母の育児は24時間。ストレスを認めることで子育てが面白くなる!
この記事に辿りついたあなたは、もしかして今育児から逃げ出したい気持ちではありませんか?筆者もシングルマザーとして息子を育てているので、子育ての疲労は痛いほどわかります。そして、今も尚奮闘中です。我が子が天使のように可愛く見える日もあれば、可愛い笑顔すら悪魔の微笑みに見える日があります(笑)
「もう子育てなんて辞めてしまいたい!」と何度叫んだことか…。そんな経験談や、チャイルドマインダーの資格取得の際に学んだ「子育て」について、独自の視点から追及していきたいと思います!見方が変われば、子育ても楽しく出来るかもしれません。筆者と一緒に勉強していきましょう♪
本日は二人のお母さんゲストにお越し頂いてます♪
Contents
お母さん業は24時間体制
お母さん業は休む暇がありません。育児に家事に大忙し。会社で働いていれば仕事の評価が得られますが、お母さん業はどうでしょう?誰からも評価されないどころか「お母さんなんだから当たり前でしょ」と思われるのもしばしば。そんな「お母さん業」の疲労とストレスの原因を少し見ていきましょう!
生活はほぼ子供のペース
独身時代は自分の好きな事を自由に出来たと思います。友達と出かけたり、恋人とデートを楽しんだり、趣味に時間を費やしたり…。ご飯だって自分が食べたい!と思う時に食べたかもしれませんし、眠たいと思えば自分次第で眠ることが出来る。
子供が産まれてからは、今まで当たり前に出来ていたことが難しくなりますよね。「ご飯作って食べさせなきゃ」「お風呂入れなくちゃ」「もう寝かせなくちゃ」と、とにかく子供のペースで過ごすことになります。1人なら捗る事も子供がいることで数倍の労力が必要になったり。
お子さんが小さければ小さい程「ちょっと待って!」が通じません。これは愛する我が子だから出来ている事ですが、相手のペースで生活するって自分が思っているよりも疲れるんですよね。
自分のことなんて後回し
ほぼ子供のペースで生活をすることになるので、自分の事なんて後回しです。ちょっとコーヒーでも飲みたいなってお湯を沸かしても結局飲むに至らず…なんてこともよくあります。筆者は子供が2歳ぐらいまで自分のご飯をどのタイミングで食べていいのか分からず、一日一食食べるのもやっと。
生活だけに留まらず、自分の用事ややりたい事はどうしても優先順位が下がってしまい後回しになってしまいます。自分に満たされるものが無いとどうしてもストレスは溜まってしまうもの。「そんなのお母さんなんだから仕方ないでしょ」と言われることもありますが、お母さんだって同じ人間。疲れもストレスも溜まります。
睡眠もままならない
https://twitter.com/saganotomo/status/834150700451917824
こんなツイートも見つけました。そう。周りのお母さんが余裕で子育てしてると、こんな気持ちになってしまいますよね。
https://twitter.com/sayapyooooon/status/673147996901511168
このツイート…。筆者はとても共感出来ます。息子の事可愛く思えなくなったことあります。
皆さん睡眠時間はしっかり取れていますか?ここは人によって差があると思いますが、夜泣きをする子だと眠るなんて夢のまた夢!ぐっすり眠ってくれる子が羨ましく感じてしまうことも。夜泣きだけではなく、育児と家事・仕事を両立している人も睡眠時間を削らなければならない人も多く居ます。
やっと眠れる…と思った瞬間に子供が起きたりすると、ぐったりしちゃいますよね。睡眠をしっかりとれないと疲れも取れないですし、頭も働きません!これが原因でイライラしてしまうことも多いです。筆者は未だに睡眠がしっかりとれていないので辛い部分。
睡眠時間をたくさん取る事は難しいかもしれませんが、熟睡できれば少し体が楽になります。熟睡できる方法について詳しくかかれている記事がありますので、参考にして下さいね!
眠りたいのに眠れない!誰でもストンと熟睡できる7つの不眠対処法子育てに疲れてしまう精神的要素
お母さん業は主に肉体的疲労などが思い浮かぶと思いますが、実は子育てに直接的に関係がない精神的な要素も育児ノイローゼに繋がると言われています。その要素を3つ取り上げてみました。
1:社会からの離脱
結婚や出産を期に仕事を辞め、家庭に入る方も多いですよね。むしろ「専業主婦が夢です♡」という方もいらっしゃいます。しかし、いざ家庭に入ってみるとどことなく孤独を感じる人も多い。自分が社会に出て働いていないことに、強い離脱感を感じてしまう人もいるのです。
何となくですが「社会に必要とされていない」という感覚に陥ってしまうのです。決してそんなことはないのですが、家庭に入ることで、見える世界が狭まるという表現がしっくり当てはまるでしょうか。
一見子育てとは関係なさそうですが、こういった疎外感は精神的に辛いものがあり、決して無視出来ない要素だと考えます。
2:やりがいと達成感の喪失
社会へお勤めに出ると、自分の仕事(役割)があり、その業務を全うすることへやりがいや達成感を感じるでしょう。子育てはどうでしょうか?やりがいが無いとは言いませんが、達成感は無いかもしれません。ゴールの見えない母親修行ですよね。
だって…。家事や育児って終わりがないじゃないですか!やっと部屋が片付いた…と思っても、すぐに散らかす天才が家にいるわけです(笑)そうなってくると家事をする意欲も価値も見いだせなくなるかもしれません。子育てに限らず、ゴールが見えない(無い)ものに対してすごく疲れてしまうものですよね。
3:身近に頼れる人がいない
現代で多いのが、身近で子育てに関して頼れる人がいない。家族が近場に住んでいないだけではなく、夫の仕事が忙しくなかなか育児参加してもらえない。(したくても出来ない人も含め)まさにワンオペ育児。
何でも「自分がやらなきゃ」「私が頑張らないと」と言っているお母さん。気を強く保っているつもりでも、内心はとても不安だし、出来る事なら誰かに頼りたい。これを読んでドキッとした方もいるのでは?
▼ワンオペ育児に関してはこちらの記事に詳しく書いてあります。筆者もとても感銘を受けた記事ですので、是非読んで見て下さい。
ワンオペ育児は専業主婦こそ危険!限界になるその前に考えたいことまずはストレスをストレスと認めよう!
育児の疲れやストレスに対し「お母さんだからもっと頑張らなくちゃ」と自分に言い聞かせ、ストレスをストレスと認めていない人が多く見受けられます。「我が子が可愛いから頑張れる」とよく言いますが、もちろん我が子は可愛いですし、それが活力でもあります。
でもちょっと自分に無理をしていませんか?ここからは自分の心に正直になって読み進めて下さい。
お母さんは神ではない
筆者はよく人間観察をするのですが、世の中のお母さんは本当にすごいな~!って思っています。ママ友のお宅に遊びに行くと、部屋がすごくキレイだったり、子供に対して余裕な対応をしていたり…。爪の垢を煎じて飲ませて頂きたい!と思うほど。
つい自分と比べてしまっては、落ち込み…。そんなママ友を見てうちの息子が「○○ちゃんのママみたいなお母さんになって~」と言われて大打撃を受けたり。そういった事が続くと、「お母さんは完璧じゃなきゃならない」と自分で自分を追い詰めてしまうこともあります。
これはただの筆者の感じたある一部の例ですが、お母さんは何でも出来なきゃダメ!って感じている人たくさんいると思うんです。「こんなことで疲れていたらダメだ」とか「お母さんは弱音を吐いちゃダメ」とか色々と自分に押し付けているお母さん像があるのではないでしょうか。
お母さんは神様でも仏陀様でもありません。人それぞれ得意不得意があるのです。元々掃除や料理が得意なお母さんもいれば、その逆に苦手な人も居る。家事は苦手だけど天才級に子供と遊ぶ人もいますよね。苦手な事があって当たり前。お母さんは完璧じゃないので自分に課しているノルマを少し下げてあげて下さい。
人間なのでストレスも感じます!
当たり前ですが、世の中を生き抜く上でストレスは感じます。それが仕事であったり、対人であったり、金銭的な悩みであったり。大なり小なり、みんなストレスは感じているんですよね。じゃあお母さんはストレスを感じないのか?答えはNOです。
お母さんも同じ人間なので、ストレス溜まります。ストレスの感じ方は人によって違いますよね。ストレスを感じる部分も人それぞれ。人と差があって当たり前なのですが、ストレスを感じている自分に罪悪感を感じていませんか?ここが一番重要だと筆者は考えます。
「今自分はストレス溜まっているのかも。ちょっと休まなくちゃ」と思えたらどうでしょう?ストレスの解消法を見つけて、ストレスフリーを目指しますよね。ストレスを自分の中でなかったことにしてしまうと、ただ不満が募る一方です。まずはストレスをストレスと認めてあげましょう。
気分転換も仕事の内
ストレスを認識したら気分転換をしてみましょう!これは子育てを放棄するわけではありません。子育ての体力と気力を補うために必要なんです。なので、気分転換もお母さんの仕事の内!
家族などに協力して貰って、羽を伸ばしてみてはいかがでしょうか?友人とショッピングや映画を堪能するのも良いですし、親に頼れるなら夫婦でデートなんかも良いですよね♪自分の好きな事、楽しいことをするのです。普段は子供の喜ぶ顔の為に一生懸命頑張っているのだから、その日は自分の笑顔のために活動してください。
かと言って、なかなか気分転換を行う時間を作れない人もいますよね。夫の仕事の関係で頼むことが出来なかったり、親などの家族が遠方で物理的に難しい場合も。筆者はシングルマザーな上に、家族はいないので誰に頼むことも出来ません。
そんな時はお子さんが保育園や学校へ行っている時間を使ってみたり、普段の生活で取り入れられそうなリラックス方法を自分で取り入れてみましょう。筆者はお風呂が好きなので、ちょっと贅沢な入浴剤入れて楽しんだり、ちょっと奮発して美味しい物を食べながらDVD鑑賞をしたりしてます。
あなたは今どんな気分転換がしたいですか?
涙活をして心のデトックス
涙活、要するに泣く事。あなたが最後に泣いたのはいつですか?ほんのちょっと涙した…ということはあるかもしれませんが、しっかり泣くことって大人になるとなかなか無いですよね。
12でも泣くことはとても良い事なんです。泣くことで心のデトックスが出来ると言われています。ストレスや心のモヤモヤを吐き出すというイメージですね。
筆者は定期的に涙活を行っていますが、本当にスッキリします。小さいころから泣くことが少なかったのですが「泣いてこんなにスッキリするならもっと泣いておけば良かった」と今では思っています。子育ての疲れやストレスなどのリセットに是非涙活を取り入れてみて下さい!
▼でもいきなり泣くなんて難しいですよね。涙活についてや、涙活に持って来い!の映画をこちらで紹介されていますので、参考にしてみて下さいね♪
泣ける映画で涙活!邦画でできるデトックス&リフレッシュ視点を変えれば子育てが面白く見えて来る
ここまではお母さんの視点で記事を書いてきました。ここからは、子供の視点になってみましょう!視点を切り替えると、子供が見えてる世界観が面白くてたまらないですよ♪
子供にとって目の前にあるモノは全てが遊び道具
育児をしていく中でよくあるのが「片づけている横で散らかしている」。お母さんとしてはもうぐったりしちゃう状況ですよね。「せっかく片づけたのに~…」と肩を落としてしまうこと、筆者もあります。
でもこれは子供が色々な事に興味を持っている証拠。これはどう遊ぶのかな?など好奇心が行動に現れています。筆者の息子は台所から普段使っている鍋やフライパン、お玉などを出してミニカーを調理していたことがありますよ。これは大人の真似をして学習しているんです。
お風呂に溜めたお湯にたくさんのバスタオルを浸して、洗濯していたことも。おもちゃ箱をひっくり返して足の踏み場もないのは日常茶飯事。叫びたい気持ちになりましたが、息子の目はキラキラしてました。「どんな楽しい事が待っているのだろう?」と言わんとばかりに。
子供をよく観察していると、大人では到底思いつかない遊びを編み出します。これは発想力と考える力を鍛えているのです。今目の前にある全てのモノが、子供にとっては夢広がるワンダーランド。片づけるのはちょっと大変ですが、子供の目線になって一緒にワクワクしてみて下さい。
真似をしたい!って好奇心もあるよね。どうやったらお母さんと同じように出来るかな?って考えるのも一種の学習かも♪
人間本来の本能に生きている
子供は本能のままに生きようとします。よく「お腹が空いたら機嫌が悪くなる」「眠たくなったらぐずる」などの行動が見受けられますが、人間は栄養を取らなければ生きていけません。大人になれば多少空腹でも我慢できますが、これは「あとで食べられる環境がある事を知っている」から。
お赤ちゃんや子供はどうでしょう?お腹が空いたら今すぐ食べたい!ってなりますよね。頭で理解できることが少ない子供は、その本能のまま行動に移します。眠たい時もそうです。人間寝る事で体力を補い、疲労を回復します。
大人はどのぐらい活動すれば疲れるかを予測できるので、無意識に体力を温存しますが、子供は起きている間いつも100%の体力を使って遊びます。当たり前ですが、疲れますよね。なので、本能で寝て回復をしようと試みるのです。
ちなみに子供と同じように大人が全力で遊ぶと、ある一定の時間で死ぬ可能性があるとチャイルドマインダーの先生が言っていました。(何分か何時間かちょっと忘れてしまったのですが…)まだ体力の加減が出来ない子供は本能を使って成長していると言えるのではないでしょうか。
世界は自分の為に回っている
3歳ぐらいまでのお子さんは、自分を中心にして世界が回っていると思っています。要するに大人の目には、ワガママな子と映るでしょう。「だって○○なんだもん!」「いやだ!○○やりたくない!」など、自由奔放に生活している事が多いですよね。
これはまだ環境によって影響される(学習する)部分がまだ少ないから、自分の事しか考えられないのです。「もう~…どうしてわかってくれないの~?」と嘆くお母さんはたくさん居ますが、実は致し方ないこと。お母さんも、オモチャもご飯も…全部、自分の為に存在しているモノだ!と認識してるんです。
どんどん環境から学習して、人の気持ちを考えるようになったり、どうしたら上手くいくのかな?と考えるようになっていく。今ある全てのモノは自分の為に存在している!という視点で子供を見たら、納得がいくこともあるし、ものすごく面白いですよ♪
育児に疲れるのは当たり前!だからこそ子育てを楽しもう!
今回はお母さんの育児ストレスや疲れを中心に、子供の成長について書いてきました。子育ては並大抵の体力と気力では乗り越えられない事もあります。だからこそ、お母さんも休まなければいけない。ストレスを感じている自分を素直に受け止めていく事で子育てに余裕が産まれると筆者は考えています。
子供の目線になってみると、見えている全ての世界が面白い事で溢れている事に気づけます。気負いせずに子育てを楽しんでいきましょう♪
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