毛穴ケアにおすすめ?ズボラ美容法”手ぬぐい洗顔”を5ヶ月試してみた
若いときには何もしなくても、肌トラブルなんて気にならなかったのに、30、40代になってくると、きちんと肌ケアしないと後で大変なことになってしまいます。例えば、メイクを落とさずに寝ちゃったりとか、思わぬ長期間の外出で日焼け止めをしていなかったりとか、次の日の肌の状態といったら…、1日のエネルギーがすべて吸い取られてしまうかも、というほどの心のダメージがあります。
筆者もそんな肌トラブルの数々の失敗を繰り返しつつ、肌ケアについてネットや雑誌で調べていろいろ試してみるものの、どうしても継続できませんでした。その理由は筆者のズボラな性格にあります。しかし、そんなズボラな筆者が「これはイイ!」と思って続けているのが、ネットで話題となった”手ぬぐい洗顔”です。
筆者が5ヶ月間使ってみてわかった使用感や注意点を、手ぬぐい洗顔のメリット・デメリットとして正直にお伝えしたいと思います。
Contents
「手ぬぐい洗顔」とは
「手ぬぐい洗顔」とは、文字どおり日本古来よりある手ぬぐいを利用した洗顔法です。用意するのは以下の2つだけ。その他に特別な道具や「○○入り〜」といった高い洗顔料は要らないですよ。
・手ぬぐい
・石鹸
<<基本の洗い方>>
(1)顔をぬるま湯で濡らし、手ぬぐいをぬるま湯につけて軽く絞ります。
(2)温かいうちに、手ぬぐいで顔全体を包んで毛穴を開いていきます。
(3)もう一度、手ぬぐいをぬるま湯につけ、今度は石鹸を包んで、よく泡立てます。その後、肌にあて優しくなでるように、くるくると円を描くようにしてください。(このとき、指に手ぬぐいを巻きつけると、力の加減がやりやすいです)
(4)顔全体をすべらせるように洗ったら、あとは石鹸をきれいに洗い流して終わりです。
洗顔後は、たっぷりの化粧水で肌を保湿して下さい。
【ポイント】
ゴシゴシ洗いは絶対にダメ! 柔らかい肌触りの手ぬぐいでも、ゴシゴシ洗いは肌に大きな負担をかけます。「これで洗えているのかしら?」と感じるぐらいの強さでOKですよ。
手ぬぐい洗顔のメリット
どんなものでも、メリット・デメリットはあります。両方をきちんと知って使うことが大切です。
手ぬぐい洗顔のメリット1〜手間がかからない〜
手ぬぐい洗顔は面倒なメイク落としの必要がありません。これって結構ポイント高いですよね。メイクに限らず、これからの季節は紫外線対策として日焼け止めをしっかり塗ることが多くなります。メイクも日焼け止めも1日の終わりにはきちんと”オフ”することが肌にとってはとても大切。
でも、クレンジングって結構めんどくさいし、ゴシゴシと肌をこする行為はもちろん肌にNG、だからといってこすらないでも落とせるクレンジング剤は、肌への負担が心配ですよね。
手ぬぐい洗顔なら、クレンジングと洗顔がセットになって手間がかかりません。
手ぬぐい洗顔のメリット2〜コスパがいい〜
洗顔用手ぬぐいは、300円〜1,000円程度のものまで色々ありますが、筆者は300円弱ぐらいで購入したものを使っています。材質にこだわった高級なものもありますが、ネットでは効果はあまり変わらないと言われています。筆者は肌が丈夫な方なので、それほど気になりませんが、肌の弱い方は、材質にこだわってみるのも良いと思います。また、石鹸についても、普段いつも使っているものが使えます。洗顔用として特別買い足す必要はありません。
おすすめ洗顔手ぬぐい
KOMESICHIさんの商品は肌触りが特段に柔らかく、まさに「手ぬぐい洗顔」用の手ぬぐい。一枚の手ぬぐいで顔用とからだ用とに切り分けることができるのもポイント。肌に優しい無蛍光仕様で、花柄もキュート♡カラーバリエーションも多くどれにするか迷ってしまいますね。
1枚580円(税抜き)※今ならメール便送料無料キャンペーンでお得です(2017/06/14現在)
柄がなんといってもかわいいこちらの手ぬぐい。おしゃれなものから舞妓さんの和風な柄までありプレゼント用にもぴったりだと思います。1枚の手ぬぐいを3枚に切り分けて使える大きさなので、家族や友人と合わせて購入することもできますね。
1枚800円(税込)送料は別途かかります。(2017/06/14現在)
手ぬぐい洗顔のメリット〜効果の程は…〜
気になる効果ですが、一般的に言われているのが「シミやくすみが減った」「肌がツルツルになった」という声があります。
手ぬぐい洗顔で調べると、細かいルール色々あるんですが、私は結構無視して、手ぬぐいで顔を拭くとか「とりあえず使ってる」ってレベルなんですけど、それだけでも全然違う。
— たまいずみ (@tamaizumi77) 2016年6月18日
私は手ぬぐい洗顔をオススメするよ!!!お化粧100%落ちる上に角質取れてお肌トゥルットゥルになるよ!!!昔の人の知恵は本当すごいのだ( ˘ω˘ )
怖くなるくらい落ちてる気がするから、その後の化粧水や美容液はたっぷり使うといいよ。— 憐 (@ren_eleison) 2017年6月4日
筆者は手ぬぐい洗顔を続けて5ヶ月になるのですが、肌の状態はとてもよくなりました。もともと脂性肌で、普通の洗顔料の2度洗いやクレンジングも毎回でした。そうなると、やはり肌が傷んでゴワゴワしてきたり、シミや毛穴もとても気になっていました。
筆者が、手ぬぐい洗顔に変えてから一番変わったのは、洗顔後の化粧水の肌への浸透がとてもよくなったことです。逆に、前まで顔中に膜でもあったんじゃないかというほど違うのです。十分に保湿されるので、肌も柔らかく、化粧ノリもとてもよくなりました。
これまではいいことばかり話しましたが、今度は手ぬぐい洗顔のデメリットについて話していきます。
手ぬぐい洗顔のデメリット
手ぬぐい洗顔のデメリット〜肌トラブルを起こす場合がある〜
手ぬぐい洗顔は、以前にネットで話題になっているので、多くの人が試してその時に試して肌トラブルを起こした人も少なからずいるようです。その肌トラブルというのが、”肌を傷めてヒリヒリした”、”よけいにシミが増えた”というものです。
ここで起こる肌トラブルの原因は主に「こすりすぎ」と「手ぬぐいの生地の質」にあります。
まずこすりすぎは、力の入れすぎだったり、長くこすり過ぎであったりすることが挙げられます。はじめは力の入れ具合がわからないので、ヒリヒリすることもあるかもしれませんが、まさにそれがこすり過ぎにあたります。そんな時は、まずしっかり保湿してしばらく肌が回復するまで手ぬぐい洗顔はお休みしてください。
そして、必要ならば皮膚科などの専門機関に相談をするようにしてください。
手ぬぐい洗顔の基本は優しく洗うことです。
次に手ぬぐいの生地質について、筆者のように肌が丈夫な人はどの手ぬぐいでもOKかもしれませんが、そうでない方は手ぬぐいの中でも、なるべく目が細かくて柔らかい生地がおすすめです。その中でも一番、手ぬぐい洗顔に向いていると言われているのが「特岡」です。キメが細かくなめらかな肌触りで、肌への負担も少なくて済みます。
手ぬぐい洗顔がなぜ角質ケアになるのか
手ぬぐいを使うことで、肌の上にあるメイクや汚れと一緒に、古い角質も一緒にとってくれます。この角質除去(ピーリング)効果が手ぬぐい洗顔が角質ケアによいとされる由縁です。角質ケアは、年齢を重ねるにしたがって大切になってきます。肌の新陳代謝(ターンオーバー)20歳あたりがピークで、後はどんどん衰えてくる一方なのです。肌の生まれ変わりを表すターンオーバーが衰えることで、様々な肌トラブルを招くことになります。
大人の肌のターンオーバーは、28日周期とされています。肌は表面の方から順に角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。
基底層から新しい細胞が生まれ、どんどん上の層まで上がっていき、一番上の角質層の細胞は剥がれて落ちていきます。それが28日周期で起きるのです。
年齢や食生活、ストレスのせいでターンオーバーが遅れてしまうこともあります。そして古い角質が残った状態は、さらにターンオーバーを遅らせてしまうのです。
新陳代謝(ターンオーバー)の乱れが招く毛穴トラブルあるある
ターンオーバーが乱れると古い角質がどんどんたまって、それがまたターンオーバーを遅らせることにつながる。このような悪循環が、肌に次のようなトラブルを引き起こします。
☆古い角質が毛穴に詰まることで起こるニキビ
☆古い角質が積み重なることで肌がくすんでくる
☆古い角質とともに除去されるはずのメラニンがそのまま残ることでできるシミ
☆古い角質が積み重なり肌が固くなり、ハリや弾力がなくなる
逆に言えば、肌のターンオーバーがうまくいっていると新しい肌細胞に替わることになるので、透明感のあるすべすべのいいコンディションの肌をを保つことができます。
高級な化粧水や、話題の美容液などをいくら使っても、古い角質が邪魔して有効成分が肌に浸透されないので、効果もあまり感じることはできないかもしれませんね。
新陳代謝(ターンオーバー)を正常に保つ4か条
ターンオーバーは年齢とともに遅れがちになるということは、先程お話ししました。さすがに年齢は戻すことは無理ですが、その他の要因はなるべく排除したいですよね。そのために守りたい4か条をご紹介します。
その1:質のよい睡眠をベストなタイミングでとる
午後10時〜午前2時の間の睡眠は、お肌のゴールデンタイムでターンオーバーが活発に働く時間です。なるべくその時間にベッドに入っているのが理想です。
その2:紫外線対策はしっかりと!
紫外線は肌にダメージを与えますし、シミのもととなるメラニン色素も作ります。それに対し肌はダメージを修復しようと新しい肌細胞をあわてて作ろうとするので、正常な肌細胞が作られないのです。
これではメラニンも残りがちになり、美肌とはお世辞にも言えない状態になってしまいます。日々の日焼け止めは必須です!
その3:ビタミンは積極的に摂る
お肌に良いとされるビタミンは3つ「ビタミンC」「ビタミンB」「ビタミンA(カロテン)」です。これらを含む食品を積極的に摂ることで肌のターンオーバーを大きく助けます。
ビタミンCは果物他に、ピーマンや小松菜もおすすめ♪ビタミンBは鶏ささみやお魚、バナナにも含まれています。ビタミンAは主に緑黄色野菜に含まれています。
その4:日々のスキンケア(ときどき角質ケア)を大切に
日々のスキンケアといっても、化粧水、乳液を毎日やっているだけでは足りません。クレンジングはしっかりやっていますか?角質ケアはきちんとされていますか?
肌にメイクや古い角質が残っていると、せっかくの化粧水が肌の奥まで浸透していきません。そんなの勿体無いですよね。なんだかこの化粧水効き目感じないかも…と思ったら、クレンジングや角質ケアを見直してみてください。
ビバ!ズボラ美容法!
「手ぬぐい洗顔」で検索すると、「ズボラ美容法」という言葉が出てきます。「クレンジング+洗顔+角質ケア」を”洗顔”だけで完了できるのですから、筆者のようなズボラ大魔王には嬉しい限りです。しかも簡単なので、あまり意識しなくても日々のルーチンケアに組み込んで続けていけるのが大きなポイントだと思います。
時間や手間をかけずにスッキリできるのがわかるから、一日の終わりには、手ぬぐい洗顔で肌と気持ちのオンオフの切り替えをしています。ズボラ美容法といえども侮るべからず、もし今、肌のゴワゴワ感が気になる方や、いまいち化粧水の効果が感じられない人は、一度手ぬぐい洗顔を試してみてはどうでしょう。ただし、「優しく洗う」というのは厳守ですよ。手ぬぐい洗顔で上手に角質ケアして、みんなでツルツル美肌になっちゃいましょう!
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