堂本剛も告白したパニック障害！発症した芸能人の経験から学ぶ克服法

パニック障害って知っていますか？筆者は6年前くらいにパニック障害を経験しています。最初は軽い症状で、疲れてるのかな？って思っていたんですが、どんどん生活するのさえ困難になってしまいました。

そんなパニック障害、実はジャニーズの堂本剛さんを初めとして、芸能人でも多くの人が悩まされています。ですが、パニック障害を見事克服してまた一線で活躍されている方もたくさんいます。

パニック障害で苦しんでいる人がいるのであれば、ぜひこの記事で勇気を持って欲しいです。克服するためのヒントになれば幸いです。

パニック障害って何？

まずはパニック障害について説明していきます。

パニック障害になる原因

パニック障害になる原因は、強いストレスや恐怖・重圧・不安などが原因となり、恐怖や不安に関係している神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、興奮を抑えてくれる神経伝達物質「セロトニン」のバランスが崩れることだと考えられています。

参考記事⇒セロトニンを増やす方法！セロトニン不足で心や体に起きること

パニック障害の症状

パニック障害の症状は突然襲ってきます。症状としては

というようなものがあります。症状が起きると「このままじゃ死んでしまう！」と思ってしまうほどの不安に襲われるのです。これらの発作を「パニック発作」と言い、症状は20～30分程度で終わることが多いです。

このようなパニック発作を何度も繰り返していると、「またパニック発作が起こったらどうしよう」とパニック発作が出ることを不安に思ってしまいます。これを「予期不安」といいます。

予期不安は、映画館やエレベーターなど逃げ場のない場所で発作が起きたらどうしようとか、発作を人に見られる恥ずかしさや恐怖を生み、人が集まる場所や、昔パニック発作を起こした場所を避け始めます。これを「広場恐怖（外出恐怖）」と言います。

パニック障害が悪化すると「うつ病」など精神的な病気を併発してしまうこともあるので注意が必要です。

まずは病院に行くこと

パニック障害かも？と思ったらまずは心療内科や精神科を受診するようにしてください。病院に行くとカウンセリングや薬物療法を行うことになります。「すぐ治るだろうからいいや」なんて思わないで、病院にまずは行きましょう。

パニック障害に似た病気に過呼吸や甲状腺疾患があります。この病気の可能性がないかを調べるために、血液検査や心電図、レントゲン検査を行う場合もあります。

あの堂本剛も苦しんだパニック障害

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国民的アイドルであるkinki kids！夢中になったことがある人、たくさんいるのではないでしょうか？筆者は彼が大好きで、小学生の頃から今までずっとファンです。

みんなの憧れの的で、顔もかっこよくて、歌もダンスも上手で…。華やかな芸能界の中で輝かしい活動を続けている堂本剛さんですが、実はパニック障害だったということを告白されています。 

堂本剛さんがパニック障害になった原因

順風満帆な人生を送っているかのように見えていた堂本剛さんは、どうしてパニック障害を発症してしまったのでしょうか？

小さいころから仕事漬け

堂本剛さんは小学生の時から子役として活動していました。その後は学業に専念してましたが、後にジャニーズ事務所に入ることとなり14歳の時には、愛する故郷である奈良を離れ上京しました。大好きな家族や奈良と離れるのは、14歳の少年には辛い決断だったようです。 

大きな重圧がかかっていた

堂本剛さんは1997年にパニック障害で闘病中だと告白しました。1997年というのはジャニーズエンターテイメントが設立され、堂本剛さんと堂本光一さんがメンバーであるKinKi Kidsが、第一弾アーティストとしてデビューした年です。

これから始まっていくジャニーズを自分たちが引っ張って行かなければならないという大きな責任感・使命感と、皆の期待が堂本剛さんに大きな重圧をかけていたんです。 

人前に出るのが苦手

堂本剛さんは元々人前で何かするような性格ではなく、寧ろ人前に出るのが苦手だったようです。ですがジャニーズと言えば、テレビやドラマ、ライブなどをして、人前に出るのが仕事です。自分の性格に合わないことを仕事としていたことも、パニック障害を発症する原因の1つだったのではないでしょうか？

本当の自分って何？

筆者は堂本剛さんの大ファンです。ファンとして、これが一番辛かったんじゃないかと思っています。それは、アイドルとしての自分と本当の自分との葛藤です。

元々ジャニーズ事務所に入ることになったのは、お姉さんが履歴書を送ったからということです。人前に出るのが苦手な堂本さんは、表現する仕事をしたいとは思っていなかったようです。ですが結局ジャニーズ事務所に入ることになりました。そこで堂本さんはこう考えたそうです。

「皆が求める自分を全うすることが、僕のお勤めだと思って生きていた」

ですが18歳の少年です。これは本当に自分がしたいことなのか、求められている人物を演じているだけで、本当の自分って何だろう？このような葛藤が、少しずつ心を壊していったのです。

堂本剛さんはどう克服した？

堂本剛さんは現在、パニック障害の症状が出ることなく芸能活動をすることが出来ているようです。時にはライブ中にパニック発作に襲われていたという堂本剛さん、どうやって克服されたんでしょうか？

相方堂本光一さんの支え

パニック障害というのは、人によっては理解しづらい病気です。友人や恋人でも、パニック障害を理解してくれる人っていないかもしれません。堂本剛さんの場合、一緒にkinki kidsとして歩んできた堂本光一さんに支えられ続けてきたそうです。

堂本光一はパニック障害に関する知識を付け、堂本剛さんを守り続けてきてくれたそうです。プライベートでは関りがないという2人ですが、仕事上ではとても良いパートナーだったんですね。

ソロ活動を始めたこと

現在の堂本剛さんと言えば、ジャニーズとは思えないような髪形や奇抜なファッションを自由に楽しんでいます。堂本剛さんが変わったのは、ソロを始めてからだと筆者も感じました。

今まで硬派で爽やかなイケメンというイメージだったんですが、ソロを始めた当時に、ミュージックステーションで「溺愛ロジック」という歌を1人で歌っている姿を見て、「これが本当の堂本剛なんだ！」と思いました。まずは服装に驚きました。ジャニーズとは思えない、個性的で派手な服だったのが印象的です。

そして、歌にも驚きました。歌詞もちょっぴり刺激的でアダルトチックな感じだったんです。kinki kidsの時のアイドル感が全くなく、堂本剛というアーティストとしての世界観がばっちり現れていました。

もしかしたら、変わった堂本剛さんを見て離れたファンもいたかもしれませんが、ソロ活動では重圧感を感じる必要もなく、本当の自分で活動できることから、パニック障害の症状が少しずつ減っていったそうです。

他の芸能人もパニック障害を克服！

堂本剛さん以外にも、芸能人にはパニック障害に悩まされていた人がたくさんいます。今も悩んでいる人が多いかもしれませんが、今回は克服した人たちの紹介をしていきます。

素敵な歌声♡YUIさん

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世間に驚きを与えたシンガーソングライターYUIさんのパニック障害。YUIさんは精神安定剤とお酒を一緒に飲んで、救急車で運ばれるという事態にまで陥りました。

そんなYUIさんは、現在はソロとして活動していた当時のイメージとはガラリと変わってロックバンド『FLOWER FLOWER』のボーカルをしています。本当にやりたい音楽をすることと、無理せずゆっくり休むことで少しずつ回復に向かっているようです。

元プロ野球選手の長嶋一茂さん
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有名なプロ野球選手であった長嶋茂雄さんの息子である長嶋一茂さんも、パニック障害に悩まされていました。野球をしていると、やはり偉大な父と比べられたり、期待されることばかりで大きなストレスを抱えていたようです。長嶋一茂さんの場合、野球をやめるとストレスが減り、パニック障害も治っていったということです。

中川家のお兄ちゃん中川剛

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M1グランプリで優勝した経歴を持つ中川家のお兄ちゃん、中川剛さんもパニック障害でした。中川剛さんは、芸能活動を休業するほど症状が深刻だったようです。そんな中川剛さんの場合は、弟の中川礼二さんを始めとして、周りの人たちが理解して支えてくれたことで克服できたそうです。

美のカリスマIKKOさん

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テレビで見るとIKKOさんって本当に明るくて元気で、楽しそうですよね。そんなIKKOさんは過呼吸症候群から、パニック障害を発症したということです。辛いことがたくさんあったと思いますが、知人の支えがあってパニック障害を克服し、今のIKKOさんがあるんですね。

パニック障害は誰でもなりうる病気

こうやって見てみると、普通に生活している人だって、芸能人だって誰だって、パニック障害になる可能性があるのが分かります。パニック障害になってしまったとき、もしかしたら「自分は頭がおかしくなった」なんて思ってしまうかもしれません。

でもそんな風に自分を責めたりしないでください。パニック障害は、ちょっと心が疲れている証拠です。おかしい自分がいるのだとしたら、それはパニック障害が悪さをしているだけ。パニック障害は、絶対治らない病気ではありません。例えばアレルギー性鼻炎だったらアレルギー物質を避けて生活しますよね？インフルエンザだったら薬を飲んで、しばらく休養しますよね？

パニック障害だって同じです。病院に行って、正しい薬を貰って飲みます。原因と考えられるストレスや不安から離れ、ゆっくり心を休めるんです。無理をしないこと。そうすればきっと、パニック障害を乗り越えて、また1つ成長した自分にきっと出会うことが出来ます。