濃縮還元とストレートの違いは?知っておこう100%でもこんな差が
果汁100%のジュースは自然な甘みもあり、天然の果物の風味をしっかりと味わえて美味しいですよね。他の炭酸飲料水や清涼飲料水を飲むよりも体に良さそうなイメージもあります。
でも普段私たちが飲んでいる100%のジュースって実は種類があるのをご存知ですか?裏の表記を見ると「濃縮還元」や「ストレート」と書いてあります。これらの違い、知っていますか?どんな製法で作られているものなのか、手軽に飲んでいるものだからこそきちんと知っておきたいですよね。
Contents
ジュースと他の飲料の違い
実はスーパーやコンビニで見かける野菜や果物の果汁が入った飲料水、ジュースと呼んでいいものの定義があるんです。
JAS法によってジュースは全体量に占める果汁の割合が100%のもののみと決められています。
一つの果実の果汁が100%のものを果実ジュース
いくつかの果実の果汁100%のものを果実ミックスジュース
果実や野菜の果汁100%のもの(果汁の割合は50%以上)を果実・野菜ミックスジュース
と言います。
果物ジュースの容器のイラストにカットした果物のイラストを載せていいのは果汁100%のジュースだけ
— ちゆき (@BlankEfren) 2017年9月7日
濃縮還元とストレートの違いは?
濃縮還元てどんな製法?
ではジュースの中でも濃縮還元と表記されているものはどんな方法で作られているのでしょうか。
photo by kaoruko
photo by kaoruko
果物から搾り出した果汁を、真空蒸発法という方法で一旦加熱をし、水分を減らしてペースト状にしてから冷凍保存します。容器に詰める段階で水分をもう一度加えて元の果汁の状態に戻したジュースを言います。
濃縮することによって体積が小さくなるので、輸送費が下がります。また、保管するにも場所を取らないので、コストが安くなるというメリットがあります。
ストレート果汁は?
photo by kaoruko
一方、ストレートと表記された100%ジュースもあります。こちらは、
果物から抽出した果汁を、そのまま低温保存して容器に詰めたジュース。新鮮な野菜や果物を絞っているので素材の味や香りがしっかり味わえます。
ストレート果汁のジュースの方が、濃縮還元よりも価格が高く、2倍以上するものもあります。
それぞれの栄養価は?
ジュースとして販売されるまでの工程が違うことはわかりましたが、それによって含まれる栄養価などは変わるのでしょうか?
二つの製法のデメリット
では、濃縮還元とストレート果汁のそれぞれのデメリットについて見ていきましょう。
濃縮還元
・加熱して水分を蒸発させる段階で果汁の香りが飛んでしまう。したがって、水を加えて戻す段階で香料が添加されている。
・種類によっては砂糖を加えてあるものもある。
・原材料がどこの国から輸入されているのかはっきり明記されていないものが多い。
100%オレンジジュース
糖分が高いので、小さめのコップに一杯。
ビタミンCが疲労回復を助けます。— Happy Life Create☺︎ (@nko10nko) 2017年9月7日
濃縮還元の果物のジュースの場合は、熟した旬のものであったり加糖されているといったことが考えられるので、実は糖分が多い場合もあるんですね。
ストレート果汁
・果実を絞るので味はその時の素材に大きく影響される。収穫の時期や果実の出来などによって変わる。
・濃縮還元よりも価格が高い。
果汁100%ジュースは濃縮還元とストレートがある。濃縮還元は絞った果汁を加熱などで水分を飛ばした後再び水を加えてジュースにしたもの。ストレートは果汁を絞ったものをそのままジュースにしている。どちらも加熱殺菌なので生の果物より栄養は少ないが清涼飲料水を飲むより良いです。
— 女性のための美容bot (@forwomanbot) 2017年9月7日
【ジュースの効果】
綺麗な美肌 ⇒ オレンジジュース
頑固な便秘 ⇒ アップルジュース
ダイエット ⇒ パイナップルジュース
疲労回復 ⇒ グレープフルーツジュース濃縮還元ではなく
栄養素満点のストレートタイプが効果的
へーと思ったらRT♡— 綾瀬 景子 (@KeikoAyase) 2017年9月6日
清城:そうさ!100%y
月鏡:濃縮還元の果汁は果物から絞った果汁と濃縮して保管・運搬・製品化する際水等を加えたもの。元の果汁の体積と製品の体積が同じ時は100%と表示している様で原材料に砂糖が入ってても100%と表記されてる事も、
清城:うき?— ぶたろんコピペbot (@stage__copybot) 2017年9月7日
2つの違いを知って賢く選ぼう♪
100%という言葉で安心して飲んでいたジュース。実は色々なものが添加されているんですね。ただ、商品として販売するためには酸化を防いだり、香りをよくするなどある程度必要な工程であるという見方もできます。表記の部分も記載しないでいいというガイドラインがあるものは、メーカーは当然書きません。
また、栄養素によっては加工品からの方が吸収が良いものもあるので、100%の言葉に惑わされずにどんな工程で作られ何が入っているのかを知った上で、ジュースを選ぶようにしましょう。
日頃私たちが口にするものの安全性については知っておきたいですよね。こちらの記事も併せてどうぞ
食品の放射能汚染はどこまで?基礎知識を得て自分が納得できる判断を
うま味調味料のMSGが招く症状とは?危険性を知り上手に付き合おう
bitomos編集部プロフィール
そのライターの経歴や性格を知れば、今後どんどんbitomosの記事を読むのが面白くなるかも!?この記事ではライターそれぞれの自己紹介と、記事を彩るゲストキャラクターたちを紹介していきます。あなたのお気に入りのライターが見つかりますように♡