女性の更年期障害の多様な症状!辛さを改善する4つの薬も紹介!
更年期障害で苦しんでいる女性、多いですよね。あなた自身やあなたの周りの大切な人が、更年期障害で悩んでいませんか?更年期を迎えた多くの女性が更年期障害に悩まされているのが事実です。
この更年期障害、なったことがある人にはわかると思いますが、とても辛い症状ばかりです。今回はそんな更年期障害はどんな症状が現れるのか、改善するためにはどんなお薬が効果的なのか、解説していきます。
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更年期障害の原因
ではまず、どうして更年期障害になってしまうのか、その原因から見ていこうと思います。更年期障害の大きな原因として、女性ホルモンである「エストロゲン」が関係してきます。
画像引用元:箱嶌医針堂
女性の卵巣でエストロゲンは分泌されて、30代の半ばで分泌のピークを迎えるようになっています。そこからは加齢に伴ってどんどん卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌も減っていくのです。
更年期というのは閉経した45~55歳くらいの間のことを言いますが、40代半ばになるとエストロゲンの分泌がガクッと減ってしまうのです。この急激なエストロゲンの減少により起こるのが「更年期障害」です。
更年期障害の症状
このように、加齢に伴ってどんどん卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌が減少することで更年期障害の症状が出てくるということが分かりました。そんな更年期障害の症状には
- 気分が落ち込む
- イライラする
- 無気力になる
- 不安感が出てくる
- 憂鬱な気持ちになる
- 集中力が低下する
- 眠れなくなる
- のぼせた感じがする
- 発汗
- 冷え
- 動機が起こる
- 息切れする
- 肩こり
- 頭痛がする
- めまいがする
- 疲労感がある
- 吐き気がする
- 腰痛
- 関節痛
というように、実に多様な症状があります。体に現れる症状としてはのぼせたり、汗が止まらなかったり、動悸がしたり頭痛やめまい、疲れが取れないなどの症状があります。
体の不調はもちろん辛いのですが、厄介なのが心の症状です。気分が落ち込んだり、イライラしてしまったり、不安感があったり、不眠になったりと、鬱病のような症状が出てきてしまうのです。
▼更年期の症状でも頻発することの多いめまい。こちらの記事で詳しく解説されています。
更年期のめまいの対処法は?原因や種類別の症状についても徹底解説
更年期障害に効果的な薬
更年期障害の治療に使われるお薬には
- 女性ホルモン製剤
- 漢方薬
- 自律神経調整薬
- プラセンタ製剤
の4つがあります。
1.女性ホルモン製剤
まず1つ目は、女性ホルモン製剤を使って、急激に減ってしまったエストロゲンを補充します。これはホルモン補充療法(HRT)と呼ばれる治療方法です。
エストロゲンだけを補充していると、子宮から出血するなどの副作用がでたり、子宮がんのリスクが高まることがあるので、プロゲステロンというホルモンも一緒に投与する必要があります。
2.漢方薬
緩やかに、時間をかけて更年期障害の症状を改善したい人や安全な方法を取りたいという人には漢方薬を使うことをおすすめします。
画像引用元:ひもんやwebたより
更年期障害に効果がある代表的な漢方薬には
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 加味逍遙散 (かみしょうようさん)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
があります。この3つの漢方について以下で詳しく説明していきます。
当帰芍薬散
当帰芍薬散の効果は、全身の倦怠感・手足の冷え・頭痛・めまい・耳鳴り・肩こりの改善です。体力が低下していたり、貧血気味の女性に使われます。
加味逍遙散
加味逍遙散の効果は、肩こり・頭痛・めまい・上半身の灼熱感の改善や、不眠やイライラなどの精神症状の改善です。虚弱体質で疲れやすい人に使われます。
桂枝茯苓丸
桂枝茯苓丸の効果は、頭痛・肩こり・めまい・のぼせ・足の冷えの改善や、下腹部の抵抗や圧通にも効果的です。体力がある人に使われます。
3.自律神経調整剤
女性ホルモン製剤が使えない人でも使えるのが自律神経調整剤です。更年期障害の影響で自律神経が乱れてしまうことがあります。自律神経が乱れることで起る症状を改善するのが自律神経調整剤なんです。
更年期障害に効果的な自律神経調整剤はガンマ-オリザノール製剤です。ガンマ-オリザノール製剤には
などたくさんありますので、病院に行って最適なものを処方してもらうようにしましょう。ちなみにこのガンマ-オリザノールを含んでいる市販薬もあります。それがアリナミン®EXプラスです!
【第3類医薬品】アリナミンEXプラス 270錠
▼アリナミン®EXプラス
¥ 5,827(2017年5月11日現在)
4.プラセンタ製剤
更年期障害の治療薬としてプラセンタ製剤もあります。プラセンタって美容に良いっていうイメージがあるかもしれませんがプラセンタ製剤の1つであるメルスモンは元々更年期障害を治療するために作られたお薬なんです。
参考記事⇒プラセンタ注射の効果を実感!でも副作用や保険適用はどうなの?
更年期障害に効果的な市販薬も
もちろん病院に行って相談するのが一番いいのですが、病院に行くほどではないけれど辛いという時には市販薬を使うという方法もあります。
命の母A 840錠
【第2類医薬品】命の母A 840錠
▼【第2類医薬品】命の母A 840錠
¥ 3,230(2017年5月11日現在)
ツムラの女性薬 ラムールQ 140錠
【指定第2類医薬品】ツムラの女性薬 ラムールQ 140錠
▼【指定第2類医薬品】ツムラの女性薬 ラムールQ 140錠
¥ 1,480(2017年5月11日現在)
ルビーナ 180錠
【第2類医薬品】ルビーナ 180錠
▼【第2類医薬品】ルビーナ 180錠
¥ 2,081(2017年5月11日現在)
更年期障害がきつくなったら薬に頼ろう
更年期障害の薬について、いかがでしたか?更年期障害はとても辛いですが、紹介してきたように薬もちゃんと存在します。更年期障害になったからといってずっと何もせず辛い思いを続けるのではなくて、病院に行って相談してみることをおすすめします。
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