一日一食は人間本来の健康法?メリット・デメリットを踏まえた実践を
みなさん!今話題の「一日一食 健康法」ってご存知ですか?ネットでこのキーワードを検索すると、ダイエット目的での実践が多いのかな?と感じていますが、筆者は「これぞ人間の本来のあり方なのでは?」と強く感銘を受けました。
そこで、筆者自身も実践中の「一日一食 健康法」についてのメリット・デメリットを含めた効果について解説します。ダイエットしたい方、健康体を目指している方、デトックスしたい方!この記事は見逃せませんよ~♪
一日一食の健康法ってなに!?
一日一食はなぜ健康にいいのか…。基本的なことをまずはお伝えしなければなりません。筆者は、ここ数年「食べる」という行為にとても気を使ってきましたが、そもそも「食べる」ことが正解なのか!?という疑問からこの「一日一食」という健康法に辿りついたのです。ではなぜ「一日一食」に目を向けたか…お教えします!
人類の歴史から知る「過食説」
本来は「一日三食バランスよく食べましょう!」という言葉を一般的に耳にすることが多いですよね。筆者は、食べる事が大好きですし、子どももいるので三食のバランスを考えながら毎日の食卓を管理していました。しかし、実は「一日三食は過食」だという説が出て来たのです。
人類の歴史は「飢餓」が根本的な背景にあり、人間の体は空腹(飢餓)状態が向いていると言われているそうです。明治時代までは当たり前のように「一日一食~二食」という生活だったそうですが、明治時代以降に労働時間が増えた事をきっかけに一日三食という風習になったんだとか。
そして現代に至っては「肥満」に該当する人がたくさんいます。筆者もその一人です…。
すべての人に言えることではないのですが、本来食べなくても生きていけるにも関わらず、自身の嗜好や欲から食への関心が高まっているの現代社会。摂取する必要のない栄養素まで蓄えている可能性があると言えるのではないでしょうか?
これはあくまでも仮説であり、筆者の考察も交えていますので、医学的根拠はありませんのでご了承下さい。
内臓が休まらない
自分達の体の中の内臓は、とても忙しく働いてくれています。ご飯を食べれば胃や肝臓、腸などで消化・吸収を行いますし、老廃物などを体から出すために尿や便を作って排出しますよね?それも腎臓などの臓器が頑張って働き続けてくれているからです。
食べ物などを消火するだけが内臓の仕事ではありません!例えば疲労物質も肝臓などで処理されるようになっています。「何だか最近疲れが抜けないな」と思う事があると思いますが、食べ物の消火と疲労物質の処理を同時に行えばなかなかスムーズになんていかないですよね?
内臓にも休みが必要です。内臓が休まる=体が休まることにもなります。健康の為に内臓を休める必要がある事を理解して頂けたら嬉しいです。
有名人、芸能人も実践しています!
この「一日一食」は有名人、芸能人も多数賞賛している健康法なんです!公言している方数人をご紹介します。
南雲医師
一日一食の火付け役となった方でもあります。Twitterでは健康についてのツイートをしています。少しだけご紹介しますね♪
現代は飽食の時代。こんな状況が訪れるとは想定していなかったので、食べ過ぎに対応する能力は備えていません。食べれば食べるほど脂肪が溜まって身動きが出来なくなる。
— 南雲吉則(なぐちゃん)語録 (@naguchan_meigen) 2017年5月15日
1番大切な運動はなにかといえば歩くことです。寝たきりになれば認知症も進みます。生涯自分の足で歩くこと、そして怪我をしないことが最も大切なのです。
— 南雲吉則(なぐちゃん)語録 (@naguchan_meigen) 2017年5月2日
内臓脂肪は栄養であるとともに、発熱物質でもあるのです。しかし現代人は飢えや寒さにさらされることが少なくなりました。そのため過剰な内臓脂肪が燃焼する時、血管を傷つけ動脈硬化を起こすようになったのです。
— 南雲吉則(なぐちゃん)語録 (@naguchan_meigen) 2017年4月30日
▼南雲先生は食べない健康法についてこんな本も出されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ここでは紹介しきれませんが、健康に関する情報を発信しています。何と言っても南雲先生の年齢に驚きです!現在61歳という還暦を迎えた人とは思えないぐらいお若いです!(2017年6月時点)過食は老化に繋がると言いますが、若さの秘訣は食べ過ぎないこと…なのでしょうか?
Gackt
Gacktさんは元々ストイックな印象があります。筋肉トレーニングに関しても「そこまでやるの!?」と思うぐらいのストイックさ!食に関しても一日三食は過食だと言っており、一日一食しか食べないそうです。しかし、美に関してどこまでもストイックな彼は、その一日一食食べるものにも相当こだわっているそうですよ。
ビートたけし
ビートたけしさんも「一日一食」を公言している1人です。筆者はビートたけしさんの生き方や考え方をとてもリスペクトしているので、たまたま、たけしさんが一日一食生活をしていると聞いた時は親近感すら湧きました!(あくまでも個人的な感想です)
▼ビートたけしさんの名言についても詳しく記事にしているので、気になる方はこちらもお読み下さい。
ビートたけしの名言に学ぶ!人生で本当に必要な勉強とは何か!?この他にも、タモリさんや福山雅治さんなど大物芸能人も「一日一食」生活をしているそうです。なぜこんなに好評なのか…。一緒に見て行きましょう!
一日一食のメリット
なんとなく一日一食しか食べない生活は体に良いのかな?と感じてもらえたかもしれませんが、ここからはどんなメリットがあるのかを詳しく記述します。
食費が減る
当たり前ですが、食費が浮きます。一日三食食べている方なら、一日二食分のご飯代が浮くことになりますよね。一日一食生活はだいたい夜の時間帯に一食を取ることが多いそうですが、もしも毎日お昼にランチをしている人であれば大きな節約になるのではないでしょうか?体にも財布にも嬉しい健康法だと言えるでしょう!
時間が増える
単純に食事をする際の時間が自分の自由時間に当てられるだけではなく、一日一食生活を送る事で疲れにくい体を作ることが可能なので、一日に多くの時間を睡眠に当てなければ疲れが抜けなかった人でも、短時間睡眠で良くなるという説もあるのです。
また食事をする時間だけではなく、食事に関わる全ての時間(調理時間・買い出し時間・片づけ時間など)も短縮できるので、考えて見ると結構な時間が自由になると思いませんか?時間が足りない!と嘆いている方にも良い健康法かもしれませんね♪
集中力アップにつながる
「食べないと集中力が持たないだろう!」と感じた方は多いのではないでしょうか?筆者も今までずっと「食べなければ力なんて漲るわけがない!」と強く信じ込んでいたので、意外な情報でした。人類は飢餓の歴史を持つと前述しましたが、飢餓状態(空腹状態)が一番脳が活性化させるそうです。
空腹で居る事により、集中力が高まり、仕事のパフォーマンスも向上すると言われているので、筆者はこちらの理由に期待を寄せて一日一食生活を実行中です。今はまだ数日ですが、確かに「眠い」「疲れた」という余計な思考は巡らなくなりました。
ダイエット効果あり!
普段どの程度の食事を取っているかにもよりますが、一日一食にすれば必然的に痩せるでしょう。確実に摂取カロリーよりも消費カロリーが上回るので、当然とも言えます。むしろ「一日一食」とネット検索すると「ダイエット」と出てくるぐらいです。
しかし、注意したいこともありまので後ほど記述しますね!
メンタル面も鍛えられる!
なんと言っても、一日一食生活には我慢が必要ですし、誘惑に打ち勝つメンタルの強さも求められます。今まで普通の生活として食事を口にしてきましたが、その食事が大変貴重な一食となるわけです。実際に一日一食生活の空腹感についての声を見て行きましょう!
一日一食で済ませたいと思いつつ空腹に耐えられない 何か買いに行こう…
— ねこみや (@nekomiya_nkmy) 2017年4月19日
でも一日一食なら空腹の時間がだいぶ長くなるじゃん?
ԅ(¯﹃¯ԅ)
— ふたば@エリミ修理中、5/27沼津 (@fu7aba) 2017年5月31日
一日一食にしてから空腹を超えた時の集中力ハンパない
— しんざる (@shinzaruokgo) 2017年5月19日
おはざーす(^-^)/
一日一食:5日目マイナス1.8kg
見た目の変化は全くないけど(笑)
空腹感もそれほど辛くない
あと8.2㎏— 黒ジロー (@kurojiro9626) 2017年5月19日
この空腹感に関しては、個々に辛さのレベルがあるようですが、辛い人はとても辛いと思います。その代わり、それに打ち勝つほどの精神力は鍛えられる事になりますし、一日一食生活は味覚や神経が研ぎ澄まされると言われているので、ある意味人間改革と言えるのではでしょうか?
一日一食のデメリット
ここまで見ていると「素晴らしい健康法だ!」と感じた方も多いのではないでしょうか?でももちろん、この健康法にもデメリットは存在します。次にそのデメリットを見て行きましょう。
空腹を耐えるのが難しい
空腹感については先ほども記述しましたが、空腹に耐えるのは人によっては並大抵な事ではありません。美味しい物を食べるのが好きな人、友人や恋人・職場の人たちなどと外食するのが楽しみ(そして機会も多い)人にとっては、空腹だけではなく楽しい時間さえも削られてしまう可能性もあります。
それを耐え続けることが出来るかどうかが、この健康法の一番の難点です。
食事内容が結構重要になる
一日一食しか食べないので、その一食の食事は重要になります。一日一食ダイエットで「一食だけは好きなモノを好きなだけ食べても良い」と書いている事が多いですが、一部の人は逆に太った人もいるみたいです。(内容を見て見ると相当偏った内容で、すごい量の一食だったという覚えもありますが…。)
よく考えて見て下さい。体はその一食の栄養を精一杯、吸収しようとします。なので、その一食で取る食事にはとても気を遣う必要があるのです。そして、もちろんドカ食いも禁物です。食べる量やその質・バランスをしっかりと考えて食事をするようにしましょう!出来れば自炊などが好ましいですね。
▼料理をする時間が作れない…と悩んでいる方は、10分で作れる美味しいレシピを参考にしてみてはいかがでしょう。美味しそうなのに、こんなに簡単なの?と思うものたくさんありますよ♪
残業してもおうちで簡単ご飯☆10分で出来る美味しいレシピまとめ運動も大事
どんなダイエットや健康法にも運動は欠かせません。例えば減量を目的として、ひたすら食べずに体重を落とすことは可能です。しかし、同時に筋肉なども落ちてしまい、決して健康的な体にはなれませんよね。
ダイエットとは本来、健康体という意味であり減量など「細さ」を指しているものではありません。ただただ痩せ細っている人は決して美しいとは言えないと筆者は思います。運動も取り入れてこそ、健康になれるので一日一食生活で健康を手に入れたい方は運動もしっかり取り入れて下さいね!
バランスが取りにくい
一日一食にし、空腹感を感じることで集中力がアップすると言いました。これは交感神経が優位に働いている状態なので、仕事のパフォーマンスが上がっているのです。なので一日一食にし空腹の時間が長ければ長いほど、交感神経が優位な状態です。確かに仕事などが捗ってとても良いかもしれませんが、人間には休むことも必要です。
逆に食べたり、お風呂に入っている時などリラックスしている時は副交感神経を優位になっています。どちらの神経もバランスを取る事が大事だと言われていますので、心と体の回復期(副交感神経を優位にする時間)も設けましょう。週末は二食や三食にし、上手にバランスを取れるようにすることも重要です。
▼副交感神経についてはこちらに詳しくまとめています。
副交感神経を高める方法は?リラックスをして心と体のメンテナンスを具体的なルールや方法
では、この一日一食 健康法の具体的なやり方は?と言うと…、
一日一食にするだけ!!!
しかしただ一食にするのではなく、食事内容をしっかり考えたり、適度に間食を取り入れる事が大事。いきなり一日一食にするのではなく、一日二食から始めてみたり、間食を上手に取り入れて実行する方が良いそうです。体的にも精神的に、その方が慣れる上でストレスが少ないかもしれません。
そして水分はしっかりと取って下さいね!ちなみに午前中の時間帯は、排泄期間と言って一番デトックス効果が高いので、食べ物を摂取しない方がいいそうです。なので、一食は昼食か夕食に摂取することをおすすめします。筆者はあまりにも空腹だと眠れないタイプなので、夕食に摂取するようにしてますよ♪
注意点は?
ここで注意して欲しいことは
・無理をしすぎない。(間食などで空腹を回避)
・成長期や、現に健康で適正体重の方は今の生活でOKという事なので一日一食にする必要がない。
・急激に痩せる場合があるので、周りから心配と驚きを与える。
・この健康法には向き不向きがある!(すべての人に合うわけではない)
・持病など病院に掛かっている人や薬を服用中の方は、必ず医師に相談。
ここで記載しているのは、あくまでも筆者が調べまとめたものなので、効果の保証などはありません。ご自身の体調と照らし合わせながら実践するようにして下さい。
実際に一日一食を試した結果
仕事は捗るし、体調が良い!
とにかく体調が凄まじく良かったです!いつも何となく疲れやだるさを引きずったままだったんですが、一日一食にしてから本当に快調な日々でした♪仕事や家事のパフォーマンスが上がったのは間違いありません。
かなり集中出来ますね。むくみなども日々軽減して行って、体重もやはり減りましたが急激に減るという感じではありません。不要な物を摂取していないというのはこういうことか!という感じです。時間も有意義に使える時間が増えたので、仕事だけではなく、ちょっとした自分の時間が出来ました。
一日一食という生活がそもそも難しい
体調面やパフォーマンス面だけ考えると、とっても素晴らしい健康法です!しかし、実際に一日一食にすることは物理的に難しいことが多かったですね。筆者は夜だけを食べるようにしたのですが、朝、昼食べないことによって息子が1人でご飯を食べる事になりました。
もちろん一緒に食卓には座るのですが、筆者が食べないことによって息子が「自分だけ食べるのはママに悪い」と感じさせてしまい、食べる事に罪悪感を与えてしまった事が心苦しかったです。そして、ランチなどのお誘いも「誘っていいのかな?」と周りに気を使わせてしまいました。
「食べる」という事にあまり意識を置いていなかったのですが、こう改めて食べない生活をしてみると、それに纏わる人間関係の在り方も考えさせられた2週間でしたね。
食べるとお腹が空く?
一番気になるのは「空腹感」ではないでしょうか?これが意外にも感じませんでした。水分も取るのを忘れちゃうぐらい何かを摂取するという事に意識が向かなかったですね。
そして、なにか間食を取った時はものすごく空腹感を感じます。体が「もっと食べたい」と言わんばかりに食べ物を欲してしまうことが分かりました。なので、食べないとお腹は空かないんですが、食べると必要以上にお腹が空きます。
食べるから食べたくなる!という結論が見えた時に、なぜ自分が太っているのか…よく理解出来たチャレンジでしたね。(笑)
つい頑張りすぎてしまう…
仕事のパフォーマンスが上がると同時に、休むことを忘れてしまいます。筆者は一日一食にする前からハードな日々でしたが、体調が良いのでついつい色々なことをやってしまい…。結果、一週間後あたりから「これってもしかしてランナーズハイ?」という感覚に気付き、振り返ってみるとオーバーワーク。
眠らなくても平気!休まなくても疲れないし!なんて生活をしていたら、やっと治りかけていた不眠症が再発。やはり人間はある程度、休まなけれはいけない生き物なんだな…と心底感じました。
「食べる」意識を変え、健康体を手に入れよう!
話題の一日一食健康法についてお分かり頂けたでしょうか?普段何気なしに食べるという行為に至っている方が多いと思いますが、意外にも食べることが体を疲れさせている原因だったり、空腹の方が集中力が上がるというように今までの常識を覆されたかのような驚きを感じ方もいらっしゃるのでは?
本来の「食べる」という意識を少し変えるだけで、健康に繋がるはずです。ストイックになりすぎずに、自分の加減を試行錯誤しながら実践してくださいね♪
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