、一旦心を冷静に保ちながら離婚に必要な下準備について考えて行きましょうね!
住むところを決める!
金の準備もせず離婚→引越代丸々借金→パートで暮らしてま~す→借金かえせませーん→貸した銀行が悪い~、ハイ、銀行屑~
などという
全っ然同情心が湧かない間抜けな事案を日本の金融のせい、日本の法律のせいにねじ込む報ステさん、流石です❗
— ( ⓛ ω ⓛ *)まこっちゃん✎๑ (@10911091angler) 2017年8月17日
まずは基本的な「住むところ」を決める必要があります。今一緒に暮らしている家にどちらかが残るかもしれませんし、どちらも新居を構えて新しい人生の再スタートを切るかもしれません。持ち家の場合は、少々こちらの問題が大きくなってしまいます。
持ち家の場合は家が財産ともなりますが、残りの住宅ローンのことや、場合によっては近所の目なども問題になってくるかもしれません。その点については夫婦で話し合ったり、調停などでしっかりと問題を解決してください。
自分が新居に移るという場合は、早めに物件などを下見しておくと良いかもしれませんね。物件に関してはタイミングによって良い出会いがあるかどうか…というのもあるので、早めに行動しておいて損はないでしょう。
まずは住むところがなければ暮らしていけませんので、住居の問題は早めに解決しておきたいところ。
経済的準備
愛し合ってても何か決定的な出来事があったらいつでも離婚できる経済的精神的自立ってとても大切だなと思うのだった。
— 舞(ガイリー) (@mai0302) 2017年9月27日
経済的準備は言うまでもなく欠かせません!一文無しで家を飛び出しても生活できなければどうしようもないですよね。なので、なるべく引っ越し費用とは別に生活費も少しは蓄えておきたいところ。
離婚成立前に引っ越し等をしても「出て行ったのだから生活費はそれぞれ自分で補うべき」という事ではなく、事実上まだ婚姻関係(扶養義務)になるので生活費の分担請求を行うことも出来ます。これを婚姻費用と言います。
こちらに関しては相手側の収入にもよりますので全生活費とまではいきませんが、必ず貰えるお金なので知って置いた方がいいですね。それだけでは補えないかもしれませんので、自分でもしっかり経済的準備をしておきましょう!
知っておきたい!離婚後に貰える手当について
経済的準備と言いましたが、離婚後に貰える手当があることも知っておく事で少しは気持ちが楽になると思います。別記事で詳しく解説しますが、ここではざっくりとどのような手当が貰えるのかを頭に入れておいて下さい!
・婚姻費用(前述したように、離婚成立前の生活費などの分担)
・慰謝料(離婚理由にもよりますが、慰謝料などを請求すれば貰える場合も)
・財産分与(財産は夫婦のものなので預貯金や住宅・車などの財産を分けることになります)
≪お子さんが居る方なら…≫
・養育費(養育費は気持ちで払うものではなく、親としての責任なのでしっかり貰いましょう!)
・児童扶養手当などの公的助成金(離婚が成立してから管轄の区役所で子ども手当や児童扶養手当を申請することが出来ます。また地域によっては医療費助成というものも受けられますので、事前にどのような手当があるのか区役所で聞いてみると良いですよ!)
養育費などについてはまた別記事で詳しくまとめて行きますので、ここでは割愛させて頂きます!
仕事などの収入源を確保!
もちろんですが、手当だけでは離婚後の生活が不安になるでしょう!なのでこの先の収入源となる仕事などを探すこともお忘れなく!お子さんが居らっしゃる方は、地域によって仕事探しは至難の業です!
また、お子さんがまだ小さく保育園などの預け先などが決まっていない方は預け先の確保を優先的に行動していくことをおススメします!ただでさえ待機児童が話題になっている世の中です。すぐに預け先が決まるとは言い難く、子どもを預けられなければ仕事も探せないので…重要ですよ!
経済的な不安は大きなストレスになります。今シングルマザーの貧困化について大きな話題になっていますよね。離婚を視野に入れているのであれば、経済的な自立の目途もつけておきたいところ。目途も経たずに離婚してしまうと、後々本当に苦しくなるのでしっかりと考えて下さいね!
まず子どもを預ける場所がないので、保育園が決まるまでの間は無認可保育園に預けてたのですが、保育料がすごく高くて…。一日働いた分の給料がそのまま保育料(むしろマイナスの日も…)だったから経済的にも大変でした~。
▼保育園の待機問題はかなり大きな足かせとなるかもしれません。りりさんが保育園に預けないで働いている方の事例を記事にして下さっていますので、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?
保育園落ちたらどうする?落ちても働いてる8人のリアルな体験談それなりに時間もあった方が良い!
住まい探しも、仕事探しも、保育園探しも大変ですが…離婚する際には夫婦間で色々な約束事をしなければなりません!財産分与のこともしっかりと話し合う必要がありますし、お子さんがいれば養育費や離婚後の面会についても夫婦で考えて行く必要があります。
疲れやストレスで話し合いを妥協してしまわないように、それなりに時間も作っておくと良いですよ!当事者同士では感情も入ってしまいフェアな話し合いが難しい場合もありますし、離婚後に「言った・言わない」の話になっては埒が明かないので、離婚調停を行う事をおすすめします。
筆者はどちらも弁護士さんに間に入って貰い、離婚について話し合いました。公正証書が残ることによって養育費の不払いなどの際にも約束事を証明することが出来るので、お互いの為(子どもの為)にも良い話し合いの仕方ではないでしょうか。
いずれにせよ時間が無いと出来ない事もあるので、全ての事を一気に終わらせよう!と考えるよりは、少し時間にゆとりを持って精神的にも肉体的にも余裕を持って行動していきましょう!
▼以前「子どもに会えない父親」についてこんな記事を執筆しました。今は離婚後の相手の事なんてあまり考えられないかもしれませんが、お子さんが居らっしゃる方であれば是非この記事を読んで離婚後の親子の関係についても考えてみて欲しいです。
子どもに会えない父親たちの「苦しい」実態。離婚後の関係を考える。精神的な準備もしておきましょう!
離婚の準備として
・住居
・生活費などの経済的準備
・仕事探し
・時間の確保
など、ざっくり書き出してみましたが、実際に行動するとなるとかなりの労力が必要だということをまずは覚悟をしておいて下さい。むしろなかなかスムーズに事が進まなくてもどかしい気持ちにすらなるかもしれません。
この他にも、精神的な準備(覚悟)もしっかりとしておきましょう!「旦那(もしくは妻)がいなくても自分は全然平気!」と思っていても、現実的に独りになってみると無性に不安になったり、悲しくなったり、寂しくなったり…やり場のない感情がこみ上げて来ることもあります。
そんな不安とは関係なしに、やらなきゃならない事がたくさん舞い込んでくる。脅すつもりはありませんが心の準備もしておいて下さいね。
離婚は大変!だからこそしっかり準備しておいて!
「離婚なんて署名して印鑑押して役所に提出すれば終わりでしょ!」と思ったら大間違いですよ!離婚するためには様々なステップを乗り越えていかなければなりません。そしてそのステップ一つ一つがとても大変なのです。
だからこそ、しっかりと準備しておけることは準備しておきましょう!筆者のように急ぎ足で離婚をすると精神的にも経済的にも後悔する事が出てきますので、これから離婚を考えている方は筆者のようにならないようにして下さいね!
▼筆者は決して離婚を斡旋しているわけではありません。離婚後に苦しくなった事…たくさんありますので、皆さんも今の段階で少しだけ離婚後の事を想像してみて下さい。離婚後の後悔についてはこちらの記事に詳しく書きましたので、少し立ち寄って下さいね!
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