禁煙は女性に嬉しい効果がいっぱい★タバコの害はこんなにある!
タバコを吸っているあなた…喫煙歴何年ですか?他人に迷惑をかけずマナーを守って吸うのであればあとは自己責任ですが、それでも喫煙に伴うリスクは知っておいた方がいいでしょう。特に女性にとっては、禁煙することは嬉しいメリットももたらしてくれますよ。
今回はそういったメリットも含め、禁煙することで得られる効果を紹介していきます。本気で禁煙を考えている方は必見♪
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タバコの歴史
日本でタバコが絵画などに描かれているのは1596 年の慶長以降の時代のこと。実はそれ以前に海外から持ち込まれたとする説もありますが、ハッキリとした資料というものはないようです。JT公式サイト
女性の喫煙は、調べていくと、どうやら江戸時代の遊郭の遊女たちの間で広まっていた様です。今の紙で巻いたたばことは違い、「キセル」にタバコの葉を詰めて吸うというものでした。
明治5年(1872年)に紙たばこが商品として世の中に出回るまで400年の間、タバコはキセルで吸われていました。豊臣秀吉の側室であった茶々様が、女性で初めて喫煙した方というのは有名な話です。
禁煙したいのに出来ない人が多いその理由とは?
健康のために出来ればタバコをやめたいと思っている人は多いはずなのですが、タバコ人口は減っていないという事実があります。禁煙に成功する人が増えていないということになりますね。
筆者も以前は喫煙者で愛煙家でした。なぜ禁煙できないのか?とその理由を考えた時に、「意志の弱さ」だと思っていたのですが、それだけではありません。実は意思の問題よりももっと重要な問題があります。
今、上田晋也さんのCMでよく耳にする「ニコチン依存症」。これが禁煙したいのに出来ない重要な理由です。依存だからこそ、なかなか抜け出すことが出来ないという事です。
禁煙できない人の「ニコチン依存症」とは?
タバコに含まれるニコチンは、とても依存度の高い物質だと言われています。依存性の高さを他の物質と比べると、アルコールやヘロイン、コカイン、カフェインなどよりも高い依存性をもつとする研究結果もあるほどです。(参考:Relative Addictiveness of Drugs)それほどニコチンに対しての依存性は高く、依存症になった場合の禁断症状も強いものだということです。
ニコチン依存になる流れ
タバコを吸う人、または以前吸っていた人はわかると思いますが、タバコを吸うと気持ちが落ち着く感覚があります。これはタバコを吸ったことで脳で快感を感じる物質のドーパミンがたくさん放出されるためです。
それが切れた時に落ち着かなくなったり、イライラしてきます。そして落ち着く快感を求めて、またタバコを吸います。
この流れが「ニコチン依存」です。
ニコチン依存症の禁断症状
喫煙してる人が何時間かタバコが吸えない状況になった時、こんな症状を感じたことはありませんか?
タバコが吸いたいと強く思う
イライラ感
怒りっぽい
集中力がなくなる
落ち着きがなくなる
食欲が出る
寝つきが悪くなる
寝ているのに眠りが浅い感じがする
気分が落ち込んだ感じ
この様に感じたことがある人は「ニコチン依存」になっているといわれています。
ニコチン依存症のテスト
自分がニコチン依存ではないか?と思う人はチェックしてみませんか?次の10の質問があります。
Q1 一服しようと思った時に思っていたより多く吸ったことがある
Q2 禁煙に失敗したことがある。または本数を減らそうと試みて出来なかったことがある
Q3 禁煙したり、タバコが長時間吸えない状況になった時に吸いたくてしょうがない気持ちになったことがある
Q4 Q3の状態の時に次のような症状になったことがある
・イライラした・眠気が襲ってきた・神経質になった・ムカムカした・落ち着きがなくなった ・集中力がなくなった・手がふるえた・気持ちが落ち込んだ・食欲が出た・頭が痛くなった
Q5 Q4の症状はタバコを吸うとおさまった
Q6 重い病気になってもタバコを吸いたいという欲求がおこっていた
Q7 タバコがカラダに悪い、そして健康被害が自分にあってもタバコを吸っていた
Q8 イライラしたり、集中力が途切れたりなどのタバコによる精神面で起こる症状があってもタバコをすっていた
Q9 タバコに対しての依存を自覚している
Q10 タバコが吸えないなら…という理由でその様な仕事を避けたことがある。(または人との付き合いでタバコが吸えないということで避けたことがある)
参考元:ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」 日本循環器学会-禁煙推進委員会
このテストでは5個以上のYesがあったらニコチン依存症とされています。
それでは、タバコが与える影響とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
タバコがカラダに与える影響
タバコは「百害あって一利なし」とはよく言ったもので、カラダだけではなく、女性には特に美容にもよくない影響がでます。タバコの煙の中には200以上の有害物質と、ガンを引き起こす原因物質が50種類以上含まれていると言われています。
喫煙でリスクが高まる病気
喫煙することで様々な病気が誘発されたり、リスクが高まることということはもう知られている事ですね。主にどんな病気のリスクがあるのか、みていきましょう。
ガン
タバコを吸っているとなりやすい病気というのも具体的に気になりますね。特にガンに関しては肺ガンというイメージですがそれだけではありません。
次に挙げるものは喫煙によって「科学的証拠は、因果関係を推定するのに十分である」というものとして、国立がん研究センターがん情報サービス」の資料の中に記載されています。(2017年6月28日現在)
●口腔・咽頭がん
●咽頭がん
●食道がん
●肺ガン
●胃がん
●すい臓がん
●膀胱がん
●子宮頸がん
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」:『喫煙と健康 厚生労働省喫煙の健康影響に関する検討会報告書(平成28年8月)の概要を知りたい人のために』
詳しい情報はぜひこちらをご覧ください。
http://ganjoho.jp/reg_stat/cancer_control/report/tabacoo-report2016.html
ガン以外喫煙により誘発される病気
喫煙によってリスクが高まる重大な病気はガンだけではありません。喫煙歴が長ければ長くなるほどそのリスクももっと高まってきます。
■COPD(慢性閉塞性肺疾患)=タバコ病
COPDには次のような自覚症状があります。
・息苦しい ・息も続かないので運動も続かない
・せきやタンが多く出る
・風邪がなかなか治らない
原因はタバコの有害物質が原因で、まず気管支が炎症を起こしている状態になります。気管支が炎症を起こしているというのは、次のようなことが起こります。
●たんが切れない、溜まるなどが原因で空気の通り道が塞がれる。
●気管支の先には肺胞というものがあり、そこが壊れてしまうことで、呼吸障害が起こる。
この様にCOPDは呼吸機能を低下させてしまう病気です。 この病気の重要なところは、病気が進んでいると呼吸すること自体が困難になるということ。24時間酸素吸入装置を使う生活になってしまうことにも繫がります。
■心筋梗塞
タバコの成分には血管を細くする作用があり、それは血液の役目である、体中に酸素や栄養を届ける役目の障害になります。心筋梗塞の発症リスクはタバコを吸わない人の約3倍といわれています。
■気管支喘息
タバコを吸うと、気道が強く刺激されてそれにより、炎症がおこりやすくなります。咳が出やすくなったり、咳がなかなか取れないなどの症状が表れます。そして喘息を誘発する場合もあります。
■Ⅱ型糖尿病
タバコと糖尿病が関係あるというと、意外に思う方も多いかもしれませんが、以前から問題視されてきました。具体的な理由は、
・喫煙は血糖値を上げやすくなる
・インスリンの働きを邪魔する効果がある
このことから喫煙は糖尿病のリスクを高めてしまうものといわれています。
■肺気腫
肺には肺胞という、酸素と炭酸ガスを交換するところがありますが、その組織が喫煙することによって壊されてしまい、肺気腫となります。そうなると、カラダの中に酸素を取り込めなくなってしまいます。
■消化器疾患
喫煙によって、食道や胃、肝臓、膵臓などの消化器に疾患が起こることもあります。次のような病気があります。
・胃潰瘍 ・肝炎 ・十二指腸潰瘍 ・膵炎 など
■歯周病
喫煙によって歯周病が起こるというのも意外かもしれません。ニコチンはカラダの中の血の流れを低下させてしまいます。それによって酸素もスムーズに運ばれなくなる状況になり、歯肉の炎症を引き起こしたり、歯周病の原因になったりしてしまうそうです。
■骨粗鬆症
喫煙によって、カラダの中の血の流れが悪くなり、胃腸の働きが悪くなります。せっかく食べ物から摂取したカルシウムの吸収率が下がってしまうので、骨粗鬆症になりやすくなるといわれています。
■虚血性心疾患
この疾患の原因は主に動脈硬化だと言われています。そしてその動脈硬化の原因には喫煙が大きく関わっている可能性が高いとされています。
愛煙家の意見としてよく耳にするのが、「タバコを吸ったからと言って、みんなが肺ガンになるのか!?肺気腫になるのか!?」というもの。確かに、長年タバコを吸っていても肺ガンにならない人もいます。ただ、喫煙歴が長くなれば長くなるほど、病気のリスクは高まってくることは知っておきましょう。
主治医に「死ぬよ!」って言われてやっと禁煙したという感じでした。人ってそこまでにならないとやめられないものかと思いましたが…。
そして悪影響はまだまだこんなところにもあります!
妊婦の喫煙による胎児や乳児への影響
赤ちゃんを一番に守る立場にあるお母さん。そのお母さんが喫煙者だったら…。お腹に新しい命が芽生えたことがわかったら、真っ先にすべきことは禁煙です。出来れば妊活しようと思った時から禁煙も始めるべきです。
なぜなら…妊娠中、または乳児への副流煙の影響は、決して無視できない問題があるからです。
喫煙が妊婦に与える影響
タバコを吸うと血管が収縮し、血管の中の酸素が減少します。これが心臓や脳の病気に悪影響を与えているのと同じく、妊娠中の女性にも深刻な影響を与えるのです。。
■早産のリスク(発生率が約3倍)
■胎盤機能の低下による胎児の発育不全(低体重児になる確率約2.5倍)
■乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率4.7倍
流産や早産の原因にタバコが関係しているというのは、タバコが女性ホルモンに悪影響を及ぼすからです。健康なカラダで妊娠中を過ごし、お腹の中の赤ちゃんを守るためにも、禁煙はしましょう。一口、吸うたびにお腹の中の赤ちゃんが苦しがっています。
そして、喫煙で老化を早めている事実…。次でご紹介します。
喫煙が女性のカラダに及ぼす影響
女性は加齢と日々戦っています。紫外線対策に日焼け止めを塗ったり、保湿のために浸透力のある化粧水などを使ったり。
でもちょっと待って!筆者が思うに、化粧品などでお金をかけて一所懸命お肌のお手入れをしても、シワやたるみが気になるそれって…タバコのせいじゃありませんか?実は肌の老化を早める原因は「喫煙」もとても大きく関係しています。
・生理不順
・抜け毛
・白髪が多くなる
・妊娠しにくくなるリスクが高くなる
・閉経が数年早まる。
・シワやたるみなど肌老化が促進される
■タバコはメタボの発症率をあげる 内臓脂肪が増えるとされている成分「コルチゾール」の分泌がタバコによって増えます。よって、内臓脂肪が増えやすくなります。
タバコを吸っている人の肌は40代過ぎたあたりから、シワやたるみが目立ち始めてきます。
タバコは人のカラダの中で病気の原因にもなり、健康的な美を保つ邪魔にもなっているんです。
禁煙による女性に嬉しい効果のまとめ
喫煙は女性のカラダにとっても、美容面でもよくないことばかりです。つまり、禁煙することはメリットがたくさん!まとめてみました。
男性からの印象がよくなる
男性は女性の喫煙に対して、基本的にいいイメージを持っていない方がほとんどです。なので禁煙することで女性の魅力がより上がるということにあるようです。
見た目の清潔感が出る
禁煙すると、まず見た目の印象も変わります。女性がタバコを吸っている姿がかっこよく見えるのは、モデル並みにスタイルが良く、ファッションセンスがいい人というのが男性の本音です。
近くにいくとタバコ臭がしたり、大きな口をあけて笑ってるいてちらっと見える歯が汚かったり…と、意外と男性はよく観察しているもの。そんなことで男性に幻滅されてしまうのは悲しいですよね。
禁煙することで女性のいい香りをまとうこともできますし、清潔感のある女性という印象にも繫がります。ヤニのついた歯からの脱出!歯茎も血流がよくなり健康的な歯茎の色が戻り,口内環境がよくなります。
肌が良くなる
禁煙して肌の調子が良くなったという人がとても多いです。
禁煙による肌への効果は…
●吹き出物の軽減
●肌の乾燥改善
●毛穴が目立たなくなる
●肌のくすみ改善
●スキンケアの保湿効果がより期待できるようになる
普通に普段のきちんとしたスキンケアをして、タバコでそれを邪魔することがなければ、今のお手入れは、1年後、3年後・5年後・10年後の肌に反映してくれます。
妊活によし&妊娠によし!
禁煙していることで、血流もよくなり、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の働きもよくなります。妊活している方には、妊娠しづらい卵巣や子宮の環境を改善にむかわせる第一歩になります。
妊娠した時にも、妊娠を維持するための女性ホルモン(プロゲステロン)の働きがよくなるということは、早産や流産などのリスクの軽減も期待できます。
寝つき&目覚めが良くなる
喫煙している人はつい、寝る前の一服なんてしていませんか?実は筆者もそうでしたが、その時はそのせいだとは思っていませんでしたが、寝つきが悪いことがよくありました。
禁煙してからは寝つきもよくなり、朝起きてからもだるさがなくなったと感じています!そんな風に感じている人は結構、多くいる様です。
タバコによる症状なのかどうか…やめてみないとわからないこともありますね。禁煙してあらためて感じることも多いんですよ。
禁煙を考えている人は将来の自分を想像してみましょう
いかがでしょうか。禁煙するとたくさんのメリットがあります。最初は辛いですが、吸いたいという強い欲求は、徐々に薄れていくもの。本気で禁煙を思っている方であれば、まずは禁煙へ一歩踏み出してみませんか?
と…禁煙して女性として嬉しい効果を実感している筆者が思うのでした。
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