ペットロスの深い悲しみを乗り越えるためにあなたが出来る8つのこと
ペットを病気や事故や逃亡で失った人、ペットロスになっていませんか?ペットは大切な家族ですから、失ったときの悲しみはとても大きいものです。
筆者は過去に、4頭の犬や猫を病気や事故で失いペットロスを経験してきました。また、動物病院やサロンで働き、ペットロスに苦しむ人の姿もたくさん見てきました。
ペットロスはとても辛いですが、また前向きに進んでいけるように、ペットロスを乗り越える方法を紹介していきます。
Contents
ペットロスって何?症状は?
ペットロスというのは、飼っていたペットが亡くなったり逃亡して失ってしまった後に、深い悲しみや強い喪失感を感じるということです。ペットロスは「ペットロス症候群」とも言われ、その悲しみから様々な心身の症状を引き起こしてしまいます。
ペットロスの症状としては
- 体が疲れている。疲労感が取れない。
- 頭痛や胃の不調といった体の不調が出てくる
- 食欲が無い
- 食べても満腹感が無い
- 何をする気も起きない
- 何をしても面白くない。興味がわかない
- 不安感や孤独感に襲われる
- ペットに対する後悔の気持ちが溢れ自分を責め続ける
- ペットが死んでしまった時に関わった人の言葉や判断を責め続ける
- 亡くなったペットの姿が見えたり、声が聞こえたように感じる
- 突然悲しみが襲ってきて涙が止まらなくなる
というようなものがあります。
ペットロスはうつ病に移行することもある!
ペットロスの症状を見ると、うつ病の人の症状と似ているところがいくつもあります。ペットロスの症状がペットを失ってから1カ月以上も改善しない場合、うつ病に移行している可能性もあります。
ペットロスを乗り越えるための段階
家族同然のペットを失って、ペットロスに陥っている人はたくさんいます。このペットロス、先ほども言いましたが、乗り越えないとうつ病になってしまう可能性があります。
ペットを失った事実は消えませんが、ペットロスになった人達は、以下の「悲しみの5段階」を経て少しずつ受け入れて行くと言われています。
第一段階「否認」
第一段階は、否認です。ペットが死んでしまったり、逃げてしまったという事実を受け入れることが出来ない段階です。「まだ生きているかも!」とか「いつか必ず戻ってくる!」と事実を否認し、亡骸を火葬できなかったり、ペットの道具を捨てることも出来ません。
第二段階「怒り」
第二段階は、怒りです。ペットの病気に気づけなかった自分・もっと早く病院に連れて行かなかった自分・治療してくれた獣医に対して、関係のない家族に対して…。とにかく、ペットを失ったことを自分や周りの誰かのせいにして、責め続け怒りが止まらない段階です。
第三段階「取引」
第三段階は、取引です。これは「ペットを返してくれるのであれば何でもする!」というように、ペットを失った悲しみを何かと引き換えにして和らげたいと思い始める段階です。
第四段階「抑うつ」
第四段階は、抑うつです。とにかくネガティブな感情でいっぱいになる段階です。何をするにもやる気が起きなかったり、ただただ気持ちが落ちて悲しみに暮れるのです。
第五段階「受容」
第五段階は、受容です。時間が経つにつれてペットを失ったという現実をすこしずつ受け入れて行く段階です。もちろん悲しみはまだありますが、「ペットも今天国で楽しい時間を過ごしているかも」というように、ペットの死を前向きに考えることが出来始めます。
このように、ペットロスは段階を経て乗り越えることができると言われていますが、なかなか乗り越えることが出来ないでいる人もいます。
ペットロスを乗り越える方法
ペットロスになっても、うつ病にまでなることなく乗り越えていくための方法を紹介していきます。
ちゃんと弔ってあげよう
現実を受け入れたくない気持ちは分かりますが、ペット霊園などで火葬しきちんと弔ってあげましょう。そうすることでペットの魂も成仏できるし、飼い主さんにも「ちゃんと弔ってあげられなかった」という後悔の念が湧かなくなります。
これは筆者が心から感じたことでもあります。筆者は10年前に飼い犬が死んでしまったとき、飼い犬を火葬してあげることもできず、きちんと弔ってあげることが出来ませんでした。
そんな自分を責め続け、長い間悲しみに暮れていたのを覚えています。ですが、最近死んでしまった飼い猫は、ペット霊園に連れていき、最後のお別れをした後火葬をし、骨壺に骨を入れ家においています。しっかり弔ってあげられたことで飼い犬の時のような後悔がありません。
泣きたい時は思いっきりなく!悲しむ!
ペットを失ったら、ものすごく悲しいです。この世のものとは思えないほどの辛さが襲ってきます。そんな時に、感情を押し殺したり、涙をこらえている必要はありません。
泣きたい時は思いっきり泣きましょう。周りなんて気にせず、大声を上げて泣いてください!感情を全て吐き出してください。
そうすることで、悲しみが全て消えるわけではありませんが、ちょっぴりスッキリしますよ!
辛い時は体をしっかり休めよう
ペットロスになると、心も体も疲れ切ってしまいます。辛い時には無理をせず、ゆっくり体を休めてあげるようにしてください。
ペットロスの症状の1つに「疲労感がとれない」ということもありますから、学校や仕事も調子を見て、時には休むことも必要です。
ペットの写真や動画を見て思い出に浸る
ペットロスになってしまったら、生きていたころのペットの写真や動画を見て思い出に浸りましょう。涙が止まらなくなるし、会いたくてたまらない気持ちになると思います。
筆者の場合、写真や動画を見て「可愛いな、会いたいな、でも会えないんだ」と、思い出に浸りながらペットが死んでしまった現実を受け入れようとしていました。
ペットに手紙を書いてみる
若くでペットが亡くなってしまった時や、病気に気がついてあげれず亡くなってしまったとき、「もっと一緒に色んな事したかったな」とか「自分のせいで死んでしまった、謝りたい」というような気持になりますよね。
そんなペットに伝えたいこと、謝りたいこと、何でもいいので書いてみましょう。そうすることで、悲しみを発散し、気持ちが少し整理できます。
一人で絶対に悩まないようにする
ペットを失って、とっても辛いですよね。そんな気持ちを一人で抱えないでください。一人で辛い気持ちを抱えていては、どんどん暗い気持ちになっていき、内に籠ってしまうようになります。
なので、ペットロスになったら、信頼できる家族や友人や恋人に、辛い気持ちを打ち明けましょう。何を言ってもらうわけでもなく、話を聞いてもらうということだけで、気持ちがフッと軽くなるものです。
あなたの涙が「ペットを悲しませている」と考えてみよう
ペットロスになったら、とことん涙を流してください!と言いました、ですがいつかは涙を止め前に進まなければいけないのです。なかなか涙が止まらない人は、こうやって考えてみてください。
あなたのペットは、あなたが泣いていたり悲しんでいると、悲しい気持ちになります。大好きなあなたには、笑顔でいて欲しいのです。
ペットを悲しませないためにも、思いっきり涙を流したら、前を向いて笑顔を作ってみましょう!
新しいペットを飼う
ペットロスを和らげる効果的な方法に、新しいペットを飼い始めるということがあります。それでペットを失った悲しみを消してしまうことはできません。ですが、新しいペットが、あなたの心を必ず癒してくれることでしょう。
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ペットはいつまでもあなたの心の中にいます
ペットを失った悲しみははかり知れませんよね。筆者も9月に20年飼い続けた愛猫が天国へ言ってしまいました。ものすごく辛く悲しかったです。
20年間という時間は、あまりにたくさんの思い出を筆者に残してくれました。その存在がなくなると、心には大きな穴がぽっかりと飽きました。
「もう会えない事実」を今でも感じ、写真や猫がよく過ごしていた場所を見て涙を流すことがあります。だけど、死ぬ前の数年間は足も不自由になり、思うように動けていなかったので、「今頃天国で楽しく走り回っているかも」と前向きに考えることが出来るようになってきました。
筆者がペットロスを乗り越えることが出来たのは、悲しみを隠さず泣きまくったことや、もう一匹飼っている猫の存在だったと思います。
いつか天国で愛するペットと再会できることを信じて…。乗り越えろ!なんて思いません。少しずつ、受け入れていければと思います。
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