月経が来ないのは病気が原因?生理のリズムが崩れたらまずは病院へ


皆さんは、生理はちゃんと順調に来ていますか?女性にとって生理の周期や量は女性として健康かどうかを測る目安になります。PMSと呼ばれる月経前症候群などに悩む方も多くいますよね。
生理がずっと続いていたり、間隔が短い場合は比較的異常を感じて病院に行く人が多いようですが、生理が来ない場合もきちんと病院に行っておいた方がいいんですよ。今回は生理の周期が長くなってしまう稀発月経についてご紹介していきます。
先生は病名をはっきりおっしゃいませんでしたが、薬や漢方を使っての治療などをしてたんですよ。
ただ、生理が来ない場合は、妊娠の可能性がない場合はうっかり気にしていないと間が空いてしまって病院に行きそびれる場合などもあるからね。
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順調な生理の周期とは
一般的に正常な生理の周期というのは、生理が始まってから次の生理が来る間隔が25~38日とされています。
ですから、38日ぐらいの間隔で来ている場合や、毎月の生理の間隔はもう少し短いけれど、今月はちょっと遅れたという場合でも、このぐらいの日数であれば正常範囲と言えるのです。
生理周期が39日以上は稀発月経
生理周期が39日以上で90日未満のサイクルで生理が来ている場合を稀発月経と言います。
当時は仕事を変わったばかりで、生活のリズムなども大きく変わった時期で。すっごく充実していたし楽しかったし、妊娠はないと思っていたので、生理が来ないことをあまり気にしてなかったんだよね。
日常生活にも支障がないしね。ただ、妊娠を希望している場合に、なかなか妊娠することができないといったことにつながることもあるのよね。
生理周期が90日以上になると無月経
また、生理の間隔が90日以上になると無月経と言われる状態になります。無月経は、ホルモンの機能が低下しているかほぼ停止していることが多く、そのまま放置してしまうと、排卵障害になる場合も考えられます。
そうなってしまうと、原因となるストレスを取り除いたとしても、排卵させようとしてもなかなか元に戻らず、生理が来ないままになってしまいます。卵巣や子宮が使われないということになるので、萎縮してしまって機能しなくなったり、骨がもろくなるといったこともあるのです。
だんだん生理周期が長くなってきたり、今まで順調だった生理周期が最近乱れて間隔があいてきた、といった場合は一度病院を受診しましょう。生理の周期の乱れというのは、突然起こったり、だんだんと間隔が空いてきたり、たまに正常な周期で来たりと個人差が大きいので、気になったら診てもらってくださいね。
生理が来ない時に考えられる理由
では稀発月経になってしまう原因とはどのようなものが考えられるのでしょうか。女性機能の働きやホルモンの影響もありますが、精神的なストレスなども大きく影響するんですよ。
卵の成長に時間がかかる
生理が始まってから次の生理までに、卵巣の中で女性ホルモンの影響によって新しい卵子が作られます。通常は約2週間後に排卵され、その後受精しない場合にはさらに約2週間後に子宮の内膜と一緒に、生理として体外へ排出されます。
卵胞を刺激するホルモンは、脳の下垂体や視床下部からのサインで分泌されます。従って脳の下垂体や視床下部に何らかの機能障害が起きると、ホルモンの分泌などが乱れて卵胞の成長が遅くなってしまい、生理周期が長くなります。稀発月経の場合、この卵子が成長する時間が2週間以上かかる場合があります。
この場合は、基礎体温で見ると低温期が長くなります。排卵後は約2週間で生理が来るので、生理の周期が39日以上となります。
排卵が起きない
排卵しないために生理の周期が長くなる場合があります。このような場合は、基礎体温の高温期がなく一定の温度が続くということで判断できます。
画像引用元:基礎体温を知る!
卵子は育つけどうまく排卵できない
卵巣で卵胞が成長するのですが、排卵がうまくできずに卵巣内に卵子がたまってしまう場合があります。これは多嚢胞性卵巣症候群という病気になります。
ダイエットやストレスの影響
稀発月経になる原因の約7割が、脳の視床下部という部分に問題があると言われています。女性ホルモンは、脳の下垂体や視床下部からのサインでコントロールされています。
下垂体や視床下部はストレスにとても弱いので、精神的に大きな影響があったり負荷がかかるとホルモンの機能が低下してしまったりうまく働かなくなってしまうのです。ダイエットや、ストレスなども大きな原因になります。
ストレスを溜めないとか解消してって一言で言われても、なかなか環境を変えることは難しい場合もあるでしょ?先生はその辺を気遣ってくれたのかなあって思います。
いろいろなストレスの解消方法が知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね♪
ストレス解消法のおすすめを一挙紹介!とっておきの方法で気分転換♪
閉経が近い
閉経に近づくにつれて、生理の周期も乱れるようになってきます。だんだん間隔が短くなったり長くなったり、量が増えたり減ったりとホルモンのバランスが崩れるために不安定になります。
稀発月経の治療法は?
稀発月経になってしまった場合にはどのような治療法が取られるのでしょうか?それぞれの症状やその人の状況などによっても違ってきます。
経過観察する
基礎体温などから排卵が認められる場合には、とくに投薬などはせず経過観察になることがあります。
何かあった時にとても重要になるし、異変が起こってから基礎体温をつけるとなると、どうしても2ヶ月、3ヶ月と時間が必要になる。それだけ的確な治療をするのが遅くなってしまうから。
低容量ピルを服用する
生理の周期を整えるには低用量ピルを使う治療法もあります。低用量ピルを服用している間はもちろん妊娠することはできないですが、周期を整えて妊娠しやすい身体にするために有効な治療法です。すぐに妊娠は必要ない人などに用いられます。
低用量ピルの効果や副作用などの詳しい解説は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
低用量ピルって本当に効果あるの?副作用やデメリットも知っておこう
排卵誘発剤を使う
排卵が起こっていない場合は、排卵誘発剤を使って排卵を起こします。とくに生理周期が60日を超えている場合や、稀発月経の状態がしばらく続いている、という場合には、放置していると無排卵になってしまったり無月経になる可能性もあるので、排卵誘発剤を使って生理を起こさせる場合が多いです。
稀発月経にならないため生活習慣も気をつけよう
稀発月経を引きおこすにはストレスや過度なダイエットなども大きく影響します。なるべく、リラックスできる方法や、気分転換ができるようにセルフケアしましょう。
また、体を温めることも大切です。子宮や卵巣というのは冷えの影響を受けやすいので、体温が37度以下(脇の下で測る場合には約36.5度)にならないようにしましょう。
自分で見てもよくわからなくても、婦人科の先生が見るとちゃんと排卵しているのかどうかってわかるんだよ。
冷え性の方はこちらの記事を参考に、辛い冷えを撃退しましょう!
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