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子育ての大変な時期って?時期によって大変さが違うって本当?【2~3歳編】

 2017/04/06 ママ
この記事は約 22 分で読めます。 7,686 Views

「魔の2歳児」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?これって、日本独特の言い回しと思っていましたが、実は英語にも「Terrible Twos」という、同じ意味を持つ言葉があります。しかも日本には続きがあって「悪魔の3歳児」なんていうのもあります。

前回の【0~1歳編】では、世界共通の育児書なんてないと言いましたが、子供の成長過程は世界共通。以前の雷親父方式の育児から、最近では「褒めて育てる」といったやり方に変わりつつあります。

山川
堀越編集長!最近は褒め育ても甘やかしだと言う人が増えてきて、何が正解なのかわからないというママさんが多いってご存知でしたか?
bitomos編集長
あー、それってちょっとした誤解なのよ。そもそも褒め育ては欧米式の考え方で、根本的な考え方が正しく伝わってないからそういう誤解が生じるみたいよ。
山川
根本的な考え方?なんだか気になるワードですね。そこを知れば、迷えるママさんたちのお役に立てるかもしれないですね。ちょっと行ってきます!

誰でも悩む「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」

ただ寝ていただけの時期から、ハイハイ・つかまり立ちと活動範囲が広がり、おぼつかないながらも一人で歩いていた子供が、今やしっかりと自分の足で歩き、走り出したりもしている。

子供の成長ってすごいなぁと感心・喜びを噛みしめる一方で、体以外にも心の成長も感じ取れるのがちょうどこの頃です。そして、そんなに呑気に構えていられないのが「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」と言われれる所以です。

山川
2歳手前くらいからその兆候はあったんですが、2歳過ぎからなんでもかんでも「自分で!」が始まって。すべて5倍以上の時間がかかってしょうがないから「もうママがやる」「早くして」が喉まででてたなぁ。
bitomos編集長
わかるわかる。しかも忙しいときに限って言うのよね。出勤前の玄関で「自分で」が始まると最悪よね。
山川
そうなんですよ。でもやらせてあげたほうがいいって言うじゃないですか。なんでも練習だって。だからひたすら我慢です。
bitomos編集長
待ってあげる姿勢も大切だけど、本当に常に待つことだけが子供にとっていいのかな?そこが「甘やかし」につながる鍵な気がするけど。

イヤイヤ期突入「魔の2歳児」

今までは素直ないい子だと思っていたのに、突然すべてに「いや」と反発するようになった。親なら誰しも、この変化に戸惑いますよね。

しかし、この「イヤイヤ期」はすべての子供にとってやがて訪れる成長の証なんです。

自分の育児が失敗だったと思わないで

ご飯をたべないいつまでも遊んでいる物を投げるいちいち反抗する、などなど…数え上げたらキリがないほどの困ったを突然してくるようになった。周りの子はみんな静かでおとなしいのに、どうしてうちの子はこんなに言うことを聞いてくれないんだろう。

出産後からの自分の育児を振り返った時、ひょっとするとお腹にいるときからを思い返した時、たくさんの後悔を数えて自分を責めてしまわないでください。

子供が反発してくるのは、きちんと愛情を受け取った証拠です。どんなことを言っても受け止めてもらえるからこそ、子どもたちは思いっきり反発してくるんです。子供のイヤイヤ期は、それまでの愛情への答えなんです。

山川
喧嘩するほど仲がいいっていうけど、あれってお互い信頼しあってるから思ってることを言い合えるし、その後もきちんと関係は保たれますよね。子供も同じで、わがままをぶつけるのは甘えているからなんですね。
bitomos編集長
小さくても、自分を愛してくれているかどうかはわかるものなのね。

今こそ時間のやりくりと忍耐力が問われる時

 

イヤイヤ期の「自分で」は、心の成長とともに新しいことへのチャレンジ精神を育てるチャンスですもあります。この頃の子供は失敗を恐れません。むしろ「失敗ってなに?」位の気持ちであらゆることに挑戦したがります。

様々な経験を積んで、たくさんの刺激を受けて「言葉」や「感情」を学びます。学んだことを実践したいのにまだできない、できないことや思いを言葉にしたいのにうまくいかない、このジレンマが癇癪として現れるので、「魔の2歳児」の間は、できる限りお子さんの気持ちを尊重してあげましょう。

家事の時短
洗濯はタイマー予約で朝一に干す
買い物は週に一度まとめ買い
掃除は子供と一緒に遊びを兼ねて
お昼寝タイムは自由時間

家事にも色々と種類がありますが、子供とできることは一緒にやってあげることで家事と遊びが同時にできます。

ホコリ取りブラシを子供に持たせ「フキフキしてきて」といえば、子供は大喜びで家中をぴかぴか(?)にしてくれます。買いだめておけば何度もスーパーに行く必要がなく、子供からの「買って買って攻撃」を受ける回数も少なくて済みます。

この時期の子供は「できた」「できない」をたくさん吸収します。「できた」が多い子は、大きくなっても完了を想像することができますが、「できない」が多かった子は諦めやすい傾向にあると言います。どんなことでも、子供の「チャレンジ精神」は受け止めて、きちんと評価してあげてください。

bitomos担当部長
子供がぐずりだしたら抱えてったらええやん。
山川
ナガイ部長!まぁ最終的にはそうなりますよね。子供ですからね。
bitomos編集長
二人共甘いわね。悪魔の3歳児は、そんな考えじゃやってられないわよ。

イヤイヤ期最終形態「悪魔の3歳児」

所詮子供のすること、なんてのんきに構えているととんでもないことが起こるかもしれません。2歳と3歳をわざわざ分ける理由、知ると今2歳の子供のママたちは今が楽に感じると思います。

3歳児のイヤイヤには裏がある!

1歳半頃から始まったイヤイヤ期も、3歳になるとその凄まじさは最高潮!戦争映画なら、まさに敵地で激戦中☆といったところでしょうか。3歳独特のイヤイヤの理由をしっかりと知っておきましょう。なぜなら「魔の2歳児」と「悪魔の3歳児」は、その対応が全く違うからです。

2歳と3歳の違い
『魔の2歳児』思いや行動がうまく伴わないために癇癪を起こす
『悪魔の3歳児』理解した上で自分の思い通りにしたくて癇癪を起こす

この違い、わかりますか?

2歳児は、うまく伝わらないことに対して癇癪を起こすので、落ち着いてからじっくりと話を聞いてあげて、一つ一つ気持ちを汲み取ってあげることが重要です。しかし3歳になると自分でできることが増えます。着替えや靴も一人で履けるし、言葉で思いを伝えることもできます。

ではなぜ癇癪を起こすのか。より自分のやりたいようにするためなんです。つまり悪いとわかってやっている」ということ。3歳時のイヤイヤに対して気持ちを汲み取ってその通りにしてあげることは、逆効果になることも。

bitomos編集長
知恵もついてきた3歳児を抱えて強制退去なんてしたら「助けて~」なんて叫ばれることもあるのよ。周りの私を見る目は虐待か誘拐かってとこね…。2歳のときとは違う対応が必要になるのよ!
bitomos担当部長
そんなことになるんか。そら恥ずかしいなぁ。
山川
さすが堀越編集長。経験者の言葉はやっぱり違いますね。では、悪魔と言われる3歳児への対応ってどうするんですか?
bitomos編集長
対我が子専門のネゴシエーター誕生よ♡

3歳児とは本気で口喧嘩できる

言葉の理解が難しい2歳と違い、きちんと理解できる3歳に対しては、シンプルに、そして矛盾がないように伝えてあげましょう。矛盾のある言い聞かせの例です。

公園で遊具や切り株などのちょっとした段差から飛び降りて見せる男の子と、それを「すごいね~」と褒めているママがいます。二人が自宅に帰り、男の子はこたつテーブルに上がって飛び降りようとしています。そこでママが「危ないから飛んじゃダメよ」と言いました。

さて、どこに矛盾があると思いますか?それは、こたつテーブルから飛び降りるのを禁止した理由ですね。

公園では許していたのに、家のテーブルはどこが危ないというのでしょうか。ここで矛盾なく注意するなら「テーブルは食べ物が並ぶ場所だから足で上がらないで」ですよね。この違いを3歳時は見抜きます。だからこそ、その場限りでなく、きちんとした理由を説明してあげましょう。

bitomos担当部長
相手子供やろ?そんな細かいこというか?そもそも気づくんか?
山川
あぁ、でも確かに子供だってこと忘れて、本気で腹が立つ物言いとかしてきますね。しかもめっちゃ細かい。重箱の隅を突くみたいな指摘するかも。
bitomos編集長
そうよ。それに口は立つけど分別がないから、外で色々と言ってくれて本当に恥ずかしいのよ…。
山川
堀越編集長、何言われたんだろう…。

甘えと甘やかしはきっちりと分けて

3歳時のイヤイヤが全てわがままだとは言いません。甘えさせてあげることが一番ですが、そろそろわがままからも卒業させてあげないといけませんよね。そのためには、お互いルールを決めると言うのはどうでしょうか。

ルールの例え
『買い物中』店に入る前に「おかしはダメ」「今日は1個だけ」などの約束をし、守れなかったらすぐに帰る
『ご飯を食べない』時間を決めて、その時間をすぎるようなら下げてしまう(もちろんおやつもなし)

何かをやろうとしている「チャレンジ」と、要求を押し通そうとする「わがまま」は、混在しているようでいてよく見ると違います。3歳児は、話せば理解できます。何度も何度も説明をして、イヤイヤでは物事は思い通りに運ばないことを学習させてあげましょう。

「悪魔の3歳児」との交渉術

言葉の理解があるとは言え、大人と同じような声がけや言い回しではなかなか伝わりにくいものです。そこで、3歳児とのやり取りが少しでもスムーズになる「交渉術」を伝授しちゃいます。

遊び心をくすぐる「タイムアウト術」

○○時まで△△しよう!
短い針が3に来るまで遊ぼう!
アンパンマンのマーチが流れたらお片付けしよう!

ちゃんとした時計の読み方はまだでも、長い針と短い針の違いはわかります。また今は携帯にタイマー機能もついているので、これらを使って遊びながら時間内に収めるということをしていきます。自分の希望を叶えてもらった満足感から、少しづつでも我慢ができるようになるとともに、時間内で行動すると言うのは、小学生に向けての練習にもなります。

メリハリもしっかり「仏の顔も三度術」

ダメなものはダメ!はダメ!
優しく言っても聞いてくれないなら口調をキツめにしっかりと伝えます
ただしそのときに「ダメなものはダメなの」ではわからないので、理由はきちんと説明を

友達のおもちゃを横取りする、危険な遊びをやめないなど、「やめなさい」と言っていることを何度もやるのが3歳児です。ですが「何度言ったらわかるの」「ちゃんと聞いてたの」は、言うだけ無駄です。むしろ言うほどにイライラが募るのでやめましょう。余計な言葉はつけずに、きっぱりといけないことは教えましょう。

押してダメなら引いてみろ「ネゴシエイト術」

コレをしたらアレをしよう!
片付けが終わったらおやつにしよう
パジャマに着替えたら好きな本を1冊よんであげるよ

意志の疎通ができるからこその方法です。ただし、やり過ぎるとご褒美がないと言うことを聞いてくれなくなるので、使い所は十分に注意が必要です。

頭に登った血は下げよう「クールダウン術」

どうにもならない時もある!
部屋の安全を確認して10分トイレに籠る
特にどこを洗うわけでもないが頭から熱めのシャワーを浴びる

いくら言葉が通じるとはいっても、時にはどうにもならない時もあります。そんなときは一緒になってパニックになってしまわないよう、子供の安全だけは確保して一旦離れてみるのも方法です。一息ついて、余裕が生まれてから再チャレンジです。

 パパは育児参加してますか?

3歳だとある程度自分のことができるようになってきます。すると、細かいお世話が不要になってくるのでパパと一緒に遊ぶこともできるようになりますね。むしろ体力がついてきたことを考えると、日中パパにしっかり遊んでもらったほうが夜ぐっすり眠れるかもしれません。

山川
ナガイ部長のところ、確かお子さんはまだ小さいんじゃなかったでしたっけ?
bitomos担当部長
一番下が1歳や。めっちゃ可愛いで。
山川
ではちょうどいいので、私の友人ナオキさんと一緒にちょっとお話を伺わせていただきます。

Q1 育児に参加してますか?

bitomos担当部長
うちは嫁さんが専業主婦やから、参加というかサポートをしてるに近いかなぁ。役割分担というよりも、気がついたときに手伝う感じやな。
ナオキさん
はじめまして、3歳の娘の父です。僕も育児は母親に勝るわけないと思っているのでサポーターです。ただし、完璧なサポートを目指して日々精進してます!
山川
ナオキさんは友人の間で「奥さんLOVE」で有名なんです。すべてが奥さんの喜ぶ顔に直結している人なので、それを踏まえて彼の意見は聞いてください。

Q2 ではどんなサポートをしていますか?

bitomos担当部長
着替え、風呂、オムツ、寝かしつけ、他色々できることは手伝っとるよ。
ナオキさん
そうですね。僕もできることは手伝ってます。あとは、食事の用意とか買い物とかも僕がやります。夜は奥さんのマッサージも日課ですね。やっぱり一日働き通しで疲れがたまってると思うんで。
山川
君こそ一日会社で仕事してるんじゃないんかい。まぁ幸せならいいのかな…。

Q3 子供とのふれあいに喜びを感じますか?

bitomos担当部長
もちろん!普段は母親になついているのに自分を頼って来てくれたときや、ふとした時子供の優しい部分や成長を感じると嬉しく思うし、そんな時父親を自覚したりするなぁ。
ナオキさん
僕は子供と奥さんから「パパ大好き」って言われたら、もうそれだけでなんでもがんばれますね。僕はちゃんとパパとして認識されてるって感激しちゃいます。聞いてくださいよ、この前なんて奥さんから…
山川
はい、お二人ともご協力ありがとうございました!(やっぱり部長だけにお願いしたほうが良かったかなぁ)

気になるおむつ事情

2~3歳となると、イヤイヤ期の他に気になるのが「トイレトレーニング」ですよね。お友達がオムツが取れたと聞くと、ママとしてはうちの子も…なんて焦ってしまったりしますよね。でも、そこはちょっと落ち着いてください。

無理強いは絶対にダメ

2歳になったらトイレトレーニングをなんてたまに聞きますが、コレを鵜呑みにしないでください。排泄は自然現象なので、大人になっても1日トイレに行かない、1時間おきに出す、などとコントロールなんてできませんよね。

今までは当たり前にオムツにしていたのに、ある日を堺にそれは間違っていると言われたらどうでしょう。お箸や道具を使って食事をしていたのに、本来は手づかみだと言われたら、あなたはなんの抵抗もなく食事ができますか?オムツを外す衝撃とは、子供にとってはそれ以上かもしれないんです。

山川
オムツの中で用を足して汚れたらきれいに拭いてもらえるのが当たり前の子供にとって、「トイレでの排泄」は当たり前ではなく新しいチャレンジなんです。大人だって初めてのことは不安だし失敗もしますよね。

気がのらないときに無理強いされても、よく思えないのと同じです。今までの常識を変える大きな変化を乗り越えようとしている、子供の頑張りを見守ってあげてください。

スムーズになんて行くわけがない

 

そもそも生まれてずっとオムツ人生を歩んできたんです。「はい、今日からトイレでおしっことうんちしてね」なんて言われてできたらそっちのほうが驚きですよね。一日で外れた、外れてから一度も失敗はない、そんな成功例ばかりを聞くので不安になるのかもしれませんが、大抵は、できたと失敗の繰り返しです。おしっこはできたのにうんちはまだ、なんてざらにあります。

ちょっと厳しいことを言いますが、今までオムツでしていいよと許してきたのは私達親ですよね。そしてトイレトレーニングも親の希望ですよね。

親の都合をその都度子供に押し付けて、失敗したときだけ子供を責めるんですか?そんな理不尽な扱いを自分が受けた時、どう思うでしょうね。

bitomos編集長
わが子が2歳の頃にはやっぱり私も焦って怒ってしまったけど…子供は子供なりに頑張っているのよね。結果ばかりに目が行きがちだけど、その過程をきちんと評価してあげないといけないってことよね。
山川
過程の評価ですか。あまり子育てにおいて聞かない言葉ですね。結果に対してどうするのがいいかという話はよく聞きますが。
bitomos編集長
そこが最初に言った「根本の違い」にも繋がりそうね。

隣の芝生もたいがい!?先輩ママのアドバイス

自立が芽生え始める第一次反抗期の2~3歳は、子供の成長過程において重要なときだというのはわかりましたが、なるべくならお互いに穏やかに過ごしたいものですよね。そこで先輩ママたちはどのようにその嵐をやり過ごしたのか、今回は外国のママも仲間に入れてお話を聞いてみました。

山川
2歳から3歳までのイヤイヤ期で、印象に残っていることを教えてください。
27歳Dさん(6歳の女の子のママ)
「イヤイヤ期なんて思い出すのも辛い」と当時は思ってたけど、今になるとなんとなく笑い話なのよね。娘は言葉が出るのが遅くて、2歳までほとんど何も言わなかったのに、突然喋りだしたと思ったら止まらなくて。

女の子だからなのか、まぁ口が立つもんだから3歳児と本気で口喧嘩したね。あのときは母娘じゃなくて、完全に女同士だった。今でもあるけどあの頃ほどじゃないかな。

40歳Eさん(8歳と5歳の男の子のママ)
女の子いいなぁ。なんだかんだ言っても女同士って憧れる。うちは男2人だから、ポップコーンみたいにはじけ飛んでどっか行っちゃうのよ。何考えてるのかもわかんないし、もう別の生物みたいだった。未だに下の子が楽しんでることの半分も意味がわからない…
山川
たしかに男の子って未知ですよね。楽しいポイントとか遊び方とか、いちいち???が浮かぶことばっかりしてくれますからね。
40歳Eさん(8歳と5歳の男の子のママ)
そうなのよ。だから2~3歳なんてほんとに怪獣飼ってるみたいだった。全くこちらの考えが伝わらないの。今だってちょっと目を離すとろくでもないことしかしないし。いつになったら一人前になってくれるんだか。
30歳Fさん(5歳の男の子のママ)
あの、ちょっといいでしょうか。私の国との育児の考え方の違いが気になったので。
山川
Fさんはアメリカ出身で日本との子育てとのギャップに驚きがあるんですよね。
30歳Fさん(5歳の男の子のママ)
日本の母親ってどうしてそんなに頑張れるんでしょうか。パートナーはもちろん、シッターを頼んだりもしないですよね。子ども自身への手のかけ方もすごくないですか?私の国では、子供はみんなで育てるもので、子供自身ももっと意見をだしますよ。
27歳Dさん(6歳の女の子のママ)
子供が意見?それはもっと大きくなってからじゃなくて?
30歳Fさん(5歳の男の子のママ)
小さくても意見しますよ。言葉以外に態度や泣き声もそうです。大人は子供を保護しますが、関係は対等であるべきです。きちんと子供の意志を汲み取らないとコミュニケーションが取れません。
40歳Eさん(8歳と5歳の男の子のママ)
泣き声が言葉の代わりかぁ。赤ちゃんのときは一生懸命泣き声を聞いていたのに、話しだした途端に言葉以外の意志を汲み取ることを忘れてたかも。
ナオキさん
そうですよ!日本のママ達は本当に頑張ってるんです。立会い出産で僕は感動しました。命の誕生の素晴らしさと産み落とす母の愛!これほど素晴らしいものはないです。
山川
ちょっと!もう帰っていいんだって!
27歳Dさん(6歳の女の子のママ)
なになに?ちょっといいこと言ってくれるわね。あっちでもう少し話しましょうよ。
山川
え?あの、ちょっと…あぁみんな行っちゃった…

「褒める」とはその個人を認めてこそ活きてくる

2~3歳は、その自我がはっきりと芽生え自分を全面的にアピールしてくる時期です。今まで親の思った通りに進められた物事が、本人がそれに異論を唱えてくることで面倒も増えるでしょう。腹の立つこともあるかもしれません。しかしそのときに、怒鳴ったり、ましてや力で押さえ込むような方法は取らないでください。

自分の考えを他人に伝えようとしている、そんな成長の現れなんです。上手に伝えられないなら、どうすれば伝わるのか教えてあげてください。うまく言葉が出てこないなら、他の方法で一生懸命伝えようとしているその仕草を読み解いてあげてください。

そして、その一生懸命さを認めてあげてください。伝えることはとても大切。伝わらなくても、その姿勢がまずは重要なんだと、子供に優しく教えてあげてください。その上で、言わんとしていることが上手に表現できた時、思いっきり褒めてあげてほしいんです。

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山川聖子

山川聖子

3人の子供たちに翻弄されながら、嵐のような日々を過ごすアラフォー主婦です。
専業主婦をしてはや10年。
世の中の流れから完全に取り残されたことに最近やっと危機感を覚え始めたオトボケモノで、今必死で情報収集しております。
そこで集めた情報が、少しでもわかりやすくお伝えできればいいなと思っています。⇒詳しいプロフはこちら

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