再生野菜「リボベジ」で簡単栽培♡野菜くずで楽しく美味しく節約しよう
家族や自身の健康のため、「たっぷりの野菜を食卓に並べたい!」と考える方も多いのではないでしょうか?しかし現実問題、家計の節約を考えると真っ先に削られやすいのが食費です。中でも野菜は値段は変動しやすい上に削っても献立は変わりにくいため、減らされやすいカテゴリーであると言えます。
そこでご紹介したいのが再生野菜です。この方法を実現すれば、いつもの2倍食べられ、身体にもお財布にも嬉しい結果が待っているかも知れません!
Contents
再生野菜とは?
再生野菜とは、普段なら捨ててしまいがちな野菜の根の部分を栽培し、再生してもう1度収穫した野菜のことです。ちょっとオシャレに言い換えるとリボーンベジタブル、略して「リボベジ」なんて呼ばれたりもしていて、さらに興味が搔き立てられますよね♡
しかし栽培と聞くと、道具は?場所は?肥料は?などとあれやこれやと考えて敬遠しがちですが、再生野菜はそういった手間をほとんど気にすることなく手軽にできてしまいます。
再生できる野菜
植物は動物に比べ、再生するパワーが強いとも言われています。ただし再生できるものと、再生しにくいものがあるので注意しましょう。
葉野菜
基本的に茎や葉っぱを食べる野菜は再生可能です。葉野菜は水耕栽培でも十分に成長します。内側に生えている新芽を4~5枚ほど残すのが、上手に再生するコツですよ。
・小松菜
・チンゲン菜
・水菜
・キャベツ など
根野菜
根は植物が栄養や水分を吸収する部分であるため、根がある野菜は再生しやすいと言えます。ただし、根野菜は実の部分(いつも食べている部分)ではなく葉の部分を再生することになります。大根や人参も葉の再生となるので注意しましょう。
・大根
・人参
・かぶ など
薬味野菜
少し欲しいけど、買ってまで…と諦めがちな薬味野菜。添えてあると喜ぶ旦那さまも多いのではないでしょうか?水耕栽培でもOKですが、土に植えれば何年も育てられることもあるそうですよ。
・ネギ
・しょうが
・ニンニク など
ハーブ
ハーブは生命力が強い植物であるため、非常に再生しやすいと言えます。食用だけでなく、芳香剤や虫よけとしても活用できます。
・バジル
・クレソン
・ペパーミント など
再生に向いていない野菜
実の部分を食べる野菜は再生できません。
・トマト
・きゅうり
・ナス など
また、じゃがいも、さつまいもなどのイモ類も不向きでしょう。
再生野菜の育て方
水を使った再生方法
【手順】
1.根元を残して切ります。
(ネギは約5cm、人参は約2~3cmほど)
2.浅い容器やカップに根の部分を入れ、水を足します。この際葉が生える部分まで水が浸からないようにしましょう。水が多いと野菜が浸って腐りやすくなりますので、入れすぎには注意が必要です。
土を使った再生方法
(ネギは約5cm、人参は約2~3cmほど)
2.プランターなどに土を入れて、根を植えます。
3.日当たりのよい場所に置いて、毎日水をやりましょう。
4.収穫しましょう!野菜にもよりますが、1~2週間前後で食べられるくらいにまで成長しています。
再生野菜の注意点とコツ
■野菜の残った部分を養分にするため、通常より2~3センチ多めに残して切ることが成功の秘訣です!
■室温が25℃を超えてしまうと育ちにくいため、夏場の部屋や冬の暖房のついた部屋などは避けましょう。
■約1週間程度経過しても発芽しなければ、今回は失敗だと考え、根元から処分しましょう。
■肥料は必ずしも必要ではありませんが、使用すれば成長が早まったり、再生回数が増えることもあります。
■特に注意したいのが、菌の繁殖です。スーパーなどで販売されている野菜と違って、衛生管理はできていないため、できる限り生食は避けて、火を通してから食べることをおすすめします。
初心者におすすめ
豆苗
豆苗は再生方法が商品のパッケージに記載されているケースもあるほど、成功率の高い野菜であるため、再生野菜ビギナーにもぜひおすすめです。
一見頼りなさそうな見た目とは裏腹に、葉酸が豊富に含まれているので、妊娠中のママには特に食べて欲しい食材です。さらに豆と葉野菜の両方の栄養素を合わせ持ち、βーカロテンやビタミンCなども多く含んでいます。
今でこそスーパーでも購入できるようになりましたが、昔は中国の高級食材として知られ、一部の人しか食べられない希少品だった豆苗。ぜひ家庭でも再生して、たくさん食卓に並べたいですね! ※豆苗は加熱調理用野菜です。生食は避けましょう。
豆苗の育て方のコツ
豆苗は豆から2~3cm上の部分を切って食べますが、この際に脇芽と呼ばれる新芽を切ってしまわないように注意しましょう。この新芽は通常2つありますが、2つとも切り落としてしまうと、再生しにくくなってしまいます。2つ残した方が成長も早くなりますが、1つあれば成長するのでご安心を。
by bitomos
色々な再生野菜にチャレンジしてみよう♡
難易度★:ネギ
ネギは生命力が強い野菜なので、失敗が少ないのが特徴です。根元から5cmほど残して水に浸します。丈があるのでコップなど高さのある容器を使用すると良いでしょう。
難易度★:人参
なかなか普段スーパーなどで葉の生えた人参を見かけることは少ないのではないでしょうか。ハーブのような葉が生えてくるため部屋に飾っても、見た目にもとっても可愛らしいです。
人参の葉は、私たちが通常食べる根の部分よりもビタミンAは2倍たんぱく質は3倍、カルシウムにおいては5倍も含まれてているそうです。その他鉄分や脂質などにおいても根よりも栄養価が勝っているので、ぜひ再生して摂りいれたいですね。
難易度★★:小松菜
天然のマルチサプリと言われるほど栄養価の高い小松菜。こちらもぜひ再生したい野菜です。
根から3cmほどの部分を使用しますが、切り口部分は野菜が息をするところなので、水につからないようにしましょう。葉を再生するのに少し時間がかかりますが、10~15日程で柔らかい葉が収穫できるようになります。
難易度★★★:キャベツ
キャベツの芯を円錐形に切り取り、芯の3分の2ほど水に浸けます。使用する芯は大きめに切ったもので、内側の小さい葉が数枚残っているものだと再生率も高くなります。
残念ながら、キャベツにおける水耕栽培での成功例はあまり聞きません。水耕栽培で葉が出てきたら、プランターや植木鉢での植え替えをおすすめします。
育てるって楽しい!
インテリア
実際に行ってみると、想像以上に野菜の葉はおしゃれで可愛かったりします。ガラスのものにしたり、コップにしてみたり…と、容器をほんの少し工夫するだけで、一気に素敵なインテリアに早変わりするのでぜひお試しください! 野菜の再生を待つ間は部屋を明るく爽やかにしてくれ、成長した後は美味しく食べることができ、まさに一石二鳥です。
自由研究や食育としての再生野菜
再生野菜は特別な技術など必要がないため、子どもでも簡単に参加できます。毎日水を替え成長の記録を採り、再生野菜のレシピなどをまとめれば立派な自由研究にもなるのではないでしょうか。
再生野菜を毎日の食卓に並べよう♡
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