寝違えた首の治し方間違っていない?痛みに効果的な正しい方法はこれ!
「寝違えた!」朝、起きようと思ったらなんだか首が痛い。横がむけない、後ろがむけないなどの症状が出て、困ったことはありませんか?
寝違えた時の首の痛みはなかなか辛いものがありますね。そんな時の治し方、もしかして間違った対応をしていませんか!?
寝違えた時の首の痛みには「効果的な正しい方法」でなければ、逆効果となって長引かせてしまうだけです。今回の記事は、寝違えに困っている方必見です。
Contents
寝違えた時の首の状態ってどうなっている?
寝違えた!その時の首の状態ってどうなっているんでしょう。どうして寝違えは起こるのでしょう。寝ている間の事でわからなかったその原因をご紹介します。
寝ている姿勢が原因
「寝違えは寝ている時の姿勢のせいで起こるものが多いんです」どうして寝ている姿で?と思いますよね。私達が寝ている時は、知らないうちに寝返りをしたりして姿勢を変えているんです。
寝返りをうつことで首への負担も少なくしているので、寝違えを起こすことを少なくしてくれているのでしょう。寝ている時の姿勢って大事なんですね。
・無理な姿勢で長時間寝ている
・寝返りしないで同じ姿勢で長時間寝ている
・枕から頭が外れていても気づかないで寝ている
この様な状態が首の筋肉や筋に負担をかけてしまい、寝違えの原因になっています。寝違えは多少の症状の重さの違いはあっても、多くの人が経験しているものです。
お酒を飲んだときや、疲労で熟睡しきっている時などは、寝返りをしないまま、寝ている事が多くなるので要注意です。
カラダの状態が原因
寝ている姿勢以外にも、寝違えを起こしやすくしている原因があります。意外にも、普段の生活の中での姿勢や体調が関係していることもある様です。
首に負担がかかっている場合
・パソコンやスマホの使い過ぎは首への負担が大きい前かがみの姿勢になりがちなので、寝違えを引き起こす要因になります。首を下に下げていることでストレートネックを引き起こしやすくなり、首だけではなく、肩や背中への負担も大きくなります。
・猫背の姿勢も頭を支える首や背中への負担が大きくなって、寝違えを引き起こします。
・肩こり状態が首への負担になっています。疲れ・寝不足・顎関節症・寝ている時の歯ぎしりなども、カラダをリラックスモードにさせずに緊張させている状態を作り、肩こり状態を作り出しています。
首に負担がかかっている状態というのは意外にもこんなところにも繫がっていたんです。これらは誰にでもある生活習慣も含まれていますね。同時に多くの人が寝違えを経験したことがあるというのも納得できます。
内臓に負担がかかっている場合
寝違えが内臓と関係している?と思うかもしれませんが、これが原因で寝違えを起こす人が多くなる時期があるといいます。ズバリ、忘年会&新年会シーズンなどです。
その時期に共通しているのは、飲酒が多い時期という事。お酒と寝違えの関係って一体なんなのでしょう。
飲酒したまま、無理な姿勢で寝てしまって朝を迎えてしまうことがあるのは「寝ている姿勢が原因」のところで書きましたが、他にもこんな理由がある様です。
寝違えの主な症状
寝違えの症状としては第一は「首が痛い」ということ。その炎症の度合いによって同じ首が痛いのでも状態が変わります。あなたはどんな寝違えを経験したことがありますか?
首の痛みにはカラダの緊張が伴います。カラダの緊張は変に力が入ってしまい、結果として更に寝違えを長引かせたりすることもあるので要注意です。
首が痛くて起き上がれない
朝、起きるときって思ってる以上に首に力が入っているのを知っていますか?逆に言うと、首に力が入らないと起き上がるのが大変だということです。
首の力を抜いたまま起き上がろうとすると、腕だけで起き上がるような状態になるので、首がいかに大事かわかります。寝違えで首が痛くて起き上がり辛いのはそのせいです。
首が痛くて動かせない
首を動かすと痛くて、まっすぐしか動かせない状況だったり、いつもより狭い範囲しか動かえなくなったなども、寝違えに多い状態です。これを無理に動かそうとすると更に症状を悪化させることにも繫がります。
ここで正しい効果的な対処をして、痛みを悪化させないことが大事です。
起きた時に首・肩甲骨・背中が痛い
首だけではなく、肩甲骨や背中の痛みが一緒に起こります。首以外の箇所にも痛みが出てしまうと、頭だけではなく、肩を回したり、カラダを動かして視線を変えることも大変になります。
主な症状の4つを挙げましたが、どれも寝違えから来るものです。痛みを感じるのが首だけではないんですね。
この状態の治し方を間違えると、痛みがなかなか取れず、治り辛い状況になります。
寝違えの体験談とNGな治し方
多くの人が経験したことがある、寝違え。3タイプの経験談と、その時行ったNGな対処法を見てみましょう。寝違えたなと思ったら、その対処法が間違っていないかどうか、知っておくことをおすすめします。
首を動かす&押す
去年の年末に地元の友達との忘年会をしようということになって。気心知れた仲間との飲み会だったことと、仕事も休みだったこともあり、ハイペースで飲んでたんです。
家について玄関までは記憶にあるんですけど、そのあとはどうやって寝ていたのか覚えてなくて…。朝起きたら、ソファーで服を着たまま寝ていました。起き上がろうとしたときに首に激痛が…。
温める
幼稚園の娘が風邪で高熱を出してしまった時の事です。初めての高熱だったので心配で、夜通しそばで看病していたんです。
気づいたら、娘のそばで娘の方を向いたまま、寝てしまっていました。起きた時には首から肩甲骨が痛くて、寝違えた状態になってしまいました。
揉む
原因は子猫でした。当時、子猫を飼っていて一緒に寝ていたんです。まだ子猫だったので私をお母さんと思っていたのか、私の耳たぶをお母さんのおっぱいと勘違いしてチューチュすってたんです。
寝ていた私は寝ぼけながらそれを首だけで払いのけようとして…。そのまま、また寝てしまったら、目が覚めたときは首が痛くて、起き上がれなくなってしまったんです。やっとのことで起き上がって、でも首が左に倒れたまま、まっすぐに出来ないほどの痛さになって…。
寝違えを起こしている時に誰もが治し方としてやってしまう対処法が実は寝違えに良くないことだということもあります。では効果的で正しい治し方とはどんなものなのでしょう。
寝違え対処法3つのポイント
寝違えの正しい治し方はそのまま、早く治せる効果的な治し方に繋がっています。今までの間違った治し方で痛みを長引かせない様にしましょう。
無理に首を動かさない
寝違えている首を無理に動かすと、痛めている箇所にさらに負荷をかけることになります。早く治そう=早く動かすはNGです。
すぐ温めない
寝違えを起こした当日は、まずアイシング処置します。冷やすことで血液中の発痛物質や発痛促進物質が痛みのある箇所に届かなくなります。つまりアイシングは痛みを和らげる効果があります。
痛みがひどい時のお風呂もおすすめできません。温めるのは痛みが和らいでからです。
すぐ揉まない
多くの人がやりがちなことですね。痛い首を揉んで早くその箇所を柔らかくして痛みを取ろうとします。
痛い箇所を揉んだり、マッサージは絶対NGです。血流が良くなることで寝違えを悪化させてしまいます。
ここからは最も重要な正しい対処法をご紹介しますので、いざというときに覚えておくようにしましょう。
寝違えの効果的な治し方
寝違えの治し方は、痛いと感じている首を直接揉んだり押したりしないことが大事です。寝違いを効果的に治すには、ポイントがあります。
●普段から首回りの筋肉をほぐしておく
●普段から肩甲骨まわりの筋肉をほぐす
●寝違えたらわきの下
このポイントを覚えておきましょう。そして自分で簡単に出来る対処法や治し方についても知っておきましょう。
首こり解消:ショルダーシュラッグ
1.足は肩幅くらいに開いて立つ。両腕の力を抜いてだらっとたらしておく
2.肩をまっすぐ上に引き上げる
※ポイント1:指・手首・肘に力を入れないことを意識する
※ポイント2:肩を耳に付くような引き上げ方をしない
3.ゆっくり肩を下す。
■一回/15~20回
肩甲骨を意識する様に肩を上げ下げするイメージがいいようです。
寝違えの前の段階で普段から肩こりを解消しておきましょう。自宅でTVを見ながら、または仕事中でもちょっとした時間に出来るのでおすすめです。
腕引きストレッチ
動画の様に椅子に座らなくてもよい。
1.座って、腰を反らない様に、胸を少し張る様なイメージで手のひらを上にして腕を後ろに引く。
※ポイント:椅子に座って腕を背もたれの上にもっていって引くものよし。
2.まっすぐ腕を後ろに引いたら、そのまま10秒キープする。
※肩甲骨&わきの下をほぐす効果があります。
■一回/左右各ずつ5回
肘引きストレッチ
1.腕引きストレッチの姿勢の肘バージョンストレッチです。腰のベルトあたりに手のひらをあてます。
2.反対の手は椅子だったら、椅子の縁の後ろの方を持っておく。(なければそのままたらす)
3.肘を背骨の方に近づけて10~20秒キープ。
■一回/左右各ずつ2回
意識するのは肩甲骨!そうすることで肩甲骨周りの筋肉を硬くなった状態から解放してくれます。
腕開きストレッチ
1.腕を真横に伸ばし、肘を90℃に軽く曲げる。
2. そのまま腕を後ろに引いて、背中を縮ませるように引いて20秒キープ。
■一回/左右各2回
寝違えに効く落枕(らくちん)のツボ
手の甲からみて、人差し指と中指を下の降ろしてきた当たりです。やさしく押す。3分くらい押すといいでしょう。
脇の押したにある腋窩(えきか)
腋窩と聞き慣れないところですが、寝違えた時に効くわきの下にあるツボがあります。
腋窩の神経は首に繋がっている神経です。腋窩の周りの筋肉が硬くなって神経を圧迫していることで首に痛みが出ている状態には、脇の下を押して首の痛みを和らげましょう。
寝違えの効果的な治し方のまとめ
1.寝違えてすぐはアイシングで冷やす。
2.痛みが和らいだから、温める。
3.寝違えしたときの治し方は基本的に患部を触らない様にする。
4.落枕(らくちん)のツボ~腋窩(えきか)のツボを押す。首の痛みによって強すぎない力加減から始める。
5.痛みがなければの前提で、肩や肩甲骨・脇をほぐす程度がベストです。(普段から肩甲骨周りの筋肉をほぐす)
6.痛みがあったら、すぐやめる。
7.寝違えは無理に治そうとしなくても、1週間程度で治ると言われています。大事なことは無理をしないことです。
これさえ知っていれば、寝違えの痛みを長引かせることがないということで覚えておくといいですね。ただし、それ以上に痛みがひどくなったり長引くような時は病院の診察を受けた方がいいでしょう。
寝違えは効果的な予防法がおすすめ
寝違えの予防は普段からのケアで充分できます。シュラッグと腕引きも寝違えの予防として、普段から行うこともおすすめです。
寝違えの効果的予防のまとめ
・大事なのは普段から、首・肩こりの改善をしておく。
・正しい姿勢を意識する(猫背の方は改善しましょう)
・ソファーや椅子などで寝ない
・自分に合う枕を使う
難しい事ではないこの予防法を覚えておきましょう。ついやってしまいがちなことが多いですが、そのせいで寝違えを起こしてしまいがちな習慣になっています。
多くの人がなったことがある寝違えって寝ている時以外の問題も多かったんですね。
寝違えは日頃のケアと正しい治し方で対処できる
いかがでしたか。誰でもなったことがある寝違えですが、正しい治し方を知っていることが大事です。自分のカラダは自分がよく知っている…と言えない人も最近は多いようです。
自分で出来ることを習慣としてやっていきましょう。いざという時にきっとあなたのカラダを守ってくれますよ。
▼寝違えの原因ともなる猫背。効果的に改善したいあなたは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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