意外と多い大人の人見知りの克服方法★原因分析と心がけで改善しよう
「私人見知りなので…」初対面の人と会ったりしたときにそんなことを思ったり、言ったりした事はありませんか?この「人見知り」というのは意外と大人になっても直っていない、直せないでいる人が多いんです。
どうして人見知りになってしまったのでしょう。人見知りを直したい…そんなあなたのために、今回は人見知りの原因を知って、心がけ次第で克服できる方法を探っていきましょう。
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大人の人見知りってこんな人
「人見知り」と聞いてまず浮かぶイメージは…
2. たくさんの人が出席する会などに行くのが苦手だと感じている人。
この様な人が真っ先に浮かびますね。そして、自分から「人見知りなの」という人からは次のようなアピールを感じます。
2. 私、口下手でうまく話せないんです。
いかがですか?思い当たるところはありませんか?
いかがですか?この様に思う人は結構、いるのではないでしょうか。それだけで人見知り?こんなもんじゃないと思う人もいるでしょうか。
ここで「人見知り」と「対人恐怖症」と比べてみましょう。
人見知りと対人恐怖症は違う
人見知りというとなんだか人に対して恐怖心もあるように思う方も多いのではないでしょうか。そうなると対人恐怖症という言葉も浮かびますが、人見知りと対人恐怖症は基本的には違うものです。それぞれの特徴と違いをみてみましょう。
そしてもう一つ、最近よく耳にする「コミュニケーション障害」略してコミュ障についても、特徴を簡単にご紹介します。
人見知りの特徴
・大勢の場所や人前では無口になってしまう。
・気心の知れた人や何度も会って知っている人なら、緊張したり、人見知りせずに話せる。
自分から積極的に人とのコミュニケーションが出来ない、または苦手だという人が「私…人見知りで。」と言うのをよく聞いたことがあります。
その言葉の真意の中にはこのようなことがないでしょうか。
・人見知りなので自分からは話しかけられないけど話しかけられたら話せます。
そして、自分から人見知りアピールをする人は、自分で「私は人見知り」という暗示をかけている場合が多いということです。
対人恐怖症の特徴
・人前で話すことに極度の緊張から不安や恐怖心を強く感じる。
・無理に人前で話そうとする場面になった時に、様々なカラダの不調が起こることがある。
対人恐怖症からくるカラダの不調とは、次のようなことがあります。
・胃やお腹が痛くなったり、下痢をする。
・動悸や息切れが起こる。
・パニック症状を起こしたりする。
・カラダが震えるほどの緊張がくる。
・話をしようとしても言葉がうまく出てこない。
緊張しすぎてお腹が痛くなる人や、下痢になる人、すごく汗をかくなどは多いようですね、筆者の周りでもよく聞きます。
重度の人見知りなのか、軽度の対人恐怖症なのかという見方もできるかもしれません。人見知りと対人恐怖症は別のものとはいえ、厳密に判断するのは難しいとも言えるでしょう。
コミュ障の特徴
・イエスかノー、白か黒の様にハッキリした言葉しか理解できない。曖昧な表現を理解できない。
・人の顔色とよくいいますが、そういう人の顔色を伺うって表情を読み取るということができない。
・その場の雰囲気を察知して臨機応変ということができない。
・話の前後の流れから察知するということができない。
・抽象的な話の流れを理解できない。
人見知りや対人恐怖症とはまた違ったものだということがわかるでしょうか。コミュ障に対して、よく比較されるのが発達障害です。
コミュ障の人はその原因が発達障害と思っている方も多いようですが、そもそもコミュ障と発達障害は別のもの。発達障害が原因でコミュニケーションが苦手な場合はあるかもしれませんが、コミュ障=発達障害ではないいうことを知っておきましょう。
ここまで比べてみて言えることは、人見知りは自分の考え方を変える事や行動で、克服が大いに期待できるという事です。それでは、人見知りの原因ってどんなことなのでしょう。
人見知りの原因は赤ちゃんの時にすでにある
子育て経験がある方でこんな経験はありませんか?自分の子が赤ちゃんの時に自分以外の人に抱っこされると泣いてしまうとか、寝ている赤ちゃんを誰かが覗き込んだだけで泣いてしまう…とか。子育て経験のない人も赤ちゃんを抱っこさせてもらって、抱っこした途端に泣きだすという状況を経験したことはありませんか?
そうです。赤ちゃんの人見知りは生後6か月くらいで始まると言われています。特にあまり外に出なかったり、色々な人に抱っこされていない赤ちゃんの場合は、人見知りがはっきり表れるようです。
赤ちゃんの人見知りの原因
もうすでに赤ちゃんの頃に始まっている「人見知り」。教えたわけではないのにすでにその反応をしてしまうということは、人間の本能からくるものだからなんです。
人見知りって、「知らない相手になにかされないか」など対人への警戒心や防衛本能からくるものと言います。大人でも多少の警戒心は必要ですし、悪い事ではないんです。
そして、小さいうちの人見知りは成長の中で徐々に克服できることがほとんどですが、大人になっても人見知りが激しくて直らない人というのはまた別の原因も考えられるのです。
大人の人見知りの原因
大人の人見知りが克服できないその原因には、赤ちゃんの頃の本能的なもの以外の要因が大きく関わってくるようですよ。そう、防衛本能などではなく明らかに「意識」がある中からくる原因です。
まずは大人の人見知りは「思考の癖」「思考のパターン」が主な原因です。具体的には次のようなことが挙げられます。
・小さなことが気になる。
・人にどう思われているか(見られているか)とても気になる。
・ネガティヴ思考である。
具体的にはどういうことか見てみましょう。
・「私、人見知りなんです」ということを初対面の人に伝えることで自分が安心している。これはそう言ってしまえば、相手が自分を理解してくれるだろうという思考がどこかにある。
・誰もそんなこと気にしていないのに…というようなことをすごく気にしているところがある。
・周りの人の目が気になる。誰もそこまで人のことなど気にしていないのに、常に見られている様に感じたりする。
・挨拶しても挨拶されなかったらどうしようとか、嫌われたらどうしようなど、必要以上にマイナスに物事を考えてしまう。
いかがでしょうか。自分が人見知りだと思ってる人はこういうことはありませんか?このことを考えてみると、思考の癖やパターンは自分の意識次第で変えることができます!
人見知りの克服法はあります。そして心がけ次第で改善にむかえるんです。
人見知りは決して自分のためにはなりません。克服することで人との付き合い方がこんなにもスムーズで自分の心にもいいということを知ることができるでしょう。
人見知りを克服する6つの方法
人見知りを克服するためには、ちょっとした思考のチェンジを行なえばOKです。自分は人見知りなんだと自分で言い聞かせている様なところもあったはずです。そんな思考を変えてみましょう。
自意識過剰を封印
大人の人見知りの人に最も多いのは「自意識過剰」です。そう言われて、あ!と気づきませんか?誰も何も言ったりしていないのに、自分は人から何か言われているかもしれないとか、見られているなどという自意識過剰の思考癖が、あなたを人見知りにしています。
「自分が思っているより他人に何か言われていたり、思われたりなんかしてない」ということを思考に焼き付けておきましょう。
自分から挨拶する
人見知りを克服する心の一番に自意識過剰がくるとしたら、行動の一番に来る克服法は「挨拶」です。自分から挨拶することはとても大事な事です。
人は黙っていると、何を考えているのかわかりません。機嫌がいいのか悪いのかすらわからないこともあるでしょう。でも、こちらから挨拶をすることで、相手に好意を持っていることを自然に伝えられますし、相手も自分を好意的に見てくれるようになるんですよ。そういう小さな行動の癖も、人見知り克服には大事な一歩になります。
いつしかその人の方から挨拶してくれるようになりましたよ。そんなことも大事なんですよね。
与える立場になる
「私、人見知りなんです」と言って、相手に自分を理解してもらおうとするより、自分が相手に何か与える立場になれればいいと言います。
例えば、初対面の相手と話す場面では、ちょっとした事で相手を褒めてみる。「さっきのスピーチ素敵でしたね」「いい香りしますね」など。
今までの思考では考えなかったことですし、最初はちょっと勇気がいるかもしれません。それでも、実際に一言話してみると、思いのほか簡単なことに気づくでしょう。今までと違う思考に自分を持っていく癖をつけましょう。
ありがとうと積極的にいう
たった一言のこの言葉、「ありがとう」がとても大事になります。ありがとうと言われて、誰も嫌な気持ちにはなりませんよね。素直に感謝を伝えてくれるこの言葉は、人の心に自然にはいってきてくれます。
そんな言葉だからこそ、自分から積極的に口にしましょう。
他人に対する偏見をなくする
人見知りの人に多い思考の一つとして、他人に対する偏見がネガティヴ思考を生み出し、不安になる要因を大きくしていることが多いものです。
本当はそうじゃないのに、人に対して勝手に決めつけた偏見を持つことをやめましょう。そうすることでネガテイヴな思考の癖から離れるようにすることが大事です。
見たり、話したり、触れたりする前から偏見で決めつけない!というのはおすすめです。私は今でも自己防衛本能が強い所があるんだけど、警戒しながらでもいいと思うんです。大事なのは決めつけない事。
セルフイメージUP
自分で自分のイメージを悪くしているのも人見知りの人に多い傾向です。他人から見た時の自分のイメージをUPさせましょう。次にまとめてみました。
・黙っている時も口元の印象だけで笑顔に近づけるために口角を上げる癖をつけましょう。笑顔でいることは周りの人にもいい印象を与えます。
・見た目の印象をよくするために、ファッションが今まで暗い色目のものばかりが多かった人は、ちょっと明るい色の洋服を着てみましょう。
・人と話している時は相手に興味があるという姿勢で話を聞きましょう。この人はちゃんと私の話を聞いてくれるということが伝わり、好印象になります。
自分から挨拶や話しかけられない人は、逆に話しかけられやすい雰囲気を持つことを考えましょう♪ちょっとしたことで見た目の印象や雰囲気って変えることができます♪
いかがでしょうか。長い間、人見知りだった自分の中身を急には変えられないのはみんな同じです。まずは、ちょっとできる自分の見せ方を変えるだけでもOKです。
克服する6つの方法のうち一つからでも始めてみましょう♪
人見知り克服の第一歩は?
人見知り克服のためには、急に自分から人に対して何かをするということではなく、まず第一歩としておすすめなのは、人が寄ってきてくれる、または話しかけやすい自分でいることを意識することです。そのポイントは次のような事です。
明るい雰囲気
洋服なども見た目の柔らかな雰囲気を色合やコーデで変えてみてはいかがでしょう。パンツばかりだった人もスカートをはいてみるとか、黒っぽいファッションばかりだったものを明るくて活動的な色や、柔らかな色のコーデにしてみるなど、出来ることから始めて見るのもいいですね。
見た目の印象も大事です。
話しかけられた時にそっけない態度をとられると、相手も次に自分から近づくのを躊躇してしまうかもしれません。
話しかけられやすい人というのは一般的に、やさしい雰囲気や話しかけた時に笑顔だったりします。そんな人に人は寄っていきやすいことを忘れずにいましょう。
話しかけやすい雰囲気を作るには、目元と口元が大事です。伏目がちで自信がなさそうな感じや口元の「への字」が印象が良くないので気を付けましょう。
聞き上手になってみる
自分から話をなかなか広げられない人は、聞き上手になってみてはいかがでしょう。聞き上手な人につい話したくなってしまうというのはあるもので、聞いてもらいたいという気持ちがその人のところに寄っていくという事にもなります。相手の話を興味深く聞く姿勢を身につけて、相づちも上手に使えるようになったらいいですね。
そうしているうちに少しづつ相手に慣れてきて、話を広げていけるようにもなるでしょう。
聞き上手のポイント
●相手の話を否定「でも~」などと言わない。
●相手の話を聞いている時に自分お話に変えてしまわないように注意する。
●相づちを上手に使う。
「うんうん、それで?」「へぇ~面白いね~」「どうして?」「それからどうしたの?」などと、相手の話しに興味があるという姿勢が大事です。
●相手の言葉に「同じ言葉の返し」で応えてみましょう。それによって相手が聞いてくれていると感じ、話を進めてくれるでしょう。
・「この間、浅草に行ったのよ~」「そうなんだ!浅草にいったんだ!」
・「ここのパンケーキがおいしくってね」「パンケーキおいしいんだ!」
など。
この様なことも実践してみるといいですね。
▼聞き上手」に関しての記事はこちらを参考にしてみませんか。
男女にモテる聞き上手な人の特徴★愚痴聞きのプロのテクニックとは?
人見知りは克服できるものです
本当の自分はそうじゃないはずなのに、人見知りのせいでなかなか思い通りの自分を出せないでいたあなた。
人見知りにも段階がありますが、多くの人はあなたと同じ様に人見知りの部分は持っています。みんな同じ、自分だけじゃないと思うと楽にもなれます。
克服法6つの中から何か一つ、始めてみませんか。
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