泣く赤ちゃんにイライラしないで★話題の『WEラブ赤ちゃん』について
電車の中で、飲食店で、スーパーで…泣き出した赤ちゃんの声が気になった経験はありませんか。そんな時、赤ちゃんのお母さんも心の中で「泣き止んで!」と周りへの配慮から気持ちが焦りがちです。お母さんの心の動揺が伝わるからか、更に赤ちゃんの泣き声がヒートアップしてしまうという悪循環に陥ることも。
泣く赤ちゃんに「イライラしないで」「やさしく見守りませんか」というプロジェクト『WEラブ赤ちゃん』についてご紹介します。
Contents
赤ちゃんが泣く状況でイライラしてしまう
多くの人が遭遇したことがある、外出先での赤ちゃんの泣き声。外ですれ違う時だったらさほど聞ない事でも、それがある種の密室でのことだったらいかがでしょう。
飲食店、バスの中、新幹線、飛行機の中で泣く赤ちゃんの泣き声はかなり大きく響き渡る事でしょう。そんな時にイライラしたりしますか?
泣く赤ちゃんにイライラしてしまう世の中は残念
現代の社会はストレス社会と言われていますが、かわいらしいもので心癒されることも多いでしょう。例えば、ペットや笑顔の可愛らしい子供に癒されることもあります。
でも、筆者も出かけた先などで、赤ちゃんの泣く声で周囲がイライラしている雰囲気に遭遇したことが何度もあります。あなたにとって赤ちゃんの泣く声はストレスになりますか?
泣く赤ちゃんに遭遇した飲食店
飲食店で泣き続ける赤ちゃん。どこで泣いてるんだ?とばかりに怪訝(けげん)そうに周りを見渡す他のお客さん。
ご家族で来ていた泣いている赤ちゃんのお母さんは、赤ちゃんを抱っこして外に出て行きました、また、お母さんとお父さんが、交互に赤ちゃんを抱いて席を離れてあたふたと食事されていたということもありました。
泣いている赤ちゃんをどうにか周りの他の方に迷惑にならない様に対処しようとする親御さんの気使いがわかります。心の中では「すいません」という気持ちなのでしょう。
泣く赤ちゃんに遭遇した飛行機の中
札幌~東京間の飛行機の中で、1時間にわたり、ずーっと赤ちゃんが泣いてるんです。飛行機の中という逃げ場所がない中で赤ちゃんが泣いている状況。一度泣き止みかけて、また泣くという感じで。
まわりはスーツを着たビジネスマン風の男性も多く、「どこで泣いてるんだ?」と周りを見渡す人もいて、その場の空気感がピリッとしている様に感じました。筆者の隣に座っていた女性が途中、席を離れてお手洗いにでも行かれたのか、戻ってくると「双子ちゃんなんですって」と教えてくれました。
赤ちゃんを泣きやまそうと色々やってみても泣き止まない。逃げ場のないところでの親御さんの思いを察すると、大変だというのがわかります。
この時の飛行機の中では、泣き声に我慢していたお客様もいるでしょう。筆者は当時3歳の娘を連れていたので、赤ちゃんお腹すいたのかな?暑いのかな?なんて話をしていて、双子だと知ったとたんに微笑ましい気持ちにもなったものです。
#赤ちゃんは泣くのが仕事です
「赤ちゃんは泣くのが仕事です」そんなわかりきったこともわからない大人が多いのか、わかっていても自分の感情が優先してしまうのか、残念なことに赤ちゃんが泣いている場面ではどうしても迷惑そうにしている人がいます。
赤ちゃんが泣く理由は…。
●お腹がすいている
●おむつが汚れている
●暑い
●眠いのに眠れない
●抱かれ方が居心地悪い
●お腹の調子が悪いなど
周りの状況や環境に敏感になっていたり、またはお母さんのその時の様子も移ってしまうなんて言うこともあります。
言葉で伝えられない分、泣くことでサインとして表してます。自分の状況を泣くことで知らせるのが赤ちゃんの仕事だと思ってください。
その大事な仕事を「泣くな!」「うるさい!」とイライラしないでください。そんな思いから生まれたプロジェクトがあります。
「赤ちゃん泣いてもいいよ!」WEラブ赤ちゃんプロジェクト
2016年5月5日の子供の日に発足したプロジェクト「WEラブ赤ちゃん」。
楽しいことだけでなく、大変なことも多い子育て。でも、ママだけでなく、社会全体が赤ちゃんに“愛”を向けることによって、よりよい環境が生まれるのかもしれない…。
そんな願いを込めて、赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たちが居ることを可視化する「WEラブ赤ちゃん -泣いてもいいよ!-」のステッカーを作りました。
一人では何もできない1歳前後の小さな赤ちゃん。電車やバス、飲食店の中でギャーギャー泣きやまない状況に慌てるママ…。
でも、自分ひとりでは何もできない、小さな赤ちゃんが泣いてしまうのは自然なこと。「焦らなくても、大丈夫! その泣き声、わたしは気にしませんよ」という意思表示をして、ママの気持ちが少しでも楽になりますように…。
こんな活動があることを知っていますか。子育て中のママやその周りの人だけではなく、社会全体の中でこんな声を挙げてくれる人がいたということに嬉しくなった筆者です。
WEラブ赤ちゃんの発案者★エッセイスト紫原明子さん
エッセイスト紫原明子さん(1982年福岡県生)が発案してできたというこの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」です。紫原明子さん自身も二人のお子さんがいるシングルマザーさんです。
だからこそ、ママの立場などからの声を社会に広めてくれている様なプロジェクトです。柴原さんの著書の中にはママ友の本音や今まで誰もが同じ立場で同じ目線読める、セックスレスやお母さんの恋愛を取り上げたものもあり、話題になっています。
朝日新聞・読売新聞でも取り上げられた紫原明子さん(@akitect)考案「赤ちゃんステッカー」、図書館でも配布しています。講演会の特設コーナーと、カウンターに置いておりますので、ぜひ手に取られてください。 pic.twitter.com/eWk0VhozQF
— 筑後市立図書館 (@Chikugo_library) 2017年11月16日
WEラブ赤ちゃんのステッカーがもらえるところ
「WEラブ赤ちゃん」プロジェクトの「泣いてもいいよ!」ステッカーがあります。このプロジェクトに賛同している企業などで無料配布しています。
●ユザワヤ 全国59店鋪
●エアバギー 6店鋪
●SALVATORE CUOMO & BAR 蒲田店 1店鋪
●blossom39 3店鋪
●ナヴァ―東京 1店鋪
泣く赤ちゃんにイライラしないで♪
いかがですか。こんなプロジェクトがあったんだと初めて知った方もいると思います。でも、筆者がお伝えしたかったのは、この様な行動であえて形として伝えることで、なにか社会全体が優しい気持ちになってくれれば…と思いました。
もちろん、この様なプロジェクトがなくても、近くで赤ちゃんが泣いていても気にしないという人もいるでしょう。一人でも多くの人がそんなことを意識して生活できるようになったらいいですね。
みんな生まれた時は同じだったのですから。
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